転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする   作:popoponpon

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小塗マキとロックマンエグゼ4トーナメントレッドサン(後編)

「前回はバトラーズポイント集め終わったところで一旦止めたんだっけ」

「とりあえず今回からロットナンバーでチップは解放しちゃおうか」

「いいんですかね……?強いのは別にいいと思いますがヌルゲーになりません?」

「うーん……もうちょっと後で実感すると思うけど今作って結構デフレ凄いからね……」

「でもエアホッケー強いよ?」

「あれは例外だから」

 

バトラーズポイントを集め終えたところで日を改めるマキ。ゲームではイーグルトーナメントに出場する権利を得た熱斗達というところから再開される。そこでトーナメント表が明らかになり、その反応にワイワイと騒ぎ始めるマキ達。

 

「え、ロール出てるの!?」

「順調にいけば決勝戦で会えますね!」

「これ一周目だっけ?じゃあバーナーマンとビデオマンのどっちかか……」

「一戦目は?」

「ノーマルナビだから……クッキングかな……?」

 

日付を改めたことで今日はモモイ達も見物している。モモイ達は既にプレイ済みのようであり、経験者としての意見が飛び出す中、三回勝てば優勝となるイーグルトーナメントの一戦目はノーマルナビ。そのオペレーターはコック帽をかぶった少年であった。

 

「……コック?」

 

この味田という少年とは紆余曲折あってクッキングマシンを用いたカレー作り勝負を行うことになる。そのためにクッキングマシンを用いたミニゲームのやり方を教わり、食材を集め、勝負をすることになる。

 

「……まあ、パークエリアの一番奥行って戻ってくるだけなら楽だね!」

「チサオとスパークマンですっかり慣れちゃってる……」

 

そして料理勝負でも熱斗達が勝利し、それに納得いかない味太は熱斗が得意なネットバトルで倒してやると負け惜しみを言いながらスタジアムの方に向かう。そして熱斗もスタジアムに向かい、味太のノーマルナビとの戦闘が開始される。

 

「よーし、さっそくガンデルソルEXをぶち当ててやる!……いや火力高い!?」

 

ガンデルソルEXは、ガンデルソル系チップのメガチップ版であり、通常ニマス前の1×3マスを光で照射して攻撃する通常のガンデルソル系と異なり、ニマス前の2×3マスを一気に攻撃するメガチップとなっている。さらにガンデルソル系は屋外からプラグインしている場合、そのダメージが倍になるという特性があり、イーグルトーナメント以降のトーナメントの試合では必ず屋外で戦うためとにかくガンデルソル系チップは猛威を振るうのだ。

 

「一気に400ぐらい消し飛びましたね!さすがガンデルソルです!」

「いやー強い強い……」

「そして伝家の宝刀ドリームソードとエアホッケーで押し込んでいく!これで終わり!」

 

ガンデルソルや相手エリア内を反射して相手に一気にダメージを与えるエアホッケーはこのエグゼ4において数少ない火力を担保できるチップだ。他にも純粋にドリームソードなどは強力な部類となる。それらを叩きつけられて倒された味田は、クッキングバトルをすることになった熱斗達に協力を申し出たのが自分の父親だと気付いたことで大切なものは何なのか知り、味太は故郷に帰って修行することを決めて帰るのだった。

 

「……なんだろう。大分マシに見える」

(まあ、鼻っ柱へし折ったらちゃんと改心したパターンだからね……大分マシだよね……今作のゲストキャラの中だと……)

 

そして次の準決勝の相手は、ウインドマン。名前からして風を操るナビのようだが、一体どんなナビなのだろうかと考えていると、ウインドマンのオペレーターである民族衣装をまとった女性、五十嵐ランと出会う。ラン、そしてウインドマンはどちらも礼儀正しい性格で、ニホンの一番南にあるシーサーアイランドからはるばる来たのだという。ウインドマンは風を司る神として崇められており、ランはその巫女をしているのだそうだ。

 

