転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする 作:popoponpon
「み、ミカ様!ミカ様!!」
「うー……ど、どうしたのぉ……?」
ドンドンドン!と扉を激しく叩く女子生徒の声。その声に目を擦りながら、制服姿のまま目を覚まし、寝床から這い出てきたミカが対応を始める。
「さすがに私、昨日から色々ありすぎて疲れちゃったんだけど……」
「も、申し訳ありません!ですが、空に、空に!」
「?お、落ち着いて?空に一体何があったの?まさか、またミサイルが……」
見ればティーパーティーの生徒のようだ。しかし、冷や汗を流し、焦った様子を見せる彼女が何故焦っているのか、その理由を聞いてミカの意識も急激に覚めていく。空に何かが起こったと言うことは、またマダムがミサイルを発射してきたのかとミカも焦りを顔に浮かべるも、ミカを呼んだ生徒はそうではないと頭を横に振り、
「違うんです!空に、セイア様が!!」
「……はい?何言ってるの?」
「と、とにかく空を見てください!そうすればわかります!!」
空にセイアが現れたと告げる。しかし、言われた当のミカはというとただただ困惑するしかない。セイアが何故空に?寝ているはずでは?などの疑問が浮かぶのだが、ひとまずどういうことなのか確かめるように一緒にトリニティの夜空を見上げる。するとそこには、十字架のように磔にされたセイアの姿が映し出されていた。
「……え?な、何あれ!?」
「わかりません!!まさか、あれもアリウスが……」
「でも、何で……?だってセイアちゃんは……」
『……私はアリウス分校の生徒会長。あなた達がマダムと呼ぶ者です。百合園セイアの意識は私が掌握しました。これは、その証明です』
それを見てしまっても、ミカの中の困惑は晴れない。むしろ新たな困惑が発生し、ミカの中で膨れ上がっていく。だが、その答えはすぐに明らかとなる。突如として響いてきた女性の声によって。
「え!?」
「この声が……マダムなんですか?」
『……嫌な声です』
「……ベアトリーチェ」
その声は、病室で目を覚ましていたモルフォも、傍にいたトキとアリス、ケイもはっきりと聞いていた。
「セイアさんと気付いたら私はアリウスにいて……そしてセイアさんに逃がされた。いや、多分現実の私の体の方がうなされていたおかげもあるんだろうね、だからトキ達が起こしてくれた」
「……待ってください。どうやってアリウスに?」
「夢、だよ。私とセイアさんは夢でアリウスに向かっていた。多分、マダム……いや、セイアさんがゲマトリアのベアトリーチェと呼んでいたあの人物が、セイアさんの身柄を確保した、じゃなくて意識を掌握したって言ってるのはそれが原因なんだと思う」
元々病室にはトキがおり、モルフォを心配してアリスがやってきたのだが、そのおかげで助かったことに安堵しながらも、バシリカでベアトリーチェとセイアの発言から得た情報を受け止め、理解しながらセイアの身に何が起こったのかを自分なりに考える。そして、ベアトリーチェの次の言葉を冷や汗を流しながら待つ。
『信じないのならばそれでも構いません。その場合、二度と百合園セイアの身体が意識を取り戻すことはないでしょう』
「……おいおい、何が起こってやがる?」
「うへ~、あれがずっと入院してたっていうティーパーティーの百合園セイアちゃん?なんでそんな子がアリウスの生徒会長に拘束されてるの?っていうかあれ大人だよね?」
別所ではネルとホシノが困惑した様子でセイアを見上げていた。その後ろからは異変に気が付いたのかアスナやシロコ達もぞろぞろと起きてくる。
「ホログラムのようだが……カリン!」
「わかった、調べてみる」
