ENTUM23   作:マブラマ

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第259話 お台場の光

2021年5月11日、東京・お台場の光東京の初夏は、3度目の緊急事態宣言下でも穏やかな陽光を湛えていた。

新たな危機を予感させる中、このひとときは#SaveAkariムーブメントの絆を再確認する貴重な時間だった。

お台場のヴィーナスフォート、色とりどりのショップが並ぶ中、萌実はエトラの手を引き、目を輝かせて叫んだ。

「エトラ! 見て、このクレープ屋さん! いちごバナナチョコ、絶対食べようよ!」

彼女の声は、エイレーンファミリーの情熱そのものだった。

エトラはクールな微笑みを浮かべ、冷静に答えた。

「ふふ、萌実、落ち着いて。クレープは逃げないよ。でも…確かに美味しそう。せっかくのデート、楽しもう。」

彼女の瞳には、戦いの日々では見せない柔らかな光が宿っていた。

二人はクレープを手に、観覧車の方へ歩いた。

萌実はクレープを頬張りながら、ふと真剣な表情になった。

「エトラ、この前の三合会の襲撃、めっちゃ怖かったよね…。でも、晴子ちゃんと多恵ちゃんのカローラスポーツがカッコよすぎて! #SaveAkari、ほんとにみんなの絆で守られてるんだなって。」

エトラは海を見ながら頷き、静かに応えた。

「うん、あの時は本当に助かった。ベアトリクス会長やリィズさん、がぶりえるちゃんの歌枠、鳴神さんの気合い…そして、萌実の配信。全部が繋がってる。アカリちゃんの笑顔を守るためだよね。」

観覧車に乗り込むと、ゴンドラがゆっくり上昇し、お台場の景色が広がった。

萌実は窓に額を押し当て、呟いた。

「アカリちゃんのガスト配信、楽しみだな。エマさんが言ってた橘さんのこと…ちょっと切ないけど、遠くで応援してくれてるって信じてる。」

エトラは萌実の肩にそっと手を置き、穏やかに言った。

「うん、橘さんの想いも、魂子ちゃんの情熱も、みりあちゃんの勇気も、全部アカリちゃんに届いてるよ。私たちも、こうやって一緒にいることで、#SaveAkariを強くしてる。」

ゴンドラが頂点に達し、東京湾の夕陽が二人を照らした。

萌実は笑顔を取り戻し、拳を握った。

「エトラ、絶対負けないよ! アクスマンの動きとか、まだ怖いけど…私たちの絆なら、どんな闇もぶっ飛ばせる!」

エトラは微笑み、珍しく少し照れながら答えた。

「…萌実のその情熱、嫌いじゃないよ。じゃ、クレープおかわりする? 次は抹茶パフェ狙いで。」

萌実が「やったー!」と飛び跳ね、ゴンドラが小さく揺れた。

その夜、萌実のTwitterにはお台場の写真と「#SaveAkari エトラとデート最高だった! アカリちゃん、魂子ちゃん、みんなの想い、絶対守るよ!」という投稿がアップされ、ファンのリプライで埋め尽くされた。

「萌実とエトラ、尊い!」「お台場デート、癒される!」「#FreeCocoも応援!」

姜小花からの暗号化通信が届き、エトラに囁く。

「萌実さんの投稿、ファンの士気凄く上がっています。一応念のためにアイリスディーナさんの動きも監視しています。彼女はアクスマンと違ってわたくし達の味方です」

エトラは頷き、萌実の手を握り直した。

「よし、萌実。次の戦いも、一緒に乗り越えよう。」

 

萌実の情熱、エトラの冷静さ、アカリの純粋な笑顔、音霊魂子の情熱、大代真白の穏やかな支え、山黒音玄のふにゃっとした応援、エイレーン学園の統率力、柏木晴子と築地多恵のチームワーク、がぶりえるの歌声、姜小花のハッキング、リィズの機敏さ、葵とうるうの連携、ベアトリクスの威厳、鳴神の闘志は、#SaveAkariの革命の火を燃え上がらせ、VTuber業界の未来を守り続けていた。

 

 

 

Fortgesetzt werden

 

 

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