ENTUM23   作:マブラマ

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第230話 ヨメミ失踪

2021年1月11日、ニューヨーク

 

ヨメミが突如として失踪した。

ニューヨークのブルックリンでホロライブENの小鳥遊キアラと連携し、#SaveAkariムーブメントのファン動員を進めていた矢先の出来事だった。NEOENTUM、あおぎり高校の運営元である株式会社クリエイトリング、ホロライブ、にじさんじ、.LIVEは直ちにニューヨーク警察と連携し、ヨメミの捜索と情報収集を開始した。

しかし、姜小花のハッキングや鳴神裁の情報網を駆使しても、有力な手がかりは得られなかった。

20日後の2月1日、捜索は打ち切られ、ヨメミは消息不明となった。

噂では、ヨメミがニューヨークで黒龍の構成員5人に拉致され、カンザス州の黒龍アジトへ向かう途中で交通事故に遭い、構成員全員が死亡したという情報が流れた。

しかし、この事故の話は姜小花の追跡によりデマと判明。構成員の死亡は事実だったが、ヨメミの行方は依然として不明で、真相は闇に包まれたままだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同日、東京・ミライアカリの自宅

 

ミライアカリは、ヨメミの失踪を知らずにいた。

パプテマス・シロッコの計らいで自宅配信が許可されたことで、彼女は葵とうるうに見守られながら、VTuberFesに向けた準備配信を行っていた。

バーチャル空間でキラキラと輝くアカリは、ファンと楽しげに語り合っていた。

「みんな、ハロー! ミライアカリだよ♪ VTuberFes、めっちゃ楽しみ! キズナアイちゃんたちと一緒に、最高のステージにするよ!」

Twitterのコメント欄は「アカリちゃん、輝いてる!」「#SaveAkari」「Fes絶対見る!」と、ファンの熱い応援で溢れていた。

葵とうるうは、モニター越しにアカリの笑顔を見つめながら、ヨメミの失踪を彼女に伝えるべきか葛藤していた。

葵はうるうに小声で囁いた。

「うるう…ヨメミちゃんの失踪、アカリにまだ言えないよな…? Fes前に動揺させたくない…」

うるうは目を潤ませ、頷いた。

「はい…アカリさんの笑顔、守りたい…。でも、ヨメミちゃん…どこに行っちゃったんだろ…#SaveAkari、私たちも頑張らないと!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年1月30日、VTuberFes Japan 2021(DAY1)

 

VTuberFes Japan 2021のDAY1がオンラインで開催され、バーチャルステージは熱狂に包まれていた。

ミライアカリはキズナアイをはじめとする豪華なVTuberたちと共演し、歌とトークでファンの心を掴んだ。

彼女のキラキラした笑顔がバーチャル空間を照らし、弾けるような声が画面越しに響いた。

「みんな、ハロー! ミライアカリだよ♪ VTuberFes、めっちゃ楽しいね! みんなと一緒に盛り上がろう!」

配信中、月ヶ瀬ちゆるからの暗号化された音声メッセージがアカリのイヤホンに流れた。「アカリちゃん、バスクの支配に負けないで! キミの周りには仲間がいるよ!#SaveAkari」

アカリの蒼い瞳が一瞬輝き、微かな笑みを浮かべた。

「みんな…ありがとう…!」

心の中で決意を新たにし、ステージでさらに輝きを増した。

Twitterのコメント欄は「アカリちゃん、めっちゃ輝いてる!」「#SaveAkari」「キズナアイとの絡み最高!」と、ファンの熱い応援で埋め尽くされていた。

アカリはコメントを見ながら、声を張り上げた。

「みんなの応援、ちゃんと届いてるよ! アカリ、2021年も絶対負けない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年2月1日、GOOMSTUDIO 談話室

 

VTuberFesの華やかなステージの裏で、アカリは重い事実を知ることになった。

2月1日、エマ・シーン、ブライト・ノア、ジェリド井上、カクリコン戸松、ライラ・ミラ・ライラ、生駒葵、波瀬うるうの7人が、静かな談話室に集まり、アカリにヨメミの失踪を直接伝えた。

