超次元ゲイムネプテューヌ Origins Transition   作:シモツキ

1 / 74
作品情報
人物紹介&設定・用語集


人物紹介

 

イリゼ(オリゼ)/オリジンハート

 

 信次元最古の国、オデッセフィアの守護女神。嘗て複数の次元を巻き込む大騒動が起こった際、誰も予期せぬ形で現代の信次元に現れ、イリゼ(複製体)達との戦いや交流を通じて和解へと至った、イリゼ(複製体)やセイツ、イストワールを創り出した存在。本来は過去の時代の女神であり、騒動の際もその終息と共に在るべき時代に帰っていたが、オデッセフィア帰還後に『準備』を整え、現代の信次元でも多くの要素や条件を整えた事で、再び現代の信次元に現れる事となった。極度にメンタルが弱く、すぐに泣いてしまう性格は相変わらずで、精神的にかなり幼い点も変わらない為、イリゼ(複製体)やセイツからは、世話をされる事も少なくない。一方で女神としての知識や培ってきた経験は群を抜いている事もあり、現在は神生オデッセフィアの女神となったイリゼ(複製体)やセイツを日々支えている。

 上記の通り、一度目とは違い意図的に『再臨』した為、存在としても完全に現代の信次元に定着しているが、『原初の女神』という規格外の存在をそのまま再臨させる事は不可能に近く、オリゼ自身も女神としてそれを望まなかった事から、オリゼがシェアエナジーを用いて信次元に遺した『記録』とでも呼ぶべきものに、同じくシェアエナジーによって現代で用意した『器』を依代とする事で、擬似的な復活を果たしている。言うならば今のオリゼは、限定的な形での『原初の女神の再現体』であり、女神としての本来の力を振るう事は出来ない。ただ、本人は現代において必要な女神はイリゼ(複製体)達であると認めている為現状に不満はなく、在り方の違いから若干だが女神にも寛容になっている。

 力こそ限定的なものの、その姿形はオリゼそのものであり、複製体であるイリゼとも全く同じ……である筈なのだが、何故か今のオリゼにはアホ毛が生えている。オリゼのアホ毛はどれだけ整えようとも跳ねてしまう上、感情に合わせて動いたり動かなかったりする模様。

 

 

エフーシャ

 

 ギルドでの活動を主な生業としている少女。冷静沈着、或いはドライな性格をしており、片目を閉じている事が多い。現在は神生オデッセフィアでの活動を中心としていたが、それ以前には他国でも活動をしており、その実力は黄金の第三勢力(ゴールドサァド)にも認められる程。力だけでなく精神性も評価されており、建国当初から代理が担っていた神生オデッセフィアのギルド支部長…即ち新たな黄金の第三勢力(ゴールドサァド)の一員になってくれる事を期待をされていたが、本人は神生オデッセフィア(のゲーム事情)が嫌いだという事で一度は拒否。しかしイリゼと言葉を交わし、その考えを変えるゲームをイリゼが作る、という勝負を経て思うところがあったのか、支部長には就任しなかったものの、前任者に代わって支部長代理を引き受けるという決断に至った。

 戦闘時の武器は片手剣。確かな力と技術を持つが、派手に立ち回る事よりは、堅実に戦う事を得意としており、冷静な性格も相まって、状況や味方に合わせてその戦い方を変化させる事も出来る。ただ、正々堂々戦う事を重んじている訳ではないらしく、背後からの奇襲も普通に行い、手甲内には隠し武器の様に杭(パイルバンカーの様に使用する)が内蔵されているなど、戦闘においては中々シビアな思考を持つ。

 基本愛想はなく、良くも悪くも遠慮のない物言いが目立つエフーシャだが、実は割と筋を通すタイプであり、勝手にやった事としてイリゼに助太刀する、クリエイターへ深い敬意を払っているなど、その言動の端からは情を感じさせる。また、神生オデッセフィアは彼女の故郷に少し雰囲気が似ているようで、嫌いとしつつも活動を続けていた理由の一つは恐らくそれ。イリゼはそんな彼女を面倒な性格かも?と感じていた。

