超次元ゲイムネプテューヌ Origins Transition   作:シモツキ

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第十七話 暗き星と共に

 なんて事ない、とある日の夜。俺はある決断をした。きっと、後から振り返れば大した事のない…けれど今この時からすれば、凄く大きくて、凄まじく重要で、とんでもなく勇気のいる…ある決断を。

 

「……よし」

 

 心を決めて、立ち上がる。実はこれまでにも、何度か立ち上がっては「いやでも……」と迷い、座り直していた。それでも今度こそは、本当に決めた。

 

「うずめ、くろめ、ちょっといいか?」

 

 今いるプラネタワーの部屋を出て、二人の事を探す。うずめとくろめ、二人がリビングに当たる部屋にいるのを発見し、俺は中へと入りつつ声を掛ける。

 

「うん?どうかしたか、ウィード」

「その……ってか、珍しいな。特にやる事もないのに、二人が一緒にいるなんて」

「あー…うん、そうだね」

「…もしかして、少しは仲良く──」

『それはない』

 

 真顔で断言してくる二人。いやまあ、否定してくるだろうなとは思ったけど、こんな可能性を微塵も感じない否定をされるとは思わないって…。声がハモってるのも、二人の場合は同一人物みたいなもの(微妙に違う気もするけど)だからだろうし…。

 

「…同じ部屋にいたのは、偶々だよ。わざわざ別の部屋に行くのも、変に意識してるみたいで癪だからね」

「そ、そうか…。言われてみると、二人共視界に相手が入らない位置取りしてるな……」

「いやまあ、それに関しては意識したつもりはねぇけど…そんな事より、俺達に何か用事があるんだろ?」

「っと、そうだった。…えぇと……」

『……?』

 

 言い淀む俺に対して、うずめとくろめは怪訝そうな顔をする。言う内容に迷ってる訳じゃない。言う事そのものに、俺は二の足を踏んでいる。

 

(…やっぱ、緊張するな…。…でも……)

 

 適当な事を言って誤魔化してしまえば楽だろう。別に言わなきゃ、やらなきゃいけない事でもないし、また今度にしてしまう事も出来る。…けど俺は、決めたんだ。緊張はするが、やりたいんだ。──だから。

 

「…あのさ、二人共。近い内に、出掛けないか?」

「うん?そりゃいいけど…そういや明日はねぷっちとぎあっちも休みだって言ってたな。折角だし、二人も呼んでパーっと……」

「あぁいや、そうじゃなくて…二人と出掛けたいんだよ。それも、三人でじゃなくて…うずめとくろめ、それぞれ二人きり、で……」

「へ……?」

「そ、それって……」

 

 照れを隠すように、頬を掻きながら俺は言う。俺の言葉に、うずめは目を丸くし、くろめはぴくっと肩を揺らす。

 

「お、おいウィード…それって、アレ…なのか……?」

「あ、あぁ…そのつもり、っていうか……」

「い、いやでも…本当に、オレと二人きりで……?」

「そ、そういう事だ」

『つ、つまり…デ、デ、デ……』

「そう、デー……」

『──デンジャラス・バックドロップ』

「なんでだよ!?」

 

 二人の口から出てきたあんまりにも違い過ぎる言葉に、思わず俺は突っ込んでしまった。ちょ、チョイスが独特過ぎて、ボケかどうかも分からねぇ……。

 

「す、すまないウィード…その、ちょっと動揺した……」

「ちょっとの動揺で投げ技の名前が出てくるかよ…。…こ、こっちだって緊張してたんだからな…?」

 

 動揺するのは仕方ない。多分、俺も二人に同じような誘いを受けたら、かなりドキッとしていただろうし。けど、意を決して言った結果がこれっていうのは、流石にちょっと心穏やかではいられない。

 でも、そんな俺以上に二人はまごついていた。ちらちらと俺を見るばかりで、次の言葉が出なくなっていた。それによって生まれた沈黙は、何とも落ち着かないもので…真っ先に耐え切れなくなった俺は、再び口を開く。

 

「そ、その、あれだぞ?これはあくまで提案っていうか、もし出来たら〜位の事だから、気乗りしないなら断ってくれても──」

『そ、それはないっ!』

「……っ…うずめ、くろめ……」

 

 さっきも聞いた、けれどさっきよりも遥かに感情の籠った、二人からの否定。そうじゃない、そんな事ないという、俺への答え。

 それからまた、沈黙する。気不味くなる。うずめもくろめも…ほんのり頬が、赤く染まっている。そんな二人も可愛い訳だが、今は俺も嬉しさと、だからこその照れ臭さがあって……

 

「じゃあ、その…いつにする……?」

 

 それぞれいつ、二人きりで出掛けるか。普段は基本、賑やかに会話する事の多い俺達だが…その話をする間は、終始静かなものだった。

 

 

 

 

