転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする   作:popoponpon

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ゲーム開発部と星のカービィ64

「モモイ」

「いや、違うのこれはね?えっとさ……」

「何が違う?言ってみろ」

「そのね?このゲームは経緯が特別だったじゃん?元々無料公開だったわけだし。それでさ?ゲーム開発部が続いたのって、その時やってくれた皆のおかげなわけだよ。ね?わかるでしょ?」

「ふむ……続けて?」

 

冷や汗を掻きながら弁明をするモモイ。その様子を見ながら、ほらやっぱりと言いたげな表情を浮かべるミドリとケイ。アリスは首を傾げており、ユズも微妙そうな表情を浮かべる中、モモイはモルフォがバッサリ切るのではなく続きを促したことを受け、手応えを感じたかのように熱弁を始める。

 

「だけど私達は今まで感謝をしてこなかったわけじゃん!いや、制作陣的にはめっちゃ感謝してますありがとう!の気持ちいっぱいだったけどさ、ゲームを作る事こそがそれに報いる方法、みたいな感じの考えもあるけどさ?でもこういうのって、ユーザーの名前をゲーム中に出してあげるのも感謝の証だと思うんだよ。ほらスペシャルサンクスってあるじゃん!」

「あるね」

「だから……だからさ、これは別におかしいことじゃないんだよ!むしろディレクターズカット版に相応しいエンディングに―――」

 

モモイの凶行。それは、テイルズ・サガ・クロニクル2のディレクターズカット版を出そうと企画を出したのが発端である。無論、それ自体は他の面々も賛成してはいたのだ。あの時は締め切りに追われる中で取捨選択の嵐であり、改めて考えてみればあれは切り捨てる必要なかったのでは?という点やここはもうちょっと頑張れたのでは?というのが後からどんどん出てきてしまっていた。

 

それもあり、遂にディレクターズカット版の企画が進行し、それも形になってきた頃。モルフォ達はとんでもない問題に直面していた。

 

「エンディングで四時間っていくらなんでもさぁ……」

「……うう……やっぱり長い……?」

「長いよ!?いや長いだけなら百歩譲っていいとしてなんでスキップついてないの?案の定エンディング途中で音楽消えて三時間半は虚無なんだけど!」

「なんでこれでいけると思ったのか理解に苦しみますね」

「ケイ!?」

「誰だってこんなの拷問としか思えませんよ。しかもなんですこれ?途中でリセットされたらセーブもされないって」

 

それはあまりにも長すぎるエンディングである。前回のテイルズ・サガ・クロニクル2を出した時はフリー素材の提供元などを記載し、製作スタッフの四人の名前をちょっともじってぶち込む程度だったのだが、今回は通常版テイルズ・サガ・クロニクル2をプレイして、当時感想などを送ってくれた人たちから許可を得た人たちの名前をゲーム内で出そうということになったのだ。それ自体はいいよねとモルフォも流していたのだが、特別賞を取るに至ったこのゲームの知名度もユーザーも当然多い。その中からある程度数は減るとはいえ同意してくれた人などかなりの大人数となってしまうため、それらをエンディングで纏めて紹介しようとしたらエンディングの時間が実に3時間50分に辿り着くという、エンディングなのか感謝状なのかさっぱりわからない状態になってしまったのだ。

 

「モモイ……気持ちはわかるけど、やっぱりこの人数は無茶だよ……」

「これでも頑張ったんだよ!文字数がちゃんと読める程度の大きさになるようにしたり、びっしりしすぎて目がきつくならないように間隔空けたりとか……」

「そこはまぁ……頑張ってたけど……いややっぱり無茶だって!」

 

無論、モモイとて本当に何も考え無しにやっていたわけではない。こんな感じにすればいいのではないかとミドリと四苦八苦して何とか短くしようと努力はしていたのだ。その結果がこの、中途半端な3時間50分なのだろう。

 

「……でも、どうしたらいいんでしょう。アリス達が皆に感謝を届けるには……」

「例えば……そういう特別な部屋を作るとか」

「……あー!なんかあるよね、そういう部屋!」

 

モルフォの提案に、ミドリがポンと手を叩く。皆がプレイしてきたゲームにも、そういう類のゲームは当然ある。そういう部屋は、大概はゲームのシナリオなどとは関係ないことも多いが、中には特別なアイテムなどがあることもある。