「んー、アヤネちゃんも起きてすぐで悪いけどドローンとか飛ばして調べてくれない?ホログラムの投射装置がどこかにありそうだけど……」
「わ、わかりました!」
カリンとアヤネが慌ただしく動き始める中、ベアトリーチェの言葉が再び続けられる。
『ですが、機会を与えましょう。先生とモルペウスを用意し、差し出しなさい』
「「!?」」
瞬間、ベアトリーチェの発した言葉を聞いてホシノとネルの表情が一気に険しくなる。先生はともかく、モルフォをベアトリーチェは狙っている。おそらく、マエストロが嘆いていたことはこの事なのだろうと理解させられてしまう。
『期限は朝日が昇るまでとします。それが過ぎれば……百合園セイアの意識を殺します』
「!!」
そして、その言葉を聞き、ミカの表情がこれ以上ないほどに歪んでしまう。ベアトリーチェは嘘を言っていない。それはミカであればすぐに理解できることだ。だからこそ、セイアを助けるためには先生と、無関係だったはずの、巻き込まれただけの生徒であるモルフォを見殺しにしないといけないという事実を突きつけられてしまう。いや、そもそも交換条件として差し出したところで本当にベアトリーチェがそれを呑むという保証すらないのだ。
「せ、先生を差し出せだなんて……でも、そうしないとセイア様は……」
「……落ち着いて。落ち着こう……今は一先ず、先生に連絡……というか起こしてきて!」
「わ、わかりました。しかし、モルペウスというのは……」
「そっちは後回し!まず先生だよ!」
「は、はい!!」
一緒に居た女子生徒にすぐに先生を起こしてくるようにと伝え、行かせる。先に先生を起こしてからモルフォについては触れるべきだろう。そうでなければ再びの限界状態に陥った生徒が何をするかわからないからだ。
「……今度こそ、間違えるわけにはいかない。セイアちゃんを死なせないし……そのために、先生や、あの子を死なせることだって、あっちゃいけないんだから……」
『もし、条件を呑むならば、カタコンベの入り口に二人を連れてきなさい。その後は我がアリウス分校の生徒達が丁重にもてなし、百合園セイアの意識は元の場所へとお返ししましょう。あなた達が誠意ある行動を取ることを、期待させてもらいますよ』
そして、言いたいことを言い終えるとセイアの姿が消えてしまう。ホシノ達はそれが消えた後も無言のままだったが、それから少しして、アヤネが首を横に振る。カリンも残念そうな顔をして戻ってくる。
「すみません、それらしい装置は見つけられませんでした」
「ダメだ。こっちでも確認できなかった」
「……とりあえず先生の所に行った方がいいよね?」
「だな。あたしらはモルフォの方へ行くぞ」
「?どういうことですか?何故モルフォちゃんが……」
先生はわかるが、何故モルフォが出てくるのかわからず、アカネが質問する。それを聞いたネルは溜息を吐く。
「さあな。だがゲマトリアとかいう奴らがモルフォの事をそう呼んでやがったんだよ。多分……あいつの能力がそういうことなんだろうけどよ、とはいえなんでそれをアリウスが欲しがる?」
「うーん、なーんかリオちゃんは知ってそうだねぇ」
「……あいつは無駄にネガティブな方向に考えがちだが……まさか、それが今回は当たってるのか?」
詳しいことがわからない。それについてもリオから問いただす必要があるが、それよりもまずは先生とモルフォだ。対策委員会を先生の下に、そしてC&Cが病院へと向かうことに決定したのと同じタイミング。人の気配すらない、トリニティの路地裏でアツコ以外のサオリ達アリウススクワッド三人が膝をついていた。
「う……くぅ……」
「……全く、手こずらせてくれましたねサオリ……ですが、不幸中の幸いは、私達の部隊があなた達を見つけた事でしょうか」
「……スバル……!」