 出掛けよう、という話をした日の翌々日。俺はプラネタワーの近くにある、とある銅像の前へと訪れた。初代プラネテューヌ守護女神の像…らしい、モニュメントの前へと。

 

「よ、くろめ。待たせちゃったか?」

「いいや、オレも今来たところさ」

 

 近付く中で俺は、待ち合わせ場所へ先に来ていたくろめを見つけ、声を掛ける。携帯端末を弄っていたくろめは顔を上げ、軽く肩を竦める。そして俺達は合流し……沈黙。

 

「…………」

「…………」

「…な、なんかその…照れるな、これ……」

「そ、そうだね…この定番のやり取りが、こんなにも照れ臭いものだったとは……」

 

 合流して早々に俺達はお互い若干目を逸らし、頬を掻く。…多分、変に意識してるからだろう。二人きりとかじゃない、単なる待ち合わせなら、いつもの調子でやり取りが出来ていたんだろう。

 

「そ、それよりもくろめ。今日はどうしてまた、ここを待ち合わせ場所にしたんだ?普通にプラネタワーから二人で出発するんじゃ駄目だったのか?」

「…それじゃ、普段と変わらないだろ?」

「あ……。…悪い、確かにそうだよな」

 

 くろめは今日を、特別な日だと思ってくれていた。だからこそ、こうして待ち合わせスタートを提案してくれた。その事を理解した俺は、誘っておきながら考えが甘かったな、と自制し…すぐに気持ちを切り替える。

 

「よっし、じゃあ行くとしようぜ…の、前に……」

「……?」

「なぁ、くろめ。今日は…今だけは、昔みたいに『うずめ』って呼んだ方がいいか?」

 

 真っ直ぐに見つめ、真正面から俺は問う。その瞬間、くろめは目を見開き……数秒間の沈黙の後、ゆっくりと首を横に振った。

 

「…いいや。『うずめ』は【俺】の名前で、もういない過去の女神の名前だ。今の、ここにいるオレの名前じゃない」

「けど、それは……」

「──それに、オレは今の名前を結構気に入っているんだよ。ねぷっちの考えてくれた名前だし、そこはかとなく格好良い響きでもあるからね。だから、くろめでいい…いや、くろめがいいんだ」

「…そ、っか…なら、今度こそ行こうぜ」

 

 小さく笑みを浮かべた、くろめからの答え。自嘲ではない、柔らかな笑み。それを見た、答えを聞いた俺は頷き…それ以上は言う事なく、歩き出す。くろめと共に過ごす、一日を始める。

 

「ところでくろめ。あの銅像前を待ち合わせの場所にしたのは、あれが昔から…それこそ、くろめが守護女神だった頃からあって、お互い知ってる筈のものだから…って事だと思うんだが……なんか、昔とちょっと違わね……?」

「あぁ。何でも、暫く前に新しくなったらしいよ」

「あー、そういう事か。…時の流れを感じるなぁ……」

「いや、時の流れなんてこれまでも散々感じてただろうに…」

 

 言われてみれば、確かに記憶よりも綺麗というか、劣化していないような気もする。そして、そんな事を思いながら呟くと、くろめに軽く呆れられてしまった。

 

「…で、今日はどういうプランなのかな?まさかとは思うが、何も考えてないなんて事は……」

「まさか。けど、くろめが行きたい場所があるなら、そっちを優先するぞ?」

「いいや、今日はウィードに任せるよ。こういうのは、男がリードするもの……」

「…くろめ?」

「……な、何でもない…」

 

 不意に言葉が途切れたかと思えば、何やら顔を赤くしているくろめ。…え、これ…自分から言っておきながら、また変に意識しちゃって赤くなってるパターン…?だとしたら、くろめ…くぅ、可愛いなぁ……!

 

「くろめー、リラックスだぞー。その調子じゃ、最後まで心がもたないぞー?」

「う、五月蝿い。ウィードの癖に生意気だぞ」

「えぇー、理不尽…。…とか言ってる内に着いたな。まずはここだ」

 

 そう言って俺は、最初の目的地…何度か訪れた事のあるゲームショップの前で足を止める。前に来たのはいつだったか、その時は何を買ったか…なんて事を言いながら、くろめと並んで入店する。

 

「ゲームショップも、なんか随分と変わったよな。昔もゲームしか売ってなかった訳じゃないけど、ここまでバラエティ豊かな感じじゃなかったし」

「確かに。これも顧客を獲得する為の努力なのかもしれないが、昔を知る者としては、嘆かわしいものだね」

 

 冗談めかして言うくろめの言葉に、俺は苦笑する。気持ちとしては同感だが…流石に過去の時代の女神にこれを言われるのは、お店側が少し可哀想な気もした。

 それはともかくとして、二人でゲームの棚を見ていく。一軒目からゲームショップ、というのは正直ちょっと不安もあったが…くろめの反応は、悪くない。

 

