転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする   作:popoponpon

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リクエスト行為については活動報告の方で別に載せたので、そちらをご利用ください。




対策委員会と遊戯王5D's(フォーチュンカップ~ダークシグナー前編)

「……あれ?こんなのありましたっけ?」

 

ある日の夕暮れ時。シャーレの当番に訪れていたノノミ。仕事も無事終わり、もう一人の当番も先に帰ったのを確認すると、自分も帰ろうと準備をしていた。そんな最中、その視線がある場所へ向けられる。そこには、DVDを収めたケースが置いてあった。

 

「あ、それは……モルフォがくれたアニメなんだ」

「アニメ、ですか?」

「うん。エンジニア部っていうミレニアムの部活動の子達から面白いものをもらったらしくてね。それでアニメを出せるようになったんだって」

「そ、そうなんですか」

 

モルフォの生み出したアニメ。それを確認したのはモルフォ本人とエンジニア部だけではあるが、モルフォの能力による影響の有無も考えて、念のために先生にもチェックしてもらうことにして、あるアニメを渡したのだ。そのアニメを数話見たのだが、先生としては問題なさそうだという評価を下していた。

 

「そうだ。興味あるならノノミも対策委員会の皆と一緒に見てみたらどうかな?結構長いけど……皆に良い影響を与えるかもしれないって思うんだ」

「どういうアニメなんですか?これも別の世界のもの、なんですよね?」

「うん、タイトルは確か……遊戯王5D's……だったかな。詳しい話は見てから確かめてって言われてるから本当にものすごいざっくりした説明なんだけど……厳しい環境を生きる17歳の青年の物語だって」

「17歳……」

「もう一つ、ZEXALってのも受け取ってるんだけど、そっちは中学生のお話だからこっちの方が面白く感じると思うんだ」

 

といっても、私が今見てるのは別のシリーズのGXっていう作品の方だけどね。そう苦笑しながら、先生はそのアニメの名を告げるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、ノノミはアニメを借りてきたと」

「はい、興味があったのも事実ですが、あらすじを聞いたら私達にも何か活かせるところがあるのかなって思ったんですよ~」

「この前のナナトリドリも面白かったし、期待しちゃうわね……」

「どういうアニメなんですか?」

「うへ~、あんま難しい話だとおじさんわかんないよぉ」

 

アビドスにいると、どうしてもアニメとの関りもなくなってくる。しかし、先日のナナトリドリ、そしてシロコがプレイした風来のシレンの事もあり、対策委員会もモルフォのもたらした異世界のサブカルは興味の対象だった。

 

「ノノミ先輩、準備できました」

「じゃあ、皆で見てみましょうか~」

 

そしてアニメが放送される。遊戯王5D's。それはデュエルモンスターズと呼ばれるカードゲームが流通している世界での話で、ネオ童実野シティに存在するサテライトと呼ばれる廃墟のような廃れた場所に住む主人公、不動遊星の物語だ。

 

犯罪者や、社会不適合者などが放り込まれるごみ溜めのような場所、サテライトで遊星は仲間たちと共にDホイールを作り上げ、シティと呼ばれる一般市民たちが暮らす場所へと向かう。そのために、Dホイールというこの世界でデュエルに使用する乗り物のパーツを盗んだ仲間を守るため、遊星はセキュリティの牛尾と激しいデュエルを行うことになる。

 

「……な、なんか……雰囲気が暗いですね。主人公は大人なんでしょうか?」

「先生は17歳って言ってましたが……活かせるところ、っていうのは……それって、このサテライトっていう場所とアビドスが同じってことでしょうか?」

「さすがにそれは別物だと思うけど……でも、こんな場所でも逞しく生きている人達ってのは伝わるわね……」

「そうだねぇ……引き込まれちゃうよ。それはそれとしてルールがよくわからないや」

「ですが、理解しきれない、ってわけでもないですね……意外と単純そうですし、ただその……なんでバイクに乗ってカードゲームをやってるんでしょうか?」

 