 

「そこに名前を書こうとすると、かなりの量になるね……」

「でも、看板を読んだりとかする形なら大分見やすくはなるよね。全部見たいっていう律儀な人は全部読むし、自分の名前だけ見たいって人なら五十音順で見ればいいし……」

「後は特別なアイテムも置こうよ!何を置く?」

「うーん、そういうフレーバーアイテムでもいいよね」

「或いは……公式チートみたいなアイテムも!」

「装備とか?今回プレイアブルキャラが六人に増えたし!今回から投入した戦闘キャラ四人と後方支援をしてくれるキャラ二人のこのシステムは結構イケてるし、なんかほしいよね!」

 

そうと決まれば、まずエンディングを作り直す。長すぎるこのエンディングは真っ先に修正する対象になってしまうのはある意味仕方ないことなのだろう。

 

「よーし、そうと決まれば早速やるぞー!」

「「「「おー!!」」」」

「お、おー!」

 

モモイの声に残る五人も元気よく声をあげる。そして、今日はゲーム制作で部室は大忙しになるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。エンディングを修正し、現実的な長さまで短縮させ、通称開発部屋とも言うべき隠し要素を作り上げた一行。そしてやっと一段落したところで、

 

「他のゲームの開発部屋とか、そういうお祭り的な隠し部屋とか見てみようよ」

 

というモモイの言葉を受け、モルフォ達は色々なゲームを漁っていた。そんな中、モルフォがふと、

 

「そういえばHAL部屋とかあったっけ」

 

そう零したことがきっかけとなり、HAL部屋を探すためにゲームをすることになる。そしてモルフォが持ってきたのは星のカービィ64。NINTENDO64で登場したカービィシリーズの作品であり、基本的に2Dで進むゲームではあるものの、ステージ自体は3Dで奥行きのあるステージとなっており、画面の奥から敵が来る、ステージの手前から奥へと進んでいく、円周のステージを歩いていくような演出の中戦うなど、2Dと三次元を絡めたカービィシリーズの走りであるとも言えるだろう。

 

「よし、オープニングが終わったね」

「このクリスタルを集めていけばトゥルーエンドが見れるのかな」

「となると、どこかでわざと見逃す形になるのかな?」

「いや、このゲームのトゥルーエンドはボス戦でもクリスタルが手に入るようになってるからわざと見逃さなくても全部のエンディングが見れるよ」

 

今作では、妖精たちの住むリップルスターという星に黒い雲が現れたところから物語が始まる。その黒い雲はリップルスターの宝物であるクリスタルを狙ってやってきており、リップルスターの女王は妖精のリボンにクリスタルを託して宇宙へと逃がす。だが黒い雲はリボンを追いかけ、その追いかけっこによってクリスタルは砕け散り、幾つかの星へと落ちてしまう。そしてリボンはポップスターに墜落し、そこでカービィと出会う。カービィと出会ったリボンは、共にクリスタルを元に戻すため、クリスタルの欠片を集めて冒険へと旅立つことになるのだ。

 

「カービィってことはやっぱりコピー能力とかあるんだよね?……あっ、これカッターだよね?」

「……待って今回のカッターってカービィの体を削り取ってるの?」

「ホバリングもできないし……なんか弱くない?」

「今作って単体だと結構微妙なコピー能力多いんだよね」

 

カービィといえばコピー能力。しかし64のコピー能力は他のシリーズと比べてもかなり弱い部類と言えるだろう。攻撃範囲が狭かったり、攻撃速度が遅かったりするものも多く、他のシリーズと比べるとどうしても使い勝手が悪い物も多い。岩を纏って歩く、動きこそ遅くなるもののリアクティブアーマーのような使い方ができるストーンのように別物の使用感になっているものもあるが、使いづらさが特に目立つのは、カービィの体の一部をブーメランとして射出するカッターだろう。

 

「えー……」

「だから、コピーミックスをするんだよ。まずはカッターのコピー能力を出して」

「うん」

 

プレイしているミドリが、コピー能力の力の結晶をカービィの上に掲げる。コピー能力はそれぞれの色の結晶となる形でリフトアップされ、そこから放り投げることで攻撃ができる。そして用途は攻撃だけではない。コピー能力を持つ敵や、コピー能力の結晶を敵に投げつけると、二つの能力の色が混ざり合ったような一回り大きな結晶となる。

