転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする   作:popoponpon

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梔子ユメとおいでよどうぶつの森

 

「ユメさんが会いたがってる?」

 

珍しく一人だけの部室で、戯れに作ったヴィートルーガンダムとユーラヴェンガンダムのガンプラの出来栄えを観察しつつ、今後の予定を組み立てていたモルフォにかかってきた電話。それに出たモルフォは電話の相手である先生からユメのことについて話を聞いていた。

 

『うん、ユメやもう一人のシロコがいた……プレナパテスの世界だとモルフォはアイドルをやっていたでしょ?』

「らしいですね……えっ、もしかして歌えってことですか?」

『いや、そういうわけじゃないんだけど……もしかしてできたりする?』

「無理ですね。いやまぁ身内でカラオケで歌う程度はできますが、歌で金を稼ぐとかそういうプロ……とまではいかずともアマチュアですらないので……そもそも歌の練習とかやってもいないのに、いきなり向こうの私みたいなことはできませんよ」

 

どうやらユメはモルフォに会いたいと思っているようだ。それはそれで構わないのだが、一応気になるのがもう一人の自分の事だ。彼女のように歌云々を求められても残念ながらモルフォは専門外である。

 

『あ、はは……シロコや対策委員会の皆から話を聞いたらしくてね。この世界のモルフォがどういうことをしているのか知りたいらしいんだ。前回ミレニアムに来た時はヴェリタスとの話し合いの方が主だったでしょ?』

「ああ、そうですね……まあわかりました。そういうことなら適当に準備しておきますよ」

『うん、そうしてくれると助かるよ』

 

それから予定の日などを先生から聞き終えた後に電話を切り、スマホを机の上に置く。そしてモルフォはスケジュールにその日の事を書くと、皆が戻ってくるまで待つのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「モルフォちゃん!えっと……久しぶり?だね」

「そこまで久しぶりってわけでもないじゃないですか」

 

数日後。モルフォはシャーレの居住区でユメと再会していた。ユメはモルフォの姿を見て安心したように、懐かしむような表情を見せる。近くの階からは先生と話すホシノやシロコ*テラー、そしてモルフォと一緒にシャーレに来ていたアリスの声が聞こえてくる。どうやらユメが心配だったのか一緒に来たようだ。

 

「アビドスの暮らしはどうですか?慣れました?」

「あ、はは……一応アビドスで暮らしていたんだけどね……でも、あんまり変わらない……って言えば変わらないかな。でも、いろんな人が増えてて……時々RABBIT小隊の子達が来たりしてて……後はモルフォちゃんが戻ってくれば全員かな……あ、ごめんねこんなこと言っちゃって……」

「まあ彼女の事は別人と思ってるんであんま気にしてないです」

「シロコちゃんとは全然違うね……なんていうか張り合ってて本当に姉妹みたいな感じなのに……」

(同一人物なのに姉妹みたいとは……?)

 

とりあえず世間話をしつつ、モルフォは準備を進める。ユメに会ってほしいと先生が言って、この世界でモルフォがやっていることを知りたいということであればやるべきことはゲーム開発部のことと、例の力のことだろう。

 

「他の人達はどうなんです?アヤネやセリカは……」

「……うーん、やっぱり別人なんだね」

「やっぱりとは?」

「うん、私達の世界のモルフォちゃんって同じ学年の子はちゃん付けで呼んでたから……」

「へー……」

 

自分が誰かの事をちゃん付けで呼ぶことは、ないとは言わないがわざとでもなければ言うことはないだろう。もしかしたら煽りでイケてないんじゃな~い?なんて言うために使うことはあるかもしれないが。

 

「……っていう感じですね。私達がやっていることは―――あの?何ですかその顔は」

「えっと、えっと……ゲームを作って、いるんだよね……?」

「そうですよ?どこからどうみてもゲーム開発部じゃないですか」

「違うよ!?ゲーム開発……えっと、ゲーム、ゲーム……そう、ゲームクリエイターってそんな戦闘するような部活動じゃないよね!?」

 

