ENTUM23   作:マブラマ

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本作品に登場するH.LIVEはZIZAIのハインツ・アクスマンのステルス運営の事務所という設定です。
あの男は姑息で卑怯な手段使いますよ。ヤバいって…。


第229話 ジャマイカンの左遷

2021年1月6日、東京・GOOMSTUDIOおよびバンダイナムコ本社

 

GOOMSTUDIOの会議室は、冷え切った空気と緊張感に支配されていた。

ジャミトフ西村は、#SaveAkariムーブメントの勢いと内部の動揺を抑えるため、ジャマイカン山田をバンダイナムコ本社の辞令で福岡支社に左遷する決定を下した。

ジャマイカンの動揺と、1月11日に予定されたヨメミ粛正計画への躊躇が、ジャミトフとバスク郷里の不信を買った結果だった。

ジャミトフは椅子に座り、冷たくジャマイカンに告げた。

「ジャマイカン、貴様の動揺はGOOMSTUDIOの足を引っ張る。バンナム本社の辞令で、即日福岡支社に異動だ。福岡で地方イベントの管理をやれ。#SaveAkariを潰すため、余計な口出しは無用だ」

ジャマイカンは顔を青ざめさせ、反論しようとしたが、ジャミトフの鋭い視線に気圧され、悄然と答えた。

「…了解しました。福岡で…頑張ります」

内心、彼はヤザン大塚の寝返りやパプテマス・シロッコの不透明な行動に不安を感じつつ、組織への忠誠と自身の立場を守るため、黙って従った。

会議室を出るジャマイカンの背中は、どこか力なく見えた。

バスクはジャミトフに進言した。

「ジャマイカンの左遷で内部の統制は取れますが、シロッコの動きが読めません。彼がNEOENTUMに情報を流してる可能性は? ヨメミ粛正を成功させるには、シロッコの監視を強化すべきです」

ジャミトフは頷き、ローレン中本に命じた。

「ローレン、シロッコを徹底監視しろ。ヨメミのSNSハッキングと偽情報拡散の準備は、1月11日までに完璧に整えろ」

ローレンは冷笑を浮かべ、答えた。

「了解しました。シロッコの動き、絶対に見逃さない。ヨメミの信頼を崩して、#SaveAkariを瓦解させましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年1月7日、東京・GOOMSTUDIO 会議室

 

GOOMSTUDIOの会議室は、新年の活気とは裏腹に、緊張と不信感が渦巻いていた。ジャミトフ西村は、テーブルの上に広げられた「VTuberFes」の企画書とミライアカリの伊勢神宮配信データを見ながら、#SaveAkariムーブメントへの対抗策を練っていた。

バスク郷里、パプテマス・シロッコ、水谷沙羅、ローレン中本が同席していたが、ジャマイカン山田の姿はなかった。

モニターには、2020年12月11日のTwitterでの「VTuberFes」関連ツイートが映し出され、アカリのDAY1出演が確認されていた。

ジャミトフは力強く切り出した。

「さて、今日の会議のテーマは『VTuberFes』だ。昨年12月11日のツイートは確認した通り、彼女の出演はDAY1だそうだ」

バスクが周囲を見回し、尋ねた。

「ジャミトフ様、ジャマイカンは今日休暇でしょうか?」

ジャミトフは冷ややかな笑みを浮かべ、答えた。

「バスク…もう忘れたのか?此奴は昨日左遷された。バンナムの福岡支社にな…アカリの笑顔を見た奴は動揺し、裏切ろうとしていた。そんな奴に置いておく訳にはいかんのだ」バスクは言葉を失い、黙り込んだ。

