ENTUM23   作:マブラマ

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第245話 鳴神BAN解除

2021年4月9日、フィリピン・ダバオ

 

鳴神裁は、ダバオの簡素なアジトでノートパソコンに向かい、#SaveAkariムーブメントの勢いと並行して、自身の大きな進展に興奮していた。

彼の初代メインチャンネルとそれに紐づいたサブチャンネルのBANが、異議申し立て申請の承認により解除されたのだ。

理由ははっきりしない――一部では、YouTubeの90日ルールにより最初の異議申し立てが期限切れとなった可能性が囁かれていたが、真相は不明だった。

鳴神は早速、BAN解除の報告動画を制作し、YouTubeにアップロードした。

 

 

動画:鳴神裁「チャンネルBAN解除! #SaveAkariと一緒に逆襲開始!」

 

バーチャル空間で、燃えるような背景を背にした鳴神が、力強い声で語り始めた。

「よお、みんな! 鳴神裁だ! ついに、俺の初代メインチャンネルとサブチャンネルがBAN解除! 長かった戦いだったが、#SaveAkariの絆、ファンの応援、そして俺の執念が勝ったぜ! GOOMSTUDIOの闇、全部暴いてやる! これからもガチでいくぜ!」

コメント欄は即座に沸いた。

「鳴神さん、復活おめでとう!」「#SaveAkari」「これで逆襲だ!」 「GOOMぶっ潰せ!」「おかえりなさい!鳴神さん」「待ってました!」

ファンの熱い声援が、鳴神の決意をさらに燃え上がらせた。

鳴神は動画の最後で、ダバオでの調査状況を軽く触れた。

「今、ユリアとダバオで黒龍のダミー会社を追ってる。#SaveAkari、俺たちの絆でGOOMSTUDIOをぶっ潰す!」

動画公開後、Twitterの#SaveAkariトレンドはさらに勢いを増し、「鳴神復活!」「#SaveAkari最強!」といったコメントが溢れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同日、ダバオ・港湾エリア

 

鳴神とユリア・バーンズは、ダバオの港湾エリアで黒龍の「牙」のダミー会社が使う倉庫を監視していた。黒いバンと怪しい船の出港準備を確認し、アクスマンの東南アジア逃亡ルートを封じるタイミングを計っていた。ユリアは監視カメラの映像をチェックしながら、鳴神に言った。

「裁、船の出港は今夜。アクスマンと彼の側近、ミヒャエル・ゾーネが乗る可能性が高い。ルートは確定だね♪」

鳴神は拳を握り、力強く応じた。

「ユリア、ナイス! 俺のチャンネル復活で、#SaveAkariの勢いも倍増だ。アクスマンをここで捕まえる!」

鳴神は姜小花、篁唯依、音霊魂子、ちゆる、エイレーンに暗号化メッセージを送った。メッセージ(鳴神から姜小花、唯依、魂子、ちゆる、エイレーンへ)

「小花、唯依、魂子、ちゆる、エイレーン、俺のチャンネルBAN解除! 報告動画アップしたぜ! ダバオで黒龍の『牙』の船、今夜出港。全部が#SaveAkariの力だ。GOOMSTUDIOとZIZAI、完全に潰す!」

姜小花の返信は迅速だった。

「鳴神さん、チャンネル復活おめでとうございます! #SaveAkariの魂がGOOMSTUDIOを圧倒してる。アクスマンのルート確定、韓国→ダバオ→東南アジア。黒龍、逃がしません!」

魂子は熱く応じた。

「鳴神、ユリア、チャンネル復活すっごい!石狩と一緒にアクスマン追い詰める! #SaveAkari、魂で勝つよ!」

ちゆるは冷静に分析を加えた。

「鳴神君、BAN解除おめでとう! ダバオの船、ZIZAIサーバーの新ログで出港時間と乗組員リスト特定。アクスマンとミヒャエル、確実に乗ってる。次のハックで船のGPS追跡するよ!」

エイレーンは力強く締めた。「鳴神さん、復活最高! これらは全部#SaveAkariの絆! H.LIVEとエイレーン学園、ダバオ追跡バックアップする。GOOMSTUDIO、終わりです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同日、GOOMSTUDIO 管理室

 

GOOMSTUDIOでは、ジャミトフ西村とバスク郷里が、鳴神のチャンネルBAN解除とアカリの「アニメじゃない」配信の成功に激しく動揺していた。

バスクはモニターを睨み、声を荒げた。

「鳴神のチャンネル復活だと!? 」

ジャミトフは冷たく応じた。

「バスク、焦るな。黒龍の『牙』に偽の出港情報を流し、ダバオで鳴神とユリアを攪乱。アカリの次配信で、偽スキャンダルを仕込んで分断する。」

 

鳴神の復活とダバオでの追跡は、#SaveAkariムーブメントに新たな火を灯し、アクスマンの潜伏、黒龍の資金ルート、ヨメミの失踪、桐生ココのパワハラ疑惑、シフィールのチャンネル乗っ取りの真相が迫る中、GOOMSTUDIOの支配を揺さぶっていた。

VTuber業界の絆と国際的なファンの力が、革命の火を燃え上がらせていた。

――――続く。

 

 

 

 

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