「……ネットナビってそんな歴史あるものなの?プロトがいた時代からだから全然新しいのに神社とか巫女って……」

「相当歴史浅そうですが……どうなんでしょうか?」

「もしかしたらウインドマンは太古のテクノロジー的なのがあるのかも……」

「このゲームそんな古代要素あります?」

「エグゼだとナンバリング外の一作品ぐらいしか出ないけどこの世界滅んだ古代文明の方が大分おかしいからね……文明や技術が追いつくのが200年後だから。その時ですら普通にオーパーツ扱いだし」

「流星の時代じゃん!?」

 

ウインドマン自体はそういうのとは無関係なのだが、エグゼシリーズの外伝作品の一つ、レジェンドオブネットワークにおいては3000年前に存在したというアトランピア文明が物語に関わってくる。この時代には既にエグゼの時代に劣らぬネットワーク文明が築かれている上に、さらに過去に遡るとインターネット文明よりも進化した電波文明があったりするため、過去も過去で結構とんでもなかったりする世界なのだ。

 

「……あっ、ランが酒を飲んで豹変しました!」

「あーこういう……?」

 

そして物語の方ではランが水と間違えて酒を飲んでしまい、酔ってしまう。すると、ランはロックマンをどんな手を使ってでも倒してやると手段を選ばずに暴走し始めてしまう。最終的にランは酒に酔った勢いでウインドマンの封印を解除してしまい、普段は抑えられていた風の力を暴走させてしまい、ウインドマンはインターネット中に暴風雨を巻き起こしてしまう。それを止めるため、ロックマンはアルコールが抜けて正気に戻りつつも何も覚えていないランから草原の笛と呼ばれるアイテムを受け取ってパークエリアの奥に向かい、ウインドマンを止めることになる。

 

「これは面倒そうですね……」

 

パークエリアの中は風が吹き荒れているせいで視認性が悪くなっているだけでなく、エリア中に竜巻が飛び交っている。この竜巻に触れてしまうとエリアの入り口に吹き飛ばされてしまうため、竜巻を慎重に避け、セーブを入れながら奥を目指す。

 

「うわ、戦闘中も風吹いてる……」

「今ならソード系も使いやすいなけどね」

「うーん元々ドリームソード狙いである程度射程あるしなぁ……どっちかというと目の前に敵が来るからガンデルソルが使いにくいのが……」

 

風が吹き荒れる戦闘をこなしながらなんとかウインドマンの下に辿り着き、草原の笛を吹いてウインドマンを正気に戻したことで、漸く熱斗達はランとウインドマンとの試合を開始することになる。ウインドマンは名前の通り、竜巻を放って攻撃してくる。それだけでなく鳥型ミサイルや機雷を飛ばしてくるものの、エリアスチールで列を詰めてエアホッケーを投げて連続でダメージを与えたり回避不能のドリームソードを当てたりしながら、安定してウインドマンを撃破。それによって、風のソウルであるウインドソウルを習得する。

 

「ウインドソウルは強い?」

「ドリームソードと組み合わせるなら?」

「一応風属性チップが強化されるのでトルネードが+10されるのでその点では強いのですが……他のソウルみたいに+30できません?」

「トルネードのせいでこの数値にされてるところがあるから……結局ソウルユニゾン中はフルシンクロできないところが何とも言えないかなぁ。スイコミ常時発動だからドリームソードやガンデルソルで纏めて、ってのはやりやすいんだけどね」

「あー、それはよさそう……エアシュートとか入れてみるかな……ウイルス相手ならフルシンクロしなくてもいいだろうし」

 

そしてウインドマンを倒し、遂にイーグルトーナメント決勝戦。その相手はビデオマンであった。トーナメント表を確認してすぐに、天井からナルシストそのものな男性、ナルシー・ヒデこと山下日出の助が現れる。彼は自身のナビであるビデオマンは僅か一週間の命であると告げ、彼の為に勝ちを譲ってほしいという。それを拒否されたヒデはビデオマンを自らデリートして、そのお墓を建てに行こうといい、場所のヒントを与えて出て行ってしまう。

 

「どうせ嘘だ……」

「はい」

「はいじゃないけど?」

 

案の定、熱斗達も思っていた通り三文芝居であることが判明し、ビデオマンはピンピンしていた。とはいえ、万が一本当だった場合を考えて彼の下に訪れてしまったことで上下左右の操作を逆転され、それを解除するためのテープを三本回収することになる。