そして今度はゲーム開発部の活動内容について話していく。最初の方はゲームを作るために誰がどんなことを担当しているのか、どういう感じでゲームを作ってるのかなどを感心したようにユメは聞いていたが、モルフォがマネジメントを担当していると聞いて驚いたような表情を浮かべていた。だがそこから風向きが一気に変わり始める。

 

どうせアビドスが関わってた戦いはその内ユメも知るだろうしと、カイザーと一戦交えたことや防衛都市で未来予知をしてくるパワードスーツと戦ったことについて話し始めたあたりでそれは違うよねと声を上げてしまう。

 

「自分から突っ込んだエリドゥとアトラ・ハシースはともかく他は巻き込まれただけなんですがね?後はエデン条約の調印式でアリウススクワッドと戦ったりベアトリーチェにカチコミかけたり空が赤くなったり百鬼夜行でまた巻き込まれたり……ユメさん?どうしました?」

「……あ、うん、その……なんでもないよ……その。アリウスって……この世界だとどうなってるの……?」

「え?復興目指して動いてるんじゃないです?アツコはまだまだ先は長いけど順調だって言ってましたし」

 

調印式の事に触れた瞬間にユメの表情からスン……と感情が消えた気がしたが空が赤くなったあたりで復活してきた。それでもやっぱり終始首を傾げている。

 

「ちなみにケイが使ってたあれがエリドゥで戦ったパワードスーツ、アビ・エシュフですね。まあ今ケイが使ってるのはアビ・エシュフNですが。ちなみにNはネオとノヴァのダブルミーニングだそうですよ。まあわからないところはまた説明するのでなんでもどうぞ」

「……ちょっと情報量が凄くて頭が痛くなってきたからまた後でね……?ひぃん、モルフォちゃんが肉体派になっちゃったぁ……うう、歌は歌わないの?」

 

情報量の暴力に頭を押さえてしまうユメ。とりあえず話題を変更しようと歌について触れると、モルフォも来たかと少し身構えていた内容に対応していく。

 

「聴くのは好きですが歌うのは……」

「そっかぁ……モルフォちゃんなら好きだと思ったんだけど。えっと、ほら……なんだっけ、ライ……ライ……ライズ……フラッグ?」

「あーあれですか?泥臭さと格好良さを感じられていい曲ですよね。男性アーティストでしたっけ」

「え?格好いい曲だとは思うけど女性アーティストって言ってたような……確かアイドルがどうこうって」

「いやそれは知らない」

「そ、そうなんだ……」

 

コロコロと表情が変わるユメを見て、感情が豊かな人だなーなんて吞気なことを考えながらモルフォはカバンの中からDSLiteを取り出す。折り畳みするゲーム機にユメは興味津々な様子だが、モルフォは早速ゲーム機をユメに手渡す。

 

「じゃあ難しい話はおいといて……私の能力についてですが」

「あ、うん……いろんな世界のゲームを作れるんだよね?凄く楽しそうだよね!」

「とりあえずユメさんに勧めるのはこれ!おいでよどうぶつの森です」

「おい……?」

 

おいでよどうぶつの森はDS用ソフトの一つであり、どうぶつの森シリーズの四作目である。どうぶつの森は動物たちが暮らす村にプレイヤーが移り住み、住人たちとのコミュニケーションなどを通してほのぼのとした生活を送るという内容であり、明確なゴールやエンディングなどは存在してない。戦闘もなく、ただ釣りをしたり虫を獲ったり化石を掘ったりガーデニングをしたり家の内装を整えたり、そんなスローライフを送ることになるのだ。

 

「……えっと、ゲームとかって……」

「ひぃん……ほとんどやったことないよぉ」

「あ、はは……まあ、それならむしろどうぶつの森はぴったりかもしれませんね」

 

たどたどしくDSを持つユメ。DSの二画面の内、上画面の方に空が映し出される。そして下画面には今作の舞台となる村の様子が目に入る。多くの木々や針葉樹、そして村の果実に住人の住まう家などの建物が映し出されていく。

 

