ENTUM23   作:マブラマ

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第207話 マジック:ザ・ギャザリングとのコラボ

2020年11月18日

GOOMSTUDIO 会議室

 

GOOMSTUDIOの会議室は、冷たい蛍光灯の光に照らされ、重苦しい緊張感が漂っていた。

バスク郷里は、ファルカ・ミューレンカンプの介入と内部の動揺を察知し、ジャミトフ西村に打診して警備体制の強化を指示していた。

バスクは、ジャミトフの命令を受け、即座に行動を開始。生駒葵と波瀬うるうを正式にミライアカリの監視係に任命し、彼女たちの動きを厳しく管理しようとした。さらに、橘雅清と岩城副官をアカリのサポート役に配置し、表面上は統制を強化する姿勢を見せていた。しかし、この時点で葵とうるうはバスクのやり方を見限り、内心では#SaveAkariのムーブメントに協力する決意を固めていた。葵はアカリの配信アーカイブ50本を視聴し、彼女の情熱とファンへの想いに感銘を受け、バスクの強制的な台本とパワハラに強い疑念を抱いていた。うるうもまた、アカリの笑顔とファンの応援に心を動かされ、恐怖を乗り越えて協力の意志を強めていた。二人とも、バスクとジャミトフの命令に従うふりをしながら、内部協力者(岩城、ブライト、エマ、ジェリド、カクリコン、ライラ)との連携を密かに進めていた。橘はファルカの介入とアカリの決意に影響され、バスクへの忠誠が完全に揺らいでいた。彼はサポート役としてアカリのそばにいることを利用し、内部協力者として情報提供を始めていた。岩城は、表面上はバスクの命令に従いつつ、姜小花と劉翠蘭のハッキングを支援し、アカリ救出の準備を着実に進めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミライアカリは配信ルームの椅子に座り、モーションキャプチャ装置を装着していた。

モニターには彼女の笑顔が映し出されていたが、依然としてバスクの強制的な台本が手元にあった。

橘の転向とファルカの介入によりプレッシャーは緩和されていたが、葵とうるうが新たに監視係に任命されたことで、緊張感が漂っていた。

アカリの蒼い瞳には、希望と葛藤が交錯していた。

「ファルカさん…あの時、私を救ってくれたよね…今も、みんなが私を支えてくれてる…」

アカリは呟き、2018年の『flowerhoneyQuest』でのファルカとの記憶を胸に抱いた。姜小花、劉翠蘭、鳴神裁、魂子、シロ、ギルザレンⅢ世、ちゆる、萌実、める、ベアトリクス、アイリスディーナ、晴子、多恵の想いと、ファンの「#SaveAkari」の応援が彼女の心を支えていた。

岩城がそばに立ち、小声で言った。

「アカリ、姜小花からの音声メッセージ、今日の配信で送り込む。葵とうるうも俺たち側だ。バスクは気づいてない。チャンスだ。」

アカリの瞳が輝き、かすかに微笑んだ。

「岩城さん…葵さん、うるうさんまで…? ありがとう、みんな…!」

橘が部屋の隅で静かに頷き、呟いた。

「アカリ、俺も…もうバスクには従わない。お前の笑顔を守るために動く。」

葵とうるうが配信ルームに入ってきた。

葵は規律正しい姿勢を保ちつつ、静かに言った。

「アカリ、配信の準備はできてるな? …安心しろ、私たちはお前を縛る気はない。」

うるうは縮こまりながらも、勇気を振り絞って言った。

「わ、私も…アカリさんを応援します…! バスクさんのやり方、間違ってるって…思います…!」

アカリは二人の言葉に涙をこらえ、力強く頷いた。

「葵さん、うるうさん…ありがとう。私、ファンのみんなのために、絶対に負けない!」

 