 

 

ディール/グリモアシスター

 

 とある別次元へと訪れた女神の一人。エストの双子の姉。普段は控えめで良識的な性格をしているが、暑さには弱く、気温の高いその次元では彼女らしからぬ言動も見せていた。イリゼとは幾度も次元絡みの問題を共に解決しており、深い信頼を寄せられている。上記の通り基本は良識的である為、周りに振り回される事も多いが、暑さにやられている間にはエストを始め、むしろ周りを困惑させる姿も見られた。騒動解決の中では独自の錬金術も習得する事になり、彼女達の作ったものは解決へ大いに役立つ事となったが、同時に妙なものも色々と作っていた。

 

 

エスト/グリモアシスター

 

 とある次元へと訪れた女神の一人。ディールの双子の妹。自由奔放な性格は相変わらずだが、姉のディールが暑さでやられていた際は、むしろ彼女の方が辟易としていた。錬金術に触れ、独自の形で習得する事になってからは騒動解決へ有益という事もあって積極的に行っていた他、探索においても旅の中で培った経験、それによる冷静な思考を見せていた。ただ、我が強い上に拘りも強い一面があるのか、錬金窯の名前については間違えられる度に逐一訂正しており、その際は完全に突っ込み役に。珍しく彼女が周りに(窯の名前で)弄られる場面だった。

 

 

ディールらしき少女

 

 仮想空間内でイリゼと交流をした存在。見た目はディールそのものだが、やたらとイリゼを『恐怖』させるかのような言動を見せていた。その結果イリゼが見せた姿にはご満悦だったようだが、一方恐怖で暴走したイリゼに対しては死の危機を感じてもいた様子。

 

 

エストらしき少女

 

 仮想空間内でセイツと交流をした存在。見た目はエストそのものだが、やたらとセイツに『自己顕示』をするような言動を見せていた。その為に仕掛けた戦闘は途中で切り上げる形になったものの、一応満足はした模様。だが次はもっと本気で、とも考えているらしい。

 

 

凍月影

 

 とある次元へと訪れた人間の一人。根は優しいが遠慮がない…という性格を、これまで同様騒動解決の中でも(主にイリゼに)発揮していた。頭脳労働や技術者としての技能の他、水上バイクを操ってみせるなど、多芸な面も相変わらず。特にその思考力は探索や騒動解決の為にも大いに役立っていたが、一方でかなりズレている(そしてその自覚もあるのかないのか分からない)のか、イリゼにセクハラ同然の事をしてその場の面々から本気で引かれていた場面も。また、騒動解決後は知らぬ間にオリゼとも(少々不安のある)交流をしていた模様。

 

 

凍月茜

 

 とある次元へと訪れた人間の一人。影とは夫婦で娘もいるが、その少女の様な快活さは今も変わらないまま。探索では自身の能力を、拠点となった施設では料理の腕前を存分に発揮していた他、技術者としての一面を見せる場面もあった。また、影にも言える事だが、大量のシェアエナジーが必要になった際には最後の一押しに貢献しており、その事からして普通の人間ではない様子。いつでも影の事を考えてる性格も変わらないようで、エプロンの件からして、本人としては自覚はあるものの止められないし、止める気もない…ように見える。

 

 

ルナ

 

 とある次元へと訪れた少女の一人。やや自分に自信がないものの、協調性が高く、時々暴走する性格はその次元でも見られた。彼女の類稀な、そして説明のしようがない幸運は変わらず…どころか更に磨きが掛かっている可能性もあり、その点においては他の追随を許さない。協調性の高さは戦闘時の連携でも発揮され、転換移行(トランスコンバート)による女神への支援は正にルナにしか出来ない役割であったとも言える。……が、様々な要素が絡み合った上でその独特な乙女心が凄まじく暴走した結果、とんでもない事が起きた…のかもしれない。

