転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする 作:popoponpon
突然ケイは何らかの電波を受信したかのような感覚に見舞われる。その正体に気付いたケイは、目を閉じると、電脳空間にも似た場所へと意識を移す。そこでケイの目の前にオウルが現れる。
「……何の用です?というか、ここまでこれたんですね」
「おやまぁ随分な挨拶じゃないですか?まさか、この程度のこともできないと思っていたと?随分侮られたものですね」
「……いえ、あそこまでコテンパンにされてのうのうと顔を出せる胆力があるとは思いませんでしたので」
「なんですって!?大体、その動くかどうかもわからなかった体を無理に使ってるくせに!!」
「……?何か文句でも?」
うがーっ!と怒りを露わにするオウル。ここにはお互いに意識を飛ばしているようなものなので、このままオウルが殴りかかることもできるのだが、過去のケイの戦闘を見ている以上、オウル単体では逆立ちしても勝てないだろう。かといって、ここは実質ケイの支配する電脳空間にオウルがアクセスして意識を送り込んでいる状態なので先程の様にロボットを送り込むこともできないわけだが。
「いや……文句というか、その体は人間で例えるならば手足を取り付けて無理矢理動かしているようなものです。よくもまぁ動かしているものですよ」
「別に動いているんですから文句を言われる筋合いなんてありませんが」
「……全く、理解できませんね。何故そんなに必死になるのか。いい加減、楽な生き方を受け入れればいいのに」
「楽、ですか。だから鋼鉄昇華を受け入れろと?」
「端的に言えばそうなります。それともまさか、お姉様に勝てるとでも?」
「……」
マルクトの事を出され、ケイは少し黙り込む。マルクトに敗北したことはいまだに記憶に新しいのだ。あの時とは違い、今のこちらは武装面では充実しているが。
「明日、一日過ぎれば死へ一歩近づく。案外、私達には身近な概念ですよ?死なんてものは……まあ、あなたには実感が薄いと思いますが。何せ身体が破壊されても別の身体に意識を移せば復活できるんですもの」
「……そんなことはありませんよ」
「……?」
ケイは目を閉じる。確かに、ケイの身体は生徒達の中でもその性質上死ににくいと言えるかもしれない。が、彼女は一度、自ら死に近づこうとしたことがある。その時に思ったこととして言えるのは、死ぬこと自体は割と簡単である、ということだ。無論、彼女の近くにも、身近な死に溢れていた世界で生きた人だっているのだ。間違っても、死が身近ではない、なんて言うことはできない。
「……貴女が、いや、貴女達が私達と死生観の違いを構成する要素として考えているのが何かを当てましょうか。神秘ですね」
「……ええ。私達には神秘が与えられていません。先生と同じでね」
「だから違うと?……神秘の有無が関係あるとは、とても思えませんがね。先生には確かに神秘がありませんが意思があり、心があります。意思疎通し、考えることができる。命令を実行するのではなく、考えて動くことができる。それはあなた達とて変わらないでしょう?」
ケイの、オウル達にも心があるのではないかという言葉に、オウルも少しだけ困惑しつつも視線を逸らす。そして誤魔化すように話題を切り替える。
「こほん……まあ、あの戦艦はなんだとか色々気になることとかどうしてこうなったのかと色々聞きたいこともあるのですが……まあそれ以上に解せませんね。あなたは色々と知っているはずですが」
「何のことです?私は知らないことばかりですよ」
とはいえ、ここにいるオウルからは敵意を感じない。撃退については完全に予言者に一任しているようだ。クリフォトについて興味こそあるものの、一回ケイ達を退けたのもあり、その点に関しては大きな余裕を感じられる。その上でのこの接触は、おそらくは聞きたいことがあってきたということだろう。
