転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする   作:popoponpon

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七稜アヤメと百花繚乱

 

「……ふぅ。これで舞の方は……後は!」

 

舞を踊り終えたユカリが舞台裏へと下がっていく。会場を拍手が包んでいき、そこにいた人々が笑顔を浮かべる中、舞台裏へと戻ったユカリは化粧を落とす暇もなく、すぐさま百花繚乱の制服へと着替え直す。

 

「これを!」

「ありがとうございます!」

 

そこにシズコが彼女の愛銃を手渡す。それを受け取ったユカリはシズコ達に一礼をすると、

 

「それではすみませんが、身共もナグサ先輩達の下へ向かいます!」

「ええ、こっちは後は任せといて!会場の外にお客さんたちを出したりしないから!」

 

会場を後にして飛び出していく。目的地は着替えている時にシズコ達が話をしていたことで把握している。それに、機械のライオンという特徴的な存在もある。迷うことはないはずだ。そして、この場を任されたシズコ達は、

 

「ガッポガッポデース!!」

「いや言い方!?いやまぁ、この場に留められるならそれでもいいけど……!」

「修行部の皆さんに売り子をやってもらって皆さんにこの場でのんびりしてもらいましょう!あ、とりあえず最初はサービスですね!」

 

観客達をまだ危険が残る会場の外に出さないようにするため、あの手この手でこの場に留めるために動き出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

ナグサから奪ったのはいいものの、使い道がなかったが故に背中に背負っていた百蓮を奪われたアヤメはそれを奪い取ったモルフォを見る。だが、モルフォは百蓮を奪い取ったのはいいものの、それを使う素振りは一切見えない。

 

(それもそっか。ミレニアムの子だし)

 

万に一つでも彼女が百蓮を使えるとしたら確かに脅威だし、彼女達は自分を嵌める程の力がある。しかし、百花繚乱どころか百鬼夜行ですらない、ミレニアムに住む彼女によもやクズノハに会う権利があるわけでもないのだ。百蓮を扱える道理などどこにもない。となれば、今の彼女達が百蓮を持ったところで猫に小判でしかない。

 

「それで?私の銃を一丁奪ったところでどうにかなるとでも?」

「武器が減れば少なくとも弱体化はするんじゃない?」

「はい!こういうのは武器を奪えば相手は攻撃パターンが減ります!」

「パターン?まあいいや。別にあってもなくても関係ないから……ね!」

 

アヤメが触手を振り抜く。それはゲーム開発部……ではなくシュロへと向かって突き刺すように放たれる。

 

「ひっ!?」

「おっと!」

 

裏切者を粛清しようというのか。だがそうはさせないとモルフォがシュロの前に入り込み、シールドで後方へと受け流す。その隙を突いてモモイとケイが弾幕を張るも、アヤメは細かく足を動かして回避していく。しかし、その移動先を読んでいたミドリが狙撃を叩き込むも、それを怪異の腕で受け止める。直後、ユズの榴弾が山なりに飛んできて、それが頭上からアヤメへと襲い掛かろうとする。

 

「!」

 

が、それに気付いたアヤメは左手だけでライフルを器用に扱い、弾を撃ち抜いてしまう。それによって生じた大爆発。その煙を突き破り、モルフォがシールドを構えて肉薄。ショットガンハンマーを振り上げるも、先程百蓮を奪われた経験から、またモルフォが接近してくることを既に予測していたアヤメはモルフォの銃やその体に触手を伸ばしていく。と、

 

「アリス!!」

「―――光よ!!」

 

その場からモルフォが背後に向かって大きくバク宙をする。それによってアヤメの触手は空を切り、さらにモルフォと煙に見えなくなっていたところからアリスのスーパーノヴァの一撃が叩き込まれる。さすがにこの連携にはアヤメも表情を歪ませ、衝撃で後ろへ後退する。だが、アリスのスーパーノヴァのエネルギーは、アヤメが展開した怪異の盾にめり込む形で霧散する。

 

「あのガードの耐久値が高すぎます!!弱点属性かギミックを攻略しなければまともにダメージが当たらない奴です!」

「シュロ!最強一角ライオンGだ!」

「し、しかし―――」

「おっと、それはさせないよ」

 

純粋な火力では怪異を落とせない。ならばと既に倒れている最強一角ライオンGに希望を託すしかない。が、アヤメもこの場で自分の唯一の負け筋が最強一角ライオンGであることぐらいわかっているのだろう。ヒビに向かって触手を突き刺し、最強一角ライオンGを内部からずたずたに引き裂いていく。金属がバキバキと砕ける音を響かせながら最強一角ライオンGの体はやがて崩れていき、そして遂に消滅してしまう。

 

「そんな、手前の最強一角ライオンGが……!」

「これで、百物語も再開できるかな。さて……もう終わりだよ、シュロ」

 