 

「おお?」

「コピー能力が混ざりました!」

「今回混ぜたのはカッターと、ファイア?」

「今作だとバーニングだね。だからこの場合はカッター+バーニングになるかな……そしてその能力は……」

「おお!?炎の剣が出ました!!」

「かっこいい……」

 

最初のステージを進む中で、カッターとバーニング、二つのコピー能力をミックスしたミドリは燃える炎の大剣を召喚する。これがこのゲームの肝であるコピーミックスである。

 

「え、これ他の組み合わせもあるってことだよね!?」

「ちなみに同じ能力を掛け合わせた場合はどうなるんでしょうか?」

「じゃあ、ボムとボムを合わせてみたら……」

 

一通りバーニング+カッターを楽しんでから、ケイの提案に従い、ミドリがボムとボムを掛け合わせてみる。ボム単体では爆弾を一つ投げるだけの能力なのだが、ボムを二つ掛け合わせることで今度は高速ミサイルを三発射出する能力へと進化する。

 

「おお!?凄いです!ボムがミサイルになりました!」

「うわ、本当に色々あるね……」

 

コピーミックスを一通り楽しみながら、ステージを進んでいく。途中の全く強くない中ボスを倒し、ゴールまで行くと、謎の黒い雲に乗っ取られて敵となったワドルディとの戦闘が始まる。

 

「の、乗っ取られてる……」

「でも弱いです……」

「まあ、最初のステージだからね……」

 

最初のエリアであるホップスターはまだ難易度も優しい。しかし、このエリアでは一緒に冒険をする仲間たちを集めるため、最初のステージではワドルディ、次のステージでは描いた絵を実体化させる少女アドレーヌ、そして次はデデデ大王と三人と出会い、憑りつかれて敵対した彼らをぶちのめして一緒に冒険する仲間にすると、最初のボスであるウィスピーウッズを倒して次のエリア、砂漠や荒地が広がるホロビタスターへと移動する。

 

「そういえばコピーミックスって色々あるけどさ、なんていうか使い勝手の差が結構でない?」

「あー、確かに……」

「バーニング+カッター、スパーク+カッターはわかりやすく剣で素直でしたし、見た目も恰好いいのですが……何故そこでアイス+カッターはスケートなんです?」

「わからない……別の作品だとちゃんとアイスソードとかあるのに……」

 

そしてプレイヤーを切り替え、クリスタルを集めるためにそのクリスタルが入っている、クリスタルのある場所への入り口をふさぐ二色のブロックで作られた壁をその色に対応したコピーミックスで破壊していく中、今度はコピーミックス内での格差や使い勝手に話が移っていく。単純に炎の大剣を作り出すバーニング+カッター、二本のビームソードを連結させたような武器となるスパーク+カッターはゲーム開発部内でも高評価であった。一方、炎、雷ときたらと期待と共に作られたアイス+カッターは何と氷の剣ではなくただのスケートをして、アクセルの時に攻撃判定が出て敵を攻撃するという別系統の能力になってしまっていた。

 

「まあ、スケートはスケートでスピードは上がるから攻撃範囲が狭いのを除けば悪いコピーじゃないんだけど」

「カーリングとかバーニング+アイスよりは全然マシだけどさ……」

 

これはこれでこういう能力として見れば確かに悪いわけではないのだが、どうにも期待値が高すぎた。他に使ってて面白かった能力となると、

 

「カッター+ボムいいよね……手裏剣刺して爆発させるの」

「あ、ユズも?わかるわかる!私はストーン+ニードルのあのドリルも好きだなぁ」

「明らかにギミックをクリアするためだけに用意されたようなスパーク+ボムもユニークじゃない?」

「あー、確かに豆電球は面白かった!」

 

純粋に格好いい、使い勝手がいい能力。それとは別に、特定のギミックを攻略するためにあるような能力だろう。特にスパーク+ボムはその筆頭であり、これはカービィが豆電球になる能力である。その際、豆電球の光によって暗い部屋を照らし、暗闇の中に隠された謎解きに必要な絵を見つけるというものになるのだが、これの他にも、巨大な岩になった後、それをカットして六体の動物にランダムで変身するストーン+カッターのような能力もある。これは、リックというハムスターのような姿に変身すれば壁登りができるようになり、この壁登りを使うことでクリスタルを回収できる、という場所もある……というよりほぼほぼこのためだけの壁登りではあるが。