一話を終えたところで、各々の口からそれぞれ思い思いの感想が飛び出す。しかし、まだ遊戯王5D'sの時代のアニメはデュエルの棋譜は単純な方であるため、何となく、カードを引いて、モンスターを出して、魔法や罠を使ってサポートして、相手のライフを削るといった流れがわかりやすい。カードゲームのルールを直感的に理解しやすいこと、癖のある、だが一話だけでもわかる魅力的なキャラ達、何より暗めで引き込まれるストーリーに、五人の次の話への期待感は膨れ上がっていた。

 

「遊星がシティを目指すのは、ジャックという人物を追ってるからだったんですね……」

「因縁がありそうね……」

 

シティを目指すため、セキュリティの牛尾と再度のデュエルを行うも、なんとか彼を退ける。そしてかつての遊星のカードであるスターダスト・ドラゴンを奪い取り、シティのデュエルキングとなったジャックとのデュエルによって明らかにされ始める、赤き竜の情報。激しくなるデュエルは中断され、遊星は逮捕され、治安維持局によって収容所へと送られてしまう。

 

「ん!?捕まってる!?」

「まあ、治安維持組織が追ってたってことは思いっきり犯罪者だからね~」

「なんで拷問シーンがこんな迫真なんですかね……」

「うわ、きったな!?ねえ、ここだけ飛ばさない?この看守生理的に嫌なんだけど!」

「ま、まあ気持ちはわかりますけど……」

 

色々ツッコミどころや急展開を迎えつつある話。しかし、茶化したり感想を膨らませたりしていた五人の表情が固まってしまう。それは、収容所で更なる出会いと戦いを経て、無事解放された遊星が収容所で知り合った人物の紹介で雑賀という人物と出会ったところだった。彼の協力を得て、遊星は逮捕された際に奪われたデッキとDホイールを奪還することになるのだが、その際に語られた彼の過去。

 

かつて、ユージという相棒がいたが、彼と共に挑んだタッグデュエルの最中に起こった事故によって、サイドカーとDホイールの連結部が破壊されてしまう。それによって、ユージは制御不能の状態となって衝突事故を引き起こしてしまい、大爆発に呑まれてしまう。同じくクラッシュした雑賀は、相棒を見捨てて自分だけが助かる道を選ぶように、衝突を回避してしまったのだ。その結果、辛くも命こそ助かったものの、二度とDホイールに乗ることができなくなってしまった彼から送られた、一枚のカード。ボロボロで、つぎはぎだらけになりながらも修復されたそのカードを、雑賀は絶縁の証と思い、かつて友を見捨てた自責の念に苛まれてしまうようになっていたのだ。

 

「「「「「……」」」」」

 

元々、暗い雰囲気は確かにあった。しかし、いきなり飛び出してきた、パートナーとの壮絶な別れ話に、五人は言葉を失ってしまっていた。

 

「あの……ノノミ先輩、これどこまで知って」

「せ、先生はまだ見たことないって……なので私も全く話は……」

「……ん?ホシノ先輩?」

「……え?あー、大丈夫大丈夫、いきなりこんなの出てきちゃったからびっくりしちゃってね、あはは」

 

四人から目を逸らすホシノ。不意打ち気味に打ち込まれたのもあるが、思ったよりメンタルにきていた。とはいえ、ここで途中退室をして他の四人を白けさせるのも嫌だと考え、適当に誤魔化し視聴を続行する。さすがに救いぐらいあってくれと願いながら。そんな中、雑賀のサポートを受け、デッキとDホイールを取り戻した遊星はまたしても牛尾と激突。救援に来てくれた雑賀と共に、三度牛尾との激闘を繰り広げる。

 

そんな中、遊星は雑賀に告げる。相棒が雑賀を許さないという意図を込めてユージが送ったカード。その修復の跡は、大切な絆を守りたかった、断ち切りたくなかったから、守りたかったからだと遊星は熱く語る。それを聞いた雑賀は顔を俯かせていたが、やがて覚悟を決め、過去を断ち切るかのようにDホイールをぶつけてきてラフプレイに走る牛尾を止める。そして遊星は、遂に牛尾を破り、どうにか遊星を捕えようとする他のセキュリティのスタンバトンの連撃を受けながらもなんとか脱出、追手を振り切ることに成功するのだった。

 

「……ほっ」

「ふぅ……ちゃんと受け入れてくれてよかったわね……」

「さすがに後味が悪いってレベルじゃありませんからねあのままだと……」

 