 

「あー、そういう?難しいけど、でも全然……」

「このゲーム、こうしてみるとシナリオ毎に色々ギミックが違う場合も多くて結構凝ってるんですけどね……」

(面白い部分も多いけど、やっぱり二回目は苦痛になるんだよねこれ……同じ話は全部スパークマンになればいいのに……)

 

操作を元に戻すため、エリアの最初からやり直しになる巻き戻しマスを避けながらテープを回収しに向かうロックマンを操作するマキ。その様子を見ながら、若干遠い目をするユズには気付かず、マキはなんとかテープを回収して操作を元に戻し、試合会場へ。ビデオマンは一定時間で復活するビデオテープを二本エリアに張っており、それによって攻撃を防ぎあながらテープやコピーを用いたビデオらしい戦闘を行うのだが、

 

「別にロックマンがテープに当たってもダメージがないなら最前線にいても問題ないよね」

「そのままガンデルソルなりドリームソードなりで終わりですね」

「やっぱりガンデルソル強くない……?」

 

そしてヒデとビデオマンをコテンパンに叩きのめすと、二人は喧嘩しながら退場していくことになる。そして決勝を終え、トロフィーを授与されるのだが、ここで更なる異変が起こる。なんとネビュラがシェードマンを倒した熱斗をスカウトしに来たのだ。

 

「こ、ここでネビュラ?」

 

ネビュラはスタジアムからの出入り口を閉ざすと、ロックマンを試合を行っていたネットバトルマシンへと招く。熱斗がネットバトルマシンにロックマンを送り込むと、ロックマンの前にレーザーマンが出現する。レーザーマンは世界を闇へと導く偉大なる指導者のナビだと自らを紹介し、彼こそがネビュラのボスのナビであると判明する。

 

「いきなり悪の組織のボスとバトル……するわけはないか」

 

レーザーマンから悪の道へ来ないかと勧誘されるも断固として拒否するロックマン。そんなロックマンの中にも悪はある、ダークソウルはあると言い、ロックマンが少し気圧されていると、そこにガッツマンが援軍に現れる。

 

「ガッツマンが援軍に!……って、あ!?」

 

それを見たレーザーマンはなんとロックマンからダークソウルを出現させると、それをガッツマンに乗り移らせてしまい、ガッツマンはガッツマンDS(ダークソウル)となって暴走し襲い掛かってくる。

 

「ええ、ガッツマン戦なの!?しかもなんか禍々しい……でもHPは元のままなら―――え?インビジブル?なんで!?」

「あー、これがダークソウル戦の仕様なんだ……」

 

ダークソウルとなったナビと戦う場合、オートバトルデータと呼ばれるとき主なフォルダを参照する。このフォルダには今まで使用してきたチップやPAが記録されており、そのデータをランダムで使ってくるのだ。しかも使用頻度が高ければそれだけ優先度も上がるため、ガッツマンDSは通常のガッツマンの行動だけでなくこのチップやPAを使用してくることになる。

 

「ひぇっ、エアホッケー撃ってきた!?」

「まさに自分自身との戦いです!」

「ぐぬぬ……だけど、操作が甘い!」

 

DSの仕様には面食らうものの、それでもガッツマン自体のHPはまだ低いのもあって苦戦せず撃破に成功する。ガッツマンはその場に気絶して倒れてしまうも、ガッツマンを狂わせたものがお前の本心だとレーザーマンが言う。そしてガッツマンが気絶したことでダークソウルがガッツマンから出てきてロックマンに取り込まれると、自らの悪を見て戸惑っている様子を見て、レーザーマンは一旦退いていくのだった。

 

「ネビュラが出てきて、そして今度はレーザー照射装置と」

「わかるよ。ここから小惑星とネビュラが繋がるんでしょ?」

「ま、まあ……それはおいといて続きをね」

 

場面は続けてANSAに移る。小惑星にレーザーを照射しようとする祐一朗達。撃てるのは一度だけ、しかし発射の瞬間にレーザーの出力を下げられてしまったことで作戦は失敗してしまう。新たな方法を考えなければならない中、リーガルが優秀なナビとオペレーターを使うことを思い付き、ANSAの職員がその人物たちを見つけるためにある準備を進めることになる。その後、場面が戻り、世界最強を決めるネットバトル大会、レッドサントーナメントへの参加することが決まった熱斗とロックマンはアメロッパへ向かっていた。