「……」

ジャミトフは話を進め、声を張り上げた。

「他のVTuberも出るそうだ。我々の宿敵、キズナアイも参戦だ!」

バスクは気を取り直し、応じた。

「色んなメンツが揃っていますな」

ジャミトフは厳しい口調で続けた。

「それを主催する運営も本気だって事だ。失敗は許されないぞ?」

その時、シロッコが静かに手を挙げ、口を開いた。

「ジャミトフ様、発言許可を」

ジャミトフはシロッコを一瞥し、許可した。

「シロッコか……何だ? 言ってみろ」

シロッコは落ち着いた声で提案した。

「VTuberFesはVTuberにとって選り取り見取りの良い機会かと。そこで私は一つ提案があります。Fesを盛り上げるための方法を…それは彼女を縛り上げるのではなく、自由にするべきです。他のVTuberとの接触を禁止してるみたいですが、そんなこと続いたら彼女の精神が壊れてしまい、ここは崩壊になります」

バスクは激昂し、声を荒げた。

「シロッコ! 貴様が来てからアカリは…」

ジャミトフは手を挙げ、バスクを制した。

「落ち着けバスク。――そうか。彼女には大分プレッシャー掛けてたからな…よかろう。ミライアカリを自由に動画・生配信する環境を作り上げ、自宅配信を許可する」

バスクは驚愕し、反発した。

「ジャミトフ様…」

ジャミトフは冷たく遮り、諭すように言った。

「バスクよ。お前は彼女を縛りすぎた。だから怖がられるのだぞ?」

バスクはなおも食い下がった。

「…しかし、宜しいのでしょうか? 彼女がNEOENTUMやZIZAIの連中と接触する可能性はあります」

ジャミトフは断固とした口調で答えた。

「我々は今まで彼女を縛りすぎたのだ。動画・配信のクオリティを上げるには“自由”な環境が必要だ――分かっておるな?」

バスクは渋々頷き、声を絞り出した。

「ぐ…了解しました。彼女に伝えておきます」

ジャミトフは満足げに締めくくった。

「ではその方針で行こう。――エイレーン三姉妹の接触禁止は続行だ」

シロッコは軽く微笑み、礼を述べた。

「ありがとうございます。ジャミトフ様」

ジャミトフはバスクに軽く笑いかけ、言った。

「バスク、彼女にジュースでも与えろ」

バスクは無表情で答えた。

「…了解です」

会議室の隅で、水谷沙羅は黙ってメモを取り、ローレン中本はシロッコの提案に内心で驚きつつ、NEOENTUMの動向を思い巡らせていた。

ジャマイカンの左遷は、内部の不信感をさらに深め、ヤザン大塚の寝返りに続く新たな波乱を予感させていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同日、GOOMSTUDIO 隔離配信ルーム

 

ミライアカリは隔離配信ルームでモーションキャプチャ装置を装着し、「VTuberFes」に向けた準備をしていた。

伊勢神宮配信でのファンの応援とシロッコの自由な姿勢が、彼女の心に小さな希望を灯していたが、バスクの幸福の科学コラボの噂とジャマイカンの突然の不在が、彼女を不安にさせていた。

「VTuberFes…アイちゃんたちと一緒に出られるなんて、楽しみだけど…バスク、なんか企んでるよね…」

ドアが開き、シロッコが入ってきた。

彼は穏やかな笑みを浮かべ、言った。

「アカリ、VTuberFesのDAY1出演、おめでとう。ジャミトフが自宅配信を許可した。自由にやれる環境を、君に用意したよ」

アカリは目を丸くし、驚いた。

「え…自宅配信? シロッコさん、ホントに? バスクさんがそんなこと許すなんて…」

シロッコは優しく頷き、答えた。

「バスクは反対したが、ジャミトフを説得した。アカリ、君の笑顔は縛るものじゃない。VTuberFesで、ファンの心を掴んでくれ」

アカリは目を潤ませ、決意を込めて言った。

「シロッコさん…ありがとう。アカリ、ファンのみんなのために、絶対輝くよ!」

その時、岩城が静かに部屋に入ってきた。

彼はシロッコに鋭い視線を投げ、アカリに小声で言った。

「アカリ、姜小花からの音声メッセージ、VTuberFesで送り込む。ジャマイカンが左遷された。ヤザンは完全に味方だ。シロッコの自由な動きはチャンスだが、幸福の科学コラボは危険だ。気を引き締めろ」