雑賀がユージとの関係にちゃんと決着をつけて、前を向けるようになった様子を見て、五人は胸を撫でおろす。話は続き、双子の龍亞と龍可との、今作初めてかもしれないほのぼの日常回に心を癒されていると、遊星はサテライトの仲間たちを人質にされ、ジャックからスターダスト・ドラゴンを返してもらい、フォーチュンカップという大会へと参加させられることになる。

 

「……そういえば、そろそろ時間が……」

「後、二話ぐらい見たら今日は一旦止めましょうか」

「そうね、結構疲れてきた気がしたわ……」

「うんうん、結構心にくるねこのアニメ……でも……」

 

……もっと見てみたいな。そう言いかけた言葉をホシノは呑み込んで、次の話を再生する。何となくだが、このアニメは、不動遊星という男の話は見なければならない、そんな気がしたのだ。そして。

 

「ブフォ!?」

 

小休憩しようと水を口に含んでいたノノミが噴き出してしまう。何故ならそこにいたのは、黒薔薇の魔女と呼ばれ、人々に恐れられていた、カードを実体化させるサイコデュエリスト、十六夜アキの姿だったからだ。

 

「あ、はは……と、とんでもない流れ弾がノノミ先輩に……」

「十六夜……ノノミ……」

「ま、まあドンマイ……?」

 

ノノミとは似ても似つかない、アキのデュエルに軽く引きながら、そしてノノミが余計にダメージを受けながらこの日のアニメ視聴は終わるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

また日が変わり、フォーチュンカップの続きを進めていく。遊星と戦う相手は様々な思いと信念を持つ敵ばかり。過去ジャックに負けたことで自らを鍛え上げ、一人のデュエリストとして挑んだ男、ムクロ。故郷の家族のために大会に出てきたボマー。

 

「「「「「……」」」」」

 

だが、ボマーの故郷は、この大会を主催する治安維持局長官、レクス・ゴドウィンの手によって滅ぼされてしまい、戻ってもそこに弟たちも姿がないことが明らかとなる。ゴドウィンを殺そうとするボマーだったが、それを遊星に止められ、悔しさの叫びをあげながら逮捕されてしまう。いきなり飛び込んできた重い背景に五人が言葉を失っていたのもつかの間、遂にフォーチュンカップ決勝戦、遊星対アキのデュエルが始まってしまう。

 

遊星は実体化するダメージに苦しみながらも、「全てを吐き出せ、受け止めてやる」と声を張り上げる。ジャックとの戦いまで使わないでいたスターダスト・ドラゴンを呼び出し、アキのエースであるブラック・ローズ・ドラゴンとの激しい衝突を繰り広げる。その果てにアキが敗れると、ディヴァインという男が彼女にコートをかけ、連れて行ってしまうのだった。

 

「や、やっと決着がつきましたね……」

「ノノミ、冷や汗が凄い」

「いや、ちょっとこれは……」

「苗字が同じなだけあって、感情移入が凄かったですもんね……」

「私はどっちかっていうとこのディヴァインとかいう奴が何か嫌な感じがするわよ……絶対ろくでもないわよこいつ!」

「まあ、明らかにそういう描かれ方はしているよねぇこれ」

 

カードを実体化させるサイコデュエリスト。その研究をしている組織、アルカディア・ムーブメント。その総帥であるディヴァインがアキを連れていくのだが、彼に関する怪しい描写から、完全に悪い大人としか見えなかった。そしてそれは、遊星の仲間たちを人質に取り、フォーチュンカップ出場を強制したゴドウィンもまた同様。ゴドウィンへの直談判と、ジャックの執り成しによってやっと人質が解放され、最後のデュエルに臨む遊星とジャック。デュエルの最中、赤き竜に導かれ、過去の歴史を垣間見る中、激闘を制したのは遊星。シティの新たなデュエルキングとなった遊星、しかし、真の戦いはもうすぐ傍まで迫っていたのだ。

 

「……なんか、すっきりしない」

「確かに優勝して、チャンピオンにも勝って新しいキングにはなりましたが……」

「まあ、これで終わりって感じじゃなさそうだし……」

 

