ENTUM23   作:マブラマ

137 / 229
第137話 あおぎり高校でのカオス会議

2019年10月3日、株式会社Unlimited本社の一室は、あおぎり高校のメンバーのエネルギーで賑わっていた。部屋には音霊魂子のロックなギターピック、水菜月夏希のカラフルなスナック袋、石狩あかりの整理整頓されたノートが散らばり、あおぎり高校らしい自由奔放な雰囲気が漂う。雛見沢くるみ、ぴぐまりおん。のみどり色担当であり「IRIAMの女王」「963人の人格を持つ女帝」として知られるガラテア女学園の学園長代理は、扇子を手に高貴なドレスを翻しながら、会議室のテーブルに腰掛ける。

「皆様、ごきげんよう。わたくし、ぴぐまりおん。の雛見沢くるみ、緊急の議題を持って参りましたわ。」

くるみは扇子で口元を隠し、威厳あるお嬢様口調で切り出す。

「ENTUMの萌実さんの『発狂シーン集』、ご存じですわね?あのチェーンソーのカオスが、VTuber界を震撼させておりますわ!」

音霊魂子、あおぎり高校のリーダーであり、ロック魂溢れる熱血娘は、椅子にふんぞり返りながらニヤリと笑う。

「おお、くるみちゃん!『萌実の発狂シーン集』、めっちゃ話題になってるよね!チェーンソー振り回すなんて、ロックすぎるよ!魂子、あのエネルギー、めっちゃリスペクトしてるね!」

水菜月夏希、元気いっぱいで少しおっちょこちょいなあおぎり高校のムードメーカーは、スナックを手に目を輝かせる。

「うわっ、くるみ先輩!あの動画、夏希も見たよ!萌実ちゃんの『ふざけんな!』って叫び、めっちゃ耳に残る~!でも、チェーンソー怖かったな…!」

石狩あかり、あおぎり高校の冷静沈着な頭脳派は、ノートにペンを走らせながら冷静に言う。

「…くるみさん、わざわざUnlimitedに来たってことは、ただの感想じゃないよね?あの動画、ネット上でコピー転載されまくってるし、ENTUM本社も削除を断念したって聞いたけど。何か企んでる?」

くるみは扇子をパタリと閉じ、テーブルを軽く叩く。

「さすが、あかり様。鋭いですわ。昨日、わたくしはENTUMのベアトリクス・ブレーメ名誉会長に動画の削除を直訴いたしましたが、コピーファイルの転載でいたちごっこになるため、完全削除は断念せざるを得ませんでしたわ。」

彼女の声には、恐怖と苛立ちが滲む。

「あの動画は、わたくしと朝霞しおを凍り付かせ、ホロライブのノエル様やさくらみこ様、にじさんじのロア様、美玲様まで震撼させたのです!このカオス、12月11日の生放送でどんな嵐を巻き起こすか…!」

魂子は拳を握り、叫ぶ。

「うん!それが萌実ちゃんの魅力だね!でも、くるみちゃん、なんであおぎりに相談しに来たの?何か企んでるなら、魂子が相談乗るよ!」

夏希はスナックをボリボリ食べながら、目をキラキラさせる。

「ね、ね、くるみ先輩!あおぎり高校で、萌実ちゃんのカオスに対抗する企画やっちゃおうよ!夏希、めっちゃ盛り上げたい!…でも、チェーンソーは怖いからやだよ~!」

あかりはノートを閉じ、冷静に言う。

「くるみさんの目的、だいたい分かったよ。ぴぐまりおん。として、萌実の発狂パワーに負けないインパクトを残したいんだよね?12月11日の生放送、ENTUMが主導するみたいだけど、あおぎり高校も何か絡めない?例えば、コラボ企画とか。」

くるみは扇子を広げ、優雅に笑う。

「ふふ、あかり様、さすがですわ。わたくしの963の人格も、その提案に同意いたしますわ!萌実さんのカオスは、VTuber界の秩序を揺さぶる脅威ですが、同時に新たなインスピレーションですわ。あおぎり高校の皆様と協力し、12月11日の生放送で、ガラテア女学園の威厳とぴぐまりおん。の輝きを示したいのですわ!」

