転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする 作:popoponpon
天童アリスとゼルダの伝説神々のトライフォース
「勇者対勇者……アリスは今代の勇者です!先代勇者のモルフォを超えて……!?勇者なのに全く剣を使いません!こっちはMPが尽きました!!」
「ゆ、勇者様の戦い方じゃない……!」
「リンクの剣って見た目より重くてうまく刺さないと厳しい感じがするよね」
翌朝。五人で雑魚寝をして体力を回復させ、インスタントの朝食を終えると、また五人はスマブラに興じていた。使ってないキャラ、使い足りないキャラ、まだ知らない戦術にギミックと新たな要素が出てきて飽きがこない。今日が休日で本当によかったと思いながら、アリスとモルフォの一騎打ちを三人は観戦していた。
「そこ!」
「追撃を喰らいました!?復帰できません!」
なんとか崖下から復帰しようとする勇者というドラクエのキャラをボムによる追撃で仕留める。あっという間にストックが二つ消え、最後のストックになったアリスはアシストフィギュアを入手し、二人がかりでリンクを追い詰めようとする。二対一、しかもアシストフィギュアも性能が優秀なシェリフという黄色いドット絵の保安官のようなキャラとなっては完全に回避することができず、少しずつダメージが溜まっていく。そして遂に、
「ここで必殺のメラゾーマです!!」
勇者の必殺技であるメラゾーマがリンクに命中し、シェリフが制限時間で消滅すると共に吹き飛んでしまう。
「やった!」
「アリスちゃんが吹っ飛ばした!これなら復帰できない!」
「……いや」
リンクはシリーズによって性能(もとい原作)が変更されるキャラで、SPECIALに登場するリンクはブレスオブザワイルドという作品のキャラとなっている。その大きな差異の一つとして、ボムが時間経過で爆発する、威力控えめのものから自分で起爆する代わりに吹っ飛ばし力と威力が大きく増したリモコンボムという必殺技に置き換わっていることがあげられる。
「これがウィンドボムだよ!」
そして、そのボムの落下タイミングと爆破位置、そしてリンク自身のダメージをうまく噛み合わせると、
「「ええ!?」」
「おかしいです!この勇者爆弾で空を飛んでます!?」
リンクは爆発によって空を飛ぶことができる。これにより、本来ならそのまま落下するであろう状況から自爆復帰することが可能となるのだ。そして、見事な復帰を果たしたモルフォは動揺するアリスをそのまま抑え込み、最後の残機を奪い取る。
「ま、負けてしまいました……リンクが強すぎます!」
「残機一つも削れなかったね……」
「……それにしてもさ、これ元となったゲームがあるんだよね?面白いよね、色んなゲームのキャラを集めて戦わせようなんて」
「こうなったら、リンクに勝つためにリンクを知ります!先代勇者を知りたいです!モルフォ、リンクのゲームをやらせてください!」
「それはいいけど……リンクと勇者って原作からして別物だから先代でもなんでもないんだけど」
敗北のショックから立ち直り、今度はリンクの戦いを知ろうとするアリス。ブレスオブザワイルドをそのままやらせたら、間違いなくハマってはくれるだろうがクリアまでに一週間や二週間じゃ終わらないだろう。もっと短くシンプルで、お勧めしやすい作品となると。
「神々のトライフォースかな」
「「「「神々のトライフォース?」」」」
switchを一旦止めてスーパーファミコンを出し、テレビに接続する。そしてカセットを入れると、レトロチックな音楽と共に「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」のタイトルが出てくる。
「「おお……!?」」
「これが、リンクの戦いですか!?」
「まあ、その内の一つとも言えるかな……」