 

「とにかく派手なのだとやはりダイナマイトです!」

「あー、あれね……体力1の時に使ったせいで範囲広すぎて自爆したやつ……」

「私は花火とか岩ヨーヨーが好きかなぁ……」

「えーと、ボム+バーニングとストーン+スパークだっけ。確かに強かったよねあれ!」

 

そんな感じでコピーミックスについても語り合いながらステージをどんどん進めていく。一つのエリアに四つの通常ステージと最後のボス戦の五つが存在するのがこのゲームで、ボス戦でクリスタルを得ることで次のエリアへと進んでいくことになる。エリアも複数の種類があり、ポップスター、ホロビタスターの他にも、真夏のような綺麗な海辺の風景を見せる地上と、海中ステージが存在するウルルンスター。ジャングルや洞窟、火山と大自然の猛威に晒されるコレカラスター。雪で覆われ、凍てついた大地と既に滅んだのか無人の街並みや人もいないのに稼働し続ける工場を探索することになるブルブルスター。そして、リボンの故郷であり、謎の黒い雲によってすっかり支配されてしまったリップルスター。

 

これらのステージとギミック、ボスを攻略し、ゲーム開発部は遂にラスボスであるミラクルマター戦までたどり着く。

 

「……そういえばさ、HAL部屋って奴はどこにあるの?モルフォちゃん」

「あっ、そういえば……」

「すっかりこのゲームに夢中でアリス、忘れてました……」

「私も忘れていましたね……」

「……あ、そうだった。このゲームにHAL部屋ないや……」

「ないの!?」

 

だが、そもそもこのゲームをやるに至った目的であるHAL部屋が見つからないことを漸くミドリが思い出す。だが、それを聞いたモルフォも勘違いしてたことに気付く。そう、今作、星のカービィ64には残念ながらHAL部屋は存在しない。

 

そもそもHAL部屋とはHALの形をしたブロックが存在する、という制作会社であるHAL研究所の遊び心で作られた隠し部屋だ。この部屋の初出はファミコン用ソフト、星のカービィ夢の泉の物語であり、それからしばらくこの部屋は登場していないのだ。このHAL部屋が復活したのはDS用ソフト、タッチ!カービィ。以降、漸くカービィシリーズの定番隠し要素としてその名を広めることになるのだ。

 

「ごめんごめん、勘違いしてた」

「まあ、楽しかったからいいけど!」

「確かにね。じゃあ……さすがにリップルスターだからラスボスだよね?」

「ここから最終面があるパターンもありますが」

「とにかくやってみましょう!この炎の剣でボスを倒してみせます!」

「……あ、確かここのボスって」

 

そんなこんなでアリスがリップルスターのボスであるミラクルマターに挑む。それは正二十面体の白い体の各面の赤い目を一つずつ持つという姿をしており、七つの姿に変化して攻撃してくるというパターンをしている。だが、

 

「あれ?ダメージが入りません」

「本当だ……なんか条件があるのかな」

「また姿が変わりましたね」

「魚?いやギザギザしてるし……カッターじゃない?」

「あー、お姉ちゃんの言う通りかも?さっきは氷だったしアイスなのかな?」

「あれ?こっちはダメージが入りましたね……あっ、アリス理解しました!」

 

その変化した姿に、ダメージが入るパターンと入らないパターンがあり、タネを知っているモルフォ以外は首を傾げてしまう。だが、そこで敵の姿がこちらのコピー能力とリンクしていることにモモイが気付いたことで、アリスも何故通る時と通らない時があるのかを理解する。

 

「対応したコピー能力じゃないとダメージを与えられないんですね!」

「成程。今アリスが使っているのはバーニング+カッター。なのでバーニングとカッターの形態にしかダメージは入らないと」

「しかも、ある程度ダメージを与えると、もうその姿にダメージは与えられなくなるから、形態が変わった時点でコピー能力は捨てるしかなさそうだね……」

 

