リベンジデュエル   作:社畜ヲタク

10 / 10
第9話 黒き狐火

ターン7

プレイヤー 玉藻

 

「うちのターンや!このピンチ、ひっくり返したる!ドローや!」

 

 

 

 

 

光り輝くカードをドローした玉藻

 

「来たで!この状況を打開するカードが!うちの切り札で勝利をこの手に掴み取るでぇ!」

「うちはこの子《麗しの妖狐 玉藻の前》を召喚や!玉藻の前の効果により相手のフィールドにある設置されている魔法または罠カードを3枚選んで破壊できる!厄介な《カースマインド》を含めた3枚を破壊や!」

 

麗しの妖狐 玉藻の前

攻撃力950/守備力1100

■このモンスターが召喚した時、相手のフィールドに設置された魔法または罠カードを3枚選んで破壊する。その後、自分は破壊した枚数デッキからカードを引く。

■自分は1ターンに1度墓地から魔法を使用しても良い

■このモンスターがアタックする時墓地から魔法カードを1枚選び発動できる

 

美しい九尾の狐が現れコウのフィールドを呪術出爆発させる

 

「くそっ……」

 

「更にうちは魔法カード《魅惑の炎舞》を発動!うちのモンスター1体に速攻を与えるで!これで攻撃や!更に玉藻の前でアタックする時に墓地にある魔法カード《呪符:氷結界》を発動!相手のモンスターは守備力できひんで!一斉攻撃や!」

 

呪符:氷結界

■発動したターンの終わりまで相手はモンスターで守備することが出来ない

 

コウLP2900→350

 

「やるじゃん……くそっ」

 

コウの額に汗が滲む

しかし、苦しい状態でコウは笑っていた

 

「な、何笑っとんのや。あんさんはもう負け寸前なんやで?」

 

「楽しいからだよ。このギリギリの勝負が」

ニヤリと笑い興奮を隠せないコウ

 

ターン8

プレイヤー コウ

 

「俺のターン……ドローっ!やっぱり面白い!」

コウの手札には怪しく光るカードが握られていた

 

「手札にある《愛玩の獣 コヤンスカヤ》召喚宣言!相手の墓地に魔法カードが10枚以上あり、自分の墓地にモンスターが10枚以上ある時に俺の墓地、デッキからモンスターを全て除外して召喚する。人類悪 生殖!」

 

愛玩の獣 コヤンスカヤ

攻撃力???/守備力2000

■このモンスターは通常召喚出来ず、このモンスターの効果でしか特殊召喚できない。

■相手の墓地に魔法カードが10枚以上、自分の墓地にモンスターが10枚以上ある時に、自分の墓地、デッキから全てのモンスターを除外してこのモンスターを特殊召喚できる。

■このモンスターがフィールドのいる間相手の攻撃力、守備力を1000下げる。

■相手の墓地、除外にある魔法カードを自分のものとして発動できる。

発動した魔法カードは裏側に除外しこのゲーム中使用することが出来なくなる。

■自分と相手の除外置き場にあるモンスターの数だけこのモンスターの攻撃力を500上げる

 

光を纏ったビーストが舞い降りる。長い耳に、艶やかな毛並み。

それはどこか玉藻の前に似た姿――しかし、その瞳は冷たく、すべてを見透かしていた。

 

「は……? なにこれ……ウチの術が……!」

 

「《コヤンスカヤ》の効果発動。お前の場のモンスターは全て攻撃力が1000下がる。さらに、お前よ墓地にある魔法カード――すべてこちらで使用できる」

 

「う、うそやろぉ……!」

 

玉藻のフィールドが崩れ落ちていく。マーリン、術士たちの攻撃力、守備力が下がり太刀打ちができなくなった。

そして次のターン、コウは“奪った”魔術で反撃を開始する。

 

「魔法《呪符:氷結界》発動。続けて、《魅惑の炎舞》発動。効果発動によりコヤンスカヤに速攻を」

 

「うちの……カードが、全部ウチに牙を剥いてる……!?」

 

コヤンスカヤがしなやかに跳躍し、最後の一撃を放つ。

 

「終わりだ――!!」

 

轟音と共に、狐火の闇に飲まれた。

 

玉藻LP2800→0

 

勝者――コウ。

 

 

「……アカンわ。負けた負けた、完敗や」

 

フィールドを去る玉藻は、振り返ってにやりと笑った。

 

「ウチ、アンタのこと……ちょっと気になったわ。次、また戦るときは…負けへんで?」

 

「あぁ、望むところだ」

 

2人は固く握手をする

その背に観客のどよめきと熱気を受けながら、ステージを後にする。

 

(十傑――倒すだけじゃない。全てをひっくり返す)

 

その決意は、次の行動を導く。

 

「これにて、閉幕!」

 

「……さてと」

 

彼の耳に入ってきたのは、観客の中で交わされるひそひそ声。

 

「アイツ……また新しいビースト?を使ってきたらしいぞ」

「マジで、何者なんだよ……」

 

だが、コウはその全てを背に歩き出す。

静かに、確実に、打倒十傑への道を踏みしめながら。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。