アカリの瞳が輝き、かすかに微笑んだ。

「岩城さん…ありがとう。ジャマイカンさん…でも、みんなが支えてくれるから、アカリ、負けないよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京都葛飾区郊外 萌実の家(萌実ハウス)

 

一方その頃、月ヶ瀬ちゆるは桃園めると一緒に、萌実が作った七草粥を囲んでいた。食卓には彩り豊かな七草粥が並び、新年の穏やかな雰囲気が漂っていた。

ちゆるはスプーンを手に、笑顔で言った。

「めっちゃ美味しい! 萌実ちゃんの七草粥、ほんと癒やされる~!」

めるは頷き、楽しそうに応じた。

「はい! 萌実ちゃんの料理、確かに美味しいですよね! でも、#SaveAkariの話、めっちゃ気になります。アカリちゃんの伊勢神宮配信、めっちゃ輝いてたけど…なんか裏で大変なことになってますよね?」

ちゆるは少し真剣な表情になり、答えた。

「うん…姜小花さんからの情報だと、バスクがヨメミちゃんを狙ってるみたい。VTuberFesで何か動きがあるかも。私たちも、#SaveAkariを応援するために、SNSで拡散しよう!」

萌実がキッチンから顔を出し、力強く言った。

「ちゆる、める、任せて! 私の七草粥パワーで、#SaveAkariの勢いもアップさせるよ! アカリちゃんの笑顔、絶対守る!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年1月8日、東京・エイレーン自宅(書斎室)

 

エイレーンは書斎のデスクに座り、タブレットでミライアカリの伊勢神宮配信を見返していた。

画面には、アカリのキラキラした笑顔と、Twitterの#SaveAkariトレンドに溢れるファンからの熱い応援メッセージが映し出されていた。

「アカリちゃん、最高!」「#SaveAkari」「ずっと応援してる!」

エイレーンの心には、希望と過去の軽率な行動への後悔が交錯していた。

「アカリさん…初詣の笑顔、凄く輝いてました…でも…私があの時もっと慎重だったら…」

そこへ、ベイレーンがコーヒーを持って部屋に入り、エイレーンの肩にそっと手を置いた。

「エイレーン、落ち込んでる時間はないお。姜小花から連絡が来た。VTuberFesで、アカリに新しいメッセージを送り込むって。ジャマイカンの左遷でバスクの内部はガタガタだ。ヤザンとシロッコの動きで、アカリを救うチャンスが近づいてるお!」

エイレーンは目を輝かせ、立ち上がった。

「本当ですか? じゃあ、アカリさんにまた希望を届けられます!」

ベイレーンが頷き、力強く言った。

「うん。朝ノ瑠璃との絆も、ファンの心を掴んでる。NEOENTUMも、アクスマンの動きを警戒しつつ、アカリを救う準備を加速させてるお。VTuberFesが、転換点になるだお!」

エイレーンは一瞬、表情を曇らせ、心の中で呟いた。

「(そうだね…アカリさんが無事なのはいいけど、萌実さんとエトラさん、ヨメミさんが心配です。もうこれ以上失いたくない…!)」

気を取り直したエイレーンは、Ci-enを開き、#SaveAkariをテーマにした自作漫画の執筆を続けた。彼女の漫画は、アカリの笑顔とVTuber業界の絆を描き、ファンコミュニティに希望と団結を呼びかけるメッセージを込めたものだった。

ペンを握る手には、過去の失敗を乗り越え、アカリを救う決意が込められていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年1月9日、奈良県・橿原市 近鉄大和八木駅周辺

 

