2019年2月11日 ミライアカリYouTubeチャンネル 動画撮影スタジオ
スタジオの照明がキラキラと輝き、ピンクと白のポップなセットがミライアカリのエネルギーを引き立てる。背景には「こんな女性は嫌だ!5選」のカラフルなタイトルロゴがドーンと映し出され、カメラのレンズがアカリのキラキラした笑顔を捉える。カチン! 撮影開始の合図とともに、彼女のハイテンションな声がスタジオに響き渡る。
「ハロー!ミライアカリだよ!前回はアカリが思う『こんな男性は嫌だ!5選』を紹介させて貰いました。今回は『こんな女性は嫌だ!5選』を紹介したいと思います。前回同様、これはアカリの独断と偏見塗れなのでご注意を。『お付き合いはしていない』という女性のやり取りでお送り致します。」
1. 待ち合わせにて
東京の繁華街、待ち合わせスポットの巨大スクリーン前。ネオンの光がテオドールの革ジャンを照らし、彼は腕時計をチラチラ見ながらソワソワしている。約束の時間はとっくに過ぎ、冬の冷たい風が彼の首筋を刺す。
テオドールがスマホを手に、呟く。
「あれ? (゜-゜) …来ないな…。」
彼の心には、ほんの少しの期待とイライラが混じる。
タタタ! ハイヒールの音が響き、アネットが息を切らして現れる。
「お待たせー!」
彼女の笑顔はキラキラだが、遅刻の気まずさは微塵もない。
「! あ!」
テオドールが驚き、彼女を指差す。
アネットがサッと髪をかき上げ、ニッコリ。
「じゃ、行こうか!」
「ちょ…ちょっと待てよ!」
テオドールが慌てて制止する。
「可愛いって?」
アネットがウインクし、勝手に話をすり替える。
「一言も言ってないが…それより待ち合わせの時間遅れたこと謝れよ!」
テオドールが眉を寄せ、腕を組む。
「ごめんごめん~。」
アネットが軽く手を振って笑う。
「……。」
テオドールが無言で彼女を睨む。
パーン! 画面が切り替わり、アカリがスタジオのソファから飛び上がる。
「おい! お前!! まず謝れよ!! 『遅れてごめん!』って一言でもいいから言えよな!! 口ついてんだろ! 口!! おい、そうだよ! 口だよ!! 女はな、支度に時間がかかるとかいつも言うけどさ!」
ダァーン! アカリが拳をテーブルに叩きつける。
「うぐ…! 15分早く起きろよ!!」
ダァーン! ダァーン! さらに連打。
「ぐぼ…! 時間の10分前に来た俺のドキドキとソワソワ返せよ!!」
ダァーン! アカリがカメラに指を突きつけ、叫ぶ。
「がばぁ! …この…時間泥棒ちゃんめ!」
画面がアネットに戻り、彼女がポカンとした表情で立ち尽くす。
「……。」
2. 食事にて
おしゃれなレストランのテラス席。キャンドルの灯りがテオドールとアネットの顔を柔らかく照らす。テオドールはスーツのネクタイを緩め、ちょっと誇らしげに笑う。
「ここ、気になってたんだよな。予約取るのマジで大変でさ。」
彼の声には、彼女を喜ばせたい努力が滲む。
アネットがメニューをパラパラめくり、興味なさげに言う。
「へぇー、そうなんだ。」
ウェイターが料理を運び、テーブルに並べる。
「お待たせしました。」
「! あ、料理来たぜ!」
テオドールが目を輝かせる。
「わぁ、美味しそう! (´艸`) いただきまーす!」
アネットがフォークを手に、嬉しそうにステーキを切り始める。
モグモグ! 二人とも黙々と食べ、テオドールが期待の笑顔で尋ねる。
「どうだ? 美味しいだろ?」
アネットが口を拭き、平然と言う。
「値段の割には美味しくないね。ファム姉の料理の方が最高に美味いよ!」
テオドールの笑顔が凍りつく。
「……。」
ズズーン! 画面がアカリに切り替わり、彼女がテーブルをバン!と叩く。
