ENTUM23   作:マブラマ

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第140話 ハニーストラップスタジオの愕然とした衝撃

2019年10月4日、774 inc.のハニーストラップの配信スタジオは、甘い誘惑とカオスが交錯する空間だった。部屋は西園寺メアリの小悪魔的な赤いリボン、島村シャルロットの清楚なティーカップ、周防パトラのアニメグッズ、堰代ミコのハニーポットで彩られ、ハニーストラップらしい魅惑的な雰囲気が漂う。中央のモニターには、『萌実の発狂シーン集』のサムネイルが映し出されていた。萌実がチェーンソーを振り回し、髪を振り乱す姿は、まるでアクション映画のクライマックスを思わせる迫力で、スタジオの空気を一瞬で凍り付かせた。西園寺メアリ、ハニーストラップの小悪魔リーダーで誘惑的な魅力を持つVTuberは、ソファに腰掛け、扇子を手にニヤリと笑う。

「ふふ~ん、ENTUMの萌実ちゃんの『発狂シーン集』?あにまーれのはねるちゃんたちがビビったって噂だよね!ハニーストラップの小悪魔として、このカオス、味わってみたいわ~!ね、シャル、パトラ、ミコ!」

島村シャルロット、清楚で少し天然なハニーストラップのお嬢様は、ティーカップを手に緊張した表情で言う。

「…メアリさん、ほんとにこれ見るんですか?ぴぐまりおん。のくるみさんがUnlimitedで騒いでたって…。チェーンソーのサムネ、めっちゃ怖いです…」

周防パトラ、クリエイティブでオタク気質なハニーストラップの作家兼VTuberは、ノートパソコンを抱えながら目を輝かせる。

「おお!萌実ちゃんのこのエネルギー、ASMRや同人誌のネタにできそう!メアリちゃん、絶対見よう!このカオス、創作の糧になるよ!」

堰代ミコ、ドジっ子で愛らしいハニーストラップの癒し系は、ハニーポットをぎゅっと抱きしめ、震える声で言う。

「…う、うう、メアリ先輩、怖いのは苦手なのに…!でも、ハニーストラップのみんなと一緒なら、がんばれる…かな?」

メアリは小悪魔的な笑みを浮かべ、リモコンを掲げる。

「ふふ、ミコ、ビビらないで!ハニーストラップの魅力で、どんなカオスも誘惑しちゃうわよ!さ、再生するわ!」

彼女が再生ボタンを押すと、モニターから萌実の絶叫が炸裂。スタジオは一瞬にしてカオスの渦に飲み込まれ、メンバー全員が愕然とした。

 

 

 

2017年3月20日

《ふざけんなぁぁぁ!!! ああぁもう!! あーもう!! ふざけんなよ……もう……うぅ…エイレーンの…エイレーンの馬鹿あああああああああ!!!》

パズドラのデータが消された怒りが響く。

メアリは扇子を落とし、目を丸くする。

「な、なに!?このキレ方!パズドラ消されただけで、こんなパワー!?萌実ちゃん、小悪魔の私でも引くわ…!」

 

2017年6月23日

《ふざけんなぁぁぁ!!! ああぁもう!! あーもう!! 何でいつも…もう!!…萌実、何も悪い事してないのに……うぅ…これで二回目だよ……もう……うぅ…エイレーンの…エイレーンの馬鹿あああああああああ!!! うぅぅぅ…あああああああああああああん!!…ぐすん…うあああああああああああ!!!》

シャルロットはティーカップを震わせ、呟く。

「2回もデータ消された…!?ベノさん、なんてことを…!萌実さんの悲しみ、清楚な心がズキズキする…!」

 

2018年1月7日

《バステトォ〜〜〜! バステトォ〜〜〜!! バステトォ〜〜〜!!! バステトォ〜〜〜!!!!バステトォ〜〜〜!!!!!》萌実がバステトを連呼する姿に、パトラがノートパソコンを握り潰す。

「バステト!?この執念、まるで私の同人誌のクライマックスみたい!でも、怖すぎるよ、萌実ちゃん!ASMRでこのテンションは無理!」

パトラの声は興奮と恐怖が混じる。

 

2019年6月11日

萌実がヴィーガー STG-941(訓練弾仕様)を乱射。

《何笑ってんのよ!!殺す!!》

ガガガガガガガガガガガガガッ!