 

 

篠宮アイ/ローズハート

 

 とある次元へと訪れた女神の一人。マイペースな性格と、頭の回転の速さを併せ持つのは現在も変わらず。やはりイリゼと張り合う事が多く、些細な事から本気でぶつかり合ったりもするが、仲は良好なままという、独自の関係を築いている。その掴みどころのない性格は変わる事なく、周囲を翻弄する事もしばしばな彼女だが、その次元に訪れた面々もまた非常に個性的である為、思わず突っ込みに回る事も時にはある。また、アイ本人が思っている以上に自身の水着を選ぶセンスはないが、人の水着を見立てるセンスは普通にある模様。

 

 

イヴォンヌ・ユリアンティラ

 

 とある次元へと訪れた人間の一人。クールな性格で、技術者としての思慮深さを常に持つ一方、時折見た目相応の少女らしさを見せる有り様は現在も変わらない。メカニックとしての技術を活かし、それが騒動解決における最終決戦で全員の窮地を救う一端を担う事にもなった彼女だが、妙な不運に遭う事が何故か何度かあり、その度に本人には特に落ち度がないものの恥ずかしい思いをする羽目になっていたりもした。水着を選ぶ時も機能性を重んじるようだが、結果見た目が壊滅的になる様子。しかし人の水着を選ぶ時は普通に良い選択が出来るらしい。

 

 

カイト

 

 とある次元の騒動に際し、神生オデッセフィアへと訪れた人間の一人。騒動の起こった次元に直接関わる事はなかったが、自分にも出来る事があれば、と神生オデッセフィアへと渡った。自分の心に真っ直ぐで、何があろうとも正面から受け止めるその性格はオリゼとの交流でも良い形で発揮されており、オリゼとは変則的な模擬戦も行った。結果その強さや心の持ちように更に磨きが掛かる事をオリゼから期待されており、イリゼ、セイツ、そしてオリゼと、神生オデッセフィアの女神全員から将来有望だと評されるに至っている。

 

 

エリナ

 

 とある次元へと訪れた人間の一人。カイトと同じプラネテューヌ特命隊に所属する少女で、カイトとは同班の仲間でもある。癖のない性格と落ち着きのある精神性を持った少女であり、面倒見も良い。その為同次元を訪れた個性的な面々には、初対面という事もあり翻弄される事が少なくなかったが、同じ目的へ向けて力を合わせる中で、次第に慣れていった。基本的に周りを振り回すようなタイプではないが、女神への敬意…特にパープルハートへの信仰心はとても強く、その面については逆に周囲を驚かせる事もあった。彼女は本来ならばカイトが騒動の発生した次元へと訪れる筈が、不運な偶然で自身が次元の扉を潜ってしまったのではないか、という可能性も聞いており、カイトに申し訳ないとも思っていたが、それを引き摺る事はなく、騒動の解決やその中での交流を通じてイリゼ達との絆を深めていった。

 良識的な思考を持つ彼女だが、逆に言えば『普通』の精神性であるという事でもあり、イリゼ達と行動を共にする中で、自分だけが皆とは初対面…即ち共有している記憶が、『思い出』がない事を、騒動の中で起きた認識への干渉…その影響が周りに比べて少ない事に気付いた結果自覚。思い詰める事こそなかったが、その事がエリナの心には残っていた。しかし、その次元を訪れた時点では初対面、何も共有するものがない状態でも、共に騒動解決へ奔走した事は確かな記憶であり、その果てにエリナは皆ともっと思い出を作りたいと心から望んだ。

 戦闘においては、片手剣と魔法を用いて立ち回る。魔法は攻撃のみではなく治癒魔法も習得しており、剣術による近距離戦、攻撃魔法による遠距離戦、そして治癒魔法による支援と、相手や状況を問わずに立ち回れる安定感がエリナの強み。他の面々に比べれば突出した力を持っている訳ではないが、その場に応じた連携も行える協調性、柔軟性もエリナは持ち合わせており、その戦闘能力には穴がないと言える。