「…何か、買ってくか?」

「いや、ウィード…流石にそのパターンはレアなんじゃないかな……」

「俺はレアだぜ?」

「…それ言いたかっただけだろ、ウィード」

「くっ、バレたか……」

「全く…って、これは……」

 

 ぴたり、と足を止めるくろめ。何かと思ってくろめの視線を追ってみれば、そこにあったのは大作シリーズ…のリメイク版の中古。それ自体は、別に珍しいものでもないんだが…くろめが注目している理由が、俺には分かる。

 

「…懐かしいな、これ。俺も、一作目はやったっけ……」

「オレもだよ。…因みに二作目は……」

「…なんか、微妙だったよな…面白くない訳じゃないんだけど、一作目と方向性が違う気がするっていうか……」

「だよな…思ってたのと違うけど、面白くない訳じゃないのがまた評価に困ったものだよ……」

 

 詰まらなくはないのが逆にな…と、ほんと微妙な心境でくろめと頷き合う。だがこれも、こうして懐かしむ事が出来るんだからある意味で良い思い出。そしてもう暫く、俺達はゲームを物色し……最後に折角来たんだから、とくろめは買うつもりだったらしい新作ゲームの予約をして、ゲームショップを後にした。

 

「さって、んじゃ次は……の前に一つ訊きたいんだが、くろめは店でじっくりと昼食を取るのと、屋台か何かで買って外で食べるのと、どっちがいいよ?」

「そうだね…オレとしては、別にどっちでもいいと思うけど……」

「けど?」

「…なんというか、お店でじっくり…っていうのは、オレ達には似合わない気がしないかな」

「はは、確かにそれもそうだな」

 

 肩を竦めるくろめに頷き、歩みを進める。二つ目の行き先として俺が考えていたのは服屋であり、ここで何かプレゼントを…と思っていたが、結論から言うと、ここで俺はくろめに何もプレゼント出来なかった。服の物色まではやってくれたが、「オレには似合わないかな」とか、「まだ返る訳じゃないんだから、ここで荷物が増えるのは避けたいだろう?」とか言って、悉く躱されてしまった。それどころかむしろ、ハンカチを持ち歩いていない事を指摘され、俺がくろめから買ってプレゼントされてしまった。…くろめ、似合ってる服も沢山あったんだけどな…本人は恥ずかしがってるようだけど、格好良い服装は勿論、可愛い服装も普通に似合うんだけどな……。

 

「それにしても、今日は本当に晴れて良かったよ。こうして出歩くのも、雨の中じゃ気分が乗らないしね」

「だなー。…んー、まだちょっと昼には早いかもしれないが……」

「ここで買って食べよう、って事だろう?オレは構わないよ」

 

 というか、最初からここに目星を付けていたんだろう?…そんな風に言葉が続き、そういう事だと俺は答える。

 今俺達がいるのは、ギルドの近く。ここ周辺は当然依頼を受けようとしている、或いは依頼を終えて帰ってきた人が多く通る訳で、そういう人を狙った店や屋台がそこそこある。よりどりみどり…ではないにせよ、ある程度選択肢があるからこそ、外で食べる場合はここにしよう、と予め俺は決めていた。

 

「うん、美味い。偶にはこうやって食うのもいいよな」

「あぁ、そうだね。案外こうして食べるのもゆっくり出来るというか」

 

 買ったホットドッグを食べながら、ギルドやそこに出入りする人達をぼんやり眺めながら、くろめと話す。俺が買ったのはホットドッグと唐揚げで、くろめが買ったのはメロンパンとたこ焼き。どれもちょっと高いが、その分ボリュームもあって…まあそんな事より、しれっとくろめがメロンパンを買っているのがまた可愛い。それを言ったら絶対顔真っ赤にしてメロンパン一気食いとかしそうだから言わないが、意外なところで凄く良い場面に遭遇出来たと俺は思う。

 

「でも、良かったのか?自分の分だけじゃなくて、オレの分まで支払うなんて」

「いいんだよ、っていうかこういう時位格好付けさせろっての。…さっきの服屋でも、結局何も買えなかったし…逆に俺が買ってもらっちゃったし……」

「あれは、ハンカチすら持ち歩いてないウィードが悪いんだよ。…それに…こういう時じゃなくたって、ウィードは……」

「……?」

「な、何でもない…」

 

 急にごにょごにょとした声になったかと思えば、黙り込んでしまうくろめ。何が言いたかったのか訊きたいところだが…訊くなオーラをバリバリ出していたから止めた。

 

「…けど、あれだな…ホットドッグに唐揚げだと、甘い物が食べたくなるな……」

「ふっ、想像力が足りないよ。…まあでも、これは元々ウィードが支払った物だし…一口位は、恵んであげようじゃないか」

「止めろ止めろ悪い顔して脚を組むな。…これはこれで良い…!…って思っちゃうじゃないか……!」

「…自分からやっておいてアレだが、いざそういう反応をされると困るな…で、食べるのか?」

「あ、おう。頂きま……」

「……ウィード?」

「…こっちこそ、言っておいてアレだが…貰ってもいいのか…?」

「……?だから、オレはそのつもりで差し出し……あ」

 