 

「2の時と全然違うね」

「場所が別なのかも?」

「あー、それはありそう」

 

アメロッパに向かい、観光をしたり誘拐されて部屋から脱出することで参加資格が決まる予選などをり越え、遂にレッドサントーナメント本戦へエントリーすることになる熱斗達。初戦の相手はノーマルナビ。ジャックボマーと名乗るオペレーターとフットボムと呼ばれるPK戦を行うことになるのだが、

 

「……爆弾を使ったサッカー?」

「サッカーっていうと怒りますけどまぁ……ゴールされるとHPが減るPKという名の運ゲーですからね」

 

フットボムで勝利し、試合にも勝利して次は準決勝。準決勝の相手はケンドーマン。名前からしてニホンっぽいがサバンナで有名なアッフリク代表のナビだ。そしてそのオペレーターはなんとあの名人。

 

「おお、名人だ」

「名人も出てたんですよね……」

「今までサブキャラだったのに」

「名人さんにそんなことを言ってはいけない……」

 

アッフリク代表となった名人の今回のナビ、ケンドーマンに挨拶するため、ロックマンはアッフリクエリアに向かうことになるのだが、ケンドーマンに強引に修行を行わされることになる。剣道のミニゲームを無事にこなし、ケンドーマンとも談笑して親交も無事に深めていよいよ試合、と思われたその時。なんと名人がこの場に現れず、熱斗は司会の女性を説得して名人を探しに行くことになる。そのためにアッフリクまで行く。

 

「いや試合時間とっくに終わってるって!?」

「何とかなるんだよマキ」

「なるんだ!?」

「ゲームですからね、時間経過なんてあってないようなものです」

「あ、そこぶっちゃけちゃうんだケイちゃん……」

 

アッフリクには、ライオンに追い詰められる人々と、彼らを人質にされた名人の姿があった。人質を使い名人を甚振っている犯人は、五年前に名人に破門させられており、そのせいでどこに行っても笑いものにされた挙句、名人に技を封印されたことでメットールすら倒せなくなってしまっていたのだ。

 

「メットールすら倒せないって……」

「普通にナビに任せるだけでも倒せそうなものだけど……」

「って、それより名人を助けないと駄目じゃない?」

「そうです!まずはライオンの像にプラグインしてライオンの洗脳を解除してください!」

 

名人を助けるため、ライオンを操っている電波を止める。それによって名人も人質を気にする必要もなくなり、犯人を懲らしめる。そして熱斗と名人は会場であるコロッセオに戻り、今度こそ試合を始める。

 

「ケンドーマンは……おっ、同じ列だと突進してくる。ドリームソードの餌だね」

 

ケンドーマンにはもいくつか攻撃方法があり、ロックマンと同じ列に立つと一直線に突進してくる、カカリゲイコと呼ばれる分身を呼び出して連続でロックマンの前に現れて攻撃してきたりする。しかし、自分から前に来てくれるということはドリームソードのカモでしかなく、思った以上に苦戦せずにケンドーマンを倒す。そして名人は熱斗達にエールを送り、会場を去るのだった。そして決勝戦の相手は、

 

「サーチマン?」

 

サーチマンと呼ばれる、雪の降るシャーロの代表のナビであった。そのオペレーターのライカと出会い、熱斗は正々堂々戦おうと言い、握手を使用とする。しかしライカはネットバトルはスポーツではない、戦争だと言い、熱斗をおめでたいと言っていきなり腹に拳を打ち込むと、敵の前に姿を見せるということは宣戦布告だと言い、任務の為に去ってしまう。

 

「いきなり物騒!」

(ほんとこの時のライカ凄いピリピリしてて笑う)

 

このまま舐められっぱなしではいられないと言い、熱斗はライカの任務に飛び入り参加することにする。そのためのテストを終え、ウラインターネットに行くことになるのだが、

 

