波紋使いとわたしの幸せな時間   作:アッシュクフォルダー

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続き

 

斎森美世にとって、幸せな一時があった。

美世を助けてくれた恩人である、

ジョセフ・ジョースターとシーザー・ツェペリとの出会いで、

幸せで笑う時間が少しずつではあるが増えていった。

 

街に出ても、何もすることが無く、自由に使えるお金がない。

ただ、ジョセフとシーザーと遊んでいる一時が、

彼女にとって、憩い一時でもあった。

 

今日も美世は俯いていた。

すると、シーザーが

 

「どうしたんだい?美世?

元気じゃないなら、俺に話してごらん。力になるよ」

 

「俺だって、美世ちゃんの力になるぜ!」

 

「ジョセフが頼りになるとは思えんがな」

 

「ジョセフさんもシーザーさんも、ケンカは…!」

 

「ほら、美世が泣いている」

 

「あーごめん!美世ちゃん!」

 

「そんな…私の方こそ…」

 

「謝ること無いよ?それで、どうかしたの?」

 

「あ、ありがとう…ございます…」

 

と、美世が泣き出す。

 

「どうしたんだい?ほら、無理も遠慮もいらない。

俺とジョセフが力になる。

怒らないし、笑わないし、バカにもしないしに、

苛めない。言ってごらん」

 

「…も、申し訳…ございません…そ、その…

助けて…助けて…ジョセフさん…シーザーさん…」

 

「何があったんだ?」

 

と、ジョセフも気になっていた。

 

「…服が…」

 

よく見ると、美世の和服が汚れていて、破れていた。

 

「そうか。なら、俺達に任せろ」

 

「えっ?」

 

と、シーザーとジョセフは美世と一緒に、街を歩いていた。

 

呉服屋と洋服屋でトータルコーディネートを、

シーザーがするのだった。

 

美世のイメージに合わせて、清楚な服装を選んだ。

 

「洋服…慣れませんね…」

 

「そのうち慣れるよ。美世」

 

「スイーツでも食べねーか?

甘味処…だったけ?」

 

と、ジョセフが言いだした。

 

「まぁ、東洋のスイーツでも、頂こうか」

 

その後

 

「何だと!この店は、コーラが置いてねーのか!あぁ?」

 

と、ジョセフは店員の胸倉を掴む。

 

「お客様…ここの和菓子は、おいぴーですよ?」

 

ジョセフは和菓子を口にする。

 

「いけるぜー!くぅ~!こりゃ、うめー!」

 

と、食べている時に…

 

「東洋の甘味処も悪くないが、ジョセフのせいで台無しだ。

どうだい?俺と一緒に食べないかい?

俺がおまじないをかけるよ。美世が一生幸せであることを、

俺がお祈りするよ?」

 

「シーザーさん…さっきは、ありがとう…ございました…」

 

「礼はいらないよ。

美世の幸せが俺とジョセフの幸せだからな」

 

「ケッ!美世ちゃんとシーザーがイチャイチャしている!許せん!

こうなったら…波紋!」

 

波紋をシーザーにぶつけるが、跳ね返される。

跳ね返された波紋は、ジョセフの湯吞みにぶつかった。

 

 

街中にて

 

「どうだった?楽しめたか?」

 

「帰りたくない…」

 

「えっ?」

 

「…」

 

美世はジョセフとシーザーに、家庭事情を話すのだった。

 

「家族が総出で、それも使用人もだ。

美世を毛嫌いしては、避けているか…」

 

「ケッ!サイテーな家族だ!」

 

「それで、道理で、笑わないはずだ」

 

「申し訳ございません…」

 

「じゃあ、また一緒に遊ぼう」

 

「あぁ、俺ともだぜ?」

 

「は、はいっ!」

 

と、美世がジョセフとシーザーに満面の笑みを見せるのだった。

 

 

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