 佇まいを正した上で、くろめが差し出してきたのはメロンパンの口を付けた方。元々持っていた手で、そのまま差し出してきたんだから当然だが…口を付けた場所へ、俺が更に口を付けるというのが何を意味するのか。それに気付いたくろめは、みるみる内に顔が赤くなり……ぷるぷると、震え出す。

 

「…………」

「…えぇっと…くろめ…?」

「…食べろ……」

「え?」

「これでオレが持ち替えたりしたら、なんか変に意識してるみたいじゃないか…!だからさっさと食べろウィード……!」

「いや今の時点でどこからどう見ても意識してる……むぐっ…!」

 

 拒否権はないとばかりに、俺の口へ突っ込まれるメロンパン。勢いだけじゃなくて、物理的にも異論を封じてくるくろめ。…もう、ぶっちゅーってレベルだった。フレンチとかじゃなくて、がっつりだった。

 

(普段はクールぶってる…っていうか、本当にクールなんだろうけど…こういうところは、まだまだ初心だよなぁ……)

 

 俺が食べたのを確認してからメロンパンを引っ込めたくろめは、動揺を隠すようにメロンパンを食べようとし…再び顔が赤くなる。更にそれをも誤魔化すが如く、たこ焼きを複数一気に食べようとし…まだ熱かったのか、目を白黒させて買っておいた飲み物を煽る。…昔、まだ出会ったばかりの頃も感じたが、これがあの女神だとはとても思えない。思えないが……女神はそういうものだって俺はもう知っているし、そんなくろめも可愛いと思う。だからこそ…これからも、そんなくろめであってほしい。

 

……余談だが、結局くろめはメロンパンも食べた。俺が口を付けた場所を、もじもじしながら見つめた後、ガッと一気に食べていた。もう、和むし萌えるよ、俺は。

 

 

 

 

 昼食を終えた俺達は、腹ごなしを兼ねてあるレジャー施設へと訪れた。そこで軽く、二人で勝負をする事になった。

 

「ふ……ッ!」

「なっ!?」

 

 フェイントに引っ掛かった俺の横を、くろめは軽やかに駆け抜けていく。勢いそのままに跳躍し…レイアップシュートで、ゴールにバスケットボールを放る。

 

「はぁ、はぁ…くっそ、やっぱ強いな……!」

「ふっ、残念だったねウィード。でもまあ…悪い動きではなかったと思うぜ?」

「くっ、余裕を見せやがって……!」

 

 すぽん、と入り落ちてきたボールを拾い、指の先で回すくろめ。ここで俺達は、1on1のバスケ勝負をしていたが…ご覧の通り、普通にくろめが優勢。くろめも素人ではあるから、全く歯が立たない訳じゃないが…女神が持つセンスやら反射神経やらに、何度も俺はやられていた。

 

「…けど、やっぱ格好良いな。悔しいけど、ほんと格好良いよくろめ」

「そ、そうか?ははっ、そう言われるのは悪い気がしない──」

「隙有りッ!」

「おっと」

 

 肩を竦め、それでこそくろめだよ、とばかりに送る賛辞。そして得意気な顔をするくろめに、俺は笑みを浮かべ…ると見せかけてボールを取ろうとしたが、寸前で躱されてしまう。

 

「……っ、マジか…今のはいけると思ったんだけどなぁ…」

「甘いな、ウィード。嘗ては複数の次元に跨がる形で暗躍し、信次元を震撼させたこのオレを欺こうなんて、百年早いよ」

「ぐぐぐ…説得力があり過ぎて返す言葉がねぇ……って、くろめ?」

 

 ぐぅの音も出ないとはこういう事か、と痛感する程ヘビーな返し。バスケでも会話でもやられた俺は、がっくりと肩を落とし…だがそこで、ぽとりとくろめの手からボールが落ちる。更にそれを追う事もなく…くろめは、呟く。

 

「…ごめん、今のなし…これをオレからネタにするとか、絶対やっていい訳がないじゃん……」

「え…えぇー…?…いやまあ、本当にそりゃそうだが……」

「うぅ…くろめって、ほんと馬鹿…こうやって調子に乗ったらどうなるかなんて身を持って知ってる筈なのに、何も学んでないなんて……」

「ちょっ、あの…くろめさーん……?」

 

 まさかのネガティヴモードに突入するくろめ。ついさっきまで余裕たっぷりだったのに、瞬く間に追い詰められていた。しかも自分に追い詰められていた。

 

(どうすっかな、これ…自分でネタにする事じゃねぇだろ、ってのはその通りだし…けど、くろめをこのままにもしたくないし……)

 