「あなたは知っているけれど、先生は知らないことがあるはず。例えば―――今は消えた神について、とかね」
「……!」
「他の言い方をすれば、名もなき神々……でしたっけ。それと、その名もなき神々の司祭についても」
「……」
オウルの言葉に対し、ケイは無言を貫く。その対応こそが答えだと言わんばかりにオウルは話を続けていく。
「では、その知識を前提に話を進めていくと……今の鍵と王女……いえ、あなた達に分かりやすく言いましょうか。ケイ、あなたとアリスの行いは許される事でしょうか?目的の為に作られた道具が、その目的から逸脱する……そこに意味は果たしてあるのでしょうか?」
「……それで?あの無知共に従うのが正しいとでも?」
「無知!?そんなこと言っていいんですか!?」
自分達の創造主に唾を吐くような言葉を平然と言ってのけるケイ。その様子を見て、オウルは思わず絶句してしまう。オウルからすれば信じられないものなのだろう。
「良いも何も、事実を言ったまでです。今のテクスチャーを否定し、アリスを楔石とした後……全ての分化された神聖を解体し、始まる前の世界に戻る。そういうことでしょう?」
「目的が何であれ、あなたは本来そういう存在なのでは?名もなき神々の力の残骸は、そのために存在するのでしょう?」
自分達に与えられた役目。それは謂わばこの世界のリセットに該当する行動だ。作られたならばその役目を全うするべき、というのは確かに一理あるのだろう。だが、一理あるだけだ。
「あなたにだけは言われなくないですね。図々しくも、その力を横取りしたくせに」
「私達は使えるものを使っているだけです!」
「そうですか……なら同じです。私もまた、できることをやっているだけです。全く、記憶だの、摂理だの、くだらない妄想に、義務だのと……そんなもの」
「!」
「作られたからその作り手の思う通りに従うのが役目?バカ言ってるんじゃないですよ!過去に執着している馬鹿どもは、さっさと時代の流れに淘汰されればいい!」
「な……」
激しい言葉をぶつけてくるケイに、思わずオウルの方がたじたじになってしまう。そしてオウルを睨みつけたケイは、
「横入りして好き放題しているあなた達にも、当然言いたいことはたくさんありますが……一つだけ言っておいてあげます。私達はこの力を、信頼できるもののために使っています。それだけです」
「……」
静かに自分の意見を告げる。それを聞いたオウルは黙り込んでしまうが、すぐにある道具を引き合いに出す。
「で、ですが。あなたが慕っている先生だって、シッテムの箱を使っているでしょう?それも、始まり以前の痕跡に由来したものだとご存じのはずでは?」
「……まあ、慕ってはいますが。慕ってる具合で言えば正直私を超える人なんてこのキヴォトスには何人もいるでしょうし……まあそれはそれとして。それで?先生がシッテムの箱を使って、リテクスチャーするとでも?どのみち、私達が未然に阻止しますがね……そもそも、そんなことをするような人ではないでしょうし」
「ではあなたは、世界がこのままでいてもいいと思いますか?完璧ではないにせよ、それなりに良くて。永遠とまではいかなくても、世界は何事もなく継続すると……本当にそう思いますか?」
シッテムの箱に存在するリテクスチャーの力。もしそれを使えば、世界の書き換えすらできるかもしれない。それを使えば、この世界だって良くできるのではと言う。だがケイは首を横に振る。
「それは違いますね」
「ええ、そうですよ。そこが重要なのです。ですから、協力しましょうよ。この世界は醜くないですか?それに、いがみ合うのも疲れるだけですし」
「はぁ……お断りです。皆が悲しみますし、何より面倒くさいです」
「め、面倒くさい?そんな理由で?」
「何より大事なことです。それに―――結局のところ、私達は与えられた手札で何かを成すしかないんです」
ここまでが全て前フリだったのか、オウルがケイに手を組もうと提案する。それは、オウルからすればケイの能力が一番厄介だという認識があったからだろう。その提案をケイは一蹴する。
