今日もジョセフと美世とシーザーは街で遊んでいた。
三人で雑貨を見ていた。
「美世ちゃん!今日は何を買うんだい?」
「美世は美しくて可愛いから、
何でも似合うよ?」
「…おだてても何も出ませんよ?
でも、迷ってしまうな…」
美世にとって、ジョセフとシーザーは、
遊び相手であり、心を許す相手になりつつあった。
しかし、楽しい時間は決して長くは続かなかった。
「あら、おねえさまじゃない?」
「か、香耶…」
「おねえさまとこんなところで会うなんて、
意外だわ」
「どうした?美世ちゃん?」
と、ジョセフが言いだす。
「い、嫌…」
「美世?」
と、美世がシーザーの後ろに隠れる。
「あーら、どこぞで野垂れ死にしているかと思いきや、
男二人と、それも異邦人と仲良くしているみたいだね?
なぁんにも、出来ない、おねえさまが、
異邦人二人と呑気に遊んでいるなんて、嫌らしいにも程がありますわ?
おねえさまのくせに、生意気ですわ」
「香耶よせ」
「幸次さんは黙ってて」
「…」
「おい!さっきから、俺らをバカにすること言いやがって!
女の癖に!」
「貴方達だって、おねえさまの何なのですか?」
「俺の大切なレディだ」
と、シーザーが言いだす。
「ふーん、おねえさまが、どこであんなチンピラまがいの異邦人と、
出会ったかは興味は無いけれど、
せいぜい、幸せでいなさい?」
と、香耶は幸次を連れて、どこかへ行った。
「なんだ!この女!見た目は可愛いのに、
心はブスそのものだぜ!」
と、ジョセフが言いだす。
「私の妹」
「美世の妹?」
「怒れなかった…言い返せなかった…」
「…大丈夫だよ。美世。俺とジョセフが傍にいることを、
忘れないで」
「シーザーさん…それに、ジョセフさん…」
「あぁ!俺とシーザーが美世ちゃんを守って見せるぜ!」
と、ジョセフが言いだすのだった。
幸次はジョセフとシーザーに斎森美世が拉致されたと伝えた。
「んだと!美世ちゃんが拉致られただと!?」
「許せない…美世をぞんざいに扱う奴は?」
「香耶なんだ。僕だけじゃ、美世を助けられない。
だから、頼む!」
と、幸次がジョセフとシーザーに土下座した。
「わかった。助けに行くぞ!」
「あぁ、香耶の野郎は、心が腐っている野郎だ!」
辰石幸次の案内で、ジョセフとシーザーは、
香耶がいる、アジトに乗り込もうとしていた。
ジョセフとシーザーと幸次は、斎森美世の父に出会った。
「辰石。それにお前たちは、美世に絡んでいた異邦人か?
異邦人が来る場所じゃないから出て行け!」
「アンタが美世ちゃんの父親か?」
「愛情が明らかに無さそうだな」
「情?あの無能な奴に情など無い。
それでも、何かに生かせるかは思っていたが、
こんな目になろうとは…さっさと殺すべきだった。
アイツは疫病神そのものだ!もっと早く始末するべきだった!」
ジョセフはそれに激昂し、美世の父を殴った!
「さっきから、異邦人とやら疫病神とやら…ウザいにも程があるんだよ!」
「あぁ、こんなクソ親父は、こうしてやる!」
と、ジョセフとシーザーが、美世の父にお灸を吸わす為、
波紋を流した!
「刻むぜ!波紋のビート!
シーザー!とびっきりのアレ!やるぜ!」
「あぁ、あれか!わかったぜ!いくぜ!」
「コォォォ~」
「コォォォ~」
と、美世の父は瀕死状態になった。
「幸次、そんで、美世ちゃんの居場所は?」
「蔵だと思います」
ジョセフとシーザー、幸次は蔵の中へ!
「美世!」
「美世ちゃん!」
「ジョセフさん…シーザーさん…!」
すると、幸次が…
「僕が一等大事なのは美世だよ!」
すると、香耶が
「そ、そんな…何を言っているの!?」
「僕は香耶の顔なんぞ、一生涯見たくない」
「さーて、こんなゲス女には、特別な波紋をお見舞いしてやるぜ!」
ジョセフとシーザーは香耶を波紋攻撃でメタメタにした。
その後
「ありがとうございました…ジョセフさん、シーザーさん…」
「おう!美世ちゃんが無事で俺はよかったぜ!」
「あぁ。幸次とジョセフがいたから、美世を助けられた。感謝する」
「素直なシーザーなんて、気味が悪いぜ!」
そんな、ジョセフとシーザーの口喧嘩をしている姿を、
幸次と美世は微笑ましく思っていた。