転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする   作:popoponpon

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夢を見る者と夢を見ていた者

 

「……ふぅ、やっと戻ってこれたね……」

 

数日後。爆発で吹き飛んだシャーレのオフィスは無事に修復され、元の内装を取り戻していた。吹き飛んだ書類に押していたハンコや記入していた項目はまたやり直しになったことに先生は軽く泣きそうになったりもしたが、睡眠時間を削ったデスマーチの末に何とか通常通りの業務に戻ることができた先生は、オフィスに置かれた新品の椅子に腰かけながらミレニアムで密かに流行ってるというドロドロのコーヒーのオリジナルブレンドとやらを味わっていた。愛飲している生徒達曰くコーヒーだから栄養ドリンクより健康的、なのだそうだ。

 

「……雷帝の遺産、か」

 

シェマタを破壊した後、ゲヘナの雷帝への警戒度から考えてさすがに顛末ぐらいは伝えておくべきだろうとマコトに事後報告をした時は、「アビドスはともかくなんでミレニアムを巻き込んだ!?あいつらが雷帝の技術なんか見たら絶対に取り込むだろう!?なんてことをしてくれたんだ……!こうなったらミレニアムを攻……」と取り乱してしまい、あわや大惨事になりかけたところをヒナがマコトに飛びかかってボコボコにする一幕こそあったが、ひとまずヒナや一緒に話を聞いていたイロハからマコトがミレニアムや他の学園に迷惑をかけないように目を光らせておくことを約束されていた。あの二人が言うのなら問題はないだろう。

 

他の学園については、事情を聞いたナギサから困惑のメッセージが届いたというぐらいであり、雷帝については聞かなかったことにするからセイアが居たことは特に万魔殿には伏せてほしいと念押しされた。百鬼夜行もニヤから突然ナグサが失踪したという件の詳細を聞いたことを伝えられ、このせいで何かが起こったら先生に手伝ってもらうことを約束させられてしまっていた。とはいえ、考えられる要素としては精々がゲヘナ絡みだろうし、それぐらいならヒナ達がいれば問題もなさそうだが。

 

そしてC&Cとゲーム開発部も戻っていったようだが、モルフォは戻った先でもいろんな生徒達からもみくちゃにされたり喜ばれたりとひと騒動があったようだった。何せ今回の一件とは関係ない生徒達からも行方知れずになっていたところまでいつの間にか知られていたようでそのことを聞かれたりしていたぐらいなのだから、彼女のことを心配していた生徒がどれだけミレニアムにいたかを改めて認識させられる。そしてモルフォ部屋についてだが、こちらは吹き飛ばされてしまったので暫くは部室の方で泊まることになるとのこと。この機会に新たな住居を探すことになったようだ。なお、この件についてシャーレが間に入る形でミレニアムとハイランダーの間で協議をすることになり、それにあたって、協議の前にほとんど何も覚えていない被害者ではあったとはいえ、加害者でもあるスオウが今回の責任を取る形でモルフォと会ったのだが、

 

『まあ攫った件については悪いのあいつなんで別にいいんだけど。ただそれとしてゲームとかホビーとかプラモとか色々吹っ飛ばしたのは……ギルティで』

 

謝罪した直後に完璧な姿勢で放たれた強烈な右ストレートを腹に叩きこまれていた。とはいえ、モルフォも個人的な恨みつらみについてはとりあえずこれでチャラにした様子であり、その後はセミナーに任せることにしたようだった。そしてミレニアムとハイランダーの協議については、ハイランダー側の胃が削れる話し合いになっていたらしい。詳細はヒカリ達曰く「聞いたら先生のSAN値が削れるかも~」とのことだった。

 