「……本当に理解できませんね。与えられたものだけで、なんて……まるで人間のようなことを……」
「かもしれませんね。それで?生命体は愚かだというつもりですか?バカなことを言わないでください。生命体だからこそ、限りある生ある存在だからこそ、突拍子もない発想が出てくるんです」
生命体は確かに愚かな部分もあるだろう。争いもするし、諍いもする。その果てに人類が滅亡するのであれば、それはある意味必然といえるだろう。だが、楽園を作れるほど賢いわけでもない。人類はずっと、様々な問題にぶち当たることになるだろう。それでも、人はその度に必死に足掻いて、道を探すのだろう。今回もまた、同じように。
「その世界に存在する色々なものはおそらく、いや間違いなくあなた達の望む世界には存在しないでしょうね」
そう言い、ふふと笑うケイ。その様子がどこか不気味にも見えたのか、オウルは苦々し気な表情を浮かべると、
「ふん!それがあなた達の選択だと言うのなら愚かです!その選択、後悔させてあげますよ!」
そう言い残して消えてしまう。ここでケイは現実に意識を戻してディスプレイを見ると、そこにはアリス達とケテルが距離を近づけていく様子が広がっていた。
★
鋼鉄大陸の一角に広がる、ミレニア郊外の廃墟にも似た街並み。どこか覚えのある景色の中をトキ、エイミ、アリスの三人が移動していた。だが、ここもホドの時と同様、一見した時の雰囲気が似ているというだけで実際はかなり異なっている。何より、その違いを上げるとするなら道幅が広すぎるということだろう。ケテルが自由に走れるための調整がなされた廃墟。そういった印象を受ける。
『皆、大丈夫?』
「はい、マシンの乗り心地もいいです」
その中を移動するトキが乗っていたのは、アビ・エシュフではなく一台のバイクであった。だが、バイクには大きなコンテナのようなものが背負われており、そこにはレーザー砲やガトリング砲といった武装が確認できる。エイミは千年の守護者Type.Sに乗っており、アリスはフライトユニットを使用して二人から距離を離さないように低空飛行しつつ、三人はケテルへと近づいていく。
「ケテル、接敵しました!」
三人の目の前に現れたケテルは、上部に背負った砲台を使い、十字砲火を遠距離から叩き込んで三人を仕留めようとしてくる。この弾幕は、人の脚では回避は本来困難だったといえるだろう。そうなれば、また大型ミサイルによる攻撃というリスクを承知で輸送船で近づき、ポッドで降下する、という工程を踏まえる必要があっただろう。だが、
「回避します!」
今の三人の機動力ならば十字砲火を建物などを利用して回避することは可能であった。三人がケテルの目の前から消え、道を曲がって建物の影に入る。ケテルの放つ無数の弾丸が建物に次々と叩き込まれ、壁をボロボロにしていく中、三人はさらに回り込むようにしてケテルの前に再び現れる。
「……やっぱりこれ、便利。あの時も欲しかった……」
その道中、過去に廃墟を調査した際にケテルと戦ったことのあるエイミは思わず愚痴を零す。文明の利器は素晴らしいと言わんばかりにType.Sを走らせ、再びケテルの前へと躍り出ると、ケテルの十字砲火を別の建物を利用する形で攻撃を避けていく。
「!ケテルが攻撃を中止して後退していきます!」
「このままではこちらを仕留められないと考えて武装を換装する気ですね」
「……うーん、射線を切られたか」
十字砲火という持ち味が通用しなかったケテルは射撃を止め、三人に背を向けて全力疾走する。元々距離を保たれていたこともあり、さらに複雑な街並みを利用して射線を切られたことで、エイミがバイザーを上げる。
『ケテルが止まったわ。おそらく武装の換装を終わらせたのでしょうね』
『三人とも、ケテルは迎え撃つつもりみたいだ。気を付けてね』
「「はい!」」
「じゃあ私は……」
