こういう作品があっても良いんじゃないかなと思い書きました。
よろしくお願いします。
『あーあー、聴こえているかね?記念すべき1回目の録画なんだ、失敗されては困る。
………よし、上手くいっているようだな。それなら、まずは自己紹介をしよう。
私の名はマナタン。行く末もないただのしがない獣だ。今は1人静かに実験をしているが、このまま終わるつもりはない。いずれはマナタン博士として歴史に名を残すつもりだ。
さて、私の自己紹介はここまでだ。改めて、本題の話をしようではないか。
この世界は、致命的な問題を抱えている。罹れば後がない源石病に、それの元凶である源石。これらがある以上、様々な問題に発展し、星に害を与えていくだろう。全くもって、旧人類もやらかしたものだ。私が何かするつもりはさらさらないが、いずれ今の先民や神民が解決方法を発見するのか、興味深いものである。
だが今回の話の論点はそこではない。
私は
しかし、今のままでは不可能だ。あまりにも距離が離れ過ぎており、飛んで辿り着くことすら難しい。加えて天災が降り注ぐとなると、大地に叩きつけられミックスジュースになるのがオチだ。
そこで日々悩み続けていた私に、今日、唐突なインスピレーションが湧いてきた。
"ロボットを作れ。ロマンを信じろ。"と。
私も自身の頭を疑った。ロボット?ロマン?馬鹿馬鹿しい。そんなものでどうにかなるものではない、と。
だがその、なんだ。その時の私は疲れていたのか、はたまたなにかに取り憑かれたのか、作ってしまったのだよ。ロボット。
………はぁ、仕方ない。これが最初にして、最後の録画になるかもしれないのだ、お披露目するとしよう。
───紹介しよう。これが今回の試作品、メイクホールだ。
背部には、源石で動くエンジンを搭載した推進器を取り付けてある。相当の火力が期待できる。
コックピットもとい操縦席は機体の胸部にあるので、今から乗り込んで起動させてみようではないか。
何、この私が作ったのだ。失敗などする筈が──
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『率直に申し上げる。実験は、ほんの少しだけ成功した。メイクホールは起動し、操作した通りの行動をとった。しかしながら背部の源石エンジンを起動させた途端、機体は大破。見ての通りメイクホールは粉微塵になった。
つまるところ実験はほとんど失敗ということだ。残念ながら仕方がない。
だが改善点が分かったのは大きい。これからこの部屋の源石を消毒した後、再びロボットの製作に取り掛かるつもりだ。
なので今一度、目標を再設定する。
最終目標は、この星の真の
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「これが、あなたの……マナタン博士の始まりであると?」「ああ、そうだとも。とても懐かしいものだ。この失敗があったからこそ、私は新しい実験を始める一歩を踏み出せた。
………そして、あの結末に辿り着いたのだ」