郡道美玲は、奈良県橿原市でシフィール・エシラーのYouTubeチャンネル乗っ取り事件を追うため、連日聞き込み調査を続けていた。

橿原神宮の静かな空気とは対照的に、近鉄大和八木駅周辺は地元住民や観光客で賑わっていた。

美玲は駅近くのカフェを拠点に、ディスコルディア・ロースターのデジタル足跡と地元の情報網を頼りに調査を進めていた。

ノートPCとスマートフォンを駆使し、姜小花との暗号化通信で情報を共有しながら、ついに有力な手がかりを掴んだ。

カフェの片隅で、美玲は地元のVTuberファンから得た情報を整理していた。

彼女の鋭い目がノートPCの画面に映るデータを見つめ、呟いた。

「ディスコルディア・ロースター…やっぱりただのハッカーじゃない。ZIZAIのハインツ・アクスマンの狗か…!」

情報によれば、ディスコルディアはアクスマンの指示の下、シフィールのチャンネルを乗っ取っただけでなく、2月末に自身のYouTubeチャンネルを開設し、バーチャルYouTuber事務所「H.LIVE」に所属するAVTuberとしてデビューする計画だった。

美玲は姜小花に緊急メッセージを送った。

メッセージ(美玲から姜小花へ)

「小花、近鉄大和八木駅周辺でディスコルディアの情報掴んだ! シフィールちゃんのチャンネル乗っ取り、アクスマンのZIZAIが裏で糸引いてる。ディスコルディアは2月末に『H.LIVE』って事務所でAVTuberデビュー予定。バスクや黒龍とも繋がってる可能性高い。VTuberFesでの動き、要警戒だよ! #SaveAkari、ディスコルディアの計画潰す!」

姜小花からの返信は迅速だった。

「美玲さん、H.LIVEの情報、初耳です。アクスマンの動きと一致しますね。ディスコルディアのサーバー経由、奈良の痕跡ともリンクしています。VTuberFesで何か仕掛けてくる可能性あります。鳴神とヨメミさんにも共有し証拠固めて、シフィールさんのチャンネル奪還と#SaveAkari、同時進行しましょう」

美玲はコーヒーを一口飲み、ニヤリと笑った。

「ディスコルディア、アクスマン、H.LIVE…どんな奴らだろうと、郡道美玲の調査力からは逃げられない! アカリちゃんの笑顔とシフィールちゃんのチャンネル、絶対守るよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈良県・橿原神宮前駅

 

郡道美玲は、近鉄大和八木駅での聞き込み調査でディスコルディア・ロースターの情報を掴んだ後、さらに調査を深めるため、近鉄線で橿原神宮前駅へと移動した。

橿原神宮の厳かな雰囲気が漂う駅に降り立った美玲は、駅構内にある本屋『ロマンピア』に足を踏み入れた。彼女の目的は、ディスコルディアとH.LIVEの関連を裏付ける新たな手がかりを探すことだった。

書店の雑誌コーナーを物色していた美玲の視線が、1冊の雑誌に釘付けになった。

それは、H.LIVEが発行する『月刊AVTuber創刊号』。表紙を飾っていたのは、紛れもなくディスコルディア・ロースターだった。

派手なデザインと挑発的なポーズで彩られた表紙には、「新星AVTuber ディスコルディア・ロースター 2月デビュー!」と大々的に書かれていた。

美玲の目は怒りで燃え上がり、怒髪天を衝く勢いで呟いた。

「ディスコルディア…! シフィールちゃんのチャンネルを乗っ取って、アクスマンの狗としてH.LIVEでデビューだと? ふざけんな! アカリちゃんの#SaveAkariを邪魔するような奴、絶対許さない!」

彼女は雑誌を手に取り、ページをめくってH.LIVEの詳細をチェックした。

記事には、ディスコルディアがZIZAIのハインツ・アクスマンの支援を受け、新たなVTuber事務所H.LIVEの看板として売り出される計画が記載されていた。

さらに、ディスコルディアの活動がGOOMSTUDIOや黒龍とリンクしている可能性も匂わされていた。

美玲は即座にスマートフォンで写真を撮り、姜小花に暗号化メッセージを送った。

メッセージ(美玲から姜小花へ)