配信が始まり、アカリはモーションキャプチャを通じて明るく話し始めた。

「みんな、ミライアカリだよ! 今日も一緒に楽しもう!」

彼女はバスクの台本を無視し、ファンとの絆を強調するアドリブを続けた。

その瞬間、モニターの隅にノイズが走り、姜小花と劉翠蘭からの暗号化された音声メッセージがアカリのイヤホンに流れ込んだ。

「アカリさん、今日、必ず救う。仲間たちが動いてる。#SaveAkari」

音声には、ちゆる、魂子、シロ、ギルザレン、ひなた、萌実、める、ベアトリクス、アイリスディーナ、晴子、多恵、鳴神、ファルカの想いが込められていた。

アカリは涙をこらえ、コメント欄を見ながら叫んだ。

「みんなの応援、ちゃんと届いてるよ! 私、絶対に負けない! #SaveAkari、ありがとう!」

コメント欄は「アカリちゃん、最高!」「負けないで!」「#SaveAkari」で埋め尽くされ、彼女の心をさらに強くした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年11月19日

GOOMSTUDIO 会議室

 

GOOMSTUDIOの会議室は、冷たい蛍光灯の光に照らされ、緊張感と策略の空気が漂っていた。

バスク郷里とジャミトフ西村は、ミライアカリの活動をさらに利用し、VTuber業界での支配力を拡大する計画を練っていた。

テーブルの上には、アカリの最近の動画データや視聴者数の分析資料が広げられていた。ジャミトフはタブレットを手に、満足げに口を開いた。

「バスクよ。先月の28日に投稿された『【キズナアイ コラボ】真のデュエリストはどっちだ!?【遊戯王】』というタイトルの動画だが。」

バスクは即座に答えた。

「はい、高評価が9,729人で、視聴者数は127,369回に達しています。」

ジャミトフは頷き、冷ややかな笑みを浮かべた。

「よし、キズナアイとひとまずコラボしてみたが、まぁ悪くはないな。」

バスクは眉をひそめ、慎重に進言した。

「ですが、遊戯王はコナミデジタルエンタテインメントが製作・販売しているトレーディングカードゲームです。我々の利益にはならないのでは?」

ジャミトフは目を細め、自信満々に答えた。

「分からぬか? バスクよ。コナミと同盟関係を結べば、利益は半分流れていくのだ。」バスクは感嘆の声を上げ、頭を下げた。

「流石ジャミトフ様、良いお考えで。」

ジャミトフは椅子に背を預け、続けた。

「GOOMSTUDIO設立してからまだ1年も経っておらん。彼女の明るさを有効的に利用するのだ。」

バスクは力強く頷き、尋ねた。

「――は! NEOENTUMのファルカは如何なされますか?」

ジャミトフは冷笑し、余裕を見せた。

「ENTUMの亡霊の一人か。泳がせとけ――奴等は必ず我々に刃向かう…だが、アカリを手放すわけにはいかん。」

バスクは渋々ながらも認めるように呟いた。

「ふむ……認めたくありませんが、キズナアイの可愛さは伊達じゃない。」

ジャミトフは立ち上がり、決意を込めて言った。

「そうだ。次の配信はあおぎり高校とのコラボで『マジック:ザ・ギャザリング対決』だ! どうかね、バスクよ。」

バスクは目を輝かせ、即座に答えた。

「は――大変素晴らしい提案です。――では、すぐに取りかかります。」

ジャミトフは厳しく命じた。

「彼女にマジック:ザ・ギャザリングのルールブックを与えて、しっかり叩き込めよ。」バスクは敬礼し、力強く答えた。

「了解しました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミライアカリは配信ルームでモーションキャプチャ装置を装着し、次の配信準備を進めていた。

バスクとジャミトフの新たな計画――あおぎり高校との『マジック:ザ・ギャザリング対決』――が伝えられ、ルールブックが手渡された。

彼女の蒼い瞳には、依然として希望と葛藤が交錯していたが、橘雅清の転向、葵とうるうの協力、ファルカの介入、内部協力者(岩城、ブライト、エマ、ジェリド、カクリコン、ライラ)の支援が彼女の心を支えていた。