「ここであの謎のパーツ使うんだ……」

「このCスライダー、組み合わせによっては必須になるんだよね……今回のライカみたいに」

 

そのために必要なCスライダーというアイテムを作ってもらい、ついにウラインターネットへ。が、ウラインターネットに足を踏み入れるとここである問題が発生する。

 

「ちょっ、狙われてる!?」

 

なんと、ロックマンを何者かが狙撃してくるのだ。それを回避するには狙撃される瞬間にタイミングよく指示された方向にキーを押す必要がある。最初は頑張って避けつつ被弾もちょくちょくして……といった感じで進めていたマキだったが、

 

「……いやもうリカバリーレギュラーにしてこまめにセーブしながらごり押した方が早い!」

「そこに気が付いちゃった……」

 

最終手段として、狙撃では最終的にHPが1より下になることはない仕様を利用して避けることすらせず奥へ行く。道中、凶悪ウイルスのクモゲイツやらサーキュラーやらに倒される一幕もありつつも何とか任務達成のために必要となる場所、凶悪犯罪者達のアジトの前まで辿り着く。サブチップの古エネルギーでHPを満タンにし、そこにいたヒールナビに挑む。その直後、ヒールナビは仲間を呼ぶも、それらをサーチマンが狙撃で全滅させてしまう。だがそれによって、

 

「狙ってたのサーチマンだったの!?」

「まあ、それしかなかったよね……」

「一応実力を確かめるとは言ってたけどね……」

 

ロックマンを狙って狙撃を行っていたのがサーチマンだと判明する。狙撃を繰り返していたのはロックマンの実力を確かめるためであり、勝利は揺るがないことを確認したライカ達との決勝戦がコロッセオで始まる。

 

「おっと、岩があるってことは岩陰に隠れることもあるってことか……」

「でも岩はエアホッケーで割れるね」

「後はユカシタ状態になってクロスボムのグレネードを投げたり、銃で撃ったり……いや、案外強いわけでもない?」

「相変わらずガンデルソルが効くね」

 

自信満々で挑んでくるサーチマンをウインドソウルで引き寄せてドリームソードで切り裂いたりエアホッケーの的にしたりして、一気にサーチマンを削っていく。そしてサーチマンを無事に撃破する。この結果にはライカも驚愕していたが、勝率は一パーセントしかない状況でそれを引き上げたのは友情だと熱斗達は語る。そして友情について語る中、ライカは今回のトーナメントで勝つことでシャーロの軍事力を示す必要があったといい、負けた以上は罰を受けることになるという。そんなライカを心配する熱斗に、もし次に生きて会うことがあれば友達になってもいいぜと言い残して去ってしまうのだった。

 

「……まあ、まともだね!」

「まとも……いやまぁまともかぁ……」

「そんなことよりサーチソウルだよサーチソウル」

「……え!?チップのシャッフルしていいの!?」

 

そしてサーチソウルを無事に習得する。サーチソウルはインビジブルなどのチップを生贄にソウルユニゾンされ、チャージショットが敵のいる一マスを指定して連射するスコープガンになる。だがそれ以上に優れた点として、画面に出ているチップを三回までシャッフルすることで狙っているチップを引き込みやすくなるという点があげられる。

 

「これが本当に強くて……」

「ナンバーソウルのフルオープンに並びます!」

「さて、これで世界一になったわけだけど……って、え!?」

 

世界一になった熱斗は、すぐにヘリでANSAへと連れられる。そこには父やリーガルらの姿があり、小惑星の事を説明される。さらにリーガルはあれは小惑星ではなく人工物であると解析の結果を発表、そこには電脳世界が存在しているため、小惑星に遠隔通信システムに改造したレーザー照射装置を用いて送り込み、そのナビに小惑星を操作してもらうことを計画していると説明する。それを聞いた熱斗はその頼みを承諾する。

 

「宇宙にネットナビを……って、ここでネビュラの妨害!?世界の危機なのわかってないのかな……」

「それはわかっているというかなんというか……」

 

が、そこにネビュラが襲撃を仕掛け、世界中のインターネットが分断されてしまう。ネットワークを復旧するため、熱斗はリーガルから発信機、そして父からギガチップであるメテオレッドサンを受け取り、各国に飛んで通信遮断装置を破壊して回ることになる。