画面が切り替わり、ゲームのあらすじが流れ始める。ハイラル王国を舞台とした、聖地に眠る黄金の秘宝を手に入れるため、多くの人々が聖地へと消え、悪しき力が湧き出てきた古の時代。七賢者によって聖地へ続く入り口は封印されたのだが、現代にて封印を解くべく司祭アグニムが暗躍。七賢者の末裔は次々と生贄にされていき、ハイラル王国の王女であるゼルダ姫もまた、生贄にされる時が近づいていた……
ここであらすじが途切れ、再びタイトル画面に戻る。それを合図としたようにアリスがボタンを入力し、データ作成を始める。名前は自由に入力できるのだが、アリスも名前はリンクに固定したようだ。
「始めます!」
リンクと叔父がゼルダからの声を聞くところから話は始まる。六人の生贄が捧げられ、ゼルダも最後の生贄として捧げられようとしている状況で、叔父が剣と盾を手に家を出て行ってしまう。
「叔父さん、出て行っちゃったけど……」
「あ、ベッドから降りれます!」
「めっちゃ大雨だし暗いね」
雷雨の夜、途中で聞こえてきたゼルダの声に導かれるように、抜け穴に落ちる。通路を進んだ先には倒れた叔父がおり、剣と盾を甥に引き継がせると、ゼルダを助けてほしいと伝え息絶える。そして、武器を手に入れたことで敵が次のマップから出てくるようになる。
「緑の敵が二回、青の敵が三回か、色でHPがわかるのはいいよね」
「回転斬りだと攻撃力が倍になるんだ。回転斬りを当てられたら有利にできるね」
「手に入れてるアイテム……ランタンはともかく、ブーメランか……アリスちゃん、どんな感じ?」
「はい!ブーメランは敵を麻痺させて一方的に攻撃できるチートアイテムです!」
ゼルダを助ける道中、手に入れたアイテムや敵について話す。途中で入手したブーメランも駆使してゼルダを救い出すと、彼女から衝撃の事実が明かされる。兵士たちは司祭の魔術で操られており、既に国王は殺されてしまっているということ。司祭は強い力を持った悪魔だと告げたゼルダは、リンクと共に城から脱出し、隠し通路を通って教会を目指すことになる。
「この通路暗いです!視界が狭いです!」
「ここでランタンを使うんだね」
「でも魔力が……」
「そこも悩みどころかな。部屋全体を照らすか魔力を節約するか……まあここでは気にしなくてもいいだろうけど」
暗い通路に四苦八苦しながらも、教会へ辿り着く二人。神父にゼルダを匿ってもらい、司祭を倒すために必要となる力、伝説の剣、マスターソードの話を聞く。そして、次の目的地、カカリコ村へと向かい、七賢者の子孫である長老サハスラーラを訪ねることになる。
「おっ」
教会の外に出ると、雨が上がっており、明るくなっていた。雷雨の音だけが鳴る無音の時間が終了し、明るく、だが勇ましささえ感じ、気分が盛り上がるBGMが流れ始める。
「何か物語が始まった感じがするね」
「はい!マスターソード……すなわち勇者の剣を手に入れ、闇の司祭アグニムを倒す!これが勇者リンクの役目なのですね!アリスは理解しました!」
気分が高揚するのを感じながら、村へと向かう。道中ではゼルダを連れ去ったリンクを倒そうと兵士たちが立ちはだかるのだが、彼らを倒しながら無事に村にたどり着く。が、看板を見ると、お尋ね者としてリンクの顔が晒されていた。
「うわ……指名手配になってる」
「お尋ね者って……私達司祭からゼルダを守るためにやってるんだよね?」
「うん……でも城は司祭のものだからね……」
「とりあえず情報収集をします!すみません、そこのお姉さん!長老の事を……」
『あっ!おたずね者のリンクだ!へいたいのみなさぁ~ん』
「え?」
ひとまず情報収集をしようと一人の女性に話しかける。すると、リンクをお尋ね者と呼んで家の中に逃げ込んでしまい、直後にBGMが変化して兵士が現れリンクを襲ってくる。
「うわーん!村の人もアリスの敵です!」
「あれフレーバーとかじゃなくて本当に村だから安全ってわけじゃないんだ」
「まあたまーにこういう人も村にはいるね……」
兵士を倒した後、気を取り直して村の散策を続ける。リンクの事をお尋ね者と認識し兵士たちに加担する住人ばかりではなく、リンクの無罪を信じている人々からの情報を得て、東へ向かうことになる。司祭が生贄を集め始めた頃、長老は司祭の手を逃れるため移動したのだそうだ。
