ENTUM23   作:マブラマ

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第251話 水の星へ愛をこめて

2021年4月15日、オンライン・「水の星へ愛をこめて」歌ってみた動画配信

 

宇宙の星々が瞬くバーチャル空間で、ミライアカリは「水の星へ愛をこめて」の歌ってみた動画配信をスタートさせた。

ガンダムの名曲を情感たっぷりに歌い上げるアカリの声は、まるで銀河を渡る光のように響いた。

「みんな、ハロー! ミライアカリだよ♪ 今日はガンダムの名曲『水の星へ愛をこめて』を歌ってみた! ファンのみんなと一緒に、愛を届けるよ!」

彼女の純粋な笑顔と心のこもった歌声に、YouTubeとTwitterのコメント欄が瞬時に沸騰した。

「アカリちゃん、歌声に感動!」「#SaveAkari」「愛が届いた!」

ファンの熱い声援に、アカリの瞳が一瞬輝き、小さな笑みを浮かべた。

歌い終わり、アカリは声を張り上げた。

「みんなの応援、ちゃんと届いてるよ! アカリ、ファンのみんなと一緒に、愛を届け続けるから!」

Twitterの#SaveAkariトレンドはさらに勢いを増し、「アカリ、泣いた!」「歌声が心に響く!」「#FreeCoco」とファンの感動が溢れ返った。

アカリはコメントを読みながら、笑顔で応えた。

「みんな、ありがとう! アカリ、負けないよ!」

 

 

配信の裏では、ヤザン大塚がパプテマス・シロッコ、水谷沙羅、レコア勝生、ジェリド井上、カクリコン戸松と密かに集まり、反撃の火を燃やしていた。

ヤザンは拳を握り、熱く叫んだ。

「シロッコさん、沙羅、レコア、ジェリド、カクリコン、アカリの『水の星へ愛をこめて』がバスクを完全に圧倒した! 俺たちの反撃で、バスクの支配を今度こそ終わらせる!」

シロッコは冷静に微笑み、頷いた。

「ヤザン、沙羅とレコアの離反、ジェリドとカクリコンの協力が、GOOMSTUDIOの崩壊を決定づけた。あおぎり高校の結束、NEOENTUMの支援、アカリの純粋さが、すべてを変える。次の反撃で、バスクを倒す。」

レコアは鋭い目で言った。

「アカリの歌声、ファンの絆…バスクには絶対に理解できない。私たち、必ず勝つわ。」ジェリドは勢いよく付け加えた。

「アカリの歌、ガンダムの魂そのものだ! バスクの偽スキャンダルなんて、ファンの愛に比べりゃ無力だ!」

カクリコンも力強く応じた。

「るしあちゃんのアクスマン糾弾、音玄ちゃんのデビュー、萌実の潔白、#SaveAkariの絆は止まらない! 俺たちも内部からぶっ壊すぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同日、東京都葛飾区郊外 萌実の家(萌実ハウス)

 

その頃、萌実の家に居候していた月ヶ瀬ちゆるは、自身の研究所「シリウスシュガー」に戻る準備を進めていた。

ノートパソコンを閉じ、ハッキングツールをバッグに詰めながら、ちゆるは呟いた。

「萌実ちゃん、そろそろシリウスシュガーに戻るよ。アクスマンのGPS追跡、黒龍の資金ルート特定も進んでるし…」

だが、萌実は慌ててちゆるの手を掴んだ。

「ちゆるさん、待って! まだダメ! GOOMSTUDIOの脅威が去ってないよ! まだ何が来るか分からない。もう少しここにいて!」

ちゆるは一瞬驚いたが、萌実の真剣な瞳を見て頷いた。

「…確かにバスクの動きは油断できないね。シリウスシュガーは後でもいい。#SaveAkari、一緒に守ろう。」

萌実は笑顔を取り戻し、力強く言った。

「うん! アカリちゃんの『水の星へ愛をこめて』、るしあちゃんの糾弾、音玄ちゃんのデビュー、私の潔白、全部が#SaveAkariの絆! ちゆるのハックで、アクスマンを絶対捕まえるよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年4月16日、フィリピン・ダバオ 港湾エリア

 

ダバオの港湾エリアは、夜の湿気と海風に包まれ、緊張感が漂っていた。

鳴神裁はユリア・バーンズ、黒龍の元幹部「シャドウ」、元米軍情報屋「ファントム」と共に、アクスマンの隠し資産を管理するサーバーへのアクセスを進めていた。

ちゆるのハックとシャドウの内部情報により、黒龍の「牙」のダミー会社がシンガポールへ資金を流すルートがほぼ特定されていた。ノートパソコンを囲む四人。ファントムが低く囁いた。

「アクスマンのサーバー、暗号化は強固だが、月ヶ瀬ちゆるのツールで突破可能。資金の流れを暴けば、黒龍のネットワークは崩壊する。」

鳴神は拳を握り、目を光らせた。

「ユリア、シャドウ、ファントム、#SaveAkariの絆でここまで来た。今夜、アクスマンを追い詰めるぜ!」

しかし、その瞬間、鳴神の暗号化された通信デバイスが鳴り響いた。

画面には緊急メッセージ――「ディスコルディア、鹿児島刑務所から脱走」

鳴神の表情が一変した。

ディスコルディアの収監はGOOMSTUDIOの闇を暴く鍵だったが、彼女の脱走は新たな混乱を予感させた。

ユリアが鋭く言った。

「裁、ディスコルディアの脱走はバスクの仕業かもしれない。東京で動きを封じる必要がある。」

鳴神は一瞬迷ったが、決意を固めた。

「ユリア、シャドウ、ファントム、ダバオは任せた。俺は単身東京へ戻る。ディスコルディアを捕まえ、GOOMSTUDIOの計画を潰す!」

ユリアは頷き、冷静に応じた。「裁、気をつけて。サーバーアクセスの進捗は私たちで続ける。ちゆるちゃんのハックとシャドウの情報で、アクスマンの資金ルートを暴くよ。」鳴神は急遽、ダバオから東京へのフライトを手配し、夜の闇に消えた。

 

 

ディスコルディアの脱走は新たな試練だったが、#SaveAkariと#FreeCocoのムーブメントは、アクスマンの潜伏、黒龍の資金ルート、ヨメミの失踪、桐生ココのパワハラ疑惑、シフィールのチャンネル乗っ取りの真相を追い、GOOMSTUDIOの支配を揺さぶっていた。VTuber業界の絆と国際的なファンの力が、革命の火を燃え上がらせていた。

 

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