 落ち込むくろめを前にして、俺は悩む。普段もこういう時のくろめは放置したくないし出来ないが…特に今は、今日は、このままでなんていてほしくない。だから俺は考え、悩み、思い付いたプランに躊躇いを抱きつつも、くろめと自分の為だと意を決し……言う。

 

「…おい、くろめ。確かに今のは軽々しく冗談にしていい事じゃないが…反省するだけならともかく、そういう引き摺り方はしてんじゃねぇよ。今は──俺とのデート中だろうが」

「ぁ……」

 

 俯くくろめの顎に指を当て、俺の方を向かせる。そして俺は、くろめと見つめ合い……

 

「……なんで急に、俺様キャラ…?」

「そ、そこは気になっても突っ込むなよ!仮に突っ込むとしても、もうちょい後にしろよ!なんで最初の返しがそれなんだよぉおおおおぉッ!」

 

 こちとら恥ずかしいのを我慢して言ったんだぞ!?と俺は猛抗議。勇気を出して言った結果がこれとか、辛過ぎるにも程がある。気になるのは分かるけど、そうだよねって思うけど、今ので俺大ダメージ負ったんだからな……ッ!

 

「…はぁ…そんな反応されるなら、言わなきゃよかった……」

「そ、それはごめん…。…それと……」

「…それと…?」

「……ありがと、ウィード。なんか、その…元気出た」

「…おう」

 

 恥ずかしそうにしながら、少し目を逸らしながらの、感謝の言葉。柔らかくなった、くろめの表情。…前言撤回。やっぱり、言ってよかった。くろめが元気になってくれるなら、この位の事は幾らでもやる。恥ずかしさだって、どんと来いだ。

 

「…こほん。じゃ、どうする?まだバスケやるか?」

「いや…ウィードが続けたいなら構わないが、オレはもういいかな。…このまま続けてても、負ける気が微塵もしないし」

「言ってくれるなぁ、オイ…けど、そうだな。ここであんまりへろへろになると、後が続かなくなりそうだし…今回はこの辺で勘弁してやろう」

「思いっきり捨て台詞じゃないか」

「いいだろ別にー、捨て台詞位言わせろよー」

 

 そういう訳で、バスケ勝負は終了。ここには他にも色々と遊べる場所があるが…今回は、これでこの場を後にする。外に出て、そこからは暫く歩く。

 

「しかし、アレだな。さっきはオレにハンカチを買ってもらって、昼食は味が偏り、バスケは完敗…ウィード、良いとこなしじゃないか」

「なッ…そ、それは喧嘩売ってるのかくろめ…!」

「いやいや、事実を言っただけだよ?」

「こいつ……そっちこそ、昼食の時に顔真っ赤にしてたり、さっきも自爆してた癖に…!後俺知ってるからな!さっき俺にキザな事言われた時も、頬が赤くなってたのをよぉ!」

「んなッ…そ、それはあれだ!ウィードの発言でこっちが恥ずかしくなってただけだ…!……っていうか、キザな自覚あったのな…」

「言い訳がましいっての!…キザ云々は、まぁそうなんだけど…ってか、普通にキザな事言っちゃう俺は、それはそれで嫌だろ……」

「それはまぁ、確かに嫌だけども……」

 

 突然煽ってきたくろめの発言で、言い争いになる俺達。だがそれも長続きはせず、変な終息の仕方をする。…正直、キザなウィードも悪くないとか言われなくて良かった…この方向性の俺を求められても、絶対長続きする気がしないし…恥ずかし過ぎてやってらんないし……。

 

「…全く…まさかこんな形で煽られるとは思わなかったぞくろめ……」

「ふぅん…という事は、【俺】はあまりこういう弄り方はしないんだね?」

「まぁ、全くしないって訳じゃないが…なんかこう、表情とか声のトーンとかで、うずめとくろめとじゃ鋭さが違うんだよな…。…と、いうか…くろめの方から、うずめの話をするのか……」

「……?どういう事だよ?」

「いや、俺としちゃ二人きりの時にうずめの話をしたら、不機嫌になるだろうなと思って気を付けてたんだが……」

「…ウィード、オレを面倒な女か何かだと思ってないかい?」

「そ、そういう事じゃなくてだな…!」

 

 違う違う、そうじゃない…と否定する俺に対し、くろめは口角を上げる。引っ掛かったな、とばかりに笑みを見せる。

 

「ふっ、冗談だよ。…別に、そこまで毛嫌いしてる訳じゃないさ。ただどうしても、仲良しこよしは出来ないだけで」

「そっか…じゃあ俺も、余計な事は考えなくていいか?」

「いや、それはそれとしてウィードから【俺】の名前を出されるのは嫌だな。というか【俺】に限らず、他の女性の話するのはアウトだろ」

「あ、はい…」

 

