転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする 作:popoponpon
「オラオラオラァ!お前ももっと攻めてこいよぉ!!」
「無茶を言わないでくだ……さい!アリス!」
「光よ!!」
ネルの蹴り、そしてサブマシンガンから放たれるゴム弾が、そして銃身を叩きつける連続攻撃がモルフォのシールドへと叩き込まれる。分が悪すぎるのか、攻撃を受けながら後退するモルフォだったが、あるタイミングでその場に踏みとどまり、ネルの攻撃をその場で受け止める。直後、モルフォの視界がアリスの放ったレールガンによって塞がれるが、その前にネルはシールドを蹴ってその場から離脱してしまう。そして、
「痛っ!?」
「アリスちゃん!?」
モルフォを援護しようとしたアリスにカリンの狙撃が襲い掛かる。即座にミドリが反応し、アリスの横に入って弾が飛んできた方向に狙いを定め、カリンを狙うも既にカリンは移動を開始しており、中々狙いが定まらない。
「うわわわわ!?」
「ぜ、全然攻撃が……いたっ!?」
頭部などへの直撃は避けているものの、モモイとユズもアスナとアカネにそのまま抑え込まれており、中々援護や反撃に講じれない。距離ができたのを利用してモルフォが二人の方に向かおうとするのだが、
「おっと、モルフォ!お前は行かせねえぞ?そうするとちっと面倒だからな!」
「おわっ!?」
ネルがサブマシンガンを乱射し、モルフォのシールドに弾が突き刺さっていく。間髪入れずにネルの猛攻が放たれ、モルフォはそれを受け止めるので精一杯だ。
「……こ、このままじゃ……ミドリ!どっちを助けたらいいですか!?」
「え、えっと、えっと……!」
モルフォも今は受け止められているが、時間の問題。そしてそれは、モモイとユズも同様。二人を近づけさせないようにモモイが弾をばら撒き、リロードの隙をどうにかユズがグレネードで稼いで耐えているようだが、二人は何のことはないと言わんばかりに一発も被弾せずに回避し、当たり前のように隙を刺してくる。完全にゲーム開発部はC&Cに手玉に取られていた。
(……やっぱり、こうなったか……)
狙いを定め、ゴム弾を放つ。すんでのところでカリンに狙われていることに気付いたミドリがアリスを引っ張って回避する様を見ながら、カリンが内心呟く。
この摸擬戦は、アリスの性能を確かめるために企画されたものだ。同時に、彼女の所属するゲーム開発部の実力を見るという意味合いがある。軽いテスト自体はエンジニア部で行われたものの、ブラックボックスの影響でアリスに万が一が起こった場合にネルが、C&Cがちゃんと取り押さえられるかどうかの確証を得たかったのだろう。そして、それに際して、C&Cに課せられた条件は二つ。
(私達が使用できるのはゴム弾のみ……だから、ゲーム開発部を倒すにはそこそこの攻撃が必要になる。そして、もう一つは……私達は一撃でも攻撃が掠った時点で脱落になる)
条件だけ見れば、明らかにゲーム開発部が有利なものだ。しかし、ネル達はそのハンデをものともせずに圧倒的な試合運びを見せていた。ここまで戦況が傾いてしまった要因、それは司令塔であるはずのモルフォがネルに抑えられて防戦一方になっており、他の四人もモモイとユズ、ミドリとアリスの二組に分断させられてしまったことにある。
「……だったら……!」
モルフォが小指でショットガンハンマーに付けられたダイヤルを調整しながら先端を地面に擦りつける。ギャルギャルギャル!と金属が削れる音と共に振り上げられた一撃は、ネルのサブマシンガンの銃身で受け止められてしまう。
「おいおい、そんな子供騙しでビビると思ったのか?」
「!違う、リーダー!」
不敵な笑みを浮かべるネルだったが、その動きを見ていたカリンが警告の声を上げる。ネルがモルフォの動きを止めながら視線をモルフォの後ろに向けると、そこではアリスがスーパーノヴァのエネルギーをチャージしていた。
(おいおい……諸共か?)
