こちら地球防衛軍怪獣処理班   作:シグマ強攻型

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話を思いついたのと書き方なども色々試しているので実質初投稿です


第2話 『衝角怪獣 グレートホーン』の後処理※下ネタあり

「さて諸君。今日は昨日倒された『衝角怪獣 グレートホーン』の処理を行うぞ。今回は体長15mの比較的小型の怪獣だから楽だよ!」

 

整列しながらも(絶対嘘だ)と内心思っている部下を前に声を上げるのは処理班班長シバハラ・ケンタロウ。最近の悩みは14才の長女が反抗期に突入したこと。

 

「グレートホーンってまた直球だな」

 

「こういうのってわかりやすく直球な名前がいいのよ」

 

班長の後ろに鎮座する怪獣の死骸を見ながら名前にお気持ちを発するのは処理班所属キタガワ・ケンタ。実働班から異動してきた26才の合コン敗北数2桁に手が届こうとしているのが最近の悩みな男。

そんな彼をたしなめるのはカサハラ・ミスズ。最近の悩みは大学時代から行きつけのラーメン屋が閉店したこと。

 

「シバハラ。コノ怪獣ハドウイウ経緯デ回収サレタンダイ?」

 

「狼に似た外見の通り群れで生活している怪獣で、日本アルプス近辺に出現して近隣の村を襲ったりしていたらしい。そんで実働班と『巨人』により撃退され、巨大な角を持つことから群れの長と思わしき個体を回収したのがこいつだ」

 

怪獣の回収経緯を聞いて「ホウホウ」と頷くのは人類に友好的な地底人『マインツ』のマグリ。最近の悩みはSwitch2の抽選販売に当選しているかどうか。

 

「おっと忘れていた。今日は研修として実働班のスワローチームから新人が来ている。自己紹介頼む」

 

「スワローチーム所属ハヤセ・ヒカルです!右も左も知らない新人のためご迷惑をおかけすると思いますがよろしくお願いします!」

 

シバハラに促され新人らしく初々しい声で挨拶をする青年ハヤセ・ヒカル。彼の担当として元実働班のキタガワが当てられ、処理班の研修が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まぁ処理班の仕事は『1.倒された怪獣の回収。2.回収された怪獣の調査。3.調査で判明した生態などから技術班へのフィードバック』に分けられるんだ。お前もある程度は気づいているだろうが、ぶっちゃけ面倒さのレベルだと処理班のほうが実働班より上だ」

 

「マジすか…」

 

「マジどす」

 

処理班の建屋を移動しながら処理班の仕事を教えられるハヤセ。研修に不安がる自分にチームの隊長から「シバハラ班長にお前の研修担当をキタガワさんにしてもらうように頼んだから心配するな」と励まされた。どんな人か不安だったのは確かだが意外と話しやすく、元実働班の彼がなぜ処理班に異動したのかは分からないがそこに首を突っ込むほど図々しくはないつもりである。

 

「さて…では早速グレートホーンの調査を開始します!ミスズちゃんにマグリ~どう?」

 

「ああ、先輩。とりあえずは頭部の衝角とそれ以外を分けてるところです。この前のメタルザウルスと違って大きな角以外は普通の獣の肉なので楽ですね」

 

「解剖担当ガ「刃ガ通ル!ニスルスル肉ガ切レル!」ッテ声ダケ聞ケバ犯罪者ノ如ク喜ンデタネ」

 

「うわぁ」

 

ハヤセの視線の先にはニッコニコの笑顔で解剖を行う処理班の皆さんがいた。血まみれでチェーンソーなどを操作しているのは確かに犯罪者にしか見えない。まぁそれだけメタルザウルスにストレスがあったのだろう。

 

「となると今回はあのデカい角が本命か?」

 

「ですね。一応アレ超音波とかで調べた限りサイなどと同じく硬質化した皮膚のようですね」

 

「もうそこまで分かったんですか?」

 

「マア、ナンダカンダデ僕タチモ優秀ナノデ」

 

常識外れの怪獣たちに振り回されているが技術などもしっかりと累積されているので現状の物理法則などを超越した装備を持っているのが防衛軍である。襲ってくる連中がそれ以上のレベルなだけで。

 

「ちなみにこの手の動物にありがちな角の大きさでオスとしての優秀さを表す的な感じはある?」

 

「実際どうかは分かりませんが、角が大きければ大きいほどオスとしては優秀なのでは?これ生殖器ですし」

 

「…え?」

 

カサハラの発言にハヤセが固まった。そして頭部からゆっくりと引き抜かれているご立派な角とカサハラを交互に見つめる。カサハラは察した様子で手元の資料を読み上げる。

 

「この角ってね?早い話がペニスなの。これをメスの性器にぶち込んで射精するのが生殖行為だと推測されるわ」

 

「そういえばお前ってこいつと戦闘したんだっけか。ならちょっと驚くわな。ご立派なチ◯コを振り回してミサイルやらレーザーやらを弾いていたし。まさかチ◯コが武器とは思わねぇわな」

 

「ソウイエバ『巨人』ガ現レタ時ニ角ヲ『巨人』に向かって思イ切リ突キ立テテ威嚇シテタネ」

 

「アレも早い話が「俺のチ◯コはすげえだろ?」という威嚇行為ですね」

 

「アレダネ!ネットデ見タ「見セ槍」ッテヤツダネ!トコロデカサハラ?ドキツイ下ネタヲ女性ガ言ウノハドウカト思ウヨ?」

 

「気をつけまーす」

 

「どうした?顔が真っ青だけど…」

 

これは気をつけないなと思いつつキタガワは視線をハヤセに向けると彼は顔を真っ青にして吐きそうな空気を隠そうともしていなかった。

 

「あの…俺…角から出た粘着性の炎を機体越しですが浴びたんですよ。あと『巨人』も…」

 

「あ~それは…「精子ですね。ぶっかけってやつです」カサハラァ!」

 

「オェ…」

 

「…ドンマイ。今日ハモウ休ンダ方ガイインジャナイ?」

 

新人ハヤセ・ヒカル。急遽有給申請。なお事情を聞いたスワローチーム隊長カタセ・レイカは「まぁ通過儀礼よね」と快く申請書に判を押した。

 

 

 

 

 

 

 

・衝角怪獣 グレートホーン

狼のような姿の体長15m程度の小型怪獣。頭部には角を持つ個体と持たない個体が発見されているため「角を持つ個体=オス、持たない個体=メス」と推測される。

オスが持つ角は硬質化した生殖器でありこれをメスの性器に挿入し射精することで繁殖すると推測されるため同一個体の群れなどの追跡調査を申請する。

角は生殖器であると同時にオス最大の武器であると思われ、この角を使い実働班の武装などを弾いている。

角の先端から粘性の炎(正確には燃えている粘性の液体)を放出しており、これを使用し実働班のビークルや『巨人』に攻撃している。なおこの粘性の炎は燃えカスを検査したところ精子であると判明。前述の生殖行為の推測との整合性は不明。今後の追跡調査項目に追加する。




生物である以上こういう事もあり得ると思うんですよ

ハヤセ君はドンマイ。
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