「西のカカリコ村の次は東の遺跡?っぽいところに……」
「この人が長老ですね!」
そして彼の下へと辿り着いたリンクは、三つの紋章を手にした勇者だけがマスターソードの使い手になれるという情報を得る。そのため、リンクはダンジョンを攻略し、勇気の紋章を手に入れることになる。
「!三つの紋章を得ることで……!やはりこれは勇者になるための試練です!」
「生贄にされそうなお姫様を救うため、三つのダンジョンをクリアして紋章を集めて、伝説の武器を手に入れてラスボスを倒す……ストーリーは結構王道な感じがするね」
「最初のダンジョンに入ります!」
ダンジョンの敵は外から変わっており、ガイコツのような敵や、ローパーが現れる。その中でも厄介だったのは、倒すことのできない髑髏に赤い四つの丸がくっついたような敵や、攻撃が通用しない青い鎧の敵だ。
「こ、この鎧の敵が厄介すぎます!」
「宝があれば鎧の敵も倒せるんだろうけど、それまではどうするんだろう?」
「……!アリス、閃きました!まだ投げれるものがあります!」
少しの間、鎧の敵を倒さないと先へ進めない部屋で詰まっていたのだが、閃いたアリスはまだ試していない手段、壺を投げつけるという行動に出る。鎧の敵は壺を投げつけられると一撃で倒され、攻略を再開することが可能になる。
「そうか、壺か!」
「おっ、気付いたね、アリス。壺は今の剣より強いよ」
「どこにでも置いてあるわけじゃないから攻撃力が高いんだね」
「大きなカギを手に入れました!これで、大広間に置いてある大きな宝箱を開ければ……!パンパカパーン!アリスは弓を手に入れました!」
そして、アリスは遠距離武器である弓を手に入れる。意気揚々と鎧の敵に向かって矢を放つと、
「「おお!?」」
「一撃です!」
これまで倒すのに一工夫必要だった鎧の敵を倒すことに成功する。最後の方では赤い鎧の敵が立ちふさがり、そちらは二発必要だったが、それでも弓矢の敵ではない。そして遂にボス部屋へ到達するのだが。
「……ボスが六体います!?」
「きつくない?」
「いや、こういう時は基本的にそのダンジョンで手に入れたアイテムが活躍する、はず」
「はい!アリスには弓があります!この力で勇気の紋章を手に入れてみせます!」
石像のようなボス六体に襲われるリンク。しかし、このダンジョンで入手した弓矢はボス戦を有利に運んでいく。最初こそ数に圧倒されていたものの、実際戦ってみると思ったより強くはなく、残り一体まで減らすことができたのだが。今度はボスの色が赤く染まり、今まで規則的に動いていた行動パターンがリンクを追尾し、押し潰そうとする動きに変わっていく。
「ボスのパターンが変わりました!ですがアリスとリンクの敵ではありません!」
とはいえ、単調な動きではリンクを倒すことはできず、最後の一匹もあっけなく倒されてしまう。そして、緑色のペンダントのようなアイテム、勇気の紋章を手に入れる。
「勇気の紋章を入手しました!」
「最初のダンジョン、クリアだね!」
「ダンジョンは後二つ……この感じならラスダンを合わせても難易度も丁度よさそうだね」
「何より、アイテムを手に入れることで戦術の幅が広がってく感じが楽しいね」
「これまでの遠距離用アイテムはブーメランで一部の敵を除いて拘束用だったからね」
最初のダンジョンを攻略した感想を言いながら、再びサハスラーラに会い、勇気の紋章を見せて話を聞く。そこで、昔の戦いで殆どが滅びてしまったナイトの一族の中から勇者が出るという話を聞かされる。明言こそされなかったもののアリス達はリンクがそのナイトの一族の末裔なのだと理解する中、残りの紋章を集めるためにペガサスのくつというアイテムを受け取る。
「……Aボタンを押し続けると、ダッシュできる……!?」
「ダッシュもあるの?」
「うわっ、凄い速い!?」
解禁されたダッシュの爽快感を楽しみながら、アリスは次なる助言に従って新たなアイテム、アイスロッドを入手。魔法攻撃が解禁されたことにテンションを上げながら、他に取れるようになったアイテムやイベントなどをこなしてくと、第二のダンジョンがある砂漠へと向かう。