そして、新たな刺客、ダークシグナーが現れる。遊星達が使用する戦術、シンクロ召喚とは異なるダークシンクロ召喚を用いる敵との戦いの中、かつての旧友、クロウ・ホーガンと再会し笑顔を見せる遊星。だが、それも長くは続かなかった。それは、遊星の過去が明かされたからだ。

 

「……サテライトは、事故でできた……?」

 

遊星の両親は、Dホイールを始めとした機器の動力となっているモーメントの研究を行っていた。そんな中、モーメントの暴走によりゼロリバースという事故が発生。それによって、シティの一部はサテライトへと変わり、シティと隔離されることになったのだ。そして遊星は、両親を失い、施設に預けられることになったのだ。

 

「「「「「……」」」」」

 

思った以上の壮絶な過去に、またしても言葉を失う五人。そんな中、遊星とクロウはダークシグナーとなったかつての仲間、鬼柳京介と再会する。遊星を恨む鬼柳とのデュエルが始まり、新たな遊星達の過去が明らかとなる。サテライトという閉塞的な空間でくすぶっていた自分達に鬼柳が現れたこと。鬼柳、ジャック、クロウと共に、チーム・サティスファクションを結成し、サテライトに蔓延るデュエルギャングたちを倒し、サテライトを統一したこと。

 

遊星は、鬼柳がいなければ自分達は出口の見えないサテライトの中で潰れ、クズになっていただろう。だが、彼のおかげでサテライト統一という目的のために動くことができたと語る。まさに、鬼柳は遊星にとって恩人といってもよく、自分達を導いたかけがえのない人だったのだ。

 

「……遊星を導いた、変えた人、ね」

 

ホシノの口から言葉が呟かれる。そして、場面が変わる。それは大雨の日。鬼柳はセキュリティを襲っていた。血を流し、地に倒れるセキュリティ。生きているのかどうかはわからない。しかし、鬼柳は一線を越えてしまったのだ。鬼柳を止めようとする遊星。その後、セキュリティに捕まった鬼柳は、遊星の肩に手を置くセキュリティの姿を見てしまう。そして、鬼柳は叫ぶ、「この裏切者!!」と。

 

(……遊星、鬼柳……)

 

ホシノは、鬼柳を見てある人物を思い出してしまった。当然、こんな荒々しい人物ではない。テンションもこっちのベクトルで高いわけではない。だが、その人物に遊星は導かれたこと。そして大事なものを失ってきた遊星をどうにも他人事と思うことができなくなっていた。何より、裏切者と叫んだ鬼柳や怒り、悲しみを滲ませたやるせない言葉が、今も耳に残る。なおもデュエルは続き、鬼柳はダークシグナーの切り札である地縛神を人々の魂を生贄に召喚。その圧倒的な力を前に事実上の敗北を喫し、大怪我を負った遊星は育ての親であるマーサのいるホームへと運ばれ手術を受けることになる。

 

「……きっついわねこれ……」

「ん……なんかどんどん重くなってる気がする」

「……う、うへー……」

 

しかもこれはまだ序の口だった。ダークシグナーと戦うため、シグナーを集めようとする龍亞達を前に、本性を現すディヴァイン。潜入調査しにきた、キングでなくなったジャックを一時的に匿っていた女性、カーリー。彼女は少しでもシグナーとダークシグナーの情報を得るべく、アルカディア・ムーブメントへと侵入するも、総帥であるディヴァインに正体を暴かれてしまい、彼の手によって高層ビルから地面へと叩き落とされて、殺害されてしまう。

 

「「「「「!?」」」」」

 

鬼柳が仕留めたセキュリティはまだ疑惑のラインだった。遊星の両親の話も、直接は描写されたわけではなかった。だが、今回は違う。本当に人が死ぬ様を見せつけられ、完全に空気が凍っていた。直後、カーリーはダークシグナーとなって蘇ってしまう。それはつまり、

 

「……あの、鬼柳って人も、死んでいる……?」

 

震える声で、ホシノが呟くと他の四人も息を呑む。カーリーに続き、新たなダークシグナー、ミスティも現れ、役者が揃いつつある中、復活したカーリーは圧倒的な力でディヴァインを葬り去ってしまう。その死に様を見てしまい、意気消沈してしまうアキ。ホシノはもちろんだが、完全にノノミも黙り込んでしまう。残る三人も、立て続けに襲ってくる容赦のない展開にメンタルを持っていかれており、対策委員会の間にお通夜のような雰囲気が流れていた。