それ以外については、今回の件でカイザーも影響力を大きく削がれることになってしまっていた。モルフォ曰く地下生活者の仕業だったらしいシャーレの爆発も証拠がないが過去にシャーレに入り込んでいたことのあるカイザーが何か仕掛けたに違いないという捜査結果を出したヴァルキューレに罪を擦り付けられてしまい、さらにシェマタを手に入れようとしたことなども相まってさらに肩身が狭くなってしまっていた。カイザーはまたしても企業の足切りを行う形で延命こそしたものの、アビドスの債権も事実上ミレニアムに移ってしまったせいでアビドスに対する影響力も低下、土地の権利こそ持っているものの事業としてはほぼ完全に撤退せざるを得ないことになってしまっていた。ここがチャンスだとホシノやユメが先生やカヨコ、たまたま手が空いていたノアらの手を借りてカイザーを追求、先生は知らないがカイザーと完全に手を切りたいFOX小隊やカヤも影ながら便乗したことでカイザーはついに一部の土地を手放す形でアビドスらの注意を引くという手法を使っていた。

 

結果、土地を奪い返すことに成功したアビドスだったが、SRTの事情を聞いたユメがその土地の一部をRABBIT小隊に貸そうと言い、対策委員会もそれを受け入れたことでRABBIT小隊が必要としていた土地も遂に確保し、漸くSRT学園はカヤが示していた問題を全て解決できたのだ。アビドスという厳しい環境ではあるが、既にレッドウィンターで揉まれていたSRTからすれば環境が酷いだけドンとこいという状態でもあるのでそこは全く問題にはならなかったようだ。

 

そしてシェマタを巡り様々な思惑が入り混じった砂漠横断鉄道の権利もアビドスがそのまま保有。シェマタという存在が明らかになったことや在籍する生徒によって拉致が行われたこともあり、その補填なども踏まえてではあるがハイランダーがアビドスの路線を整備、管理することが決定。さらに復興したSRTの拠点もアビドスとなること、カイザーの影響力が大きく薄れ、これを機に完全に手を切ることも狙ってか私募ファンドたちを始めとした人達が流入してきており、新たな経済のチャンスとも言うべき場所となっていた。これを形にできるかどうかは今後次第ではあるが、そこはミレニアムを始め、いろんな人たちの手を借りることになるだろう。

 

(……そしてユメ、か)

 

そして、それ以上に驚くべきことはやはり別時間軸のユメの存在だろう。あの後、居候していた部屋が吹き飛んだことやユメが現れたこともあり、ユメはシロコ*テラーと共にアビドスの方で物件を借りて生活しているらしく、そのままアビドスに転入することになったようだ。ちなみにユメは本来卒業しているのではないかとホシノが疑問を持ったようだが、どうやら向こうでユメは留年してホシノと同学年になってしまったらしい。さらにシロコ*テラーやもう一人のモルフォは向こうで一年経過しているためにシロコ*テラーは三年生、モルフォは二年生になっているのだが、そうなるとユメはどう足掻いても年齢的に転入できないということになるのだが……

 

『どうせ二回も留年してたんだもん、今更一年留年したって一緒だよ!!』

 

という本人の一声で無理矢理三年生として滑り込んだ。一応ユメ視点では一年は眠っていたというシロコ*テラーの謎のフォローもあったが、元よりアビドスとしては入ってくる生徒を拒む理由もないため、結果的にアビドスは二人生徒が増えるということになったようだ。ちなみに何故留年したのかについては頑なに答えてくれなかったが、ホシノ曰く多分大した理由じゃないと思う、とのことであった。

 

「……そういえば、地下生活者の方は大丈夫なのかな」

 

そう、先生はぽつりと呟く。唯一の懸念は、モルフォ達によって再起不能にされた地下生活者の存在だ。だが、地下生活者がまだ諦め悪く何かをするかもしれないのではないか。そんなことを危惧していると、先生に一通のメッセージが届いてくる。

 

「!」

 

そのメッセージを送った人物を見て、先生は立ち上がる。そしてシャーレの屋上へ上がると、

 