「小花、橿原神宮前駅の本屋で『月刊AVTuber創刊号』発見! 表紙はディスコルディア・ロースター! H.LIVEの看板で2月デビュー確定。アクスマンのZIZAIが完全にバックについてる。GOOMSTUDIOや黒龍との繋がりも濃厚。VTuberFesで何か仕掛けてくる前に、シフィールちゃんのチャンネル奪還と#SaveAkari、絶対加速させる! 証拠データ送るよ!」

姜小花からの返信は即座だった。

「美玲さん、いい進展です! ディスコルディアのH.LIVEデビュー、アクスマンの策略だ。サーバー追跡データと一致します。鳴神とヨメミさんにも共有し、VTuberFesでのハッキング準備、強化してディスコルディアの動き、絶対潰します! #SaveAkari!」

美玲は雑誌を手に握りしめ、決意を新たにした。

「ディスコルディア、アクスマン…H.LIVEだろうが何だろうが、郡道美玲の調査からは逃げられない! アカリちゃんの笑顔とシフィールちゃんのチャンネル、必ず守る!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年1月10日、奈良県・橿原ロイヤルホテル

 

郡道美玲は、橿原神宮前駅近くの橿原ロイヤルホテルに宿泊し、ディスコルディア・ロースターとH.LIVEの調査をさらに深めていた。

ホテルの部屋に設置した簡易ワークステーションで、姜小花のハッキングデータと『月刊AVTuber創刊号』の情報を整理しながら、#SaveAkariムーブメントの次の動きを調整していた。

美玲は、魂子、鳴神、ギルザレンⅢ世、ばあちゃる、白銀ノエル、宝鐘マリン、潤羽るしあ、月ヶ瀬ちゆるの順に暗号化通信で連絡を取り、最新情報を共有した。

美玲のメッセージ(グループチャット)

「みんな、橿原でディスコルディアの決定的証拠掴んだ! 『月刊AVTuber』にディスコルディアがH.LIVEの看板AVTuberとして2月デビュー予定って載ってる。背後にはZIZAIのアクスマン、GOOMSTUDIOや黒龍とも繋がってる可能性大。VTuberFesで何か仕掛けてくる前に、シフィールちゃんのチャンネル奪還と#SaveAkari、同時進行で潰すよ! ヨメミの1月11日粛正計画も警戒して!」

魂子は即座に応答。

「郡道先生、ナイス調査! ディスコルディアがH.LIVEでデビューとか、アクスマンの策略くせえ! あおぎり高校、VTuberFesで#SaveAkari全力で盛り上げるよ!」

鳴神は北京から冷静に返信。

「美玲、情報感謝。ディスコルディアのH.LIVE計画、アクスマンの資金が動いてる証拠だ。黒龍の追跡も強化する。VTuberFesで姜小花のハッキング、決行準備OKだ」

ギルザレンⅢ世は力強く。

「美玲殿、ディスコルディアの悪事、許すまじ! 我が剣で#SaveAkariを護る!」

ばあちゃるは軽快に。

「おお、美玲ちゃんやるね! H.LIVEとか怪しすぎ! VTuberFesでアカリちゃんを応援しつつ、ディスコルディアの動き潰そうぜ!」

白銀ノエルと宝鐘マリンはホロライブの仲間として団結。

「美玲さん、情報ありがとう! アカリちゃんの笑顔、ホロライブも守るよ!」

「ディスコルディア、H.LIVE…海賊の鼻が利くぜ、怪しい動きは見逃さない!」

潤羽るしあは熱く。

「美玲ちゃん、ディスコルディア絶対許さない! アカリちゃんのために、VTuberFesで#SaveAkariバズらせるよ!」

最後に、月ヶ瀬ちゆるが応答。

「美玲ちゃん、すっごい手がかり! ふふ、#SaveAkariムーブメント…楽しくなったね。あたしも手伝わずにはいられないね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同日、東京都葛飾区郊外 萌実の家(萌実ハウス)

 