「空気読めよぉ~…分かんだろぉ? テオドールさ言ってたじゃん。予約取るの大変だって…お前、前情報入ってるのに何でそれわっかんねぇかな~? 折角の食事がさぁスタートから変な感じになっちまったじゃねぇかよ!! 分かるか!? いやでもな…ホントに糞不味い料理も出て来る場合もある! 分かるよ分かるよ。でもなそれはテオドールから言わせてやれ! 『あ、これちょっと…んー思ってたのと違うね』みたいな感じの時にそう言われたら! 『あ…でも美味しいよ♪』って言うのがいい女なんだよ!! 分かるか? おめぇ、少なくともテオドールの事さちょっと察してやれよ。テオドールがお前の事好きって言うのお前分かってんだろ! まぁでもな、お前さんがテオドールの事好きかどうかはそれは分かんねぇそれはお前さんの自由だしでもさ、予約とか頑張ってんだよ! テオドール…そのさぁテオドールの男気っていうのをさ読み取ってやるのが女っていうもんだろ! 分かるか? そこでもう何か『もうしょうがないなぁここは美味しく食べてあげよう』『美味しくするフリをしよう』って言うのがいい女なんだよ! 分かったか!? アネット! お前な無意識の悪気がな一番傷付く事があるんだよ!! 気を付けろ!!!」
3. 会計にて
レストランのレジカウンター。ナタリーが笑顔で会計を読み上げる。
「ありがとうございます! お会計2万円になります。」
テオドールが財布を手に、ちょっと驚く。
「え…あぁ…。」
彼がカードを差し出す準備をする。
アネットが満足げに手を叩き、言う。
「あー、お腹いっぱい! (´艸`) シャトーブリアン最高!」
「結構食ったな。」
テオドールが苦笑いし、カードを渡す。
「うん! まだ食べれるよー!」
アネットが無邪気に笑う。
「そうか?」
テオドールがレシートを受け取る。
「次、どうする?」
アネットがさっさと出口に向かい、振り返る。
ガシャーン! 画面がアカリに切り替わり、彼女が椅子から立ち上がる。
「おい! おい! おい! おい! おいいいいいいいいい!!! ナチュラルに店出てんじゃねぇよ!! おいっ! いやなぁ俺が予約したから払うよ! 払うけどさ! 財布出す仕草ぐらいしようぜ…マドモアゼル。あぁ分かるか? ま、確かに男性がこれをこう…お金を払うって言う文化は日本では主流である。でもまぁ世界でも主流なのかもしれないけどそこはまぁ男性の諸君ちょっとこう…ちょっと分かってほしいしょうがないんだぁこれはな格好つけるとこでもある! だがな! 女は女として奢ってもらう代わりにちゃんと財布を見せる事をしろ! 分かるか? これが礼儀なんだよ! 『ちょっと私、ちゃんと払いまーす』みたいな感じの気持ちを見せる! ちゃんとまぁ…その…おご…まぁ…『奢られて当然でーす♪』みたいなんじゃなくてちゃんと『私もちゃんとした人間です!!』ってこう伝える為に『お財布見せましたー!』みたいなこの仕草はしましょう! それが礼儀だ! 分かったか!? あとな! 会計の所にあるハイチュウとかフリスクは何故か買いたくなる!」
4. デートにて
遊園地のゲート前。ジェットコースターの轟音と子供たちの笑い声が響く。テオドールはTシャツにキャップというラフな格好で、テンション高めに笑う。
「ジェットコースター楽しかったな。次どうしよっか?」
彼がパンフレットを広げ、目を輝かせる。
アネットが不満げに腰に手を当てる。
「えぇー? もう歩き疲れたぁ!」
「マジかよ!? まだここに来て10分しか経ってないぞ!」
テオドールが目を丸くする。
「だってヒールなんだもん!」
アネットがピカピカのハイヒールを指差す。
「……。」
テオドールが言葉を失う。
「分かってよねぇ? アンタのためにオシャレして身嗜みしたんだから!」
アネットが頬を膨らませる。
ドカーン! 画面がアカリに切り替わり、彼女がテーブルを叩く。
「何で遊園地行くのにハイヒールなんだよ! おおい! オシャレをして来てくれるのはすげぇ嬉しいよ! でもな歩き回るデートの時はな歩きやすい靴を履く! デートシーンで使い分けるのが鉄則だろ? それがデートを制したことになるんだよ! 分かるか? あとなぁ、普通にスニーカーを履く事でお前さんも楽になるんだよ…分かるよ。あと足の爪先のピキピキ! 痛いよなぁ? 痛い筈だよ! だってむっちゃ我慢したんだもんなぁ! そうだよな!? でもだな! オシャレしてても相手をガッカリさせたら減点なんだよ!! ましてや普通の街デートじゃなくて遊園地というアウトドアデートだ! ロデオボーイとかあったらどうする!? ヒール吹っ飛んでテオドールに刺さるかもしれねぇんだぞ!! オシャレの中にも礼儀あり!! お互いが楽しくなるもっと好きになるデートにしようぜ!」