頼みの綱を失い、シュロの目に涙が浮かび始める。このまま、彼女はアヤメにどんな目に遭わされるかを想像してしまったのだろう。それだけではない、アザミだって絶対に激怒していることだろう。恐怖にシュロが震え始めたその時だった。

 

「そこまでですわ!!」

「!……へえ?まだいたんだ。知らないってことは……一年生かな。うん、いい一撃だね」

 

ユカリが息を切らせながらその場に駆け付ける。そしてアヤメの姿と、その異形の右肩を見て即座に引き金を引く。アヤメは弾丸を触手で掴んで受け止めながら、どこか楽しそうに頷く。

 

「あなたが……七稜アヤメ先輩、なんですの?」

「そうだよ。でも……ただの銃で私には勝てないよ。あなただけじゃね」

「く……」

 

だが、アヤメは不敵な笑みを浮かべてユカリを見る。対してユカリは、アヤメの異形の右腕を改めて見て息を呑む。先ほどは半ば勢いに任せる形で攻撃していたためにそこまで気が回っていなかったのだろう。

 

「それでも、身共は……!この百鬼夜行を守り抜きますわ!それに、ここで戦っていれば、皆も来てくれますわ!きっと!!」

「……きっと、か。まあ、来たところで私には……」

 

ちらとモルフォ、いやモルフォの握る百蓮を見る。そして、その場にいる面々を纏めて触手で薙ぎ払おうとする。

 

「シュロ、下がって隠れて!!ユカリはこっちに!」

 

モルフォが即座にシュロに指示を出し、ユカリに傍に来るように指示して触手を受け止める。四人が弾幕を叩き込んでいくが、このままでは先程と同じだ。ユカリもどうにか触手を掻い潜ってアヤメに至近距離から怪異で守られてない所に弾丸を叩きこもうとするのだが、中々近づけない。

 

「ふぅん、身のこなしはまあまあだね」

「っ、そこ!!」

「……今のを弾くか」

 

負けはないことを確信しているのだろう。後は相手の守りを破るだけと、着実に詰めるように攻めてくるアヤメ。伸ばした触手の一本が突出しているユカリに迫るも、寸前でミドリが気付いてそれを弾き飛ばす。

 

「あ、ありがとうございます、ですがこのままじゃ……」

「どうしよう!モルフォ!!」

「……どうするって……」

 

その場にいる五人を一瞬見る。シュロは既に隠れていてこの場にいないため、ひとまずは安心だろう。そしてどうやってアヤメを攻略するかを考えたモルフォは、すぐにある判断を下す。

 

「このまま……少しずつこじ開けていくよ。大丈夫、私達が力を合わせればアヤメと十分戦える。やろう皆」

「はい!アリス達も最後まで諦めません!」

「……うん、わかった。私達は勝利を諦めない……だね」

 

モルフォの言葉を聞いたゲーム開発部が頷く。そしてユカリも、モルフォの判断を信じる意思を見せるかのように頷くと、ぐっとライフルを握り直す。

 

「アヤメ先輩……あなたが百鬼夜行を混乱に陥れるなら、身共は戦いますわ!どんなことがあろうと、皆を守ってみせます!」

「……無駄な事をするんだね」

 

アヤメが再び触手を振り上げ、モルフォ達が構える。触手が振り抜かれ、その合間を縫うようにアヤメがライフルを撃ち込んでくる。それを捌き、避け、弾を撃ちこんでいく。

 

(……あまり積極的に攻めてこない。どちらかというと守りを重視している……時間稼ぎ?)

 

モルフォ達の行動の意図に気付いた、その時だった。月を背に跳び上がった影が弾丸を次々とアヤメへと叩き込んでいく。

 

「っ!?」

 

第三者からの攻撃。これを受け止めればモルフォ達に横から攻めてこられると察知してアヤメは後ろへ跳ぶ形で避けていく。直後、モルフォ達の目の前にシロコ*テラーが着地する。

 

「シロコ先輩!?」

「シロコさん!無事だったんですね!」

「ん、それに来たのは私だけじゃない」

「……っ」

 

ここで援軍であるシロコ*テラーの到着にゲーム開発部の表情に笑みが浮かぶ。強力な援軍の到着だが、シロコ*テラーが来たということは、それ以外にも彼が来たということだ。

 

「皆、大丈夫!?」

「先生!」

「先生が来てくれました!これで勝つことができます!」

「ユカリ……!?どうしてここに!?」

「!キキョウ先輩、レンゲ先輩……ナグサ先輩も!!」

 

先生の到着。それだけではない。先生の後ろには、ナグサ達もいたのだ。もう一度立ち上がってきた三人を見て、アヤメが不満そうな表情を浮かべる中、ユカリが嬉しそうに三人に駆け寄る。

 