 上記の通り、パープルハートへの信仰心は非常に強い。しかし純粋な敬意や崇拝のみで気持ちが形成されている訳ではないらしく、加えて他の女神に対してもパープルハート程ではないにせよ尊敬しているが為に、邪念に苛まれる事や、心を蕩けさせてしまう事もあったとか。

 

 

ミスミ・ワイト

 

 とある次元へと訪れた人間の一人。実直で誠実な人間性と、その経験の豊富さから、現在も頼り甲斐のある人物であると見られている。テスト運用していた機体共々飛ばされる形となった為、その機体や積載されていた装備をフル活用し、戦闘においては確かな勝算を持った上での『無茶』をこなす度胸を発揮した。結果機体は深刻な損傷を負うも、仲間の力を借りる事で可能な限りの修理を施し戦線復帰。この際の修理が最終決戦における特効にもなった。自己主張の強いタイプではないが、食についてはしれっとがっつり食べる、隠れ大食いだったりする。

 

 

グレイブ

 

 とある次元の騒動に際し、神生オデッセフィアへと訪れた人間の一人。騒動を知ってはいたものの、チャンピオンとしてやらなければならない事を溜めに溜めてしまった為向かう事が出来ず、愛月に任せる形を取った。後に神生オデッセフィア訪れた際は、オリゼと交流。旅の中で料理をする為オリゼの料理練習に付き合うも、普段無茶苦茶と呼ばれる彼も流石にオリゼの意味不明な料理(?)には唖然としていた。因みにそのチャンピオンの責務の方は、普段から時間のある時にやっていれば恐らく溜まらずに済んでいた可能性が高い。

 

 

愛月

 

 とある次元へと訪れた人間の一人。普段はグレイブと共に旅をしているが、グレイブが仕事に追われる状態だった為、単独でその次元へと渡った。まだ子供であり(といっても旅で様々な経験をしているが)、状況に翻弄される事も多いが、心優しく確かな思考力を持つ在り方は健在。ポケモントレーナーとして自分なりに出来る事を、という思いで立ち回っていた彼だが、その柔軟性のある思考と、自分に出来る事と出来ない事をきちんと理解し力を尽くす在り方は、成人男性組から高く評価をされており、愛月自身も彼等の様な大人になりたいと思っていた。

 

 

フロスト(ラプラス)

ファング(オーダイル)

ハートフル(ニンフィア)

ルーレ(マリル)

 

 とある次元へと訪れた愛月及び、その際に神生オデッセフィアを訪れたグレイブの手持ち。それぞれのポケモンが、それぞれの形で活躍した。ポケモントレーナーは六匹まで連れ歩くらしいが、常に六匹連れている訳ではなく、育てている最中の個体を連れている場合もある。

 

 

ピーシェ

 

 とある次元へと訪れた女神の一人。斜に構えた言動を見せるが、根の優しさを隠しきれないタイプであるのは相変わらずで、その根っこの部分は恐らく周りにもバレている。冷静で論理的なピーシェだが、女神化すると思考も精神も幼く直感的になってしまう為、戦術的に立ち回るのは苦手……というのは事実ながら、彼女自身がそれを十分に理解している為、その戦術的な部分は周囲に任せ、自分の持ち味を存分に活かして立ち回っていた。因みに水着は競泳タイプを選んでおり、決して露出度が高い訳でもないにも関わらず、中々に扇情的だったとか。

 

 

ネプテューヌ/パープルハート

 

 とある次元へと訪れた女神の一人。個性の塊と言っても過言ではないそのキャラクター性は相変わらず…どころか、更に磨きが掛かっている可能性すらある。ゲイムギョウ界の女神ではない為、直接的に信仰者と接する機会は基本的にない筈ながら、コミュニケーション能力の高さとカリスマ的と言える精神性から、エリナを気に掛け、エリナからも深く信用されていた。その在り方と得た信頼が、騒動解決における最後の一手に深く関わったと言っても過言ではない。また、激運とまでは言えないものの、彼女もまた幸運を持つ…のかもしれない一幕もあった。