トキとアリスから離れ、エイミはType.Sに壁を登らせて近くの建物の屋上に陣取り、ケテルの様子を確認する。そしてトキとアリスがケテルの目の前に近づくと、そこに陣取っていたケテルは新たな武装として、小型ミサイルのランチャーを何基も装備したような姿となっていた。
「武装も初めて見る姿だね……とにかく、戦闘を開始するよ」
『お願いします。あまり時間をかけてしまうのもよろしくないですが、かといって怪我をしてはいけません。確実に、安全に倒すことを心がけてください』
「わかってる、まだ先は長いもんね」
ケテルとトキ、アリスが睨み合うように向かい合う。直後、ケテルが戦いをゴングを鳴らすように小型ミサイルを次々と放っていく。トキとアリスはそれぞれバイクとフライトユニットを使ってケテルから逃げるように通路を移動していく。すると、ケテルは四本の脚部に車輪を装備していたのか、爆速で通路を疾走する。
「け、ケテルが早いです!」
「エイミ!」
「っ、速すぎる!くそ、照準補正機能じゃまだ追いつけない!」
『ケテルのデータを収集して!そうすれば照準補正に反映できるわ!』
エイミがスコープを覗き込むが、ケテルを全く捉えられない。エイミのいる場所からでは狙撃できない位置まで爆走していったケテルを追うため、エイミもType.Sに乗って移動していく。
「いきます!」
アリスが振り向き様にライフルを撃つ。その一撃がケテルのランチャーに命中し、爆発を引き起こす。しかしケテルは爆発を起こしたランチャーを即座にパージして不要になった武器を捨てると、少しだけ速度を引き上げてアリスとトキを追いかける。
「っ、さらに速度が……!」
「この……喰らえ!!」
ケテルの後ろからエイミがケテルを撃つ。その一撃はケテルの弱点には当たらず、頭部に命中して一部が抉れるも、装甲の一部を引っぺがしただけで致命傷にはなっていない。そればかりか、ケテルのターゲットがエイミへと移り、その場で半回転したケテルがミサイルを次々とエイミへと放つ。
「っ!」
「アリス!上です!」
「は、はい!!」
しかしエイミは冷静にミサイルの射線を切るように十字路を曲がって逃げる。ミサイルの大半はエイミを追いかけて曲がるも曲がり切れず、建物や地面に命中して爆発を次々と引き起こす。それを見てアリスがさらに高度を上げ、ケテルやエイミも確認できる場所に移動する。
「エイミ!ケテルが回り込もうとしています!」
「了解!」
アリスがケテルの位置を伝え、エイミがそれに対応するように曲がる。ケテルはエイミを見失うも、空を見上げてアリスを補足するとミサイルを次々と発射してくる。
「っ!」
建物を利用しながら回避していくアリス。どうにかミサイルを撒くも、三人ともバラバラの位置に分かれてしまう。
『聞こえますか?三人とも、そのままの流れでお願いします』
その後もケテルは三人を一人ずつ見つけてはミサイルで攻撃、近ければそのままぶつかろうとしてくる。それをケテルの周囲を位置取りしつつ回避し続けていく三人だったが、やがてケテルが攻撃を中断し、その場から逃走を開始する。
『方向転換した!』
『今です!!』
それは、ケテルが積んでいた全てのミサイルを使い切ったということだ。ケテルは新たな武装に換装するため、背負っている全てのランチャーを捨てて最高速度で逃げ出そうとする。だが、その目の前に立ちはだかったトキがバイクを止めると、
「今のあなたは逃げることしかできない……この最大のチャンス、逃しません!アビ・エシュフX!モード・チェンジ!!」
『変形シーケンスのサポート、開始します!』
トキが一旦バイクからジャンプする。直後、バイクが変形し、車輪が装甲によって格納され立ち上がる。その後、両脚と背面に当たるパーツが出現し、着地したトキの両足がそのまま脚部パーツの中に入り固定。続けて背面から巨大なガトリング砲を装着した両腕パーツが左右に展開し、それがトキの両腕に接続される。続けて両肩にレーザー砲が移動し、アビ・エシュフを体に固定させるための装甲兼ね接続パーツが後ろから前へと展開され、接続。胸部や腹部を守るアーマーとなり、最後に頭部にバイザーが装着されることで新たなアビ・エシュフの姿が爆誕する。