アネットが歯を食いしばる。「ギギギ…!」
5. ドライブにて
夜の高速道路。テオドールの車内は、静かなBGMとエンジンの低音が響く。街のネオンが窓を流れ、彼はハンドルを握りながらリラックスした笑顔を見せる。
「今日、楽しかったな。」
テオドールがアネットに目をやる。
「そうだねぇ…。」
アネットが助手席で欠伸をこらえる。
「次、どこ行こうか?」
彼がワクワクしながら尋ねる。
「(゜-゜) …。」
アネットが無反応。
「次はピクニックでも行こうか。」
テオドールが提案する。
「……。」
アネットがさらに静かになる。
「ピクニック嫌いか?」
彼が心配そうに尋ねる。
「……。」
無言。
「おい、アネット?」
テオドールが彼女をチラ見する。
「…グァアアアアアアッ」
アネットが大いびきで寝落ち。
「……寝てやがる…。」
テオドールがため息をつき、苦笑する。
ガシャーン! 画面がアカリに切り替わり、彼女がカメラに迫る。
「はい、アカリちゃん。もうブチギレました! 携帯弄って無関心かと思ったらおねんねすやすやベイビーかよ!! こっちはな集中してんだよ! 分かるか!? 夜19時になってミライアカリの動画がアップされてんの分かってんのに我慢してんだよ!! 分かるよアカリちゃーーーーーーーん!! 助手席の意味分かる? 助手だよ! オペ中に寝るナースいる? 命掛かってんだよ!! 俺だけじゃねぇお前を守らなきゃいけないんだよ!! それが俺の義務だからなぁ! 運転手も疲れてんだからさぁお互い寝ないように支え合っていくのが助け合いって奴だろ!? 『フリスク』『はい』『ETCカード』『はい!』『俺の事好き?』『好きぃー!』みたいな感じでさぁ人という文字もなぁ…人と人が支え合って出来てるんだよ! でもなぁ寝顔好きの男性もいるのとまだ今回は帰りだから許すけどな! 行きではしちゃダメだぞぉ! 分かったか!? 俺を寂しくさせるなあああああああああ!!!」
ピロリン! 画面が明るくなり、アカリがカメラにウインクする。
「明日の話題は見つかりましたか? こんな事をしちゃうと怒って男性は帰っちゃうかもしれませんよ! 共感してくれた方はチャンネル登録お願いします! コメント欄よりご感想お待ちしております」
スタジオの照明が落ち、カチン! 撮影終了。アカリがソファにドサッと座り、スタッフに笑顔で言う。
「ふぅ~、今回もノリノリでいけたね! テオドールとアネット、めっちゃハマってたでしょ?」
スタッフが拍手し、笑う。
「アカリちゃん、ツッコミのキレがすごかった! これ、絶対バズるよ!」
アカリがジュースを飲みながらニヤリ。
「でしょ~? 次の企画、何にしようかな? 『こんな上司は嫌だ!』とかどう? ハハッ、視聴者みんな共感しまくりそう!」
スタジオのモニターには、アカリの動画のサムネイルが映し出される。
「こんな女性は嫌だ!5選」のポップなタイトルと、アカリのキラキラ笑顔が、視聴者を笑いと共感の渦に巻き込む準備が整っていた。
この動画企画が、ミライアカリのチャンネルでどんな反響を呼ぶのか、スタジオの笑顔とアカリのハイテンションに答えは隠されていた。
ミライアカリYouTubeチャンネル 撮影スタジオ 楽屋
スタジオの楽屋は、撮影後のリラックスした空気で満たされていた。カラフルなソファにはスナックの袋が散らばり、テーブルにはアカリのロゴ入りマグカップとジュースのペットボトルが並ぶ。壁には「こんな女性は嫌だ!5選」の撮影スケジュール表が貼られ、ミライアカリのキラキラしたサムネイルがモニターに映っている。『こんな女性は嫌だ!5選』の動画撮影を終えたばかりのアネット、テオドール、ファルカは、楽屋で一息つきながら軽い口喧嘩を繰り広げていた。
