2019年春、東京の桜が満開に咲き誇る中、ENTUM本社は新たな挑戦の準備で活気づいていた。冬コミでの大成功とユメノツキミの引退を乗り越え、ミライアカリを中心とするENTUMメンバーは、VTuber業界の頂点を目指して突き進む。ツキミからの手紙やエミーリアの新生活が、メンバーに希望を与え、ヨメミのTwitter、犬山たまきの歌、萌実とミディの音楽が世界に響き始める。ENTUMの絆とツキミの遺志が、VTuber革命の次の章を切り開く――。
桜が舞うENTUM本社の談話室。ソファには『ミライアカリオルタネイティヴ』のフル版企画書が広げられ、壁のモニターにはヨメミのTwitterが「フォロワー30万人突破!」を報告している。アカリが企画書を手に、目を輝かせる。
「ツキミちゃんの野菜グッズが冬コミでバズったから、次は世界向けの配信プロジェクトだよ!」
犬山たまきがマイクを手に、言う。
「のりおママと一緒に、海外のファン向けに歌ってみた動画を出すよ! ツキミちゃんのデッバイ!も入れる!」
萌実が笑顔で言う。
「ミディちゃんと次の主題歌、ツキミちゃんの農園をイメージした明るい曲にするよ!」
ニーツがノートPCを叩きながら言う。
「動画編集、ガチで仕上げる。ツキミの野菜が動く3Dアニメ、絶対バズるぜ!」
カタリーナが腕を組み、言う。
「ヴェアヴォルフの名にかけて、ENTUMの輝きを世界に届ける。だが、鳴神の動きが気になるわね…」
二コラが頷く。
「キャサリンのデバイス解析で、鳴神が秘書アプリのコアデータを保持してる可能性がある。油断できない」
ファルカが冷静に言う。
「鳴神……?それって自称「執行人」の鳴神裁の事ですね。彼に関してはリィズ先輩に報告済みです。――彼が次の脅威ならENTUMの試練の一つです」
花野蜜がスケッチブックを見せながら言う。
「ツキミちゃんのピーマンをモチーフにした新キャラ、みっちゃんデザインでどう? 冬コミのグッズ超えるよ!」
アカリが拳を握る。
「よし! ツキミちゃんの思い、みんなの愛、全部乗せて、ENTUMはキズナアイちゃんを超える! 2019年、VTuber革命の年だ!」
一方、ツキミの実家がある宮崎県の某田舎町。広大な野菜畑では、ユメノツキミがエプロン姿でピーマンを収穫していた。彼女の隣には、婚約者の青年が笑顔で土を耕す。ツキミがスマホを手に、ENTUMの公式Twitterをチェック。
「アカリちゃん、ヨメミちゃん、たまきちゃん…冬コミの動画、めっちゃ泣ける…デッバイ!」
婚約者が笑う。
「ツキミ、VTuberのことまだ忘れられないんだな」
ツキミがニヤリと返す。
「忘れるわけないよ! ENTUMはツキミの家族! でも、今は農園を守るのが私の配信! このピーマン、ENTUMに送ってバズらせるんだから!」
その夜、ツキミがノートPCを開き、限定配信を始める。
「ハロー、ツキミの農園チャンネル! 今日はピーマンの収穫ライブだよ! ENTUMのみんな、冬コミお疲れ! ツキミ、結婚するかもだけど、応援してるからね!(´ω`)」
コメント欄は「デッバイ!」「ツキミおめでとう!」で埋め尽くされる。
ENTUM本社で配信を見るアカリが涙を拭う。
「ツキミちゃん…アカリも負けないよ! トップVTuber、絶対なる!」
同じ頃、都内の高層ビル。鳴神裁が探偵事務所「NEXUS」の設立を計画。鳴神が冷たく笑う。
「キャサリンは失敗したが、ENTUMの絆など、俺のデータで簡単に崩せる。NEXUSは、ミライアカリを過去の栄光として語り継ぐ」
鳴神がモニターに映るアカリの配信を見つめ、呟く。
「楽しそうな茶番だ…だが、VTuber革命の頂点は俺が握るよ―――」
桜の花びらが舞うENTUM本社の窓辺で、アカリがツキミからの野菜の宅配便を開ける。中にはピーマンと手紙。
「アカリちゃん、ENTUMの輝き、世界に届けて! ツキミのピーマン、食べて頑張ってね!(´ω`)」
アカリがピーマンを手に、叫ぶ。
「ツキミちゃん、ありがとう! ENTUM、2019年は世界一のVTuber事務所になるよ!」
ヨメミがTwitterに投稿。
「【ENTUMの春】新プロジェクト始動! ツキミちゃんのピーマンで世界を緑に! #ENTUM #VTuber革命」
フォロワーが一気に増え、コメント欄は「ENTUM最強!」「ツキミのピーマン買う!」で溢れる。
談話室のモニターに、リダからの謎のメールが届く。
「ENTUMへ。ナズナのNEXUSを警戒せよ。キャサリンの過去、私が知る真相を、近日公開する」
アカリが目を細め、呟く。
「リダさん…ナズナ、絶対負けないよ!」
VTuber革命の波は、ENTUMを新たな戦場へ導く。ツキミの農園、鳴神の野望、アカリの夢――part2で、ENTUMの物語はさらなる高みへ!