2021年4月13日、フィリピン・ダバオ 隠れ家
ダバオの夜は蒸し暑く、港湾エリアの喧騒が遠く響く中、鳴神裁とユリア・バーンズは簡素なアジトで黒龍の「牙」の動きを追っていた。
ハインツ・アクスマンとミヒャエル・ゾーネの船出港が迫る中、月ヶ瀬ちゆるのハックと美玲のヨメミ情報で、黒龍のダミー会社をほぼ特定していた。
しかし、静寂を切り裂くように、隠れ家のドアが突然蹴破られ、黒龍の構成員たちが銃を手に突入してきた。
「鳴神! ユリア! お前らの追跡はここまでだ!」
黒龍の刺客が叫び、銃口を向けた。
鳴神は一瞬、万事休すかと覚悟したが、その刹那、闇夜を切り裂く銃声が連続で響いた。
黒龍の構成員たちが次々と倒れ、血の海に沈んだ。
現れたのは、ダバオ・デス・スクワッド(DDS)――ミンダナオ島ダバオ市で悪名高い自警団だ。ミンダナオ・タイムズ紙(2004年8月2日)では52件、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(2005年)では同年初頭3か月で72件の殺人に関与したと報じられる、冷酷な集団だった。
DDSのリーダーらしき男が、銃の煙を払いながら無言で去っていく中、ユリアは鳴神の腕を強く引っ張った。
「裁、今だよ! 早く逃げよう!」
二人は混乱に乗じ、隠れ家を飛び出し、ダバオの暗い路地裏へ消えた
同日、ダバオ 別の隠れ家
鳴神とユリアは新たな隠れ家に身を潜め、息を整えながら状況を整理した。
鳴神はノートパソコンを開き、アクスマンのネットワークにアクセス。黒龍の元幹部、コードネーム「シャドウ」と、元米軍の情報屋、コードネーム「ファントム」をスカウトする交渉を開始した。
シャドウは黒龍の内部情報を握る裏切り者で、ファントムは諜報活動のプロ。
二人は#SaveAkariの勢いと、鳴神のチャンネル復活に触発され、協力を快諾した。
鳴神は暗号化メッセージで、姜小花、篁唯依、音霊魂子、ちゆる、エイレーン、山黒音玄に状況を報告した。
メッセージ(鳴神から姜小花、唯依、魂子、ちゆる、エイレーン、音玄へ)
「小花、唯依、魂子、ちゆる、エイレーン、音玄。黒龍の襲撃をDDSが一掃、ユリアと脱出成功。アクスマンのネットワークから、黒龍元幹部『シャドウ』と元米軍情報屋『ファントム』をスカウト。ダバオの船、アクスマンとミヒャエルの出港は今夜だ。」
姜小花の返信は迅速だった。
「鳴神さん、ユリアさん、ご無事でよかったです! DDSの介入、予想外だけど好機。黒龍、逃がしません!」
魂子は熱く応じた。
「鳴神、ユリア、すっごい! 黒龍の襲撃を切り抜けたなんて!私たちの絆でアクスマン追い詰める! #SaveAkari、魂で勝つよ!」
ちゆるは冷静に分析を加えた。
「鳴神君、ユリアちゃん、脱出おめでとう。DDSの介入、黒龍の内部混乱を示してるよ。ZIZAIサーバーのログで、アクスマンとミヒャエルの船GPS追跡継続。シャドウとファントムの情報で、黒龍の資金ルート特定加速。次のハックで全貌暴くよ!」
音玄はふにゃっとした口調で返信した。
「鳴神さん、ユリアさん、ふにゃっと無事でよかった~! シャドウさんとファントムさん、めっちゃ強そう!#SaveAkari、ふにゃっと応援するよ~!」
エイレーンは力強く締めた。
「鳴神さん、ユリアさん、シャドウ、ファントム、最高の展開! これも全部#SaveAkariの絆。H.LIVEとエイレーン学園、ダバオをバックアップ。GOOMSTUDIO、終わりです!」
DDSの介入で結束を強め、シャドウとファントムのスカウトは、#SaveAkariムーブメントに国際的な戦力を加えた。
アクスマンの潜伏、黒龍の資金ルート、ヨメミの失踪、桐生ココのパワハラ疑惑、シフィールのチャンネル乗っ取りの真相を追い、GOOMSTUDIOの支配を揺さぶっていた。VTuber業界の絆と国際的なファンの力が、革命の火を燃え上がらせていた。
Fortgesetzt werden