 結局駄目なのかよ、という突っ込みは堪えて、俺は頷く。…実際、それはその通りなんだろう。だってこれはデートなんだから。それに…うずめ共々普段は女の子っぽくない(魅力がない訳じゃない。それは断じて違う)くろめが、こういう事を気にする…っていうのは、なんだか嫌じゃなかった。

 とまあ、そんなこんなで話しながら、俺達はある場所の近くにまで来た。そこは、俺にとって大きな意味のある場所で…だから今日、ここに来たいと思っていた。

 

「…なあくろめ、ちょっとこの辺りで休憩しないか?」

「休憩?」

「ああ。ほら、丁度良い公園も近くにあるだろ?」

「公園って……あ…」

 

 俺の発言の意味…そしてどこへ向かおうとしていたのか気付いたようで、くろめは一度足を止める。そして俺達は、その公園へと入り…ベンチに、腰を下ろす。

 

「…ウィード、ここって……」

 

 問い掛ける言葉に、俺は頷く。忘れない。忘れる訳がない。だってここは……俺とくろめが、まだ本当に普通の人間だった頃の俺と、守護女神だった天王星うずめが、出会った場所なんだから。

 

「…驚きだよな。あの時の公園が、まだ残ってるなんて」

「だよな。もうどの遊具も変わってるし、その上で古さが否めない状態なんだから…本当に、よく公園自体が残っていたものだよ」

「…あの頃の雑草、まだ残ってるかな……」

「いや残ってる訳ないだろ…てか、除草作業の思い出なんだから、どっちにしろ雑草残ってたら駄目だし……」

 

 半眼で突っ込んでくるくろめ。まあ、流石に今のは冗談であって、本気で言ってる訳じゃない。

 

「でもほんと、ここがまだ残ってるって知った時は嬉しかったよ。今くろめが言った通り…ここは俺にとって、思い出の場所だからさ」

 

 思い出が雑草取りなんて、締まらないけどな…と内心で呟きながら、俺は軽く肩を竦める。それから俺は、あの時の出会いに思いを馳せていて…少しの間の静かな時間を経て、くろめは言う。

 

「…ウィード。もしかして今日は…思い出巡りだったのか?」

「…やっぱ、気付くか」

「まあ、流石に思い出そのままの場所に来たら…な」

 

 そう。この公園は勿論、最初に行ったゲームショップも、その次のギルドも、俺にとっては思い出のある場所。ゲームショップは同じ店じゃないし、ギルドも中に入った訳じゃないが…重要なのは、全く同じかどうかじゃない。…何なら、ギルドに関しちゃその『思い出』の時も中に入った訳じゃないし…。……だから、重要なのは思い出を感じる事。思いを、馳せる事。そして…くろめと、この思いを共有する事。

 

「ここでくろめと…いや、うずめと出会った時は、思いもしなかったよ。その後も偶然会う事が続いて、そこから仲良くなるなんてさ」

「そんなの、オレだってそうさ。まぁ、今からすればその程度些細と思える位、とんでもない道を歩む事になった訳だけどな」

「はは……けど、些細なんかじゃねぇよ。俺にとっちゃ、忘れる事も色褪せる事もない思い出だ。…あ、いや、すまん…俺一回記憶喪失になってたから、忘れる事はあったわ……」

「ウィード…なんか、締まらねぇな……」

「う、うっせぇ」

 

 言い返しはしたものの、全く以ってその通り。…だけど、まあ…くろめの気持ちも分かる。俺もくろめも、本当に色んな事があった。人間生きてりゃ誰しも色んな経験をするもんだとは思うが、流石に俺達みたいな経験をしている人間や女神は、そうそういないだろう。

 

「…ところでくろめ、思い出ついで…って訳じゃないが、気付いてるか?」

「うん?何がだよ」

「口調だよ、口調。大分、昔のそれに戻ってるぞ」

「……!」

 

 基本俺と同じような、所謂男性口調で話すうずめと違って、くろめは中性的寄りというか、男性口調と中性的の中間+αって感じの喋り方をしている。そのくろめが、声のトーンこそいつもと変わらないながら、昔に近い話し方をしていて……どうやらそれには気付いていなかったらしく、指摘された瞬間目を見開く。それから口元を押さえ…ゆっくりと、その手を下ろす。

 

「…くろめ、普段は意図して喋り方を変えてたのか?」

「いや…そんな事はねぇよ。ないけど…そうだな。ウィードと朝から二人で過ごして、楽しい思いもして、思い出も感じている内に、オレの心も昔に戻ったような…そんな感じになったのかもな」

「それなら良かった。楽しんでくれたのなら、俺も嬉しいよ」

「あ、や、それは……うん…」

 

 狼狽えた後、くろめは小さく頷く。流石にもう誤魔化せないと思ったんだろう。それから少しの間、俺もくろめも黙っていて…この際だと、俺は前々から思っていた事を口にする。

 