このままアリスの攻撃でモルフォ共々自分を仕留めようというつもりか。最終手段のつもりかもしれないが、ネルとしては正直好ましい選択肢とは言えず、しかめっ面になってしまう。摸擬戦だからってそんなことを許容してほしくないと思い、盾を蹴り飛ばしてやろうと思ったその時だった。ネルの足が空中を蹴る。
「!」
「―――光よ!」
ネルがモルフォ諸共蹴り飛ばそうとしていた盾は、アリスに向けられていた。同時に、アリスがスーパーノヴァを放つと、それがシールドに衝突し、一気にモルフォの体が押し出される。
「っ!?これが狙いか!?カリン!」
「!!」
冷や汗を流しながらも笑みを浮かべ、吹き飛んでいくモルフォを見て、ネルはしてやられたかと舌打ちをする。エンジニア部によって施された打撃音が変化するという謎の機能を、モルフォとアリスは事前に奥の手を発動するためのコードとして設定していたのだ。一気に押し出されたモルフォの突破を許したネルは、その先にいるカリンの名を呼ぶ。カリンもすぐにモルフォに銃口を向けて弾丸を放つのだが、それはショットガンを盾にして受け止められる。
「くっ!?」
攻撃を止められない。瞬時に判断し横へと転がる。それによってアリスとモルフォの連携攻撃を避けることには成功するも、カリンの視線が捉えたのは、
「……!」
「もらい、ました!」
回避不可能の体勢の自分へ向けて放たれた、ミドリの銃弾。カリンの額に綺麗に命中したそれは、カリンの脱落を証明していた。
「っ、や、やられた……!」
「やった!」
「ナイス、ミドリ!」
「ううん、モルフォちゃんとアリスちゃんのおかげだよ!」
一人倒せたことを喜ぶミドリとモルフォ。が、
「まさかカリンがやられるとはな。いや、正直舐めてたぜ……そうだったなモルフォ。お前はそういう奴だったな……誰かを撃つってのも何故か嫌ってたが……それ以上に自分の体で攻撃を受けるのを嫌ってたもんな。そりゃ、自爆なんてするわけねえか。けどな……あたしを自由にしたのは悪手だったぜ」
「……あっ」
ネルの感心したような、だがぼやくような声に振り向くと、そこには目を回して倒れるアリスの襟を掴むネルと完全に意識を刈り取られて伸びていたモモイとユズの傍に立つアスナとアカネの姿があった。
「ま、アビドスで見た時よりはやるようになったんじゃねえか?こいつも撃たせたら確かに厄介だったしな」
「でも成長性は凄いと思いますよ?次やったらカリンだけじゃ済まないかもしれませんね」
「だけど、今日は私達の勝ちかなー?」
「「……」」
モルフォとミドリは互いに顔を見合わせると、これ以上は勝ち目がないと判断して両手を上げて得物を手放して降参のポーズを取るのだった。
★
「う、うぅ……痛い……」
「あ、アリス達はいっぱいレイドバトルもクリアして来たのに全く歯が立ちませんでした……!メイド部は廃人ギルドです……!!」
「は、廃人……?」
「あはは、やっぱりゲームで色々覚えたって本当なんだねー」
「……改めて考えると私達ゲーム開発部なのになんでC&Cと摸擬戦しているんだろう……?」
その後、目を覚ましたモモイ達の手当てをしながら、反省会が行われることとなった。特にモモイとユズは相当撃ち込まれていたようでゴム弾の命中した一部が赤くなっていた。
「……ま、こんなもんだな」
それぞれの立ち回りや武器の扱い方。攻撃の避け方や受け方などをレクチャーされて反省会は無事に終わるのだが、ここでアリスが不満そうに立ち上がる。
「ま、まだです!勇者は最後には勝つものです!アリス達はリベンジします!」
「ちょ、ちょっとアリス!?無理!もう無理だって!!」
「そうだよアリスちゃん……!私もモモイもどれだけ撃たれたか覚えてないんだよ……」
「ほぉ?いいガッツじゃねえか、それは買ってやるぜ?」
慌ててアリスを止めるモモイとユズ。一方ネルは楽しそうに頬を緩める。これぐらいの負けん気がある方が彼女としてもやりやすいというものだ。まあさすがに今すぐに、というわけにはいかないが。
「ま、今すぐってのは無理そうだが―――」