 

 

ズェピア・エルトナム

 

 とある次元へと訪れた吸血鬼の一人。芝居掛かった言動を妙に思われる事も少なくない彼だが、周りは既に慣れつつある様子。色々と規格外の存在である事は健在らしく、ディールとエストに錬金術の切っ掛けを示す、騒動の起きた次元の性質を真っ先に察知するなど、随所で活躍。それでも流石に次元の性質とそこから想定し得る可能性に気付いた際は、平常心ではいられなかった模様。頼れる男性だと思われているのは事実だが、やはりその言動と何をどこまで把握しているのか読めない部分が祟ってか、時々ドライにあしらわれたりする事もある。

 

 

イリス

 

 とある次元へと訪れた少女の一人。食欲と知識欲から来る好奇心旺盛な性格は、今現在も彼女らしさとして発揮されている。精神面は騒動に直接関わった面々の中でも最も幼い為、気に掛けられる事が多く、イリス自身もディールやエストを中心によく頼っているが、その特異な能力で他者には真似の出来ない貢献もしていた。また、良くも悪くも純粋無垢故か、物事に対して恐れや怯えを抱かないのも一つの強み。騒動解決の中で、特に戦闘においてそれは顕著であったが、一方でそれは危機管理の面では短所でもあり、周囲をひやりとさせる場面もあった。

 

 

ビッキィ・ガングニル

 

 とある次元へと訪れた人間の一人。本人はクールを装っており、実際熱血と呼ぶべきタイプではないものの、今も変わらず自分で思っているよりも感情豊かな人間性を有している。ピーシェの従者としての務めを第一とするスタンスは一貫しているが、個人としてはエリナと女神を敬愛する者として共感し合う、ピーシェやディール、エストと大真面目にビーチフラッグで勝負するなど、オンオフを切り替えて様々な交流を築いている。また、意図しない形で突っ込みを受ける事の多い彼女だが、一方で彼女自身は突っ込み気質寄りだったりもする。

 

 

 

 

設定・用語集

 

ギルド

 人々からの依頼を受け、その依頼を『クエスト』という形で公開し、ギルドに登録している人物へと達成を更に依頼する組織。端的に言えば、依頼者と登録者の仲介業者、或いは斡旋業者。各国に存在し、直接の業務を行う支部と、各国支部を『ギルドという一つの組織』として取り纏める本部(現在は神生オデッセフィアに置かれている)によって構成されており、支部に関してもその国の中心となる支部本部と、各地に存在する支部の更に支部が存在する。クエスト、と一口に言ってもその内容は多種多様で、危険性のないお手伝いレベルのものから、強力なモンスターや群れの討伐レベルのものまである他、非常事態においては教会(国)からの依頼を受ける事もある。また逆に、ギルドから教会へクエストを依頼する事もあり、民間人が行うには危険過ぎる、或いは民間人が触れるには問題のある要素が確認された場合などが該当する。

 クエストを受ける為にはギルドに登録する必要があり、その際身元の確認や各種手続き等がある為、その場で即登録する事は出来ないが、登録者が受注し、非登録者と共にクエストに当たる事は可能。登録者はAからGまでのランクに分けられており、ランクが上がる程受けられる依頼の幅も広がる。登録直後のGからDランクまではクエストの達成状況に応じてギルドの判断で昇格していくが、Cランクへ昇格するにはそれに加えて実力を図るテストがあり、B及びAランクはテストに加えて更に面接にも合格しなければならない。面接は登録者の精神性や、低ランク或いは非登録の人物と共にクエストを行う際に適切な判断や安全確保が出来るかどうかを図るもの。