「ナグサ先輩……会いたかったです。帰ってきてくれたんですね」

「……うん。ごめんね……ユカリ。苦労をかけて……」

「……二人とも、再会を喜ぶのは後」

 

感極まった様子のユカリに、ナグサが少し遠慮がちに笑う。そんな二人をキキョウが窘めると、四人はアヤメに向き直る。

 

「ふふ……最高ですわ!百花繚乱の復活ですわ!!」

「復活、か……復活したところでどうにもならないというのに」

「……してみせるよ」

「……?」

 

ぎゅっと、法被を左手で握りしめながらナグサはアヤメを見る。かつての、ナグサの知っている彼女とは似ても似つかない冷めきったような目。怪異の力に侵されたであろうオッドアイと右腕。その全てが、彼女を追い込んだのが自分達だというのなら。

 

「私は……やっぱり、アヤメのいない百花繚乱なんて考えられないから……だから。ユカリが頑張って、百花繚乱を取り戻そうとしてくれたように、私もアヤメを取り戻す。そして今度は……アヤメが苦しまないように、頑張るから……」

「……何それ。今更?ふん……何様のつもりなの?」

「……友達だよ。アヤメがどう思っても……私は、アヤメの友達。そして、皆、同じ百花繚乱の仲間なんだよ……」

「……っ」

 

ナグサのまっすぐな目を見て、アヤメも少しだけ目を逸らす。仲間達の存在が、心に勇気を与えてくれる。一人では無理だったが今なら。今なら、アヤメとも向き合える。そんな、心の中に生まれたちっぽけな勇気を大事に握りしめ、今度こそは負けないとアヤメを見る。

 

「君がアヤメだね」

「……あなたがシャーレの先生?あなたが何かしたってこと?」

「ううん、私は何もしてないよ。何かしたのは皆。ナグサ、キキョウ、レンゲ、ユカリ。皆が自分達で考えて、動いて……その巡り合わせの結果、ここまで来たんだ」

 

そして、その視線が先生へと向けられる。シャーレの先生、初めて会うが、その存在自体はアヤメも当然知っていた。彼のこれまでの大活躍についてもある程度は把握している。彼がナグサ達を立ち直らせたのかと聞くが、先生は首を横に振ってそれを否定する。あくまでこれは彼女達の力なのだと。

 

「ユカリがゲーム開発部に会って、それからシロコがナグサと会って。それから色々あって、皆ここに来たんだよ、アヤメ」

「……もう私には関係ないよ」

「関係なくないよ」

「そうだよ……その、アヤメ先輩も色々悩んでたんだなって。今まで全然知らないから、なんか突然いなくなったとしか思ってなかったけどさ……アタシも、ちょっとアヤメ先輩の事考えられてなかったかもしれないし……だから、えっと、ごめん!」

「……まあ。ナグサ先輩や私達にも至らない所はあったかもしれないけど。だけどそれはそれ。花鳥風月部に与して百鬼夜行を混乱に陥れたのは事実……ちゃんとその落とし前はつけてもらうためにもここですっぱり縁を切ってもらう」

「……それでいいのかよ、キキョウ……」

「事実でしょ」

 

アヤメの言葉に反論したナグサに続く形でレンゲとキキョウも自分達の言葉をぶつける。キキョウの言葉に若干呆れたようにアヤメも肩を竦めるが、そこにユカリも口を開くと、頭を下げる。

 

「身共はアヤメ先輩の事は名前しか知りません。ですが……アヤメ先輩も百花繚乱にいたのなら、アヤメ先輩も身共達の仲間ですわ!だから……帰ってきてください!!」

「……」

 

さすがにユカリの反応は予想外だったのか、少しだけアヤメの表情が揺らぐ。しかしすぐに表情を引き締める。

 

「……もう私は戻る気はない……夢の中で生きていたいから。ずっと、ずっと―――ああ、疲れたな……」

 

ぽつりと、一瞬本音が漏れたその直後。アヤメはそれをかき消すかのように先程よりも大量の触手を放つ。

 

「!ユカリ―――」

「あなた達は手を出さないで」

「皆、散開!!」

 

先生の指示を受け、四人が触手を避けるようにバラバラに散開する。モルフォ達も手を貸そうとするのだが、ナグサの言葉にその場に立ち止まってしまう。アヤメはゲーム開発部と一瞬だけ見て、手を出してこないのを確認して目を離す。

 

「……でも、大丈夫なのかな……」

「……ん、任せよう……今のナグサは、多分大丈夫そうな気がする。先生もいるし……それに」

 

立ち直りかけている彼女が、ちゃんと歩けるかどうか見たい。声には出さないが、ナグサと、そして百花繚乱の戦いを見届けようとしていた。

 

「―――今だ!ナグサ先輩!!」

「っ!」

 