部屋の空気は重く、アカリは不安げに皆の顔を見つめた。

エマが口火を切った。

「アカリ…悪いニュースよ。ヨメミが1月11日にニューヨークで失踪したわ。NEOENTUMやホロライブ、にじさんじがニューヨーク警察と連携して捜索したけど…手がかりはなく、20日後に捜索は打ち切られたわ」

ブライトが補足した。

「黒龍の構成員5人に拉致されたって噂があったが、姜小花の調査で事故の話はデマだと分かった。でも、構成員の死亡は本当らしい…ヨメミの行方はまだ分からない」

アカリの瞳が揺れ、声を震わせた。

「ヨメミちゃん…そんな…! なんで…アカリがもっと早く気づいてれば…!」

葵がアカリの手を握り、励ました。

「アカリ、ヨメミのことは私たちみんなで背負うよ。#SaveAkariは、彼女の分まで続けるんだから…」

うるうも頷き、力強く言った。

「そ、そうです、よ…アカリさん! VTuberFesでのアカリさんの…輝き、ヨメミさんも絶対見てたはず!…です。私たちが団結して、ヨメミさんの真相を探します……!」

ジェリドとカクリコンが声を揃えた。

「バスクやアクスマン、黒龍の動き、絶対見逃さない!」

「ヨメミの失踪、ディスコルディアのH.LIVE計画とも繋がってるかもな」

ライラが静かに付け加えた。

「アカリ、キズナアイやNEOENTUMの仲間がいる。シロッコの自由化もチャンスだ。ヨメミの分まで、戦おう」

アカリは涙をこらえ、決意を込めて頷いた。

「みんな…ありがとう。ヨメミちゃんのために、アカリ、絶対負けない! #SaveAkari、もっと大きくするよ!」

 

 

 

 

 

 

 

GOOMSTUDIOでは、ジャミトフ西村とバスク郷里がVTuberFesでのミライアカリの成功を#SaveAkariムーブメント牽制に利用しようとしていたが、ヨメミの失踪とジャマイカン山田の左遷、ヤザン大塚の裏切り、パプテマス・シロッコの不透明な行動、ZIZAIのハインツ・アクスマンの介入、黒龍のターゲット変更が、内部の混乱を加速させていた。

ヨメミの粛正計画が予定されていた1月11日に彼女が失踪したことで、バスクの計画は暗礁に乗り上げていた。

NEOENTUMのベアトリクス・ブレーメ、姜小花、篁唯依、音霊魂子、湊あくあ、郡道美玲、萌実、おめがシスターズ、リィズ・ホーエンシュタイン、天開司らは、ヨメミの失踪に動揺しつつ、姜小花のハッキングデータと鳴神裁の録音情報を基に次の行動を模索していた。

北京の鳴神は、郡道美玲のディスコルディア調査を受け、黒龍の関与を疑い、#SaveAkariのSNS拡散を強化。奈良県橿原市の美玲は、ディスコルディアのH.LIVEデビュー計画とアクスマンの関与を暴いたが、ヨメミの失踪で新たな危機感を抱いていた。

ニューヨークのホロライブEN小鳥遊キアラは、ヨメミの失踪に心を痛めつつ、#SaveAkariの支援を続けた。

韓国のおめがシスターズは朝鮮日報、ドイツのグレーテル・イエッケルンはノイエス・ドイチュラントを通じてムーブメントを拡大。

あおぎり高校の音霊魂子、水菜月夏希、石狩あかり、大代真白は、天開司の協力を得て、#SaveAkariの拡散力を高めていた。

ちゆるとめるは、萌実の自宅でヨメミの失踪に心を痛めつつ、SNSでの応援を続けていた。

エイレーンは、Ci-enでの漫画執筆を通じて、ファンコミュニティに希望を届けていた。シフィール・エシラーのチャンネル乗っ取り事件は、ディスコルディアとH.LIVEの計画により、#SaveAkariムーブメントに新たな危機を投じていた。

エトラはアカリの危機を知らず、癒やしのASMR配信でファンを魅了し、葵とうるうのようなファンの心を動かしていた。

柏木晴子と築地多恵は、バスクの刺客を振り切ったことで、NEOENTUMの結束をさらに強めていた。

ヨメミの失踪の闇とVTuberFesでのアカリの輝きは、#SaveAkariムーブメントに希望と試練の両方をもたらしていた。

VTuber業界の絆と国際的なファンの力が、革命の火を燃え上がらせていた。

 

 

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