リベンジデュエル   作:社畜ヲタク

7 / 10
第6話 獣

ターン5

プレイヤー 獅堂

 

「こんな弱者に俺は負けてられねぇんだよ!ドロー!!……来た。貴様を押しつぶす切り札がなぁ!」

 

光り輝くカードをドローした獅堂

今までの苦しそうな表情はなくなり上機嫌に叫ぶ

 

「俺は『光の御子 クーフーリン』を召喚!効果によりデッキからクラスランサーを3体選び効果を無視して特殊召喚!そして自分の場のモンスター全てに速攻を付与!一斉攻撃だお前ら!」

 

光の御子 クーフーリン

攻撃力1300/守備力1300

■このモンスターの召喚時、デッキから攻撃力1000以下のモンスターを3体まで選び効果を無視して特殊召喚する。

■自分のフィールドにいるモンスター全てに速攻を付与する。

 

総勢10体のモンスターが各々武器を構えて突撃してくる。

これを受けてしまうと負けになるだろう……しかし

 

「流石にその物量はやばい…かな。罠カード発動『危機一髪』効果により俺はこのターンライフを1以下にはならない。」

 

危機一髪

■自分のライフが1000以下になった時自分の手札を全て捨てて発動できる。

■このターン自分のライフは1以下にならずゲームに負けない。

 

コウLP3300→1

 

観客席から歓声が上がる

「おぉ!すげぇ、あいつあの攻撃を防ぎきったぞ!」「でも手札もライフも無くなったぞ?」「あの十傑の攻撃を防いだ!」

 

「ほぉ?防ぎ切るか。しかし、お前はもう死にかけも同然。何が出来るという」

 

「知ってるか?カードゲームって何が起こるか分からないから面白いんだよ。」

 

ターン6

プレイヤー コウ

 

「俺のターン、ドロー…………来たぜ。」

 

黒く怪しい光を発するカードを引くコウ。

その光景に周りの生徒は固唾を飲み込む。

 

「俺は『憐憫の獣 ゲーティア』を召喚する!」

 

突如として周囲が夜のように暗くなったと思うと

禍々しくも神々しい角の生えた存在が姿を現す

 

観客席が静まり返る。

 

「……なんだあれ」

「見たことない……」

 

コウの声が響く。

 

「《ゲーティアの効果発動》――“十二の悪魔トークン”をフィールドに召喚する」

 

雷鳴が轟いた。

 

第一の悪魔・アモン

第二の悪魔・バアル

第三の悪魔・マルファス

etc……

 

……次々と姿を現す、異形の悪魔たち。

その圧力だけで、場の空気が歪んでいく。

 

 

憐憫の獣 ゲーティア

攻撃力???/守備力???

■このモンスターは通常召喚出来ず、このモンスターの効果でしか特殊召喚出来ない。

■自分のフィールドにモンスターが存在せず、手札がこのカードのみの場合、墓地のカードを全て除外して特殊召喚できる。

■このモンスターが特殊召喚された時、『十二の悪魔トークン』を12体自分のフィールドに出す。

十二の悪魔トークン:攻撃力1200/守備力1200。このトークンは攻撃も守備もすることが出来ない。

■自分のフィールドにある『十二の悪魔』の数だけこのモンスターは攻撃力が1000上がり、攻撃可能回数が増加する。

 

 

「て、てめぇ……そんなの……インチキだろ!」

 

「まだ終わらない。ゲーティア、殺れ」

 

悪魔たちが一斉に咆哮する。

フィールドのモンスターたちは破壊され、獅堂のライフポイントが削られていく。

 

「う、ああああああああああああああああ!!」

 

最後に残ったのは、膝をついた獅堂と、その周囲を取り巻く悪魔の群れ。

 

「終わりだ」

 

獅堂LP5000→0

 

獅堂のライフがゼロになる。

 

沈黙。誰もがその結末を信じられずにいた。

やがて、ぽつぽつとざわめきが起きる。

 

「十二の悪魔……」

「“憐憫の獣”?……あいつ、何者なんだ……?」

 

その声聞きながら少々呆気なさを感じながらその場を離れようとするコウ。

そこにとある足音が聞こえてきた。

 

「……情けない姿だな、獅堂」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。