アネットがテーブルに置かれたタブレットを手に、画面を覗き込む。
「…何これ?」
彼女の声には、明らかに困惑が滲む。タブレットには、撮影されたばかりの動画のラフカットが映し出され、アネットの「遅刻シーン」や「ハイヒールで遊園地」シーンがバッチリ収録されている。コメント欄には「時間泥棒ちゃんw」「ヒール吹っ飛ぶの草」といった視聴者の反応がチラホラ。
テオドールがソファにだらしなく座り、ため息をつく。
「はぁ…」
彼の表情は、アカリのハイテンションなツッコミに振り回された疲れと、アネットの反応への呆れが混じっている。
ファルカがコーヒーをすすりながら、クスクスと笑いをこらえる。
「ププッ!」
アネットがハッと振り返り、ファルカを睨む。
「何笑ってんのよ!」
彼女の頬が少し赤くなり、ムッとした表情が炸裂する。撮影での「寝落ちシーン」や「会計スルー」の恥ずかしさが、彼女のイライラを加速させていた。
「別に何も…ふふふ。」
ファルカがクールな顔で肩をすくめ、意地悪く微笑む。彼女の目は、まるでアネットの反応を楽しんでいるかのようだ。劇中のアクスマンを裏切るサブキャラのような、ちょっとした悪戯心が覗く。
「あんたねぇ!」
アネットが立ち上がり、拳を握ってファルカに詰め寄る。楽屋の空気が一瞬ピリッとする。
テオドールが面倒くさそうに手を振る。
「挑発に乗るな。」
彼の声は、アネットの短気をなだめるいつもの調子だ。撮影で「予約頑張ったのに空気読めない」と言われた彼も、内心ではアカリのツッコミに傷ついているが、面倒を避けたい一心で仲裁に入る。
アネットがハァッと息を吐き、ソファにドスンと座り直す。
「分かってるわよ 。」
彼女がタブレットをテーブルに放り、腕を組む。
「でもさ、アカリのツッコミ、めっちゃキツくない? 『時間泥棒ちゃん』って何!? 私、そんな悪いことしてないよね!?」
ガチャ! 楽屋のドアが開き、ミライアカリがジュースを片手に飛び込んでくる。
「おっ! みんな、動画のラフカット見た!? めっちゃバズりそうな予感~!」
彼女のキラキラした笑顔が、楽屋のピリついた空気を一瞬で吹き飛ばす。
アネットがアカリを指差し、訴える。
「アカリ! あの『時間泥棒ちゃん』って何!? 遅刻しただけじゃん!」
アカリがニヤリと笑い、ウインク。
「え~? だって視聴者ウケ抜群だったよ! コメント欄、めっちゃ盛り上がってるし! アネットのキャラ、最高にハマってるって!」
ファルカがコーヒーカップを置き、冷静に言う。
「確かに。アネットのナチュラルなズレ感、視聴者に刺さってますね。『ヒールで遊園地』とか、SNSでミーム化しそう。」
「ミーム!? 」
アネットが再び立ち上がり、顔を真っ赤にする。
テオドールがため息をつき、呟く。
「お前、毎回こうやってファルカのペースにハマるなよ…。」
彼がタブレットを手に、動画をスクロールする。
「まぁ、アカリの『フリスク! ETCカード! 好きぃー!』のとこ、俺もちょっと笑ったけどな。」
アカリがソファに飛び乗り、得意げに言う。
「でしょ~? アカリのツッコミ、キレッキレだったよね! 次の企画、テオドールとアネットで『こんなカップルは嫌だ!』とかどう? 絶対ウケるよ!」
アネットがムスッとして呟く。
「次は遅刻しないからね…! 時間泥棒ちゃんなんて呼ばせない!」
ファルカがクスクス笑い、言う。
「その意気です、アネット・ホーゼンフェルト。次は『財布出す仕草』を忘れずにね。」
「うっ…!」
アネットがソファに沈み込む。
楽屋のモニターには、動画のサムネイルが輝く。「こんな女性は嫌だ!5選」のポップなタイトルと、アカリのハイテンションなツッコミが、視聴者を笑いの渦に巻き込む準備が整っていた。この楽屋の掛け合いが、ミライアカリのチャンネルでどんな反響を呼ぶのか、笑顔とイジり合いの空気に答えは隠されていた。