ENTUM23   作:マブラマ

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第34話 ミライアカリの新たな挑戦:青春ラブコメの主演

2018年5月21日、株式会社ENTUMのスタジオ控室は、ミライアカリの興奮と新たな企画への期待で熱気に包まれていた。花野蜜のテーマ曲「学ぼう 学ぼう 学ぼう 彼女のために」が #はなみつ でSNSを席巻し、萌実の副会長昇格で社内の士気が高まる中、ベアトリクスが仕掛けた青春ラブコメのショートドラマ企画が動き出していた。ミライアカリを主演に据えたこのプロジェクトは、ENTUMのクリエイティブな魅力をさらに広め、VALUESのヒカオが企む株式譲渡の脅威に対抗する戦略の一手だった。控室の空気は、ミライアカリの弾けるエネルギーと同じくらい、希望とワクワク感に満ちていた。

 

アカリが、スタジオ控室で企画書を手に目を輝かせ、叫んだ。

「青春ラブコメですか? しかも主演!!!?」

彼女の声は、ミライアカリらしい爆発的なテンションと、予想外の大役に心が躍る喜びを滲ませていた。アカリは、「エゴサーの姫」としてファンに愛されてきたが、ドラマ主演は新たな挑戦で、ドキドキが止まらなかった。

ニコラが、落ち着いた笑みを浮かべて企画書を広げた。

「内容はこうだ」

彼女の声は、軍人らしい簡潔さと、ミライアカリの魅力を最大限に引き出す企画への自信を表していた。ニコラは、ベアトリクスのビジョンを具体化し、アカリを輝かせる役割を心から楽しんでいた。

 

 

ニコラが企画書を指しながら、アカリに概要を説明した。

「タイトルは仮で『アカリの恋する学園日記』。舞台は架空の『ENTUM学園』で、君が演じるのは元気いっぱいだけど恋にちょっぴり不器用な高校生、星野アカリ。ある日、転校生の謎めいたイケメン――名前はまだ未定――と出会い、ドタバタの恋物語が始まる。学園祭や部活、友達との友情を絡めつつ、コメディと胸キュンをバランスよく届けるショートドラマだ。全5話、各話5分程度で、YouTubeとSNSで配信予定。」

 

彼女は一息ついて、アカリの反応を見ながら続けた。

「共演には、花野蜜がアカリの親友で頭脳明晰な家庭教師キャラとして登場。恋のアドバイスをするけど、実は自分も恋に悩む役どころ。猫宮ひなたは、運動部のムードメーカーで、アカリをいつも元気づける妹分。ヨメミはフリーVTuberとしてゲスト出演、謎の転校生の姉役でちょい役だけどインパクト大。あと、エイレーンが勝手に脚本に『不死スキル』をねじ込もうとして、カタリーナに没にされたのは内緒な。」

ニコラがニヤリと笑うと、アカリが目をキラキラさせた。

「テーマは『恋も友情も、学ぶことで輝く』。蜜の『学ぼう』の精神をドラマに落とし込み、視聴者に笑いと感動を届ける。ファン層を10代から20代に広げ、ENTUMのブランドを強化する狙いだ。どうだ、アカリ、主演の覚悟はできてるか?」

アカリが、拳を握りしめて叫んだ。

「めっちゃできてる!! 恋するアカリ、めっちゃ可愛く演じるよ! ファンにドキドキと笑顔、ぜーんぶ届けて、#アカリの恋日記 でSNSを埋め尽くすんだから!」

彼女の声は、ミライアカリらしい無敵のポジティブさと、ドラマで新たな一面を見せる意気込みを表していた。アカリは、アクスマン戦で培ったファンの信頼を胸に、青春ラブコメでENTUMの輝きをさらに大きくする覚悟だった。

 

ドラマの成功は、ENTUMの団結をさらに強め、VALUESの脅威を跳ね返す鍵となる。エイレーンが地下倉庫で発見した「アクスマンの資料」が、VALUESとの意外な繋がりを示唆し、物語に新たな謎を投じるかもしれない。ミライアカリの恋する姿は、視聴者の心を掴み、ENTUMの楽園を輝かせるだろう。

 

遠くのモニターに映る「1000万再生」の数字は、ミライアカリの輝きを継ぎ、青春ラブコメがENTUMの新たな伝説を紡ぐ瞬間を示していた。アカリの「ぜーんぶ届ける!」の決意は、ファンとの絆をさらに深め、物語は、ドラマの成功とVALUESとの対決が交錯する中、さらなる展開へと突き進む――。

 

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