ENTUM23   作:マブラマ

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第143話 東京でのカオスな再会と新たな炎上

2019年10月6日、東京の喧騒に包まれたENTUM本社は、カオスと情熱の中心地だった。株式会社リィズ・ホーエンシュタインのビルは、萌実の『発狂シーン集』の余波でざわついており、ホロライブ、にじさんじ、ぴぐまりおん。、あおぎり高校、ハニーストラップのVTuberたちが次々と反応を示していた。そんな中、ベノちゃん――ENTUMの炎上系トラブルメーカーであり、萌実の発狂の火種とも言える存在――は、ベアトリクス・ブレーメ名誉会長の指示を無視し、色丹島での謹慎を勝手に切り上げて東京に舞い戻っていた。ベノちゃんは、派手な赤いジャケットにサングラスをかけ、ENTUM本社前の通りを闊歩する。

「ふっ、色丹島なんて退屈すぎ!ベアトリクス様に内緒で東京戻ってきたぜ!萌実の発狂シーン集、ネットでバズりまくってるし、そろそろ私も一発カマすか!」

彼女の声は、いつものように自信とやんちゃさに満ちていた。その時、ビルの入り口から現れたのは、エトラだった。クールでミステリアスな雰囲気を漂わせ、黒いコートを翻す彼女は、萌実の相棒として12月11日の生放送を準備中のスターVTuberだ。ベノちゃんは目を輝かせ、即座にナンパモードに突入。

「おっと、エトラちゃんじゃん!めっちゃカッコいいね!ね、ちょっと一緒にカフェでもどう?私の炎上トーク、聞いてみない?」

彼女のアプローチは、自信満々の炎上商法そのものだった。エトラは冷ややかな視線を投げ、淡々と返す。

「…ベノ、色丹島にいるはずじゃなかった?それに、ナンパ?時間の無駄。萌実と12月11日の準備で忙しいの。」

彼女は一瞥だけ残し、スタスタと去っていく。当然のフラれっぷりに、ベノちゃんはサングラスをずらし、

「冷たいなあ、エトラ…!でも、この敗北、コンテンツにしちゃうか!」

とニヤリと笑う。ベノちゃんは意気揚々とエイレーンの家へと向かった。樺太支部にいるエイレーンは不在で、彼女の家はゲーム機やアニメグッズが散乱するカオスな空間だった。ベノちゃんはソファにドカッと座り、カメラをセット。

「よっしゃ、急遽配信だ!『エトラにフラれた』ってタイトルで、ガッツリバズらせてやる!」

彼女は即興で動画を撮影し、YouTubeに投稿。タイトル通り、エトラにフラれたエピソードを大げさに語り、萌実の発狂シーン集の話題を絡めて炎上を煽る内容だった。

「萌実のチェーンソー、マジヤバかったよな!でも、エトラの冷たい目も負けてねえぜ!12月11日の生放送、絶対見逃すなよ!」

動画はアップ後、数時間でコメント欄がカオスに沸き立った。

 

『エトラにフラれた』のコメント欄は、瞬く間にカオスの渦に。「ベノちゃん、ナンパ失敗w」「エトラの塩対応、草」「萌実の発狂シーン集のせいでベノもカオス加速してる!」「チェーンソーよりエトラの目が怖い」「12月11日、絶対ヤバそう!」さらに、萌実の動画のコメントも引き続き盛り上がっていた。「トイザらスで欲しいものを買ってもらえなかった時の幼児みたい」「檻の中で暴れるチンパンジーを眺めてる気分になる」「チェーンソーは駄目だろ(笑)」「萌実ちゃんの口癖→→→ふざけんなよ。←←←」「ハロー、旦那様。あなたの嫁の萌実だよー。発狂します! は?」

ベノちゃんはコメント欄を眺め、ニヤニヤしながら呟く。

「ふっ、ファン、めっちゃ乗ってきてるじゃん!エトラにフラれたのも、萌実のカオスも、全部私の炎上燃料だぜ!12月11日、ENTUMの本気、見せてやるよ!」

彼女の声には、炎上商法の自信とカオスへの興奮が溢れていた。

ベノちゃんの東京帰還とエトラへのナンパ失敗、そして『エトラにフラれた』動画の投稿は、VTuber界に新たなカオスの火種を投じた。萌実の発狂シーン集が巻き起こした衝撃は、桜月花音の萌実訪問、ハニーストラップの愕然、あにまーれの恐怖、ぴぐまりおん。のくるみの削除依頼、あおぎり高校のコラボ模索、根羽清ココロの戦慄と交錯し、VTuber界をさらに熱くしていた。キズナアイの寛大さ、ベノちゃんの炎上商法、ENTUMやにじさんじ、.LIVE、ゲーム部、upd8、ミライアカリ、鳴神裁、夢月ロア、郡道美玲、白銀ノエル、兎田ぺこら、さくらみこ、黄ノ星つくり(後のぷわぷわぽぷら)、雛見沢くるみ、朝霞しお、音霊魂子、水菜月夏希、石狩あかり、根羽清ココロ、因幡はねる、宗谷いちか、日ノ隈らん、宇森ひなこ、西園寺メアリ、島村シャルロット、周防パトラ、堰代ミコの反応が、12月11日の生放送への期待をさらに高めていた。ぴぐまりおん。のくるみがあおぎり高校とコラボを模索し、ベアトリクス・ブレーメが動画の削除を断念したこのカオスは、VTuber界全体を巻き込む嵐となっていた。ギルザレンⅢ世は新たな策略を企み、樺太のエイレーンは炎上の収束に奔走する。VTuber界の舞台は、カオスと情熱、恐怖と挑戦が絡み合いながら、さらなるドラマへと突き進んでいた――。

 

 

 

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