アカリはルールブックを手にしながら呟いた。

「また新しい挑戦か…でも、ファンのみんなが応援してくれるなら、私、絶対に負けない…!」

岩城がそばに立ち、小声で言った。

「アカリ、姜小花と劉翠蘭が次の音声メッセージを準備中だ。バスクはまだ気づいてない。葵とうるうも完全に俺たちの側だ。もうすぐだ。」

アカリは小さく頷き、微笑んだ。

「岩城さん、ありがとう。葵さん、うるうさん、みんな…本当に心強いよ。」

葵とうるうが配信ルームに入ってきた。葵は規律正しい姿勢を保ちつつ、静かに言った。「アカリ、バスクの命令は無視しろ。私たちがお前を守る。」

うるうは縮こまりながらも、勇気を振り絞って言った。

「わ、私も…アカリさんの笑顔、絶対守りたいです…!」

アカリはルールブックを閉じ、呟いた。

「みんな…次の配信も、私の全てをかけるよ…!」

彼女の心には、仲間たちの想いとファンの応援が響き合い、「ココロヤミ」を超える希望が燃えていた。#SaveAkariのムーブメントは、葵とうるうの裏切り、橘とヤザンの転向、エトラの参戦、カタリーナとファルカの潜入、姜小花と劉翠蘭の諜報、NEOENTUMと内部協力者の結束により、決定的な勝利へと突き進む。ミライアカリの救出とちゆるの命を守る戦いは、11月20日の配信で、成功の瞬間を迎えようとしていた。―――筈だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年11月20日

GOOMSTUDIO 裏口付近

 

GOOMSTUDIOの裏口付近、薄暗い廊下はひっそりと静まり返っていた。

葵とうるうは、監視カメラの死角に隠れ、ひそひそと話をしていた。

バスク郷里とジャミトフ西村の監視が強化される中、葵とうるうはバスクを見限り、内部協力者(岩城、ブライト、エマ、ジェリド、カクリコン、ライラ、橘)として#SaveAkariのムーブメントに完全に与していた。

葵は規律正しい表情を崩さず、暗号化された通信デバイスを手に、NEOENTUMのベアトリクス・ブレーメに極秘裏に連絡を取った。

うるうは縮こまりながらも、葵の隣で緊張した面持ちでサポートしていた。

葵は低く、だが力強い声でベアトリクスに語りかけた。

「ベアトリクス会長、状況が変わった。バスクとジャミトフがアカリの次の配信で『マジック:ザ・ギャザリング対決』を計画している。警備がさらに強化され、今日の救出はリスクが高い。私と波瀬は内部で動きをコントロールできるが、作戦を無期限延長を提案する。」

うるうが震える声で補足した。

「わ、私も…葵さんの言う通りだと思います…! バスクさんが警戒してる今、無理に動くとアカリさんが危険に…!」

葵が冷静に付け加えた。

「このまま実行すると、バスクは警備を更に強化され、ここにいる内部協力者達が危うい。慎重に動くべきかと。」

通信デバイスの向こうで、ベアトリクスは一瞬沈黙した後、冷静に応じた。

《生駒葵、波瀬うるう、情報感謝する。バスクの警備強化は想定内だが、内部協力者の安全が最優先だ。カタリーナの潜入データと姜小花のハッキングを活用し、タイミングを再調整する。次の配信でバスクの隙を確実に突く。引き続き内部で情報を提供してくれ》

葵は頷き、力強く答えた。

「了解した。岩城や橘とも連携し、バスクの動きを監視する。」

うるうは小さく拳を握り、呟いた。

「わ、私も…頑張ります…! アカリさんを守るためにぃ…!」

 

