キルラキルの放課後   作:黄縞 大地

5 / 5
第五話

マコと他愛も無い会話をしながら、風呂で過ごすこと数十分。

いい感じに温まったからそろそろ出ることに。

 

「ねぇ流子ちゃん、皐月さまより大きくなったんじゃない?」

「ん?何の話だ?」

「胸」

「……いや、姉さんのそんな見たことないし。いくら純潔着てるときに露出してたとはいえ、注目してなかったしなぁ……」

 

………あの人影は又郎か。

ったく、いつになったらああいう癖が無くなるんだか……

 

「又郎、シバかれたくなかったら居間にもどれ」

「……!」

 

人影は驚いたように飛び跳ね、そそくさと退散していった。

 

「はあ……マコ、いつになったらおじさんや又郎のアレが直ると思う?」

「正直無理かもねー…」

「……だよなぁ……普通に犯罪で捕まりそうで怖いんだけど」

 

本能寺学園に居た頃に着ていたパジャマは今も愛用している。

ただ、月日が流れるにつれて身長も伸びたため、流石に丈が足りなくなっている。

 

「はー、いい風呂だった~……って、なんで布団敷いてるんですか?おばさん」

「あら、今日からしばらく泊まって行くそうよ。蟇郡君と猿投山君」

「はぁ!?いつそんな話になったんだよ!?」

 

「お前が風呂に行ってからだ。まぁしばらくお世話になるぜ」

「すまぬ、纏に満艦飾……」

「いや、そんな深刻そうな顔で謝らなくても……まぁ、飯は一緒に食ったほうが上手いしな」

 

猿投山はなんだか楽しそうなんだけど、蟇郡は不本意ながらって顔してんなぁ……

何のつもりかはしらねぇけど、変な真似しないならそれでいいや……。

 

「男四人であの部屋で寝れるかしら。蟇郡君体格凄く良いし、あの部屋じゃ狭いかもね~。居間で寝る?」

「いえ、自分は平気なので……」

「いや、お前が平気とかじゃなくて俺達がだな……」

 

うん、確かにいつもおじさんたちが寝てる部屋にあの二人が入ったらぎゅうぎゅう詰めになって寝れなさそうだな……。

そういや、たまに思うけどあいつの身長コロコロ変わってる気がすんのは私だけか?

 

「ごめんなさい、蟇郡先輩。おとうちゃんがもっと痩せてれば寝れたんだけど……」

「い、いや、少なくとも満艦飾のせいではない…だから謝るな!」

「そう?わかった!」

 

……デレデレしやがって………!

 

「じゃあ、お言葉に甘えて居間で寝させて頂きます」

「はい、貴方の布団。ちょっと小さいかもしれないけど」

「何から何まですみません…後日この礼は返させてもらうので…」

 

てか、いつもの蟇郡じゃないよな、あれ。いつもはデケェ声で怒ったりするような奴なのに、かなり今日は大人しいな……。

 

「流子ちゃーん…そろそろねよー……」

「はいはい、んじゃおばさん、おやすみなさい」

 

「はーい、おやすみなさい!」

 

_____________________

 

さて……この状況でどう寝ようか……

両隣がいびきでうるさくて仕方がねぇ……

こりゃ参った…。

蟇郡はでかすぎるゆえに居間に行っちまったし………。

 

明日は寝不足確定だな、これは。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。