アリウススクワッドの前には、スバルが率いるアリウスの生徒達の姿があった。とはいえ、スバルを始めとし全員何かしら傷を負っており、比較的軽傷の面々を連れてこの場に来ていることがわかる。
「まさか、アリウスから逃げ出すとは……どこへ行こうというんですか?」
「……マダムは、私達の事なんてどうでもいいと思っている」
「……」
「マダムの目的はユスティナ聖徒会だけだ。私達があの場で消えようが、倒れようがどうでもよかった。私達に過去のトリニティとゲヘナへの恨み、因縁を教育し、自分達のものと錯覚させ……恐怖によって私達を支配し、手駒にした。これ以上、あそこにいても私達に自由はない……あるのは……行きつくのは憎しみと破滅だけだ」
サオリがスバルに強く語り掛ける。それを聞いたスバルは、はぁ、と再び溜息を吐く。
「それで?逃げ出せば幸せがあると?」
「わからない。あるのは絶望かもしれない。それは、確かめなければわからないことだ。そして、私達は……それを選ぶことにした。アズサと先生が教えてくれたから」
「……先生の影響という奴ですか。成程、マダムが命を狙うのも当然ですね。よもやスクワッドの意識を変えてしまうとは。ええ、嘆かわしい限りですよ……!」
「ぐっ!!」
「サオリ!」
「サオリ姉さん!」
「サッちゃん……!」
そして、膝をついたサオリの腹に蹴りを叩き込む。サオリがその衝撃で咳き込んでいる姿をスバルは冷たく見下ろしていた。
「何故、あの戦いを放棄して逃げ出したんですか?そのせいで、私達は戦いに負け、カタコンベへの逃走を余儀なくされた。結果、古聖堂は奪還されてしまった。私達は再び地下へと追いやられ、再起も難しい。マダムはまだ別の策があるということですが……」
「……それが、百合園セイアってこと?」
「ええ、おそらくは」
アツコの指摘。それは、先程ベアトリーチェがホログラムで映し出した光景のことを言っているのだろう。本当にティーパーティーのトップを捕らえたのならば交渉において大きなアドバンテージとなる。
「そしてもう一つ。それがあなたですよ、秤アツコ……いえ、ロイヤルブラッド」
「……」
「ですが、必要としているのはあなただけです。サオリ……残念ですが、あなた達は始末するようにとのマダムの命令ですので、ここでヘイローを破壊します。こうなったのも、アリウスから逃げ出した自分達を恨みなさい」
「……そう。私を連れて行くんだ」
「ひ、姫ちゃん……!?」
その場にいた全員の視線がアツコへ向けられ、全員が息を呑む。何故ならアツコの手に握られていたのは一つの爆弾だったのだ。当然、それがただの爆弾であることはサオリ達は知っている。だが、スバル達にそれを判別する術は残念ながら存在しない。何せ彼女達は、モルフォにそれが使われたということすら知らされていないのだから。つまり、
「ば、馬鹿な!?ヘイローを壊す爆弾を使うつもりか!?」
「そうだよ?」
「姫!?何を言って……」
これが本当にヘイローを破壊する爆弾であるかどうかすら、向こうにはわからない。そしてもし、これが起動しアツコが自ら命を断ったとしたら。ベアトリーチェの下に連れて行かねばならないアツコの死亡は、スバルだけではなくこの場にいる他のアリウス生達の処遇すらわからなくなってしまう。
「……何が望みですか……!」
「三人の安全を約束して。アリウスからはもう追わないって。そうすれば私はあなた達についていく……どうせこの場をやり過ごしてもどうにかしてこいつを無力化してから私を捕まえに来るだけでしょ?」
「……」
スバルが冷や汗を流しながら他の生徒に目配せをする。その意図を理解し、その生徒がベアトリーチェに通信を取る。そして少ししてスバルにベアトリーチェからの話を伝えると、
「わかりました。あなたの要求を呑みましょう」