「いえ!バトルでは確かにネル先輩たちが有利だというのはわかりました!なのでここからはアリス達のターンです!ゲーム開発部らしく、ゲームで決着をつけます!!」
「あ?」
ビシッ!とネルを指差してアリスが突きつけたのはゲームによる第二ラウンド。いやそっちかーいとモモイとユズがずっこける中、まさかの対戦方法を提示されたネル達はぽかんと口を開けてしまう。
「モルフォが召喚するゲームならアリス達の方が有利です!これでリベンジです!!」
「いや、ゲームでリベンジってお前……」
「というか、九人でゲームって……この前やったスマブラも四人までだったのに」
「え?最大八人じゃ……」
「「え?」」
何で人数が倍に?半分に?と困惑し合いながら互いの顔を見るカリンとミドリ。そういえばDXとSPだったかとモルフォがぼんやり考えていると、アスナが楽しそうに笑いながらモルフォを見る。
「まあ、面白そうだしいいんじゃない?でも、どうしようか?こんな大人数でできるゲームなんて限られてるよね?モルフォちゃん、なんかいいのない?」
「そうですね……アナログゲームなら九人でもできるものはありますけど……テレビゲームならペアを作って交代しながらやる、っていう形もありますが」
「あー、四人プレイのゲームでC&Cは二人、ゲーム開発部は二人と三人のペアで組んでターン毎に交代していく感じかー」
「そうですね……そういうことなら……あれとかいいかも?」
アスナの提案を受けてモルフォとモモイである程度話をしていく。
「ふふん、決まりましたね!モルフォのやらせてくれるゲームはどれも楽しいものばかりです!皆でやったらきっと楽しいですよ!」
「それはそうだけどよ……まあ、いいか……」
「じゃあ取ってくるんでちょっと待っててください」
「はい!先に部室に行って待ってます!」
ネルも若干呆れながら納得したところで、モルフォが部屋を出て寮へと戻っていくのだった。
★
「……マリオパーティ2?1はないの?」
「ありますけど……やっぱり初代なだけあって粗削りな部分が多いので、そういう意味だと2か3かなと」
ゲーム開発部に集まった九人は、モルフォが持ってきたマリオパーティ2をプレイしようとしていた。マリオパーティシリーズの二作目であり、モルフォが好きな作品の一つでもある3とはまた別の特徴が見える作品だ。これを、モルフォとモモイ、アリスとミドリとユズ、ネルとアスナ、カリンとアカネの四チームに分かれてキャラを操作していくことになる。
「へー、パーティゲームなんだ。勝利条件は?」
「一番スターを集めた人の勝ちかな。スターが同じならコインで、コインも一緒ならサイコロ勝負になったはず。まあそこまでいくのは本当に稀だけど」
「結構しっかりしてるんだな……」
「勝利条件が細かく設定されてるところが作り込みを感じさせますね……」
マリオパーティ2の勝利条件を説明しながら、モルフォがステージを決めていく。そこらへんは皆モルフォに任せたようで、モルフォはウエスタンランドと呼ばれるステージの一つを選択する。そして、四ペアはそれぞれ操作キャラを決めていくことになる。
「操作キャラ意外と少ないね?」
「まあね……でも、操作キャラで性能変わるわけじゃないし」
「……つーかこのコントローラー、どう持てばいいんだ?」
そして、64のコントローラーを渡されたネルとカリンだったが、ここで二人はコントローラーの持ち方が分からず困惑してしまう。というのも、64のコントローラーは三叉に分かれている形状をしており、その全てを握ることは物理的に不可能なのだ。
「真ん中と右を持てば大丈夫ですよ」
「え、左使わないの?」
「ゲーム次第ですかね」
「でも、これなら似たようなコントローラーはキヴォトスにもありますからね。私達は慣れました」
「へー、そうなんだ?」
コントローラーの使い方をネル達もマスターしたところで、改めてキャラ選択に入る。
「じゃあ私、マリオでいいかな?」
「うーん、私達はルイージでいいんじゃない?」