「このムドラの書を使うことで古代文字を解読するのですね」
「雰囲気出てていいよね、こういうの」
「砂漠だから雰囲気が違うのは当然だけど、ガラッと変わったなあ……って、うわ!?なにこのレーザー!?」
ダンジョンに入るために必要な古代ハイラル文字の解読を行い、ダンジョンの中へと入る。アリジゴクのような魔物やビームを発射してくる石像といった新たな敵を潜り抜け、これまでは不可能だった岩を持ち上げるアクションを可能とするパワーグラブを入手。これによりショートカットや今まで行けずにいたところへ行くことが可能となったところで、さらに奥へと向かっていく。
「ここは……どうすればよいのでしょうか?」
「敵は倒したから……なんか謎解きをすればいいんだろうけど」
「壺の中にボタンはないし……」
「あるのは、燭台だけかな?ってことは……」
「成程……ランタンを使うということですね!あっ、ボス部屋への扉が出ました!」
「燭台に火を灯す謎解きはこの後も出るから覚えておいた方がいいよ」
「はい!わかると気持ちがいいです!」
次の部屋がボスの部屋、というところまで来て、扉が見つからないという事態に陥ってしまう。だが、着火することで解決できる謎解きをクリアし、三体の芋虫のようなボスと戦う。
「ここで手に入れたアイテムは戦闘用のアイテムじゃありませんし、普通に剣と弓で戦うしかないのでしょうか?」
「ここに来る前にサハスラーラに言われて取りに行ったアイテムがあったんじゃない?」
「……!アイスロッドですか!」
モルフォの指摘でダンジョンとダンジョンの間に入手した攻撃アイテムを思い出す。アイスロッドを手に取ったリンクは、氷の魔法攻撃をボスへと浴びせていく。
「ボスが二発!?あれ、最初のボスだと矢三発だったよね?」
「つ、強い……でも、もう魔力尽きちゃったけど」
「アイスロッドが使えなくなりました!なのでここからは物理で殴ります!」
先程の謎解きで着火に魔力を使ってしまったせいで弾が減り、アイスロッドで仕留められたボスは二体だけ。最後の一体はアリス自身の手で倒すことになるのだが、剣などを駆使して戦ってみると、思ったよりタフだった。
「そこそこかかったね」
「これ、アイスロッドが強いというよりボスがアイスロッドに弱すぎるだけだね」
「となると、属性の概念もあるのかな?」
「まあ、ある奴には?」
第二の紋章である力の紋章を手に入れたリンクの次なる目的地は山。道中で老人を護衛することになり、そのお礼にと彼からマジカルミラーというアイテムを受け取る。そして山登りを進め、老人からも気を付けろと言われた魔法陣を踏むと、
「「「「!?」」」」
突然周囲の景色が変わり、リンクの姿が兎になってしまう。
「え!?何々!?」
「姿が変わって……?」
様相が変わった山を少し歩くと、ボールのような謎の生き物を蹴飛ばし続ける鬼のような人間がいた。ここに迷い込んだ人はその心を映した姿になってしまうが、ムーンパールというアイテムがあればそうはならないという情報を得る。しかし、
「それ、ここのダンジョンにあるってことだよね?どうやっていけば……」
「アリス、あのおじいちゃんからもらったアイテムは?」
「!そうです!マジカルミラーはきっとここで使います!」
このアイテムの使いどころはここだとアリスはマジカルミラーを掲げさせる。次の瞬間、再び周囲の景色が歪み、元の景色に元のリンクの姿に戻ってくる。
「やった、戻った!」
「しかもダンジョンも目の前だよ、アリス!」
そのことに安堵しつつ、ダンジョンの攻略を開始。今度は塔であり、ムカデやタコのような敵がお出迎えする中、複数のキャラが言及していた重要アイテム、ムーンパールを入手しつつ、このダンジョンのボスである巨大なムカデを撃破し、最後の紋章である知恵の紋章を手に入れる。そして、マスターソードが眠る、霧に包まれた幻想的な森の奥地を目指す。そこで、アリス達は目撃する。台座に突き刺さったマスターソードの姿を。