 

「―――よし、これで全部!で、今度はタウンエリア4の奥ね!」

 

通信装置を全て破壊し、次は今まで入ることの出来なかったタウンエリアの奥へ。ウラインターネットを経由してパークエリアに辿り着き、そこで遂に事件の犯人と思われるネビュラのナビと対峙すると、そのナビは小惑星をネビュラが掌握するため、ロックマンを道連れに自爆。それによって発信機からの信号が途絶えてしまう。ロックマンのデリートを確信したリーガルは代わりに自分のナビを送るという。

 

「……自分のナビを送る……レーザー照射装置……あっ」

(まあここまであからさまだと気付くよね)

「……あ、やっぱりロックマン無事だった!」

 

だが、ロックマンはガッツマン、ロール、グライドが割り込みバリアで爆発を防いだことで無事であり、熱斗達は急いでANSAに戻ることになる。その頃、遠隔通信システムの装置の前には祐一朗がリーガルこそがネビュラのリーダーだと明かす。そこに熱斗とロックマンが現れ、小惑星にレーザーマンを送り込んだリーガルを止めるため、熱斗も小惑星にロックマンを向かわせることにする。

 

「このサークルガンっていうの強くない?」

「結構強いから普段使いにはもってこいだよ」

 

小惑星の電脳などで手に入るサークルガンを投入しながら雑魚を散らしていき、点の順番に上を通っていくギミックを突破しながらレーザーマンが待ち構えている場所まで辿り着く。再度レーザーマンから勧誘されるも、それを断ったロックマンとレーザーマンのバトルが始まる。

 

「よし、サーチソウルで一気に攻めるよ!」

 

サーチソウルのシャッフル機能を駆使してドリームソードを手早く狙い、着弾から十字に広がるレーザーマンのレーザー攻撃を掻い潜りながら攻撃を狙っていく。レーザーマンは他にも上にレーザーを打ち込んで落石を降らせる、画面を暗転させ横一列にビームを放つなど、様々な攻撃をしてくるのだが、それらにも慎重に対応していく。そして数ターンの戦闘の末、無事にレーザーマンを撃破する。

 

「やった!」

 

レーザーマンを倒されたリーガルはこれで小惑星は止められないという。元々この作戦はレーザーマンを前提とした作戦だったのだと諦めたように高笑いするリーガル。しかし熱斗とロックマンは小惑星を止めることを諦めず、セーブをして最奥へ向かう。そこでコントロールシステムを発見するのだが、そこで小惑星もとい惑星破壊ロケットのオペレーションプログラムであるデューオと対峙する。悪を感知し、その星を滅ぼしに来たというデューオにそんなことはさせないと啖呵を切るロックマン。それを聞き、デューオは自らの悪を消し去る力を持っているかどうかを試すため、ロックマンを自らのダークソウルと戦わせる。

 

「デューオも随分身勝手ですよねこう見ると……まあ、そういう風にプログラムされてるので仕方ないんですが……」

「ダークソウル相手だとドリームソードとか色々使ってくるんだよね……でもまあ、押し切られる前に押し切れば問題ないよ!」

 

やたらインビジブルを擦られるせいで遅延される場面も多かったが、なんとか撃破。デューオは自らの悪を抑え込んだロックマンに見事と言いつつも悪を消し去ることはできなかったという。しかしロックマンも人は良い心と悪い心、両方持っており、大事なのは自分の中の悪い心が現れた時に戦うことができるかどうかだと返す。それに対して悪を滅ぼすのが定めと言い、デューオはロックマンに襲い掛かる。

 

「うわでっかいなぁ……でも2000ならエリアスチールで詰めてエアホッケーで良い感じに……あれ!?」

「……デューオ戦はね、奥の2×3マスは穴が空いてるんだ……」

「サークルガンも当たらない!?」

「それも穴の上だと駄目なチップだね……」

「フォルダの内八枚ぐらい使い道なくなっちゃったんだけど……」

 