ミライアカリは配信ルームでモーションキャプチャ装置を装着し、『マジック:ザ・ギャザリング対決』の準備を進めていた。

あおぎり高校とのコラボ配信に向け、ルールブックを手に熱心に勉強していたが、彼女の蒼い瞳には希望と葛藤が交錯していた。

バスクの強制的な台本は依然として存在したが、橘の転向、葵とうるうの協力、内部協力者の支援が彼女の心を支えていた。

岩城がそばに立ち、小声で囁いた。

「アカリ、今日の配信で姜小花からの音声メッセージを送り込む。バスクは警戒を強めてるが、葵とうるうが内部で隙を作ってる。もう少しだ、持ちこたえろ。」

アカリはルールブックを閉じ、微笑んだ。

「岩城さん、ありがとう。葵さん、うるうさん、みんな…本当に心強いよ。私、ファンのために絶対に負けない!」

橘が部屋の隅で静かに頷き、呟いた。

「アカリ、俺はお前の笑顔を守る。配信は…好きにやっていい」

 

配信が始まり、アカリは明るく話し始めた。

「みんな、ミライアカリだよ! 今日はあおぎり高校の魂子ちゃんたちと、マジック:ザ・ギャザリングで対決! 楽しんでいこう!」

その瞬間、モニターの隅に小さなノイズが走り、劉翠蘭からの暗号化された音声メッセージがアカリのイヤホンに流れ込んだ。

「アカリさん、仲間たちがここにいますよ。負けないでください。#SaveAkari」

アカリの目が一瞬輝き、彼女は小さな笑みを浮かべた。

「みんな…ありがとう…!」

声には微かな震えがあったが、ファンの前での笑顔は揺るがなかった。

さらに、モニターのサブチャンネルに紛れ込んだ鳴神裁の極秘メッセージがアカリの目に飛び込んできた。

「アカリ、鳴神だ。お前を救うため、俺はまだここにいる。絶対に負けるな。#SaveAkari」

アカリは目を丸くし、驚きと温かさで胸がいっぱいになり、小さな笑みを浮かべた。

「鳴神…さん…ありがとう…!」

コメント欄にはファンの応援が溢れていた。

「アカリちゃん、最高!」「#SaveAkari」「魂子ちゃんとガンバ!」

アカリはコメントを見ながら、声を張り上げた。

「みんなの応援、ちゃんと届いてるよ! 私、絶対に負けない!」

 

 

 

 

バックステージでは、橘雅清がモニターのノイズに気づき、不審げに眉をひそめたが、ファルカ・ミューレンカンプの介入と自身の心の変化から、すぐにバスクに報告するのをためらった。

岩城がそばに立ち、静かに微笑んだ。

「橘、ファンの声だ。アカリを信じろ。」

橘は小さく頷き、呟いた。

「…ああ、彼女の笑顔は…本物だな…」

葵とうるうは、監視係の役割を装いつつ、内部でバスクの動きを監視していた。

葵は暗号化された通信デバイスでベアトリクスに連絡。

「ベアトリクス会長、配信中のノイズは姜小花と劉翠蘭の仕業。バスクはまだ気づいていない。次の配信で救出の準備を整える。」

うるうは縮こまりながらも、勇気を振り絞って言った。

「わ、私も…アカリさんのために頑張ります…! 次で、絶対に…!」

数時間後、アカリは配信を終え、呟いた。

「魂子ちゃん、みんな…次も、私の全てをかけるよ…!」

彼女の心には、仲間たちの想いとファンの応援が響き合い、「ココロヤミ」を超える希望が燃えていた。

#SaveAkariのムーブメントは、葵とうるうの協力、橘とヤザンの転向、エトラの参戦、鳴神のメッセージ、カタリーナとファルカの潜入、姜小花と劉翠蘭の諜報、NEOENTUMと内部協力者の結束により、勝利への準備を整えた。

ミライアカリの救出とちゆるの命を守る決戦は、次の配信で、成功の瞬間を迎えようとしていた。がこの物語はまだ終わらない。

 

 

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