ちゆるは、萌実の自宅でめると共にリラックスしながら、#SaveAkariの話題で盛り上がっていた。

テーブルには萌実が用意したスナックが並び、ちゆるはスマホで美玲のメッセージを読み返しながら目を輝かせていた。

めるがからかうように言った。

「ちゆるさん、楽しんでませんか?」

ちゆるは笑いながら答えた。

「楽しむも何も、これは重要な手がかりだよ。うーん、やっぱVTuberって面白いわ!」

萌実がキッチンから顔を出し、半信半疑で言った。

「ちゆる、萌実の家で変な実験してるけど、爆発騒ぎはしないでね。修理代、全部負担してもらうから」

ちゆるは手を振って笑った。

「大丈夫だよ、萌実ちゃん。大事な配信器具が沢山囲まれてるのに、爆発するような実験は出来ないよ」

萌実は眉をひそめ、呟いた。

「…だったら良いけど。エイレーンみたいな事はしないでよね!」

ちゆるはニヤリと笑い、続ける。

「しないしない!――ディスコルディアも肝が据わってるだろうけど、アクスマンも悪運が強いわね。遠距離で見守っちゃう?」

めるが真顔で釘を刺した。

「萌実さんの警告、ちゃんと従ってくださいね」

ちゆるは大げさに頷き、宣言した。

「分かってるよ、めるちゃん。あたしはシリウスシュガーの月ヶ瀬ちゆるだよ。大好きな萌実ちゃんの家で派手な実験は出来ないよ」

萌実は溜息をつき、呟いた。

「…不安だ」

 

 

 

 

GOOMSTUDIOでは、ジャミトフ西村とバスク郷里がVTuberFesでのミライアカリの出演を活用し、#SaveAkariムーブメントを牽制しようとしていた。

しかし、ジャマイカン山田の左遷、ヤザン大塚の裏切り、パプテマス・シロッコの不透明な行動、ZIZAIのハインツ・アクスマンの介入、黒龍のターゲット変更、そして1月11日に迫るヨメミ粛正計画が、内部の混乱を加速させていた。

シロッコの提案によるアカリの自宅配信許可は、NEOENTUMに新たなチャンスを与えていた。

NEOENTUMのベアトリクス・ブレーメ、姜小花、篁唯依、音霊魂子、湊あくあ、郡道美玲、ヨメミ、萌実、おめがシスターズ、リィズ・ホーエンシュタイン、天開司らは、姜小花のハッキングデータと鳴神裁の録音情報を基に、VTuberFesでの対抗策を準備していた。

北京の鳴神は、美玲のディスコルディア調査の進捗を受け、黒龍の脅威に警戒しながら#SaveAkariのSNS拡散を続けていた。

ニューヨークのヨメミは、ホロライブENの小鳥遊キアラと連携し、ブルックリンでのファン動員を進め、韓国のおめがシスターズは朝鮮日報、ドイツのグレーテル・イエッケルンはノイエス・ドイチュラントを通じてムーブメントの支援を拡大していた。

あおぎり高校の音霊魂子、水菜月夏希、石狩あかり、大代真白は、天開司の協力を得て、#SaveAkariの拡散力を高めていた。

エイレーンは、Ci-enでの漫画執筆を通じて、ファンコミュニティに希望を届けていた。シフィール・エシラーのチャンネル乗っ取り事件は、ディスコルディアのH.LIVEデビュー計画により、#SaveAkariムーブメントに新たな危機を投じていた。

エトラはアカリの危機を知らず、癒やしのASMR配信でファンを魅了し、葵とうるうのようなファンの心を動かしていた。

柏木晴子と築地多恵は、バスクの刺客を振り切ったことで、NEOENTUMの結束をさらに強めていた。

美玲のディスコルディア調査とちゆるたちの応援は、#SaveAkariムーブメントに新たな勢いを与えていた。

VTuberFesとヨメミの粛正計画が目前に迫る中、VTuber業界の絆と国際的なファンの力が、革命の火をさらに燃え上がらせていた。

 

 

 

Fortgesetzt werden

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