「お待ちしていましたよ、先生。マエストロも今回来たがったのですが未だ損傷が激しくてね」

「……黒服」

 

そこには黒服が立っていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「まず最初に……地下生活者の件については申し訳ありませんでした。あの後、私とマエストロで地下生活者の下に向かいましてね……結論から言わせてもらうと、もう彼が何かできることはないでしょう。肉体的にはまあ……混沌の領域がそういう場所なので問題ないといえば問題ないんですが、精神的にはもう無理でしょう」

「地下生活者はなんで今になって?」

 

シャーレの居住区の中にある人目のつかない机と椅子だけという簡素な部屋で先生と黒服は対面し話をしていた。まず、地下生活者のやったことについて謝罪された先生は、そもそも地下生活者が何故今現れたのかという話をする。これまで、どのゲマトリアからも地下生活者については聞いたことがないし、誰も触れてこなかったはずだ。もし以前から存在しているのなら、地下生活者の思考から考えてどこかで介入してきてもおかしくないはずだが。

 

「フランシスが地下生活者を釈放したんです。そのフランシスは地下生活者にやられてしまったため、デカルコマニーは再び新たな人格を探すことになりますが……」

「……そう、わかったよ」

 

黒服は過去にやろうとしていたこともあり、警戒は解けない。しかし、世界の危機やそれになりかねないという状況では呉越同舟でいられる相手ではあると先生も理解している。それ故に地下生活者がやっていたセトを呼び出してあまつさえ世界の危機すら引き起こしかねない事態に関しては色々と思うところもあったようだ。

 

「……黒服。二つ確認したいんだけど……なんでオフィスの跡地に地下生活者の情報を?」

「?いえ私は……ああ、そういうことですか」

「黒服じゃないの?」

「ええ、可能性があるのはデカルコマニーでしょうね」

「で、デカルコマニーが?」

 

先生が気になっていたのは黒服が残したと思われる地下生活者の資料だ。だが、黒服はそれについて知らないようで、ならばデカルコマニーだと言う。しかし、先生の知るデカルコマニーはゴルコンダやフランシスの体でしかなかったが……

 

「そういえば先生はゴルコンダ、フランシスとしてしか会っていないので知りませんでしたか。デカルコマニーは普通に喋れるし自分の意思で動けるのですよ?……おそらく、地下生活者にフランシスを破壊されたデカルコマニーは、どういう経緯かは不明ですが先生に地下生活者を破ってもらうためにあのような回りくどい方法を取ったのでしょう。しかしよく先生も辿り着いたものですね。そうなった要因は薄々予想はしていますが……」

 

それをたまたま、モルフォが地下生活者に隠れて出したクリティカルの結果、先生達が入手することができたのだろう。もしデカルコマニーがこの手助けをしていなければ別の方法で情報が手に入ったのだろうが。

 

「黒服はなにか怪物のようなものを知っているの?」

「怪物、ですか……ふむ。それに関しては……心当たりが多すぎる、としか言えませんね。私が関わっているかどうかは別としてね」

 

このキヴォトスには色々なものが存在し眠っている。セト程ではないにしても怪物など探せばいくらでも見つかるだろう。黒服としてもちょっと考えればすぐにわかるであろう情報を伝えながらも首を傾げる。

 

「別時間軸ではセトではなくそれが現れたようなんだ。だけど、セトのように呼び出されたわけではないと聞いたんだ」

「ふむ……アビドスと関連があるセト以外の怪物、ですか……」

 

別時間軸のアビドスの生徒達を半壊させた怪物。黒服も情報不足の中でどうにか考察をしようと顎に手を当てていたが、やがてある仮説に辿り着く。

 

