うちは 転生伝   作:織田

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公園デビュー

公園デビュー

 

それは、母達の現在版井戸端会議に値する子育て上において重要なイベントである

 

幼児が1歳を過ぎてヨチヨチ歩きを始めた頃に、母親が近所の公園に子供を連れ出して、そこに集まってくる他の母子連れの仲間入りを果たすこと(BY WIKI)

 

母親同士で子育ての情報を共有すると共に

お互いの魂を掛けた戦い

如何に自分の子供が優れいるのか、を見栄っ張りに見えない程度で

サラリと述べる という高度な心理戦が展開されるからだ

 

加えて子供同士でも熾烈な権力闘争が繰り広げられる

たかが子供の関係?

違うね一生のヒエラルキーを決定づける大事な初戦さ

 

この戦いを舐めちゃいけない

引いたら負けだ、さあ行かん 

 

我らが戦場へ

 

公園ファイト・レディー・ゴー

 

 

 

 

 

 

「…魂(ブラコン)の貯蔵は十分か、うちはイタチ」

 

「理想(シスコン)を抱いたまま溺死しろ、うちはカエデ」

 

取敢えず、ボケ役は譲れない と俺は思う

 

 

 

 

 

うちは一族の大人の大半は里の警務署所属となり里の平和を守っている

その為昼間に家に居るのは、専業主婦かうちは煎餅の販売員ぐらいだろう

では子供の面倒を見るのは彼らか?と言われればそうでは無い

12歳で下忍となるように子供の巣立ちの時期が比較的早いのだこの世界は

だからこそ、公園デビューは彼らの手に委ねられるのだ

 

「今日は、イタチ君。今日も元気そうね」

 

「今日は、カエデさん。其方も元気そうでなりよりです」

 

とても10歳(カエデ姉)と6歳(イタチ)の会話とは思えない社交礼儀が行き交う

けれど、この場で礼儀を欠かすのは敗者の証 一瞬たりとも油断できないのだ

 

「イタチ君は今日も、サスケくんと散歩かな。仲良くてていいわね」

 

「…ええ、大事な弟ですからね。そういうカエデさんこそコタローくんといつも一緒じゃないですか」

 

この場で口火を切ったのはカエデ姉だった。一見相手の長所を褒め称える会話に聞こえる。

 

されど、会話とはキャッチボール

 

取ったら投げる。取ったら投げるの繰り返しなのだ。だからこそイタチは相手に対して仲が良いという会話を打たざる得ない。

 

カエデ姉は ニヤッ とでも会話の主導権を奪った事への喜びを巧妙に隠しながら話題に入る。

 

「そうでもないわよ。最近は弟はスゴイ元気で、町内一周が日課になっているんだもの。ハァ、元気が良すぎるってのも困りものだわ」

 

やれやれ、と困っている風に話すが真意は違う。

訳するとしたら

「私の弟、スゲー元気!一歳で町内一周とかすごくない」

とハッキリ言うと自慢しているのだ。

されど、まるで短所の様に話すこれが真なるテクニック

 

されど相手も魂(ブラコン)は負けてはいない。巧妙なテクニックで会話を誘導する。

 

「そういえば、生後二,三か月で木の葉ハイハイ競争優勝してましたっけ。スゴイですよね。サスケも二か月前に優勝したんですが、特訓しなきゃならなくって」

 

やられた、という表情を表に出すことなくカエデ姉は会話の流れ上聞かざる得ない

 

「特訓?」

 

「ええ、がんばり屋なんですよ。お兄ちゃんの所まで来てごらんって、誘導するんですが健気に頑張る姿が可愛くて。カエデさんの時はどうでしたか?」

 

ッ!!!

 

衝撃が走る。確かにコタローは生れた時からハイハイが出来た。

だけどそれは、健気に頑張る姿を堪能するという過程を除いての話

そんな小さいのに頑張るといういじらしい姿を見らずして、どうして理想(シスコン)が語れようか

 

「…うちは、無かったわね」

 

「そうですか、優秀ですね」

 

(……今日は私の敗北みたいね。負けを認めざる得ないわ)

 

うちはイタチの天才性を感じつつも、次なる再選を胸に秘め再戦を誓う

 

「じゃあ、サスケくんとコタローをいつまでも二人きっりにしてるのもなんだし一緒に遊ぼうか」

 

「はい、ではまた」

 

公園デビュー 

それは魔物の巣窟だ 一瞬の判断ミスが敗北へと繋がるのだから

 

 

 

 

 

 

 

木の葉の根というべき場所に、複数の影がいた。

 

「ダンゾウ様、うちは一族の監視は如何がいたしましょうか。一か所に集めれば容易ですが現状では不可能です」

 

「フン!ヒルゼンの奴が、上役であるワシらの意見を無視しおって決めたのだ。まだ、対処の仕様はある」

 

「…というと?」

 

「九尾襲来の件がうちは一族のものであると思わせればいいのだ。根のものを使い情報操作せよ。九尾襲来時に、うちは一族は何もしとらんかったとな。真実がどうあれ、噂が立てばそれが真実となろう」

 

「そうなれば、火影どのとて隔離せざる得ないと?」

 

「そういう事だ。準備にかかれ」

 

「ハッ!全てはダンゾウ様の為に」

 

彼等の取り組みは、本当に木の葉の為の取り組みなのか、真実は誰も知らない

 

 

 

 

 

 

 

「コ・タ・ロー?」

 

公園デビューでカエデ姉とイタチさんが話している間、いつもサスケと遊んでいますが

いや~癒されるね 

こんな小さい子はまだ純粋で(同年代です)

 

ちなみに、遊んでる間自分の名前を呼んでもらってました

 

一歳ぐらいになると皆言葉話し出すしね

 

ドサッ  

 

ン?何か膝をつく音が聞こえた、と思い後ろを振り返ると

イタチさんが呆然として膝をついてた

 

そして嘆く

 

「俺はまだ、イタチって呼んでもらってないのにーーーー」

 

あ、写輪眼開眼してる

 

原作より早いな なんて現実逃避した俺は悪くない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




スイマセン
前回の書き方で勘違いを招く書き方をしたのですが
うちは一族虐殺フラグはまだ折れてません。

ただ、九尾襲来があった後明確な証拠があった訳でもないのに
うちは一族に対して一方的な差別である隔離政策をとろうとした事に対して
不審に思い、ヒルゼンに対して明確な隔離、差別政策を踏みとどませた
という形にしています。

ただ、うちは一族に関してはどうしよ……

スイマセン まだ未定です
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