 また、ランクそのものはAが最高位だが、実力及び精神性が十分に認められ、更に女神からも承認を受けた一部の登録者は、一般には非公開…即ち通常ならば教会へと回される依頼の受注要請を受ける事もある。その他通常のランクとは独立した『特別許可』も存在し、ギルドが定めた範囲(これは人によって異なる)で自由にクエストを受ける事が出来る。この特別許可を受けている存在の代表例が各国の女神。

 

 

 

 

準軍人

 各国の軍に新たに(神生オデッセフィアは軍の発足と共に)設立された制度及び、その制度下で軍に所属する者の事。直接的には、負のシェアの城の暴走により信次元が未曾有の危機に陥った際、各国軍の全戦力を以ってしても防衛には足りなかった為にギルドへの要請や多くの有志の力をも借りる形になった事、一方で総力戦レベルの戦力を常設のものとするのはデメリットが大き過ぎる、という現実的な問題が存在する事から考案がされた。本職として平時から軍務に従事する正規軍人とは違い、女神や教会からの要請があった場合にのみ活動する。その為立場としては『副業』としての軍人であり、相当な有事でなければ要請もないが、定期的に行われるテストには参加しなければいけない他、当然テストに合格しなければ準軍人を続ける事は出来ない。

 活動は要請があった時のみだが、要請の有無に関わらず給与は発生する。その為収入が不安定な者が安定した収入を得る(流石に準軍人の給与だけで生活するのは厳しい)事に適しており、日常的に戦闘を行っている且つ、依頼(クエスト)をこなして報酬を受ける関係上収入が安定しない、ギルドでの活動を主としている者…特に高ランクのギルド登録者との相性が良い。…というより、そういった層を取り込む事が狙いである他、給与の存在とテストの為に鍛える必要がある事から社会福祉としての面も持ち、更には非軍人の実力者と軍を繋げる(正規軍人への転身、或いは軍からのスカウト)事も期待されているなど、単に緊急時に素早く戦力を確保するという事に留まらない政策となっている。

 準軍人の階級には名称の前に『準』が付き、正規軍人は元帥から二等兵までの階級がある一方、準軍人は佐官以上が存在せず、最高位が準大尉となっている他、同じ階級でも正規軍人と準軍人の場合は正規軍人の指揮権が優先される。但し、基本有事しか活動しない準軍人が指揮を取る事への懸念から、尉官以上の準軍人は(そこまで昇進出来る者は多くが正規軍にスカウトされる事もあり)そもそもの数が少ない。

 

 

トリニティプラン

 信国連(信次元国家間連携機構)発足当初から、信次元全体での目標として掲げられている、三つの計画(オペレーション・フロンティア、オペレーション・メサイア、オペレーション・ジェネシス)を取り纏めたもの。厳密にはそれぞれの計画の連携運用や、各オペレーションに付随する形で発生する要素の対応などを計画・運用するものだが、三つの計画そのものを指して使われる場合もある。信次元の一層の繁栄、発展のみならず、別次元との共存共栄、更にその先を見据えたプランではあるが、各国(の女神)ごとにプランへ対するスタンスは違い、かなりの積極性を示す国(女神)と、慎重派の国(女神)がそれぞれ存在している。元々は遥か未来までを視野に入れた、超長期的なプランだったが、様々な偶然により実行する上での課題が解消され、有益なデータも得られた事で、想定よりもかなり早い段階から動き出す事となった。

 

オペレーション・フロンティア

 トリニティプラン第一の柱。その目的は、資源だけに留まらない凡ゆるリソースの問題を永続的に解消し、繁栄を進める上での懸念を取り払う事。幾つもの大きな戦いを経て、信次元においては軍拡が積極的に行われている事と、戦いの後に発生する『復興』の負担により、各種資源の消耗が加速度的に増している事を踏まえて提唱された。具体的には別次元にリソースを求める…即ち、リソースを信次元の『外』から確保するという事であり、単に別次元から得るというだけでなく、有用な次元を開拓する事まで視野に入れている。