「これはただの仮説にすぎませんが……」

「……」

「私が観測した限りの推測ですが、別時間軸のモルフォさんは神秘を共鳴させ、増大させる能力を会得しているのでしょう。その上で考察するならば……別時間軸の私は神秘を人工的に増大させるメカニズムを解析した、そう考えられます。その果てに生み出されたのが、その怪物なのかもしれませんね……とはいえ、それがアビドスの生徒達を襲ったのはおそらくは地下生活者の介入によるものだとは思いますが。私が管理しているならそんな杜撰なやり方でアビドスをそれに襲わせるなんて迂闊な真似はしないでしょうからね」

「……あっちの地下生活者は、どうやって」

「それについてはほぼ断定できます。プレナパテスのいた世界では色彩は呼ばれなかったということ。つまり私達がベアトリーチェを追放する動機がありません……ですがベアトリーチェの先生への殺意はそのまま残っていたのでしょう。故に先生を確実に抹殺するために地下生活者を解き放った。これが一番筋が通っていると思いませんか?となるとロイヤルブラッド……いえ、秤アツコがどのような動きを取っていたのかは気になるところですが」

「……」

 

黒服の言葉をどこまで信用していいかはわからないが、この話自体所詮仮説でしかないのだ。ベアトリーチェに関する話以外は考察するだけ無駄だろうと先生は結論付ける。と、黒服も立ち上がろうとするが、ふと先生はユメが言っていた言葉を思い出したのか、無意識の内にそれを口にしていた。

 

「……ユメが言っていた。あの時、変わったホシノは最初、竜のような仮面をつけていたって」

「……竜?鳥ではなく?とすると……いや、それならばセトが見えなかったのも」

「……?」

「変わったと聞いて、私はホシノさんが反転したと思いました。実際、シロコさんも反転していますからね、向こうの世界ではそういう現象が起こりやすくなっていたとも言えます。しかし、もしホシノさんが反転していたのならば、恐怖へと反転したホルスの神格にセトが確実に反応しているはずでしょう。あの二つはそういう関係なのですから。それがなかったとすると……あくまでホシノさんは生徒のまま変質した、いや、神秘を増大させるという性質を踏まえると……次の領域のようなものにいったのかもしれませんね」

 

あくまで仮説でしかありませんよ。妄想です、とどこか愉快そうにクックッと笑いながら黒服は話を続けていく。先生も、あまり失礼な話をするようであれば止めようと思いながら話半分で耳を傾けていく。

 

「ですが、その進化した神秘は生徒というテクスチャでは抑えきれなかった。そこで新たなテクスチャ()を用意し、生徒というテクスチャと合わせることでホシノさんは人の姿を保った。ですが化け物の方は生徒というテクスチャを失い、竜というテクスチャを得てあのような姿になった……のかもしれませんね。まあ要するに、セトがホシノさんに感づく変化が起こらなかった、ということです。さて、先生はどう考えますか?」

「……正直なところを言うと、想像もつかないと思う。結局、それを見て、経験した人たちが言ったことが全てで、何があってそうなったのかまでは完全にはわからないから」

「ええ、その通りです」

 

それは、あくまでこういう可能性もあるというだけの話。黒服本人にとってもどこまでいっても仮説は仮説でしかない。真実は誰にもわからない、だからこそ探求する。それがゲマトリアなのだろう。

 

……とはいえ、過去にやったり、やりかけていたことを考えれば正直ゲマトリアの連中は地下生活者が群を抜いているだけで五十歩百歩のようなところもある、という風にしか先生には見えなかったが。結果的に一緒に世界を守ってなんか今はこんな感じに収まってる黒服だって先生がどうにかするまではホシノを狙っていたわけだし、マエストロだってなんかいい感じのポジションにいるように見えて、ヒエロニムスをけしかけたり本人は不本意そうだったとはいえベアトリーチェに協力してたりしたのだから。

 

「さて……先生。私はこれで」

「……黒服、後マエストロ、そしてデカルコマニーはこれからどうするつもり?」

「……ふむ。私とマエストロはゲマトリアの再編を目指すことになるでしょうね。デカルコマニーについては更なる人格の目覚めを待つことになりますが……いずれにせよ、暫くは動くことはないでしょう」