「姫!!……うぐっ」
「こちらへ」
スバルに言われ、アツコが移動する。サオリがその背に声をかけるも、回復しきっていないところに受けた腹部の痛みに呻いて動きが止まってしまう。そしてアツコは数人の生徒に連れられてその場から去ってしまう。そして残されたスバルと数人の生徒達は、サオリ達に再び銃口を向け始める。
「……!」
「っ……!」
「わ、わああ……!」
「……と、あなた達はこのまま問答無用で始末するというのがマダムの意向でしたが、話が変わりました」
「……何?」
だが、その銃を下げると、ベアトリーチェから下された新たな指令をアリウススクワッドへと伝えるのだった。
「先生は放っておいても首を突っ込んでくるだろうから放置して良いと。その代わり、モルペウスだけは逃すな、彼女を連れてこい。そうすれば、ロイヤルブラッドも解放。あなた達も完全に自由にするとのこと……アリウススクワッドとして、最後の指令を遂行しなさい、とのことです。儀式が行われるのは夜明け。それがタイムリミットだと思いなさい」
★
病院の床を音を立てないように静かに歩く三人。と、ここでできるだけ静かな声でヒヨリが質問する。
「あ、あの……ここにモルペウスって呼ばれてた……えっと」
「モルフォって子。彼女がいるとしたら多分ここのはず……ここは、ゲヘナとかの生徒もまとめて入れられてるはずだから」
「ああ……病院の周辺にゲヘナのものと思われる車両がまとまって置いてあった。それに……彼女の病室があったことは受付で確認済みだ」
今頃受付には気絶した職員が倒れていることだろう。幸い、ここにいる生徒達は疲労が祟って深い眠りに入っている生徒も多い。おそらくは目を覚ますこともないはずだろうが、それでも万が一がある。慎重に行動するに越したことはない。
「……ここだ」
息を潜めて、モルフォが寝ているはずの病室の扉に近づく。耳を澄ませて中に他の人影などがないことを確認し、サオリが二人に目で合図を出す。二人が無言で頷くと、ヒヨリが扉に手をかけて静かに、だが素早く音を立てないように扉を開く。直後、サオリとミサキが部屋の中に素早く入り込み、ベッドに向けて銃を構える。
「!?」
そこには、ベッドの上で体を起こした状態で、驚いた表情でサオリ達を見るモルフォの姿があった。その手に銃が握られておらず、丸腰であることを確認した上で、最大限に注意を払いながらサオリは静かに口を開く。
「また会ったな」
「お前は……サオリ!アリウススクワッド!?なんでここに!?」
「お前に恨みはない。だが……必要な事だからな。お前をアリウスまで連れて行かせてもらう」
「っ!?」
サオリがそう告げると共に脇からミサキとヒヨリが同時に走り出す。そして、勢いよく二人がベッドの上で無防備なままのモルフォへと飛びかかろうとした、その時だった。
「がっ!?」
「ぎゃあ!?」
「なっ!?」
それは、ベッドの下から放たれた。ベッドの下から突然アサルトライフルが火を噴き、三人が脚を撃たれてその場に蹲ってしまう。
「べ、ベッドの下に……!?」
「な、なんでそんなところに……!?」
「……やはり、仕掛けてきましたか。あの謎の放送……あれが本当なら、アリウスがモルフォに何かしてくると思っていましたよ」
ベッドの下から素早く現れたトキが、警戒心を一切隠さずサオリ達を睨みつける。それでも、ここで退くわけにはいかないのだろう、サオリが脚の痛みに耐えながらもモルフォに飛びかかろうとするが、モルフォが毛布を掴むとそれをサオリへと投げつける。サオリの目の前に広げられた毛布によって視界が封じられた一瞬を利用し、部屋の入口からは見えないところに隠れていたアリスが飛び出すと、
「光よ―――!」
「ぐあああああ!?」
「サオリ!?」
「サオリ姉さん!?」
