2018年4月9日、株式会社ENTUMのオフィスは、1000万再生の熱狂を胸に、静かなる決意を育んでいた。営業統括部の喧騒を抜け、社長室の隣にある会長室では、穏やかながらも重厚な空気が漂っていた。
ベイレーンが、整然とまとめられた書類を手に、アイリスディーナのデスクに進み出る。
「会長、この書類を」
彼女の声は落ち着きつつも、どこか高揚感を帯びていた。
アイリスディーナは書類を受け取り、鋭い眼差しで内容を一瞥する。
「うむ、いいじゃないか」
彼女は一瞬口元を緩め、書類に記された「ミライアカリ」の名前に目を留めた。
「ミライアカリなら期待できる。登録数1億超えればいいな」
ベイレーンが自信たっぷりに頷く。
「彼女なら、きっと期待に応えてくれますよ!」
部屋の窓から差し込む夕陽が、書類の白さに柔らかな光を投げかける。オフィスの遠くでは、モニターに映る「1000万再生」の数字が社員たちの笑顔を照らし続けていた。
アイリスディーナが静かに呟く。
「この会社……面白いことになりそうだ」
ベイレーンが笑みを深める。
「ええ、会長。彼女たちと一緒に、でっかい夢を掴みます!」
二人の視線が交錯し、ENTUMの未来への確信がそこに宿る。書類一枚から始まる物語は、1億という新たな目標に向け、力強く歩みを進めていく――。
株式会社ENTUMの会長室は、1000万再生の喧騒から一歩離れた静謐な空間だった。夕陽が窓から差し込み、室内に落ち着いた光を投げかける中、業務の流れは途切れることなく続いていた。
ニコラが、整った書類を手に、毅然とした足取りでアイリスディーナのデスクに近づく。
「書類を」
彼女の声は簡潔で、しかし確かな責任感を帯びていた。
アイリスディーナは書類を受け取り、鋭くも穏やかな視線で一瞥する。
「うむ」
短い言葉に、信頼と承認が込められていた。彼女は書類を丁寧に脇に置き、わずかに頷く。
遠くのオフィスでは、「1000万再生」の数字がモニターに輝き、社員たちの活気が響き合っていた。だがこの部屋では、静かなる決意が二人の間に流れる。
ニコラが一礼し、踵を返す。その背中に、アイリスディーナの視線がそっと寄せられた。
ENTUMの物語は、こうして一枚の書類とともに、着実に未来へと繋がっていく――。
株式会社ENTUMのオフィスは、1000万再生の熱気で活気づく一方、どこか緊張感が漂う一角もあった。名誉会長室の重厚な扉の前では、夕陽の光が廊下に長い影を落としていた。
ニコラが、背筋をピンと伸ばし、ベアトリクスの前に立つ。
「同志少佐!」
彼女の声は力強く、忠誠と覚悟に満ちていた。
ベアトリクスは椅子に深く腰掛け、鋭い眼光でニコラを見据える。
「ふむ……」
一瞬の沈黙が部屋を支配し、ニコラは息を呑んで次の言葉を待つ。
「――今すぐここに連れて来なさい!」
ベアトリクスの声が雷鳴のように響き、部屋の空気を切り裂いた。
ニコラは即座に敬礼し、目を輝かせる。
「了解しました!」
彼女の声は力強く、気合いを込めた動きで踵を返す。
廊下にニコラの足音が響き、オフィスの喧騒を遠くに残しながら、彼女は使命を果たすべく駆け出した。モニターに映る「1000万再生」の数字が輝く中、ENTUMに新たな波乱が訪れようとしていた――。誰が呼び出されるのか、その運命はまだ誰も知らない。