「……こいつらスマブラで見た事ある奴らしかいねえな?黄色い帽子の奴以外見た事あるんだが」
「それは……ワリオですね……そっか、これが元のゲームの一つなんだ」
「ふーん……」
モルフォ達がマリオ、ミドリ達がルイージ。ネル達がドンキー、カリン達がピーチを選び、マリオパーティが始まる。最初の順番決めで一番がマリオ、二番がピーチ、三番がルイージ、四番がドンキーと決まっていく中、西部劇を舞台にしたようなステージを九人は歩き始めていく。
「よーし、スター向かっていくぞー!モルフォ、スタートは任せた!」
「あ、私なんだ。まあ最初は私がやった方がいいか」
「これって、青いマスに止まる方がいいの?」
「基本的にはそうですね。赤いマスだとコインが取られちゃうので、3コインですがプラスになる青マスに基本的に止まりたいところです」
分からないところをモルフォに教えてもらいながら、最初のターンの行動を終えていく。マリオパーティでは四人のプレイヤーが自分の手番になる度にサイコロを振る。そしてその数字分移動し、止まったマスに応じて手持ちのコインが増減したり、様々なイベントが起こったりするのだ。そして、四人全員がマスに止まると、止まったマスの色、赤と青に分かれ、緑のマスに止まったプレイヤーはランダムで赤か青に振り分けられ、個人戦かチーム戦かに分かれてミニゲームが行われる。
「これに勝つとどうなるんだ?」
「10コイン手に入ります。スターを手に入れるには指定されたマスに到着した時に20コイン必要なので、差し当たってはこれを手に入れることが目的になりますね」
「最初は全員青だから……えっと、ヒュードロやしき?」
「ふむ……わかりました!このゲームは連打ゲーです!」
「Aボタンの連打でスピードを上げて段差とかをジャンプで飛び越えていく感じかぁ……きつそう」
ミニゲームには様々な種類がある。連打が求められるものや、運が求められるもの。はたまた、プレイヤーの腕が要求されるものなど様々だ。そして今回引いたミニゲームは、スケボーに乗った四人がテレサと呼ばれる幽霊から逃げるというもの。ゴールに着くまで、ボタン連打でスピードを稼ぎながら、ジャンプによって障害物を飛び越えるという直感的にわかりやすいもの、なのだが。
「……な、なんか凄い光景ですね」
四人がしきりにボタンを必死の形相で連打していく。ネルとミドリはもちろん、最初こそ普通にしていたものの、周りの形相を見て慌てて真剣にボタンを連打し始めるカリンの姿は微笑ましくもシュールに見えてしまう。そんな中で、一人だけ音が違ってたのが、
「こ、これはツメこすり連打!?」
「モルフォ……指への負担とコントローラーの早期劣化を招く諸刃の剣をマスターしていたなんて……!」
「な、なんと……代償を強いるスキルをモルフォは習得していたのですね!」
「そ、そういうものなんですか?」
「あはは、凄い音ー!」
爪でボタンをスクラッチするというこすり連打を行使するモルフォだった。そのスピードは凄まじく、少しずつ、だが着実に速度を稼いでいく。道中、ネルやカリンがうまく障害物を越えられずに詰まってしまった分もあり、ミドリにも差をつけてモルフォはミニゲームに勝利する。
「かっ、勝ったぁ……!うぁ、きっつ」
「お、お前これに全力出しすぎだろ……!」
「部長、凄い悔しそうー!」
「うるせぇ!お前の番だぞアスナ!」
「じゃあ次、アリスちゃんやる?」
「はい!アリスがスターを手に入れます!」
「ま、まあ少し休んでなよモルフォ……次のターンまでだけど」
爪と指への疲労に苦しみながら、10コインを得たモルフォがモモイにコントローラーを渡す。そして手持ちのコインをモルフォが無事に増やし、順番を交代しながら、ボードゲームを回していく。あおぞらプレートレースというアスレチックを乗り継いでゴールを目指すゲームや、ボールに乗って互いを押し合うデスマッチ、のっかれボール、はたまた、だるまさんが転んだのようなゲーム性のいねむりワンワンなど、様々なミニゲームで盛り上がり、一喜一憂する中、アリスがあるマスを見つける。
