美世はジョセフとシーザーに旦那がいることを打ち明けた。
「なんだと!?」
「そうだったのか」
「って、落ち着いている場合か!」
「申し訳ございません…今まで黙っていて…」
「でも、美世には美世を大切にする王子様がいるんだね」
と、シーザーが落ち着いていた。
「まぁ…そりゃ…俺だって美世ちゃんのこと好きだし?」
「あ、ありがとうございます…」
ジョセフとシーザーは美世の旦那に当たる、
久堂清霞と出会った。
「この異邦人が、美世を助けてくれた恩人と…」
「はい…二度にわたり助けてくれました」
「礼を言う。妻を助けてくれてありがとう」
「えぇ、ありがとうございます。
…ジョセフも言ったらどうだ?」
「ありがとうございます…」
「お礼に二人には、美世が参加するパーティーに出席して欲しい。
美世をサポートしてくれないか?」
「俺らが?」
「パーティーに?」
「あぁ、俺は別件で忙しいから、美世をパーティーの最中に任せて欲しい」
「わかりました」
「あぁ、任せな!」
こうして、ジョセフとシーザーは美世が出席する社交パーティーに参加することになった。
シーザーが美世に社交場のルールを教えていた。
すると、ジョセフが…
「シーザーは美世ちゃんと、
イチャイチャしてーだけなんじゃねーのか?」
「俺は美世に西洋の知識を教えているだけだ」
「ジョセフさんとシーザーさんなら心強いと思いまして…」
「まぁ、ジョセフの様なチンピラじゃ、
社交場のルールなんぞ知らないだろ?」
「ジョセフさんからも教わりたいです!」
「ほら!美世ちゃんが言っている!」
シーザーはイタリア語を、ジョセフは英語を、
美世に教えるのだった…
「ハロー…?マンマミーア…?難しい…」
「それじゃあ、街で実践してみるか。
ほら、行くぞ」
「あっ、シーザーさん!」
「き、着替えます!待っててください!」
と、美世が着替えた後、
美世はジョセフとシーザーと三人で街に出た。
だが、いきなり、美世が倒れる!
「美世ちゃん!」
「美世!」
ジョセフは美世の為に、アイスクリームを買いに行った。
味はチョコレートである。
シーザーは美世を涼しい木陰へと運んだ。
「冷たい…!」
「お目覚めかな?美世?」
「ありがとうございます…シーザさん…」
「俺が買ってきたんだぜ?」
「ジョセフさん、わたしなんかの為に…ありがとうございます…」
「あぁ!俺は美世ちゃんの笑顔が見れて嬉しいぜ!」
「俺もだよ。美世」
(旦那様には見せられないな…
でも、ジョセフさんとシーザーさん、人とは思えない程、
優しくて、親切で紳士な人だな…)
と、美世はシーザーの膝を枕にして寝た。
「カワイイな…」
その後、シーザーは美世をおんぶして、
ジョセフと共に、清霞の元へと運んでいったのだった。