「他に地下生活者のような人が現れる可能性は?」

 

今後の自分達の動きを告げて部屋を出ようとする。そこに先生が僅かな警戒心を織り交ぜて問いかけた言葉に黒服は立ち止まると、

 

「……絶対にない、とは残念ながら言えません。今回も、私やマエストロ自体は無関係でしたからね。それに解き放つ人物が我々ではなく、誰かが偶然、ということもあります。なので、私達が原因でそれを解き放つことはない、それが現状の答えになります」

 

そう答えて出ていく。その背中を見ながら、一先ず正直に答えてくれた黒服に、彼としてもこれは不本意だという思いがあったのだろうと感じながら先生は背もたれに体重をかけるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴェリタス。そこにはモルフォ達ゲーム開発部とアビドスの制服を着たシロコ*テラー、そしてユメやホシノの姿があった。ヘッドフォンを解析していたチヒロとハレは解析を終えるとユメたちに向き直る。

 

「うん、確かにこの中に一つの人格データ……もう一人のモルフォがいるね。それにしてもこの容量は」

「コトリに少し広げてもらったんです。何かあった時の為に余裕を持たせた方がいいって。一応アリスとケイも一緒に入れるぐらいの大きさはあると言っていましたが……まあそんな状況来ないでしょうけど」

「容量はおいといて……確かにこれは眠っているね。この場合、人の人格をデータ化したに等しいから……扱いは慎重にした方がいいと思う」

「そっか……」

「んー……もう一人のモルフォちゃんは助かるの?」

「今は何とも。だけど……人間の人格だからね。十分に休息すればまた目を覚ますとは思うよ」

 

ホシノの質問にチヒロも難しい顔で返す。やはりこちらから無理矢理に目覚めさせる、というわけにはいかないようだ。それを聞き、ユメは少し寂しそうな顔をするがその手をホシノが握る。

 

「……ホシノちゃん?」

「いつか、会えますよ。モルフォちゃんって……こういうとあれですけど結構しぶとい子なので」

「そ、その言い方は……」

「そうです!モルフォは耐久力に優れています!どんな状況でも諦めないしぶとさはカンストです!」

「そ、それは褒めているのかな……?」

「た、多分アリス的には……?」

「くくく……酷い言われようだな……」

 

ホシノやアリスの意外そうな表情になったりたじたじになったりと表情が多彩になっていくユメ。心配をどう解決するべきかとモルフォがシロコ*テラーの方を見ると彼女も肩を竦めてしまう。だが、

 

「でも……あながち言ってることは間違ってないと思う。きっと、大丈夫。いつか……それがいつかはわからないけどきっと、私達の知ってるモルフォは目を覚ます。でしょ?その時の為に……」

 

そう言うとヴェリタスの方を見る。その視線を受けてコタマが頷く。

 

「私やエンジニア部で新しい体を作らないといけませんね。そのためにはモルフォの身体データも取る必要があると思いますが」

「まあそうなりますよねぇコタマ先輩」

「えっ、モルフォちゃんいいのそれ?体重とかスリーサイズとか筒抜けになるよ!?」

「別にヴェリタスやエンジニア部にバレる程度で悪用されたりしなきゃどうでも……」

「こっちのモルフォちゃんはもっと自分の体を大事にしないと駄目だよ!?」

「ぶっちゃけ私の体なんて健康なら別にそれ以外は……」

「ひぃん……もっとおしゃれとかしてもいいのに……」

「それはそう」

 

ユメの呟きにマキがわかりみが深いと言った様子で頷くのを尻目に、本当にどうでもよさそうな表情を浮かべるモルフォ。その様子を見ながら、ゲーム開発部はいつも通りのモルフォが帰ってきたなぁと笑い合うのだった。

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