『か、恰好いい……!』
「もっと見惚れてくださっても大丈夫ですよ!」
『調整用のAIとして千年の守護者のコアを移植したけど、うまくいってるわね』
『ええ、下手なものを用意して一から作るよりは楽ですからね』
『優秀ですから、あの子達はね』
変形したアビ・エシュフのガトリング砲をケテルへ向ける。直後、大粒のエネルギー弾が次々と連射され、ケテルへと襲い掛かる。ケテルの前脚を次々と削っていくアビ・エシュフの攻撃。これにはたまらずケテルも逃げ出そうとするが、
「フルチャージショットです!!光になれ!!」
「そこっ!!」
最大まで電力を溜めたアリスと、データが無事に集まり照準補正機能を機能させたエイミのそれぞれ放った一撃がケテルの後ろ脚に命中する。その爆発が脚部にダメージを与えるだけでなく地面も破壊する。すると、そこに車輪が嵌ってしまい、ケテルが動けなくなってしまう。
「見えました!!」
トドメとばかりにアビ・エシュフのレーザー砲がケテルへ向かって放たれる。前脚を一気に吹き飛ばされたケテルが大きくバランスを崩して倒れ込むと同時にエイミが実弾の入った普通のショットガンを取り出すと、それをケテルに撃ち込む。
「よし、振動弾入ったよ」
『コタマ!』
『はい!情報コアの位置、割り出しました!位置情報、転送します!』
ケテルに撃ち込まれた弾丸は振動を利用して情報コアの位置を割り出すためのものだ。預言者は全員形状が違うため、その情報コアを抜き出すためにはまずこの作業を行う必要がある。そして情報コアの位置が三人に伝えられると、その位置めがけて三人が一斉攻撃を行う。ケテルの上部に取り付けられた武装が完全に吹き飛び、情報コアの存在する中央部の装甲にもヒビが入っていく中、トキがアビ・エシュフに後付けで取り付けられたようなコンテナを背面から打ち上げる。そこから二本の巨大なアームが出現し、ガトリング砲を背面へと移動させるとその両腕に換装する。
「ケテル!その情報コア、もらい受けます!」
「これが……勇者の一撃!!」
「はあああぁぁぁ!!」
そして、脚部のスラスターを一気に吹かしながら、両アームを合わせて一気に突っ込んでいく。そしてアームが装甲を砕きながら内部へと突き刺さり、コードを引き千切りながら情報コアを引き抜いていく。完全にケテルから情報コアが引き抜かれ、身体から分離すると共にケテルの身体が崩れ落ちていき、トキはすぐさま離脱する。直後、ケテルの身体が大爆発を引き起こし、バラバラになったパーツが地面へと吸収され消えていく。
「やりました!大成功です!!」
「ふ……情報コアの摘出、大成功です」
『よくやったわね、トキ。それにしても、こうもうまくいくとは……』
『ああ……だがロマンだ……!』
「はい!!核を抜くならやっぱりこれしかありません!!」
正直、コアを引っこ抜いた実績自体はちゃんとあるアンカーを強化する方向性がいいのではないかとリオは少しだけ考えていた。だが、アリスに提案される形でこのアームによる摘出方法を採用してみた所、思った以上に安定した摘出ができていたことに驚く。その映像を見ながら、別室で作業していたウタハ達がうんうんと頷く中、トキが引っこ抜いた情報コアをアリスとエイミが近づいて確認する。
「よし……確認できたよ」
「はい!アリスも確認しました!」
『エリアの占領を確認しました。これでケテルのエリアも私達の占領下にあります』
『これで厄介なミサイルもなくなった。ケセドもネル達との交戦で援護どころではないでしょう。今、輸送船をそっちに向かわせてるわ。その場で待機して』
そして、無事にケテルのエリアも占領下に入れることができた。同時に、ケテルを撃破したことで今後はミサイルによる妨害行動を受けずに済む。三人は情報コアの入手も合わせて大きな戦果を獲得したことに達成感を感じるように笑みを浮かべながら、輸送船を待つのだった。