「こ、これが……」
「勇者の剣……マスターソード!アリスに……リンクに世界を救う力を!!」
三つの紋章が輝き、剣が光を放つ。そしてリンクがマスターソードを引き抜くと同時に森を満たしていた霧が晴れ、森の中に明るさが戻る。そしてリンクに、サハスラーラが祝福の言葉を告げ、ハイラルの運命をリンクへと託す。
「カッコいいなぁ」
「刀身が青くなってる!パワーアップしてる感じが凄いよね」
「ビームです!マスターソードからビームが出ます!」
「HP満タンだと剣ビームが出るんだよ」
遂に手に入れたマスターソードに盛り上がる五人。さあこれでいよいよ司祭を倒しに行くぞとマップを切り替えたその時だった。今度はゼルダの声が教会からリンクに届き、なんと城の兵士がゼルダを連れ去ってしまったことが明らかとなってしまう。
「た、大変!?」
「ゼルダを生贄にされたら、聖地への扉が……そのまえにアグニムを倒さないと!」
「はい!ここで決着です!ハイラル城に乗り込むんです!」
ゼルダを助け、司祭を倒してハイラルを救うため、リンクはハイラル城へと乗り込んでいく。立ちはだかる敵をなぎ倒し、遂に司祭の下へと辿り着くのだが、そこで五人が見たのは、リンクの目の前でゼルダが生贄に捧げられてしまう光景だった。
「そ、そんな……間に合わなかったなんて」
「これで封印が……」
「で、でもアグニムを放っておくわけにはいきません!確か……この奥に消えていきました!なら、壁にかかってるカーテンだって切れるはずです!ほら!」
高らかに笑いながら奥の部屋へと消えていくアグニムを追い、ボス戦に入るリンク。しかし、道中でしっかり聞いていたサハスラーラのアドバイス通り、アグニムの放つ魔力弾を剣で斬って反射していく。
「いけ!やっちゃえアリス!」
「勇者は負けません!これで……最後です!」
遂にトドメの一撃が命中する。しかし、アグニムはリンクを闇世界へと引きずり込んでしまい、リンクは再び別の世界へと連れていかれてしまう。あの時と違うのは、ムーンパールがあることでリンクの姿がそのままという点。黄昏の不気味な空の下に広がるかつての聖地で、サハスラーラの声が響く。既にこの世界は聖地ではなく、魔族の蔓延る闇の世界であるということ。司祭は封印を解いて二つの世界を繋ぐ通り道を開いてしまったこと、世界を救うには、黄金の力と呼ばれる、聖地に存在する力を取り戻すしかないということを話す。そのために、生贄に捧げられた七賢者の血を継ぐ人たちを助ける。それが、リンクの次なる目的だと告げられ、リンクは新たな戦いへと身を投じるのだった。
「てっきり、さくっと終わるのかと思ったけど、まだまだ戦いが続くんだね……」
「まあ、そりゃそうだよね。だってアイテム欄すっかすかだったし」
「でも、今まで三つのダンジョンだけだったのに今回は一気に七、いや、ラスダン入れたら八個かな?一気に増えたよね」
「うんうん、ここからが楽しいところなんだよね。面白いアイテムも増えるし」
丁度よく区切りがついたところで、一旦セーブしてゲームを終わりにする。時計を見ると、少し遅めの昼になっていた。時間を確認すると急に空腹を感じてくる。
「この後はどうするー?」
「リンクの事を少し知ることができました。今ならモルフォにも勝てるようになってるはずです!」
「いや、あのリンクは作品が違……いやいっか……わかった。お昼食べ終わったらまたスマブラ皆でやろうか」
「はい!」
一人で知らないゲームをやっている光景を見ているのも当然楽しいが、全員で一緒に遊ぶゲームもまた楽しいものだ。午後の予定を決めつつ、モルフォは近くにある飲食店に何があったのかを思い出し始める。
「いやー、正直ゲームしたくてずっとうずうずしてたんだよね」
「あはは、私も」
「今度は……まだ使ってないキャラ、そういえばソラってキャラは使ってなかったし試してみようかな」
そして、神トラの続きはまた今度にして、午後からはまたスマブラで盛り上がることにするのだった。