「あ……」

 

そして下画面の中央を歩くのは動物だった。人型をして二足歩行をしており、動物の顔をしているそのキャラクターは、デザインも可愛らしく愛嬌のあるものになっている。はじめからを選択してやり始めると、雨の中を走るタクシーのシーンから始まる。

 

「……タクシー?」

 

タクシーには緑色の頭を持つ運転手が操縦を行っていた。彼も人間ではなく、河童をモチーフとしたかっぺいと言うキャラである。と、ふとかっぺいが名前を尋ねてくる。

 

「え、えっと名前を聞かれたけどどうすればいいの?」

「何でもいいと思いますよ?なんかネットで使ってる名前とかあるならそれでもいいですし自分の名前をいれてもいいですし」

「そ、そういうものなんだ……?」

 

とりあえずユメは自分の名前を入れる。そしてどうぶつの森シリーズのお約束である舞台の村の名前を決めるところまで進行する。村の名前は少し悩んでいたが最初はアビドスと入れてそれからキヴォトス村に入れ直す。さすがにタイトル画面を見て砂漠ではなく普通の村にアビドスと付けるのは憚られたのかもしれない。そんなこんなで主人公はそのキヴォトス村に引っ越しに行くことになる。村に着く頃にはすっかり雨も晴れており、晴天の役場の前で主人公はタクシーから降りる。

 

「あ、可愛い」

 

そこでタクシーから降りた主人公の見た目が決定される。基本的に主人公の見た目はランダムで性別だけをプレイヤーの手で決めることになるのだ。とはいえ服や髪型などは後ほど解禁される追加要素で変更することもできるし帽子などで頭を隠すこともできるので始まった時にちょっと気に入らない髪型だとしてもそこまで問題にはならないことも多い。

 

「えーと、この子はペリカン?」

 

役場の中に入ったユメは、そこで白いペリカンの女性、ぺりこに対応してもらう。引っ越しの手続きをしてもらうと地図を受け取り、たぬきちというキャラが用意してくれた家に行くことになる。

 

「……えーと、村の住人の名前?なのかな?」

「パーチク、ビアンカ、1ごうですか……」

「やっぱり他の村の皆と会った方がいいよね!」

「後で村の人に挨拶しないとイベントが進まないタイミングが来るので先に家の方に行った方がいいと思いますよ?」

 

あー、あのキャラねと内心頷きながら、早速挨拶に行こうとするユメを引き留める。別に先に挨拶してから家に行っても最終的には問題ないのだが、どうせこの後チュートリアルも兼ねて村の中を歩くことになるのだ。その途中で会えたのならその時に話せばいいだろうとユメを納得させて自宅へ入らせる。そこは上に置かれた蝋燭とラジオという本当に必要最低限のアイテムだけという内装となっていた。それ以外に行ける場所として、屋根裏部屋があったが、そこにはベッドが置いてあった。

 

「ひぃん……何もないよぉ」

「まあゲーム始めたばかりですからね」

 

家から出ると、たぬきちと呼ばれるタヌキの住人が駆け寄ってくる。彼はタヌキ商店の店長であり、この家を用意してくれた張本人である。が、ここでたぬきちから家の代金19800ベルを要求されることになる。

 

「……えっ」

 

瞬間、ユメの体が固まる。これは、ゲームの中でまで借金を背負うことになってしまったことに対する絶望なのかもしれない。しかもユメにはこのゲームでお金を稼ぐ方法もわからない。だが、たぬきちにその方法を教えてもらうことになり、彼のいるタヌキ商店に向かうことになる。こには木造の少しボロい歴史を感じさせる店があり、その隣には別の店があった。

 

「うう、いきなりアルバイトして借金返済だなんて」

「ある意味このゲームの目標みたいなものですね。当初の目的はお金を稼いで借金を返しながら村の暮らし方などを覚えていく感じになります」

「な、なるほど……」

 

たぬきちにまずアルバイト用の作業着を受け取ってそれに着がえると、彼から花の種と木の苗を受け取りそれを植えてきてほしいと言われる。

 