『当然の報いです』
そのまま、毛布諸共サオリをスーパーノヴァの一撃で吹き飛ばす。それによって壁へとサオリが叩きつけられ、ヒヨリとミサキが血相を変えてそちらを振り向いた直後。
「がっ……」
「い、痛い痛い痛い痛い!!痛いですよぉおおお!?」
トキに背を向けたミサキの首がトキによって絞め落とされ、意識を奪われてしまう。ヒヨリも同様に、モルフォに関節技をかけられて悲鳴を上げ始める。さらに、ドタドタと激しい足音が響く。廊下を勢いよく走り出したその音の主がモルフォの病室に飛び込んでくる。
「何があったの!?……!アリウススクワッド!?」
「これは……!!」
それは、ヒナとツルギの二人。部下たちがちゃんと休めるようにと、精神的な疲労を療養するためにということで二人もこの病院にいたところで騒動を聞きつけて駆けつけてきたのだ。
「うげー!?空崎ヒナと剣先ツルギ!?あわわわ……もう終わりですぅ!」
「く……そ……」
「……錠前サオリ。あなたは……!」
アリウススクワッドがモルフォを襲いに来たという状況を理解し、ヒナがマシンガンをサオリに突きつける。その顔には怒りが浮かんでいるのがわかる。先生やアズサ、ミカ、モルフォらが許し、ベアトリーチェの悪行の真相を知ったことで明確に離反の意思を示したというのに、また掌を返したかのようにモルフォを襲おうとしている。その行動に、ヒナは強い怒りを感じていた。
「……」
ツルギも加勢しようとしてはいたが、モルフォ、トキが無力化した二人とヒナが銃を突きつけてサオリの行動を止めた光景を見たことで現状自分がやることがないことに気付き、一旦落ち着いた様子で部屋の中を見渡して、あることに気付く。
「……待て、アリウススクワッドが三人しかいない?」
そう、そこにはアツコの姿がどこにもないのだ。それだけではない、サオリ達三人もボロボロだ。先程聞こえた銃声からして、トキらによって攻撃されたのはわかるのだが、それだけとは思えないほどにサオリ達はボロボロだ。だからこそ、不意を打たれた形とはいえトキ、アリスと丸腰のモルフォにほぼ制圧されたような状態に陥っているのだから。
「……何故モルフォを狙うの」
「……姫が……アツコを助けるためには、そうするしかないんだ……!モルペウスを連れてこい……そうすれば姫を解放する……そうしなければ、姫が殺されてしまう……!」
「っ……!」
サオリの言葉を聞き、ヒナも目を見開く。サオリ達の事情は分からない。だが、逃亡できず、モルフォを狙うしかない理由があったのだろう。それは、言い換えればそれほどまでに孤立無援と化したサオリ達は追い詰められているということでもある。だがそれ以上に、
(……マダムはモルフォと先生を狙っていた。そこに、アリウススクワッドにモルフォを狙うようにと別で指示を出した……?アツコ……あの子を人質にして?そんなことをすれば、こうなる可能性は高くなる。実際、モルフォ達でも返り討ちにできたぐらい彼女達は消耗していた。ここで捕まれば、仲間を助けるために彼女たちが先生に助けを求める、そうなれば白洲アズサの知らないアリウス分校の情報だって筒抜けになるのに……)
様々な疑問が浮かんでしまう。それがヒナの思考を冷静に戻していく。冷静に戻ったヒナは、今回のおかしな点を洗い出し、改めてサオリを見る。悔しそうに、だが必死の表情を浮かべる彼女の顔をはっきりと見たその瞬間。四つの足音が廊下を走る音と共に、
「おい、モルフォ!トキ!大丈夫か!!」
「……って、あれ?なんか終わってる」
「あはは!急いだ意味なかったね!」
「……C&C。あなた達も来たのね」
「ネル先輩……!ふん!」
「ひぃん!?」
C&Cが到着し、やっとモルフォはほっとした様子でヒヨリからライフルを奪い取って解放するのだった。