「俺さ、くろめのその口調も、格好良いところも、くろめの魅力だと思うんだよな。俺は格好良いくろめも好きだし、その上で可愛いところもあるからより好きなんだ」

「ぶ……ッ!?な、ななっ、何をいきなり言い出すんだお前は…ッ!」

「いや…今、デート中だし。それともあれか?もっとムードのある場所で言った方が良かったか?」

「そ、そういう事じゃねぇし…!急に言うなって話をオレは……」

「じゃあ、前置きがあれば良かったと?」

「だ、だから…!…うぅ……」

 

 顔を赤くし、わたわたとするくろめ。格好良く思われたいし、可愛いものも好きなのに、いざこう言われるとわたわたするんだから、ほんと可愛い。こういう反応が見たくて、今の発言をした面も多分にある。

 けど勿論、それだけが理由じゃない。だから俺は、あの時『うずめ』と出会ったのはあの辺りだったよな、と思いながら、更に言う。

 

「だから、自分の在り方について悩む必要はないと思うし、自信を持っていいんだよ。少なくとも、俺はそう思っている。良いところも、悪いところも、全部含めて今ここにいるのがくろめなんだからな」

「…良いところも、悪いところも…か……」

「ああ。それは、くろめも分かってる事だろ?良いところだけ見てほしいなんて……そんな事、思ってないだろ?」

 

 数拍の間を経て、くろめは頷く。性格だけの話じゃない。やった事、やってしまった事、取り返しの付かない事…そういうものも積み重ねた上でくろめはここにいるんだから、そこから目を逸らしちゃいけないし、逸らす気がない事も分かっている。故に、これ以上の事は言わない。言わずに、俺は立ち上がる。

 

「じゃ、そろそろ行こうぜ。それか、もうちょい俺達の出会いに思いを馳せておくか?」

「…いや、行こうか。出会いに思いを馳せるなんて、お互いガラじゃないだろ?」

「だよな」

 

 続くように立ったくろめと並んで歩き、俺達は公園を出る。そういえば、あの日も公園を出る時は、一緒だったか…そんな風に、ぼんやりと思い出す俺だった。

 

 

 

 

 思い出巡りといったって、一日全てをそれに費やす訳じゃない。思い出とは関係ない場所にも行ったりしてるし、そもそも本気で思い出巡りをしようとしたら、とても一日じゃ足りない。それに何より、俺はくろめと過去を懐かしみたくてデートしてるんじゃない訳で……夜になった今、夕食を取ったのも、過去関係なく俺がいいな、と思った場所。

 

「ふー…やっぱりちょっとお高い店は料理も良いな。こう、ハイレベル〜って感じで」

「ふわっとした感想だね……」

 

 店を出て、夜道を歩く。くろめからの呆れ声を、俺は軽く受け流す。なら、くろめはちゃんとした感想が言えるのか?…なんて返さない。何せくろめは女神として、今回行った店より更に高級な(今の店も、別にドレスコードがあるような店ではないし)店や食事も慣れているに決まってるんだから。

 

「…まあ、それはさておき… ひょっとして、昼も本当はこういう店で食事をしたかったのかい?」

「ん?あー…いや別に、そういう訳じゃねぇよ。実際、店でじっくり…ってのが俺達っぽくないとは思ってるし」

「なら、どうして…」

 

 くろめからの、当然といえば当然の質問。それに俺は、小さく肩を竦め…それから、答える。

 

「確かに、俺達に合うかっていえば、合わない気がするのは本当だ。けど……くろめには、静かだったり落ち着いてたりする場所も似合うと思うんだよ、俺は」

 

 それは単純な、本当に単純な理由。実際場慣れしてる事もあって、くろめは凄く絵になっていた。容姿的にも雰囲気的にも、落ち着いた場っていうのは凄くくろめに合う。くろめ自身、居心地が悪そうな様子なんて微塵も見せなかった。

 

「…そっか…オレに似合うと思うから、か……」

 

 答えを聞いたくろめは、その場で立ち止まる。俺が何も言わずに待てば、少ししたところでまた歩き出す。俺の隣に来て、俺もまた歩き始めて……二人で同じ方向を見る中で、くろめの声が俺に届く。

 

「ありがとな、ウィード」

「何がだ?」

「色々と、だよ。今日の事も、これまでの事も……今のオレを、『暗黒星くろめ』を見てくれている事も…全部」

 

 今のオレ。その言葉に、どれ程の意味が込められているかなんて、分からない。想像しか出来ない。けど…くろめの声は、暗くない。静かな声ではあるけども…前向きな感情が、あるように思う。

 

「当然だろ。好きな相手の事を、見ない訳がねぇんだから。今ここにいるくろめも、昔確かにいた『うずめ』も…全部全部、俺は好きなんだから」

 

 感謝するような事じゃないと、俺は返す。だって、そうだろう?意識的に見てるんじゃなくて、自然と見てるんだから。目で追ってしまうんだから。俺は恋愛経験豊富って訳じゃないが…きっとそれが、好きってものだから。