魂子は立ち上がり、ギターピックを掲げる。

「よーし、決まりだ!魂子、あおぎり高校のリーダーとして、萌実のカオスに対抗する楽しい企画考えるよ!くるみちゃん、ぴぐまりおん。と一緒に、VTuber界を革命起こすぞ!」

夏希はスナックをこぼしながら、叫ぶ。

「うわっ、魂子、かっこいい!夏希も、萌実ちゃんの『ふざけんな!』パワー負けないくらい、元気なパフォーマンスするよ!」

あかりは微笑み、ノートに新たなアイディアを書き込む。

「…なら、あおぎり高校とぴぐまりおん。のコラボ企画、具体的に詰めようか。萌実さんのチェーンソーには勝てないけど、私たちの個性でファンを盛り上げられるはず。くるみさん、どんなアイディア持ってる?」

くるみは扇子を振り、宣言する。

「ふふ、魂子様、夏希様、あかり様、素晴らしい気概ですわ!わたくし、ガラテア女学園の学園長代理として、音楽と情熱を融合したステージを提案いたしますわ。しおのギター、魂子様のロック魂、夏希様の元気、あかり様の知性…そして、わたくしの963の人格で、萌実さんのカオスを凌駕する輝きを!」

会議室は、あおぎり高校とぴぐまりおん。の熱気で満たされ、萌実の発狂シーン集が巻き起こしたカオスへの対抗策が形になりつつあった。くるみやあおぎり高校のメンバー3人は、未来のVTuber界で新たな仲間(黄ノ星つくり、後のぷわぷわぽぷら)があおぎり高校に加わることをまだ知らない。

 

『萌実の発狂シーン集』のコメント欄は、依然としてカオスの祭りだった。

「トイザらスで欲しいものを買ってもらえなかった時の幼児みたい」「檻の中で暴れるチンパンジーを眺めてる気分になる」「チェーンソーは駄目だろ(笑)」「萌実ちゃんの口癖→→→ふざけんなよ。←←←」「ハロー、旦那様。あなたの嫁の萌実だよー。発狂します! は?」「チェンソーはエグい」「夏希ちゃんかわいそう」「萌実ちゃん子供みたいだー。」

魂子はコメント欄をスクロールし、笑う。

「ハハハ!『チンパンジー』とか、ファン、めっちゃ辛辣!でも、萌実のこのパワー、ガチでヤバいな。12月11日、魂子たちも負けないよ!」

夏希はスナックを手に、叫ぶ。

「夏希、萌実ちゃんの『ふざけんな!』を真似したくなる~!あおぎり高校、絶対カオスな配信でファンをビックリさせるよ!」

あかりは冷静に言う。

「コメントの熱量、すごいね。萌実さんとエトラさんの生放送、私たちも何か絡めたら、もっと盛り上がるかも。くるみさん、ぴぐまりおん。の次の配信で、コラボの匂わせでもしてみる?」

くるみは扇子を広げ、高らかに言う。

「ふふ、素晴らしい提案ですわ、あかり様!わたくしたち、12月11日に向けて、VTuber界に新たな伝説を刻みますわ!チェーンソーはNGですけれど!」

雛見沢くるみの訪問は、あおぎり高校の音霊魂子、水菜月夏希、石狩あかりに新たな闘志を灯し、ぴぐまりおん。とのコラボの可能性を広げた。萌実の発狂シーン集が巻き起こしたカオスは、キズナアイの寛大さ、ベノちゃんの炎上商法、ENTUMやにじさんじ、.LIVE、ゲーム部、upd8、ミライアカリ、鳴神裁、夢月ロア、郡道美玲、白銀ノエル、兎田ぺこら、さくらみこ、黄ノ星つくり(後のぷわぷわぽぷら)の反応と交錯し、12月11日の生放送への期待をさらに高めていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。