「……あっ、花が出てきた!こっちは苗だね!」

 

花のアイテムを植えると、ちゃんと花が地面に出現する。そして、苗を植えると木の苗が出てくる。こうやって植物を増やすのかとユメが納得しながら植林などを終えたことをたぬきちに報告すると、今度は住人と村長に挨拶にいってほしいと言われる。

 

「じゃあここで会いに行くんだね!……でも村長さんってどこに?」

「役場の前ですね」

 

役場の前に行くと、そこにはこのキヴォトス村の住人であるカメの老人、コトブキがいた。コトブキに村ではイベントが行われることもあるということなども教えてもらい、遂に同じ村で暮らす住人に会いに行くことになる。桃が特産品となっており、桃のなる木もちらほら見える中、ユメが最初に会ったのは1ごうであった。

 

「あっ、ヘルメット被ってるねこのネコさん」

 

そこにいたのは1という数字が入った赤いヘルメットをかぶっている白猫であった。ハキハキした物言いをして元気のいい1ごうに自己紹介をしてもらう。さらに会話をしていると誕生日を入力することになる。

 

「自己紹介した後にも話すると何かあるんだね。よーし次……あっいた!この子はオオカミだねぇ……すごいふさふさしてそう。って海には貝も落ちてるんだね」

 

続いて会ったのはビアンカと呼ばれる薄い青色のオオカミの女性に出会う。クールな性格をしているビアンカとも自己紹介と世間話を終え、最後の住人を探しに村を歩き回る。そして最後に出会ったのはパーチクと呼ばれるツバメの女性であった。

 

「よし、これでパーチクちゃん、ビアンカちゃん、1ごう君の三人とも話をしたし村長さんにも挨拶が終わったね!」

「ではたぬきちの所に戻りましょうか」

 

パーチクからはフルーツの取り方、そしてそのフルーツは自分で食べることもでき、店に売ることもできるという情報を聞く。一通りの会話を終えてたぬきちの下に戻ったユメは、たぬきちから次の仕事として家具の配達を頼まれる。たぬきちから家具を受け取るのだが、

 

「……葉っぱ?」

「ああ、その葉っぱを室内で外に出すと家具に変化するんです。逆に外や家具に変化させないで床に置いたりするときはその葉っぱの形になりますね」

「へー……あっ、パーチクちゃんに家具を渡したらお返しでもらったよ!しかも家具の置き方まで教えてくれた!」

 

凄い凄い!と楽しそうに住人を見るユメ。ここまで反応してくれるとは思わなかったが楽しんでくれているようで何よりだ。その後、配達が終わったことをたぬきちに報告すると今度は手紙を書いてビアンカに送ってほしいと言われる。数分程中身をどうするか悩みながら書いていたが、次第に手紙を認めるとそれを役場へ持ってって郵便課に行き、手紙をぺりこに渡してビアンカに手紙を送ってもらう。その後、たぬきちから村の人は手紙が好きなのだと言われつつ今度は絨毯を配達してほしいと言われる。その宛先は1ごう。村を歩き回って1ごうを見つけ、絨毯を渡すと、お返しに1ごうから新しい絨毯を渡される。

 

「どんどんレイアウト用のアイテムが増えてるね。こうやって揃えるんだ」

「そうですね。家具とかを貰うのも色々な方法がありますね……今度はジョウロをビアンカにですね」

 

続いてビアンカにジョウロを渡してほしいと言われる。そしてビアンカにジョウロを渡すと、先程ビアンカに出した手紙を見せられてしまう。こういう風に送った手紙はいろんな住人に共有されることにもなるのだと言われつつ、今度は村の掲示板に村の宣伝を書いてほしいと言われてユメは役場に向かうことになる。

 

「宣伝、宣伝……」

(書き込むのならなんでもいいからあんまり真面目に書く必要がないっていうのは置いておこう)

 

ここでも数分悩んでいたがユメはなんとか掲示板に書き込むと、ついにたぬきちのアルバイトが終了することになる。それによって1400ベル分の金額が借金から引かれるのだが、