「モルフォ!この先に行けばこのサンダーマスに止まります!これはなんですか!?」
「それは……バトルマスかな。ターンの終わりを待たずに全員でコインを賭けてミニゲームをするマスかな」
「わかりました!皆コインを持っているのでここは攻めます!」
「おい、ちょっと待て!?」
「……まあ、今はスター交換した直後だからそこまで多くはないしやるなら別に……」
「カリンお前……!アスナ、負けるなよ!?」
「任せてよ部長!なんかいけそうな気がする!」
アリスがサンダーマスと称した、電撃マークが描かれたマスに止まると、バトルミニゲームが始まる。全員からコインが徴収され、モモイ、アリス、アスナ、アカネの四人はクッパだいばくはつというミニゲームをプレイすることになる。
「あっ」
「……あぁ、こういう……」
「……あー、まあ、なんだ」
そのルールを見て、段々察し始める面々。クッパだいばくはつは早い話が運ゲーである。つまり、
「私の勝ちー!見てよ部長、総取りだよー!」
「お、おう……」
当たりを直感的に引き当てるアスナの独壇場である。ある意味読めた展開にアカネが苦笑する中、全てのコインを巻き上げられたアリスとモモイが涙目になっていく中もどんどんゲームは続いていき。
「うし、スターの目の前に止まったな。これで次のターンには取れ……」
「あ、ハプニングマスに止まっちゃった」
「確かこのステージのハプニングって線路の上にあるマスを機関車が通過するんだよね?そこにキャラがいたらどうなるの?」
「それは……」
「おい待て!?なんでスタート地点に戻されるんだよ!?」
「こうなる」
スターを目前にしたネルがミドリの踏んだ、ゲームマップ毎に用意されたイベントを起こすハプニングマスを踏んだせいでスタート地点に戻されるというアクシデントが起こったり。
「モルフォ、この白い手は何に使うんですか!」
「それはけっとうてぶくろって言って、それを使って他のプレイヤーに決闘を申し込めるんだよ。決闘した相手とはスターやコインを賭けて勝負できるよ」
「今、アリス達はスターが全然ありません……なら、スターだけはやたら多いネル先輩からスターを奪い取ります!」
「ふざけんな!渡すかよ!」
決闘イベントという、お互いに同じだけの手持ちのスターかコインを賭けて戦うミニゲームを行い、ウエスタンランドの決闘である早撃ち勝負が開催され、
「―――オラァ!!」
「ま、負けましたああああ!!」
「アリスちゃん!?」
「反射神経だったら負けるかよ!」
「うわー、部長大人げないー」
「部長……すっごい喜んでる……」
「割とミニゲームではぼこぼこになることが多かったですからね……今のところスターの巡り合わせが他の皆は悪かったから一位を走っていた、っていう感じでしたし」
ネルが持ち前のセンスでアリスを上回る反射神経を発揮して勝利し、スターを総取りしたり、
「まだですよ、チャンスマスでスターを奪い取ります!」
「なんでお前らそんなにあたしらをロックオンしてんだ!?」
「一位だからですよ!」
「あ、モルフォちゃん目押ししたね?」
「やりました!ネル先輩のスターが一気に減りました!!」
「これで私達が一位浮上です!」
「やったね、モルフォ!ついでに私達も二位だ!」
「ざっけんなよおい!?」
チャンスマスという一発逆転を狙えるイベントでネル達のスターがモルフォ達に奪われたり。
「……ミニゲームで手に入れたこの爆弾、どうなるの?」
「えっと、それはターンの終わりにミニクッパがクッパに変身してマップを練り歩きますね……その途中でキャラとすれ違うと……あっ」
「わ、私達のコインが0に……!!」
「あ、ドンキーも進路上にいるよ?」
「ちょっ、待て!?こ、この亀野郎、全部奪っていきやがった……!!」
カリンがアイテムを入手するミニゲームで手に入れてしまったクッパばくだんというアイテムの効果で他のプレイヤーが阿鼻叫喚の渦になったり。ハチャメチャになりながらも九人はマリオパーティを楽しむのだった。