このボス、ミラクルマターとの戦いではコピー能力を強制的に切り替えさせられることになる。ボスの放った攻撃やそれによって生じた物体などを吸い込んでコピー能力を獲得し、それで攻撃していくのだ。そのため、自然と多くのコピー能力、そしてコピーミックスを使うこととなり、戦っていて変化も多く、見栄えもよいものになっていくため、プレイしているこちらも楽しくなってくる。そして、

 

「これで―――トドメです!」

 

バーニング+バーニング。巨大な炎を纏ったドリルのような形となって突進していく大技がミラクルマターに突き刺さり、ミラクルマターが遂に撃破される。すると、リップルスターから黒い雲が消えていき、元に戻っていくムービーが挿入される。

 

「エンディングだ!」

「はい!これで―――」

「えっ?」

 

そしてカービィ達はリップルスターの王女たちに見送られる形で宇宙船に乗せられ、ホップスターへと帰っていく。リボンが嬉しそうにカービィ達を見送る、その様子を見て、王女は不敵な笑みを見せる。そこで映像が終了してしまう。

 

「……待って?今のって」

「……もしかして、真のボスが?」

「あ、だからクリスタル全部必要なの!?」

 

だが、ここで真のラスボスが残っていることにゲーム開発部は気付くことになる。ミラクルマターを倒したことで全てのクリスタルを集めた状態でボスに挑み、再び撃破。そしてムービーに入るのだが、いきなりクリスタルが王女を攻撃してしまう。すると、王女から黒い影が出現し、それが宇宙へと飛んでいく。遂に正体を現した本当の敵を前に、ワープスターを呼んだカービィと一行はラストダンジョンへと突入することになる。

 

「これが本当のラストステージってこと!?」

「BGMも異質なステージも全部最終ボスっぽいね……」

「コピー能力……えっと、これリボンとクリスタル?」

 

そこでは、最終ボスとして、ヘイローを浮かばせる、白い物体に赤い目を持ち、翼を生やしたゼロツーと呼ばれる敵が現れる。最後のボスを前に、カービィはリボンを背に背負い、右腕に武器へと変形したクリスタルを装備するという姿になってシューティングゲームの形で戦闘を開始する。

 

「おお、クリスタルが撃てます!」

「まずは目を攻撃すればいい……のかな?」

「そうだね。最初はそれでいいよ」

 

そしてゼロツーの攻撃を避けながら目玉を攻撃する。すると、ゼロツーが怯んだ様子を見せる。

 

「えっと、ここからどうしたら?」

「……ヘイローを割る?」

「あっ、そういう!?……なんか結構挑戦的なことしてるね……」

「こいつの輪……ヘイローは別に壊しても死ぬとかそういう物騒なものじゃないから……でも次はそれで合ってるよ」

 

そうか……ゼロツーってそうなるのか……と内心思いつつも答え合わせをするモルフォ。答えをもらったことでカービィを操作してゼロツーの上に移動してヘイローもとい光輪を割る。すると、

 

「今度はなんか下から生えてきたよ!?」

「あ、あれに攻撃を当てるとHPが減っていきます!これが必勝法ですね!」

「パターンが変わらなければ全然余裕そうだけど……まあ、ボス二連戦みたいな感じだからかな」

 

ゼロツーの下から弱点であるトゲトゲの柱が一定時間生えてくる。そこに攻撃を当て、ゼロツーが復活したらまた最初からを繰り返していくのだ。

 

しかし残念ながら、ゼロツーはラスボスとしてはそこまで強い方ではない。おそらくは大ボス二連戦ということや、この後に解禁されるボスぶっちと呼ばれるストーリーボスと回復なしで連戦するコンテンツのトリを務める都合上、プレイヤーへの配慮で弱めになっているのかもしれないが。

 

そんなこんなで遂にゼロツーを倒し、黒い霧は爆発を起こし、消滅する。そして、本当の意味でリップルスターに平和が訪れることになるのだった。

 

「これで本当のクリアです!」

「こういう合成要素はやっぱり楽しいよね。なんか私達もやろうよ!」

「次回作でやる?確かにいいかも!」

「どういうのがいいかなー?」

 

エンディングを見ながら、プレイした感想などを語り合うモモイ達。そして、折角ならと四人対戦できるミニゲームの方にも手を伸ばしていくのだった。

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