デューオ戦では、多くのプレイヤーが愛用してきたであろうエアホッケーや便利チップであるサークルガンが使えない。それだけでなく、単純にデューオの放つミサイル攻撃や機雷、拳を用いた攻撃にインビジブルを貫通してくるレーザー攻撃とシンプルに手強いのだ。その実力はナンバリングのエグゼシリーズに出てくるラスボス七種類の中で一番強いといっても過言ではない。

 

「……こうなったらエリアスチールで最前列詰めてガッツパンチで稼いで……」

「フォルダのチップがなくなりましたよ!?」

「エリアスチールも切れたよマキ!」

「頑張れガッツマシンガン!もうちょっと、後200ちょい……あー!!」

 

そんな中、健闘するもののフォルダのチップの実に八枚が使い物にならないハンデはあまりに大きく、マキは初戦を敗北してしまう。しかし、今ので流れは掴めたのか、フォルダを調整して抜いた八枚分守りを厚くし、インビジブルとガンデルソルを合わせてきっちりダメージを稼ぐ、ドリームソードで手堅く削っていくなどを重要視することで、二戦目ではきっちりとHPを削り取る。そしてデューオが敗北してもロケットはもう地上へ降下し始めており、ロックマンは大気圏に突入する前に手動でコントロール装置を動かしてロケットの軌道を変えることになる。

 

このことは世界中に知らされるが、小惑星衝突まで一時間というとんでもない発表に人々は大混乱に陥る。だがそんな中でデカオ、メイル、やいとを始めとした面々がロックマンへ向けて声援を送ることになる。

 

「……ヒノケンがしれっといる!?……っていうかラウルいるんだけど!?後は……モブだらけか……って普通にライカいるんだけど?」

「まあ、見てなかったらそういう反応になりますよね」

 

その中で明らかに今まで出ていなかった人がいたりして思わずツッコんでしまう。そんな中、通信装置の方に異常が起こり、電源ケーブルが千切れてロックマンとの通信が途切れてしまう。が、それを解決したのはリーガルが自らの身体をケーブル代わりにするというとんでもない策。地球が滅びるかどうかという瀬戸際で、悪人のはずのリーガルも力を貸し、ロックマンは人々の声援を受け、熱斗とのフルシンクロによって限界を越えた力を発揮し、遂にコントロールを変更することで、デューオはその活躍を称え、地球を破壊する審判を下すのを先送りにして眠りにつくのだった。

 

「これで……何とかなったのかな?」

「はい!ロックマン達の勝利です!」

 

そして小惑星衝突の危機は去る。自首を呼びかけられたリーガルは自らの父がワイリーであることを示唆する話をし、罪や正義について語ると自分の信念を貫くことを選択してANSAの屋上から飛び降りて行方知れずとなってしまったところでエンディングに入ることになる。

 

「……これ、続編あるよね?」

「うん。リーガル……というかネビュラとの決着は続編の5でやるんだよね」

「だから4だけだとどうしても後味の悪さを感じられちゃうんだよね……ここは5と組み合わせてみないといけないっていうか」

 

その後、三日後に改めてレッドサントーナメントの表彰式が行われることとなり、皆の前でネットバトルのテクニックを披露することとになる。そして熱斗がネットバトルマシンにプラグインするところでロックマンエグゼ4の物語が終わることとなる。が、

 

「これで一周目終わりだね」

「……一周目?」

 

ここでモルフォから飛び出した言葉に、マキが首を傾げながらタイトル画面からつづきからを選択すると、二周目に行くかどうかの選択肢が表示される。

 

「え、これって」

「マキ、なんでヒノケンがいるのとかラウルがどうって言ってたじゃん?ロールとも戦ってないし……あれ……三周するうちのどこかで会うんだよ」

「そうなの!?」

「三周しないとソウルユニゾンは全部集まらないからクリア後ダンジョンに入れるのは三周目なんだよね。一応トーナメントにもまだ出てないシナリオは他にもあるけど……ちなみに容赦なく過去の周回と同じキャラが抽選で当たるから」

「そうなの!?」

「あ、ネームドナビだけはちゃんと三周したら全員一回は会えるからそこは安心して」

「……と、とりあえず今日は二周目は遠慮しておくかな……また今度で」

「それがいいよ」

 

そして、エグゼ4だけの周回システムについて知らされることになるのだった。

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