 『うずめ』とくろめは、同じじゃない。根っこは同じでも、違うなって感じる部分もある。落ち着いた雰囲気も似合う…ってのも、その内の一つ。だけどやっぱりくろめも『うずめ』だから、今のくろめも俺は好きになった。

 

(…俺も、変わったよな)

 

 公園での時と違って、くろめは好きだって言葉にも落ち着いている。まあ…確かにあの時とは流れが違う、それこそ急に言った感じはないからだろう。そんな風に捉えながら、同時に俺は、自分自身の変化も感じる。

 昔は俺も、こんな風に好きと言える人間じゃなかった。勿論、自分の感情に自覚や確信がなかったから…ってのもあるが、それがあったら昔の時点で同じように言ってたか、言えてたかっていうと…怪しいところ。俺の変化とくろめの変化は、多分同列に語れるもんじゃないが…変化は誰にだってあるもの。時が流れて、色んな経験をする中で、少しずつ変わっていくもの。後はそれを、受け入れられるかどうかで…俺は自分の変化も、くろめの変化も、悪くないって思っている。

 そうして俺達は、プラネタワーまで歩いていった。ここが今日の…このデートの、終着点。

 

「さっき、くろめは俺にありがとうって言ってくれたが…こっちこそ、ありがとな。今日一日、俺とデートしてくれて」

「…それについて、感謝はしてほしくないな。だって…オレも、したいって思った事なんだから」

「そうか…そうだよな。…じゃあ、ここでいつまでもうだうだとしてると、誰かに見つかってからかわれそうだし、さっさと中に……」

「待った。ちょっと上向いてくれ、ウィード」

「うん?」

 

 なんだろうか、首元にゴミか何かが付いてるのだろうか。そう思いつつ、言われた通りに上を向く俺。すると、視界の端で僅かに見えていたくろめの姿が近くなり……柔らかな感触が、俺の身体に触れる。

 

「……っ…!?く、くろめ…!?」

「…きっとオレは、今後も色々迷惑を掛ける。嫌な気持ちにさせちまう事もあるかもしれない。だけど…これからも、一緒にいてくれ。オレの、隣にいてくれ。やっぱり、オレには……ウィードが必要なんだ」

 

 それが何なのかなんて、すぐに変わった。柔らかな感触と、二つの膨らみ。背中に回された、抱くような感覚。それで分からない訳がない。けどそれについて、俺は何も言わなかった。…それよりも、言うべき事があったから。

 

「…当たり前だ。どれだけ迷惑を掛けられようと、嫌な気持ちになろうと、関係ねぇよ。頼まれるまでもなく…俺はくろめの隣にいる。俺は俺が、くろめの隣にいたいから…居続けてみせる」

 

 顔を上げたまま、誓うように俺は答える。…いいや、違うな。誓うまでもない、誓う必要なんてない事だ。それが俺の…今ここにいる、ウィードの意思だ。

 

「…ん、突然悪かったねウィード。もう元に戻ってくれていいよ」

「あ、おう…」

 

 ふわり、と柔らかな感触が離れていく。ぶっちゃけ凄く名残惜しいけど、仕方ない。ここで「もうちょっと待って!もうちょいでいいから!」とか言うのは、幾ら何でもダサ過ぎる。だから俺は残念な気持ちをぐっと堪え、また歩き出したくろめの後を追い……

 

「……ああ、そうだ。それから──」

「──え?」

 

 一瞬、くろめの姿がぶれる。鋭いターンと、瞬時に距離を詰める踏み切り。くろめの顔が、本当に一瞬で俺の眼前に迫り……温かく濡れた感覚が、より柔らかな感触が、俺の頬に触れる。触れたと思った次の瞬間には、くろめと俺との距離は戻る。

 

「え、え?…くろめ、今…俺にキ──」

「い、言うな!ほら、さっさと戻るぞウィードっ!」

 

 顔どころか、耳まで真っ赤にしたくろめは、俺に背を向けずんずんと歩いていく。俺は取り残される形となり…茫然とした思考から我に返った時、まずはこう思うのだった。…やっぱほんと、くろめは可愛いな…と。




今回のパロディ解説

・「〜〜ウィードの癖に生意気だぞ」
ドラえもんに登場するキャラの一人、ジャイアン(剛田武)の代名詞的な台詞の一つのパロディ。ある意味今のくろめは、綺麗なジャイアンならぬ綺麗なくろめ的なものですね。

・「俺はレアだぜ?」
遊戯王5D'sの主人公、不動遊星の名台詞の一つのパロディ。ウィードはこれを言いたかっただけですし、私もこのネタを思い付いたので入れたかっただけです。

・「〜〜想像力が足りないよ〜〜」
ポケモンシリーズに登場するキャラの一人、ヒガナの代名詞的な台詞のパロディ。台詞そのものは凄く汎用性がありますし、過去にもパロネタとして扱った気がしますね。
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