 

「……え、こ、これまだ続くのよね……?」

「そ、そうですね……ど、どうします?」

「ん……結構やばい、やばいけど先が気になる……」

「と、とりあえずこれで終わり、ってわけじゃないですよね?さすがに……」

「……次、見よう」

 

顔色が悪くなっているが、それでも先を見ようというホシノ。本当に大丈夫かと四人がホシノを見るが、ホシノは弱々しく笑って頷く。

 

「中途半端にしちゃいけない、ような気がする……ただのアニメのはず、なのに……心に語り掛けてくる。最後まで見ろって。そんな気がするんだ」

「……私も、そう思います。続きを見ましょう」

「……わかりました。もう少し、もう少し見て区切りがいいところで休憩しましょう」

 

一番ダメージを受けてるホシノとノノミが先を見ようと言っている以上、他の三人もそれを否定することはない。ディヴァインを失い、傷つくアキの下に、マーサの説得を受け、立ち直った遊星は仲間のために、アキを救うために彼女の下へ向かう。遊星自身も傷つきながら、アキのサイコパワーの原動力である憎悪を打ち砕く。遂に、遊星の戦いと、かつては娘を恐怖から否定してしまった両親の歩みによってアキは憎悪を乗り越え、アルカディアムーブメントではなく、本当の居場所である両親の下へと戻ることになる。

 

「やっぱり、良い主人公ですね……仲間のために一生懸命で」

「……そうだね……本当に……」

 

集まった四人のシグナー、遊星、ジャック、アキ、龍可。そしてシグナーではないものの大切な仲間である龍亞。ゴドウィンによって語られたのは五千年周期で行われる、赤き竜に選ばれたシグナーと邪神によって選ばれたダークシグナーの宿命の戦い。各々はそれぞれの覚悟を決め、ダークシグナーと戦うべく再びサテライトへ向かう。マーサや、彼女が世話をする孤児達と再会したのもつかの間、新たなダークシグナー、ルドガーが出現する。

 

「また、新しいダークシグナーが……」

「……あ!?子供達が……!」

 

ダークシグナーとの戦いは、地上絵が出現し、フィールドを隔離してしまう。その中に、子供達が入り込んでしまう。この状況で地縛神が呼び出されれば、子供達が生贄になってしまう。それを避けるため、ジャックや後を追ってきたマーサ達が決死の覚悟でルドガーの地縛神の生贄にされようとしていた子供達を救い出す……のだが。

 

「「「「「あ!?」」」」」

 

マーサが、地縛神の犠牲となって取り込まれてしまう。さらに、対戦していたルドガーが、遊星の仲間であったラリーだと判明。敗者が消滅するというデュエル、自分を倒せという遊星に対し、ラリーは自ら自爆し、遊星を助ける選択肢を取る。ラリーの散り様を見て、崩れ落ちる遊星。そこへ集うシグナーと、現れる五人のダークシグナー。五人のダークシグナーへ向かい、遊星は怒りの声を張り上げる。だが、大切な人々が消えてしまった悲しみを怒りに変えてダークシグナーと戦おうとする遊星達とは裏腹に、対策委員会のテンションは完全に地の底に落ちていた。

 

「……え、えっと。今日はもう、やめ……ましょうか」

「……そ、そうね。先輩たちも、そうしましょう?」

「ん……」

「そう、ですね……」

「……」

 

そんな中、絞り出したアヤネの言葉に、他の四人は力なく頷くことしかできないのだった。





やめて!遊星と鬼柳のデュエルでチーム・サティスファクションの過去が明らかになってしまったら、なんかとっくにメンタルにキているホシノの精神まで燃え尽きちゃう!お願い、死なないでホシノ!あんたがここで倒れたら、後輩達と続きを視聴する話はどうなっちゃうの?鬼柳が終わってもまだルドガーが残ってる、ここを耐えればダークシグナー編は越えられるんだから!

次回、ホシノ死す デュエルスタンバイ!!


要約:遊戯王5D'sでおじさんのメンタルにダイレクトアタック
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