触手が次々と放たれる。その触手を先生の指示を受けながら回避し、三人が触手をひきつけ、囮になるように動いたことでナグサはアヤメの懐へと潜り込むことに成功する。そして、法被の下に隠していたシロコ*テラーのアサルトライフルを突きつける。

 

「なっ」

 

百花繚乱で支給される銃じゃない。ナグサが持っていた銃が全く別の銃種であることにここで気付かされたアヤメは冷や汗を浮かべるも時すでに遅し。ナグサはアサルトライフルの引き金を引いて、触手を新たに生やして壁を作ろうとするアヤメへと大量の弾丸を叩き込む。これが普段の銃であれば防げた攻撃だが、アサルトライフルの連射力はそれを遥かに上回る。触手をすり抜け、アヤメの生身の体に弾丸が命中していく。

 

「くぅ……ナグサァ!!」

「ぐっ!?」

 

怒りに身を任せ、蹴りを叩き込んでナグサを蹴り飛ばす。ナグサもアヤメの行動が見えていたため回避しようとしたのだが、片手でアサルトライフルを反動を制御しながら扱うのはかなりの無茶であり、全身を使って固定するようにして使っていたのだ。そのせいで回避が遅れてしまったのだ。

 

「ナグサ先輩!!」

「……ナグサ……やってくれたね……」

「当たっ……た……はぁ、はぁ……効いてる……右腕が使えなくても、私、アヤメと戦えてる……?今まで一回も勝てなかったのに……これなら……!」

「……調子に乗らないで……!」

 

アヤメとナグサの実力差は大きかったようだ。そこに、右腕が使用できないというナグサのハンデもあれば、当然勝ち目はない。実際、先生と合流する前の戦いではアヤメの圧勝だったのだから。こうなったのは、ユカリが加入して百花繚乱の士気が上がったこと、そして先生の指揮の影響も大きいだろう。しかし、それを知ってか知らずか、アヤメにとっては無意識の内に下に見ていた相手が自分に手傷を負わせたことにその精神を揺さぶられていた。

 

「今更……ふざけないで!ナグサ、お前じゃ私には……勝てない!!絶対に!!」

 

アヤメが右腕だけでない、左腕も天に掲げる。直後、彼女を中心に闇が広がっていく。

 

「アヤメ!?」

「これは……怪異!?」

「怪異が、アヤメを……!?」

「もっと……!もっとだ……!!もっと、もっと力をおおおお!!」

「!?まずいよあれは……!」

 

闇は怪異となって蠢き、アヤメの全身を覆い始める。明らかにやばいことになる前触れだと理解し、ユズが溜まらず声を漏らす。先生もアヤメの動きを止めるべく、四人に指示を出すが、四人の放つ弾丸では影を貫くことすらできない。そして、遂に影はアヤメの全身を覆ってしまう。

 

「そうだ!アヤメ、お前が私の新たな百物語になりなさい!!そして、その力を……恐怖を誇示するのです!!」

「っ!?」

「こ、この声は……アザミ……!?まさか、ここから新たな物語を織ろうと……!?」

 

そこに、聞いたことのない謎の少女の声が響き渡る。隠れていたシュロと、アヤメだけが知るその声の主は当然アザミだ。アザミはアヤメの叫びに呼応し、この台無しとなった百物語へのテコ入れとして、アヤメそのものの姿をより、禍々しい存在へと変質させようとしていたのだ。

 

(シュロォ……お前はクソガキだ、そしてクソッタレ……だけどねぇ……一つだけ良いことを教えてくれたよ。怪異は、その姿を変質させられる……私が望んだ通りの素晴らしいものにね!!)

 

アヤメの両目が、邪悪な力に染まったかのような黄色い瞳に染まる。彼女本来のものであった紫色の左目も染まり、全身が無数の触手を編み込んだかのような異形へと変わっていく。体は数メートル程の大きさへと変わり、四足歩行をする獣となり、全身から無数の目が見開かれる。完全な化け物へと成り下がったアヤメだったものは、

 

「ガアアアアアアア!!!」

 

最早獣のものとしか思えない程の咆哮をあげる。それを前に、その場にいた全員がそれに視線を釘付けにされてしまう。

 

「……はぁ、はぁ……これで、これで何とかなる……くそっ、そもそもあのガキがヘマこいたせいで私とアヤメが……しかも私の邪魔までして、シャーレの先生のせいでアヤメも負けかけて……!!なんとか、なんとかするんだ……なんとかするしかない……!!」

 

ギリ、と歯ぎしりをしながら、遠くの建物の屋根の上に立っていたアザミは更なる力を得たアヤメを見る。今のアヤメは入り込んだその力に一時的に意識を呑まれているだろう。だが、今はその獣が必要なのだ。それこそがこの状況を打開する唯一の方法なのだと、狂気の笑みを浮かべるのだった。

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