 

(やっぱここのたぬきち安いよこのバイト代……)

「後は私が……でも、どうすればいいのかな。貝殻とか果物を売ればいいの?」

 

あまりにしょっぱい額にモルフォも思わず苦笑してしまう。チュートリアルと言われればそれまでだろうが、もう少しお金をくれても良かっただろうとは正直思ってしまうところである。

 

「それもありですが……いやこれ凄いな?虫取り網と釣竿がどっちも売ってるなんて」

「虫取り網?虫も取れるの?」

 

たぬきちの店には家具、絨毯や壁紙、花と苗、薬などが売られている。それ以外にも、虫取り網や釣竿といったプレイヤーが手に持って使うアイテムも売っている。こういった手持ちアイテムには昆虫を獲る虫取り網、魚を釣る釣竿、穴を掘り地面に埋まった化石などを掘り起こすスコップ、空を飛ぶ風船などを打ち落とすパチンコ、木を切る斧、花に水をあげるジョウロの六つがある。これらを全て揃えるには数日かけて店の品揃えを変えるタヌキ商店に通う必要があるのだ。

 

「虫とか魚は結構稼ぎにも使えますからね」

 

虫や魚で稼ぐのであれば夏にする、ヤシの木を植えるなど色々下準備が必要なのだが、今のゲーム内の季節は春。夏に調整してもいいがそこまでいくとのんびりスローライフというよりは効率的なプレイだ。そういう方向はユメが自力で気付くかこちらに質問するかまでは黙っておくことにする。

 

「わわ!スズキだ!」

「おぉ」

「これはアジ!」

「おお」

「またスズキだ!」

「またですね」

「これは……クマノミだね!」

「やったじゃないですか」

 

早速、モモを売って資金を工面し、釣竿を購入して海釣りを始めるユメ。スズキが半分程度だったがアジやらクマノミやらミノカサゴといったそれ以外も釣れ始め、時にはタイまで釣れる。どんどん魚が釣れていって楽しくなったのか、糸を海に垂らしている時は静かに、だが獲物が釣れると楽しそうにリアクションを取り始める。

 

「他に釣れるのってどんなのがいるの?」

「そうですね……今は釣れませんがマグロとかカジキとか、サメも釣れましたね」

「じゃあ……クジラは……?」

「クジラはこのゲームにはいませんね」

「そっか……」

 

ちょっと残念そうなユメ。クジラが好きなのだろうかと考えつつも、もし本当にクジラが獲れたら一体どれだけの値段で売れるのだろうかとモルフォは考える。そんなこんなで魚釣りでベルを稼ぎ、それを使って借金を返済しようとしていく。まだ18400ベルというのもあり、一時間も魚釣りをしたり虫取り網を獲ったり。釣る場所を海から川に変えながらも服や帽子などを売っている店、エイブルシスターズハリネズミ姉妹、きぬよとあさみと出会ったり、博物館でフクロウの兄妹、フータとフーコと話したり、コーヒーを出してくれるハトのマスターの下でコーヒーを飲んだり。そんな感じで村の住人と交流もしている内に無事に借金を返済する額が集まったのだが。

 

「……えっ、改築?」

「はい!これで家が広くなるのでもっとたくさんの家具が置けますよ!」

「えっと、借金は……」

「また返し直しですが?」

「うわぁん!また借金漬けだよぉ!」

 

借金返済と共に部屋を一回り大きくしてもらうことになる。つまり翌日以降に新たな借金が生まれると言う負のループにユメは陥ってしまう。これがこのゲームにおける当面の目的の一つ、借金を返済して部屋を改築または増築してもらうを繰り返すというものである。とはいえ、再びの借金生活に陥りながらも別に期限などが指定されているわけでもない。それに気付いたユメはのんびり魚を釣ったりしながら、楽しそうに住人達との会話に再び花を咲かし始めるのだった。




多分出なかったり触れなかったことが気になる人も多いと思うので先に書いておくと、おいでよどうぶつの森にはナイルは登場しません
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