ENTUM23   作:マブラマ

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第188話 デマネズミ

2020年10月19日、鳴神裁は、金魚坂との契約解除後、依然として「隠しているリーク」や「にじさんじ内部でのいじめがあった」という新情報を出せず、リーク元が金魚坂本人であると暗に認める発言をしていた。

彼は「嘘つきに利用された」と言い訳を始め、自身の立場を正当化しようとしていたが、その行動はVTuberコミュニティにさらなる波紋を広げていた。

Twitter上での彼の発言は、#SaveAkariのムーブメントに混乱をもたらすリスクとなり、ファンの間でも賛否が分かれていた。

この情報を耳にした萌実は、すぐにあおぎり高校の音霊魂子たちに報告した。

クリエイトリングの会議室で、萌実は音霊魂子、石狩あかり、水菜月夏希、大代真白と向き合い、複雑な表情で話した。

「魂子ちゃん、みんな、鳴神のことで新しい動きがあったよ。彼、金魚坂との契約解除後も、にじさんじへの根拠のないリークやいじめの話を繰り返してる。しかも、リーク元が金魚坂本人だって暗に認めて、『利用された』って言い訳してるんだ。」

魂子は腕を組み、真剣な表情で頷いた。彼女の瞳には、アカリを救うための決意と、鳴神の行動への苛立ちが宿っていた。

「…やっぱり、鳴神は問題を起こすだけだ。ゲーム部やアズマリムの騒動で美兎ちゃんを傷つけた前科もあるし、彼の行動はアカリ先輩を救うためのムーブメントに悪影響を及ぼすよ。」

あかりが拳を握り、声を上げた。

「アカリさんがこんな目に遭ってるのに、鳴神の無責任な発言で混乱が増えるなんて許せない! 私たち、ちゃんとアカリさんを救うことに集中したい!」

彼女の声は、怒りと情熱に震えていた。

夏希が冷静に、しかし力強く言った。

「そうだね。鳴神の影響力は大きいけど、彼のやり方はデマや炎上を招くだけ。#SaveAkariのムーブメントを純粋に保つためにも、彼とは距離を置くべきだよ。」

真白が明るく、だが力強く付け加えた。

「アカリさんの笑顔を取り戻すのが私たちの目標! 鳴神の騒動に巻き込まれてる場合じゃないよ。みんなで団結して、バスクをぶっ潰そう!」

彼女の笑顔は、仲間たちに希望の火を灯した。

萌実は静かに頷き、決意を込めて言った。

「うん…私もそう思う。鳴神とは距離を置いて、アカリちゃんを救うために全力を尽くすよ。私たちの絆で、絶対に彼女を助ける!」

彼女の声には、アカリへの深い友情と、過去の思い出が重く響いていた。

こうして、音霊魂子たちは鳴神裁との関わりを断ち、ミライアカリ救出作戦に全力を注ぐことを再確認した。

#SaveAkariのムーブメントは、純粋な想いと団結の力でさらに勢いを増し、姜小花の監視映像、リリー・ラヴォアのシギント技術、ちゆるの戦略、VTuberたちの絆、そしてファンの応援によって、バスクとジャミトフの野望に立ち向かう準備が整っていた。

戦いは、決定的な局面へと突き進んでいた。

 

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