リベンジデュエル   作:社畜ヲタク

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第8話 獣VS狐

コウひとっては手応えのないバトルばかりで

段々とトーナメント自体に興味をなくしていった

 

(こんなものか……こんな世界でもこの程度の戦いばかりなのか……?)

 

 

 

観客の歓声が会場を包み込む。

街を挙げてのトーナメン。ついにその決勝戦の幕が上がる。

 

「両者、フィールドへ!」

 

アナウンスが響く中、コウは静かに歩を進めた。

その視線の先、向かいのステージに立つのは、一際派手な和装の少女。九尾を思わせる大きな尻尾のアクセサリー、キツネ面を頭に乗せている。

 

「なんやあ、あんたがウワサの“異端者”っちゅうワケかいな」

 

軽快な関西弁。だが目は笑っていない。

 

「よくそのあだ名を知ってたな」

 

「有名やでぇ?底辺からの成り上がり、更には見たこともないクラスを扱う……うちも気になってるさかい。」

 

くすくすと笑う狐の少女

 

「うちの名前は庵野 玉藻(あんの たまも)。よろしゅうな?」

 

「せいぜい楽しませてくれ」

 

観客が息を呑む中、二人は同時にカードを構える。

 

「「デュエル」」

 

 

ターン5

プレイヤー 玉藻

 

「《千夜の幻術師 マーリン》召喚!そしてフィールド魔法《魔術の晩餐会》発動や!」

 

玉藻のフィールドに煌びやかな魔法陣が広がり、魔術師が現れる。

 

千夜の幻術師 マーリン

攻撃力500/守備力1800

■自分が魔法カードを使用する度にこのモンスターに「魔術カウンター」をひとつ乗せる

■このモンスターに乗っている「魔術カウンター」を5つ取り除くと発動できる。自分は山札の上から3枚カードを引く。その後、相手の手札を1枚捨てさせるか、相手のフィールドのモンスターを1体手札に戻す。

 

魔術の晩餐会

■自分の「魔術カウンター」を乗せる効果が発動する時、1つ追加で乗せることができる。

 

カウンターを増やし、一定値に達するたびに追加効果が発動するギミック……しかも妨害とリソース確保か…

 

「……これがキャスターデッキか。なかなかに厄介だな」

 

コウは冷静に、しかし目を細める。

一手先、いや三手先まで読んでくるような戦術。狡猾で華麗な狐のような戦いぶり。

 

「ウチの戦術、ナメたら火傷するでぇ?」

 

コウの召喚するモンスターは次々と魔術に阻まれ、攻撃が通らない。

 

(このままじゃジリ貧か……いいね)

 

だが、彼の瞳に宿るのは恐れではない――獣のような闘志。

 

「なら、こっちも動き出すしかない……」

 

ターン6

プレイヤー コウ

 

コウは1枚のカードを掲げた。

 

「ドロー!来た、キャスターに取っておきのメタカードが!俺はフィールド魔法カード《カースマインド》を発動!このフィールドが存在する間お前は魔法カードを発動できない!」

 

フィールドが一変し、魔力が封鎖される。

 

「なっ!?うちの魔法が!」

 

「これでお前の伏せカードは怖くなくなった!《試作品ケルベ》でプレイヤーを攻撃!」

 

試作品ケルベ

攻撃力1800/守備力0

■このモンスターが攻撃した後、自身の手札を墓地に置いても良い。置かなかった場合このモンスターの攻撃力を500下げる。

 

首だけの獣が玉藻へ襲いかかる

 

玉藻LP4600→2800

 

「くっ……やるやないの。でも、それだけで魔法を封じきったとは思わんことやで?」

 

玉藻の目がキラリと光る

 

ターン7

プレイヤー 玉藻

 

「うちのターンや!このピンチ、ひっくり返したる!ドローや!」

 

光り輝くカードをドローした玉藻

 

「来たで!この状況を打開するカードが!」

ニヤリと笑い宣言した

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