 目的やその内容はトリニティプランの中で最も単純且つ明白だが、対象とした次元を徹底的に調査する必要がある為、単純な内容に対して相当な時間と手間が必要であると任されている。また、当オペレーションを進行させるに当たって、その前段階として対象次元に大規模な戦争がある場合は調停、鎮圧、粛清等が必要となる関係から、オペレーション・メサイアとは関連性が深い。

 軍拡、復興共に信国連発足よりかなり前から求められ、また必要となっていた関係から、トリニティプランの中では構想もまた最も早い段階から行われており、四大国家による友好条約下でもその原型となる計画が話し合われていた。

 

オペレーション・メサイア

 トリニティプラン第二の柱。その目的は、別次元における危機の排除と、それによる人々の救護、救済。人間同士による戦争であれば仲裁と調停により争いを止め、人間以外による脅威であればその脅威を制圧し、人にとっての在るべき幸福をもたらす。何れの場合も武力介入を想定しており、人外による脅威の場合、対話が可能であれば平和的解決も選択肢に上がるが、必要であれば管理、隔離、殲滅も行う。他のオペレーションは常に計画を立てて進める事となるが、当オペレーションはその性質上、突発的に発令、実行が為される可能性もある。

 基本的に戦闘を想定したオペレーションではあるが、当然人に対する脅威は戦いだけではなく、環境や災害なども該当する。そして当然、当オペレーションは別次元の人を『救う』事こそが目的である為、災害の対処は勿論、環境に対する干渉すらも視野に入れている。それは実行する信次元側は勿論、対象となる次元にも危険が伴う行為である為に、慎重論が強い一方、これも積極的に推し進める女神もいる。

 人を救う、人の存在を前提としたオペレーションである関係から、対象次元の人との交流、交渉も作戦の内となっている。このように徹頭徹尾人を意識したオペレーションであるが、救済ではなく『救世』の名を冠しているのは、人の為に、人の世を守り救う事が理念である為。

 

オペレーション・ジェネシス

 トリニティプラン第三の柱。その目的は、新たな次元を生み出す事……即ち、創世。これは、リソースの豊かな次元を探すのではなく創り出す、人が平和と繁栄を尽きる事なく謳歌出来る次元を確立するという、オペレーション・フロンティア及びメサイアの更に先を見据えたオペレーションではあるが、それはあくまで実利の話に過ぎず、その本質は人の可能性、人の歩みに不可能も限界もないのだと、どこまでも理想を追求し、それを真なるものと出来る力が人にはあるのだと証明する事にある。トリニティプランの中でも特に荒唐無稽な計画ではあったが、仮想世界形成装置及び、多くの別次元や別世界と関わるある出来事にて創世の片鱗が見られた事により、一気に現実的なものとなった。

 第一の柱、第二の柱がそれぞれ必要に応じて行う、具体的な『終わり』の定められていない計画であるのに対し、当オペレーションは一度でも新たな次元の創世に成功した時点で、一先ずは完遂の形となる。とはいえ、現実味を帯びたといっても依然途方もない計画であり、実現までの道筋も果てしない事には変わりない為、現状オペレーション・ジェネシス完遂後については全くの未定となっている。

 上記の通り、当オペレーションは他二つの先を見据えたものではあるが、リソースには人…即ち人材も含まれる事、平和と繁栄の前にはまず救いが必要である事から、決して当オペレーションが他二つより上位に位置している訳ではない。

 

 

マグナ・エボレボックス

 とある事情を発端に、イリゼが企画し、実際に開発にも携わったゲーム。リメイク作品…それもリメイクのリメイクという特殊な作品(その為リメイクの許可を得るところから始まっている)であり、元々の原作はオデッセフィア時代に開発された『マグナックス』。直接のリメイク元に当たるのが、そのリメイク作品である『マグナ・レボックス』で、こちらも現代でプレイするのは難しい程の古い作品。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。