ENTUM23   作:マブラマ

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第134話 さくらみこの配信部屋の衝撃

2019年9月24日、さくらみこの自宅の配信部屋は、ピンクと桜をモチーフにした可愛らしい空間だった。壁にはホロライブのポスターや桜の花びら型の飾りが貼られ、机にはみこちのトレードマークであるサングラスや猫のぬいぐるみが散らばっている。部屋の中央に置かれたモニターには、『萌実の発狂シーン集』のサムネイルが映し出されていた。萌実がチェーンソーを振り回し、髪を振り乱す姿は、まるでホラーゲームのラスボスを思わせる迫力で、みこの小さな配信部屋に不穏な空気を漂わせた。

「にゃ、にゃんと!?これが噂の萌実ちゃんの『発狂シーン集』!?ぺこらから『めっちゃヤバいぺこ!』って聞いてたけど…サムネのチェーンソー、ガチ怖えにゃ!」

さくらみこは、桜色の髪を揺らし、猫のぬいぐるみをぎゅっと抱きしめながらモニターを見つめる。ホロライブのエリート巫女として、ライバルであるENTUMの動向をチェックするのは大事なミッションだと自分に言い聞かせるが、内心はビビりまくりだった。

「うう…ノエルちゃんもビックリしてたみたいだし…でも、ホロライブのさくらみこ、エリート巫女として負けるわけにはいかないにゃ!よ、よし、見るぞ!」

みこは震える指でマウスを握り、再生ボタンをクリック。モニターから萌実の絶叫が炸裂し、配信部屋は一瞬にしてカオスの嵐に飲み込まれた。みこの瞳は驚愕で凍りつき、完全に言葉を失った。

 

 

2017年3月20日

《ふざけんなぁぁぁ!!! ああぁもう!! あーもう!! ふざけんなよ……もう……うぅ…エイレーンの…エイレーンの馬鹿あああああああああ!!!》

パズドラのデータが消された怒りが響く。みこは目を丸くし、ぬいぐるみを握り潰して叫ぶ。

「にゃ!?萌実ちゃん、こんなキレるの!?パズドラ消されたら、みこちも泣くけど…この叫び、めっちゃ怖いよぉ…!」

 

2017年6月23日

《ふざけんなぁぁぁ!!! ああぁもう!! あーもう!! 何でいつも…もう!!…萌実、何も悪い事してないのに……うぅ…これで二回目だよ……もう……うぅ…エイレーンの…エイレーンの馬鹿あああああああああ!!! うぅぅぅ…あああああああああああああん!!…ぐすん…うあああああああああああ!!!》

みこは椅子からずり落ち、震える声で呟く。

「にゃ、にゃんと!?2回もデータ消された!?ベノちゃん、なんてひどいことにゃ!萌実ちゃん、かわいそう…でも、この叫び、ホラーより怖え…!」

 

2018年1月7日

《バステトォ〜〜〜! バステトォ〜〜〜!! バステトォ〜〜〜!!! バステトォ〜〜〜!!!!バステトォ〜〜〜!!!!!》

萌実がバステトを連呼する姿に、みこがぬいぐるみを投げる。

「バ、バステト!?にゃんとこの執念!?萌実ちゃん、めっちゃハマってるにゃ!でも、このテンション…みこち、ついていけないよぉ…!」

みこの声は震え、桜色の髪が揺れる。

 

2019年6月11日

萌実がヴィーガー STG-941(訓練弾仕様)を乱射。

《何笑ってんのよ!!殺す!!》

ガガガガガガガガガガガガガッ! ベノちゃんが「ひぃ~っ、ごめんなさい!!」と逃げ惑う。みこは悲鳴を上げ、机の下に隠れる。

「にゃああ!ヴィーガー!?訓練弾でも、こんなの撃つなんて!?萌実ちゃん、ガチで怖いよぉ!エリート巫女、負けそうにゃ…!」

 

2019年7月21日

萌実がGoogle Pixel 3aを投げつけ、「アンタ…何してくれてんのよ!! 本当に!!!」と絶叫。チェーンソーを手に「殺す!!!! 殺してやる!!!!!」と追いかけ、ドアをぶち破る。ベノちゃん、夏希、あかりがパニックに陥り、エイレーンも「ぎゃあああああああああああ!!!」と逃げ惑う。みこは完全に絶句し、モニターを呆然と見つめる。「…にゃ、にゃんと!?チェーンソー!?ドアぶち破る!?萌実ちゃん、ホロライブのラスボス超えたにゃ…!みこち、怖くて動けない…!」

彼女は猫のぬいぐるみをぎゅっと抱きしめ、桜色の髪が震える姿は、まるでホラー映画のヒロインのようだった。

 

コメント欄は、まるでカオスの祭りのようだった。

「トイザらスで欲しいものを買ってもらえなかった時の幼児みたい」「檻の中で暴れるチンパンジーを眺めてる気分になる」「チェーンソーは駄目だろ(笑)」「萌実ちゃんの口癖→→→ふざけんなよ。←←←」「ハロー、旦那様。あなたの嫁の萌実だよー。発狂します! は?」「チェンソーはエグい」「夏希ちゃんかわいそう」「萌実ちゃん子供みたいだー。」

みこはコメント欄をスクロールし、震えながら呟く。

「にゃ、にゃんと…!みんな、こんな怖い動画で盛り上がってるにゃ!?『チンパンジー』とか、ひどすぎるよぉ…!でも、萌実ちゃんのこのパワー、めっちゃすごい…みこち、ビビったけど、ちょっと尊敬するにゃ…」

彼女は深呼吸し、猫のぬいぐるみを握りながら気を取り直す。

「12月11日の生放送、萌実ちゃんとエトラちゃんのコンビ、絶対カオスになるにゃ…!ホロライブのエリート巫女として、みこちも負けない配信しないと!…でも、チェーンソーは絶対ダメにゃ!」

配信部屋の桜色の雰囲気に、みこの小さな闘志が灯っていた。萌実の発狂シーン集は、彼女の心に恐怖と同時にインスピレーションを刻みつけていた。

 

『萌実の発狂シーン集』は、さくらみこを絶句させ、ホロライブの配信部屋にカオスの嵐を巻き起こした。萌実の爆発的な感情は、キズナアイの寛大さ、ベノちゃんの炎上商法、ENTUMやにじさんじ、.LIVE、ゲーム部、upd8、ミライアカリ、鳴神裁、夢月ロア、郡道美玲、白銀ノエル、兎田ぺこらの反応と交錯し、12月11日の生放送への期待をさらに高めていた。ギルザレンⅢ世は新たな策略を企み、樺太のエイレーンは炎上の収束に奔走する。VTuber界の舞台は、カオスと情熱、恐怖と闘志が絡み合いながら、さらなるドラマへと突き進んでいた――。

 

 

 

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