ベノちゃんが「ひぃ~っ、ごめんなさい!!」と逃げ惑う。

ミコはハニーポットを落とし、悲鳴を上げる。

「ひゃあ!ヴィーガー!?こんなの撃つなんて!?ミコ、怖くてハニーの甘さ忘れちゃうよ…!」

 

2019年7月21日

萌実がGoogle Pixel 3aを投げつけ、「アンタ…何してくれてんのよ!! 本当に!!!」と絶叫。チェーンソーを手に「殺す!!!! 殺してやる!!!!!」と追いかけ、ドアをぶち破る。ベノちゃん、夏希、あかりがパニックに陥り、エイレーンも「ぎゃあああああああああああ!!!」と逃げ惑う。

メアリはソファに倒れ込み、愕然と呟く。

「…チェーンソー!?ドアぶち破る!?萌実ちゃん、小悪魔の誘惑超えたカオスやん…!ハニーストラップ、負けたわ…!」

シャルロットはティーカップを落とし、震える。

「…萌実さん、清楚な私の心、粉々にしちゃいました…。このカオス、ホラー映画より怖い…!」

パトラはノートパソコンを抱きしめ、呟く。

「…このエネルギー、創作の参考にしたいけど…怖すぎてペンが持てないよ…!12月11日の生放送、どんな嵐になるの…?」

ミコはハニーポットを拾い、涙目で言う。

「…ミコ、甘いハニーで癒したかったのに…萌実ちゃんのチェーンソー、怖すぎるよ…!もうダメ…!」

スタジオは、萌実の発狂パワーに圧倒され、凍り付いた空気に支配されていた。

コメント欄は、まるでカオスの祭りのようだった。

「トイザらスで欲しいものを買ってもらえなかった時の幼児みたい」「檻の中で暴れるチンパンジーを眺めてる気分になる」「チェーンソーは駄目だろ(笑)」「萌実ちゃんの口癖→→→ふざけんなよ。←←←」「ハロー、旦那様。あなたの嫁の萌実だよー。発狂します! は?」「チェンソーはエグい」「夏希ちゃんかわいそう」「萌実ちゃん子供みたいだー。」

メアリはコメント欄をスクロールし、苦笑する。

「…『チンパンジー』って、ファン、めっちゃ辛辣ね!でも、萌実ちゃんのこのパワー、ファンがこんなに盛り上がるのも納得よ…。ハニーストラップも負けられないわ!」

シャルロットは気を取り直し、言う。

「…怖かったけど、萌実さんの情熱、すごいですよね。ハニーストラップの清楚な魅力で、12月11日に負けない配信しましょう!」

パトラはノートパソコンを開き、目を輝かせる。

「よし!萌実ちゃんのエネルギーを参考に、ASMRや同人誌でカオスな企画やってみる!ハニーストラップ、創作パワーで対抗よ!」

ミコはハニーポットを抱き、震えながら呟く。

「…ミコ、怖かったけど…みんなと一緒なら、がんばれる!ハニーストラップで、甘いカオス配信しよ!…でも、チェーンソーは絶対NG!」

スタジオは、恐怖を乗り越えたハニーストラップのメンバーの絆と挑戦心で再び熱を取り戻していた。萌実の発狂シーン集は、彼女たちに衝撃を与えつつ、新たな創作への火を灯していた。

この時、ハニーストラップのメンバーは知る由もなかった。同じ774 inc.の有閑喫茶あにまーれの宇森ひなこが、5日後の10月9日に体調悪化によりVTuber活動を終了し、引退配信すら行えない急な別れを迎えることを。ひなこの引退後も、因幡はねるとの交流は続き、2023年の「ななしいんく」統合や2024年の6周年記念放送での再登場でファンを驚かせることになる。また、黄ノ星つくりが2024年にあおぎり高校で「ぷわぷわぽぷら」として再デビューすることも、2019年のこの瞬間にはまだ遠い未来の話だった。

 

 

 

 

 

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