「で、小僧。ジルに追い回されていたってことは、ベグニオンはクリミア方に付いてるんだな?」
ハールの問いかけに、トラヴィーユは首肯した。
「ジル。攻めてきたデイン軍の戦力は分かるか?」
「は、はい。ある程度は」
「ある程度か……面倒だが、デイン軍の状況は把握しておきたい。アイクに頼まれてるんでな」
ハールはそう告げると手綱を繰りながら、トラヴィーユを一瞥する。ハールはアイクに頼まれて、侵攻してくるデイン軍を偵察にきていた。
「じゃあ、俺たちはこれで」
「さようなら、えっと……お名前は?」
「トラヴィーユ。ベグニオンの竜騎士、トラヴィーユです」
そう名乗るトラヴィーユの顔つきは、ハールの知るベグニオンの竜騎士たちとは異なっていた。彼の知る聖竜騎士団の団員達は、上から下まで精神的に腐敗し、それが顔にまで出ていた。
一方の彼はどうか。騎士としての誇りに満ちていて、堂々とした佇まいをしている。操竜技術はまだまだ改善の余地こそあるが、これほどしっかりとした竜騎士が育つ土壌がベグニオン帝国に残っていることに、ハールは口元をわずかに緩めるのだった。
「……フッ。ベグニオンの竜騎士か。何かが違ったら、シハラム殿もそう名乗れていたかもな」
「そういえばベグニオンでは政変があったらしいですよ。なんでもルカンという元老院の副議長が追いやられたとか。良い国になるといいですね」
ジルがそんなことをハールに告げる。
「ルカンか。懐かしい名だ」
「どんな男だったんですか?」
「虚栄心の塊みたいな男だ。神使や女神の名前を振り回して、強引に人に言うことを聞かせることにかけては右に出る者はいない。あんな奴の権勢が20年以上保たれたってのが不思議なもんだ」
フィザット隊が聖竜騎士団の腐敗を理由に亡命したのは、今から21年前。ルカンもまだ元老院を掌握するには至らないような時代だ。それでも聖竜騎士団の腐敗を嫌い国を離れたシハラムとその配下と、元老院や皇帝すら手玉に取るように操るモンテの下を離れなかったトラヴィーユ。何か一つでもボタンが掛け違えば、トラヴィーユも彼らのように"清廉のための、極端な手段"を選んだかもしれない。
しかしそれは彼らが知る事情ではない。ジルは、ハールがそこまでこき下ろす人物がいたことに驚きつつも言葉を続ける。
「……父上は、そんな男に嫌気がさして国を出たと」
「いや。シハラム殿が本当に嫌っていたのは……今も聖竜騎士の団長をやっている男、ザックだ」
トラヴィーユの脳裏に、一人の老人の姿が浮かぶ。厳めしい鎧を纏う、銀の髭を長く伸ばした老人だ。一見すると強者のオーラを纏っているが、その内実はあまりにも権力に従順で、トラヴィーユからすれば『格好良くない大人』の象徴のような男だった。
◇◇◇
偵察から戻ったトラヴィーユから聞かされた情報は、あまりにも濃密だった。
「……ということがありました」
「期待以上、値千金の働きだ。トラヴィーユ」
平静を装いながらトラヴィーユを褒める。彼の働きは本当に期待の遥か上をいっていた。兵力情報に加えてデインが侵攻してきた理由、ラグズ連合に対する"ベグニオンはクリミア方を味方する"という情報の伝達。どれも欲しかった情報、伝えたかった情報のオンパレードである。それはそれとして……
――ミカヤ誘拐!?!?!?!!?
しかもよりにもよってクリミアが!?!?!?!?!?
いったい何が、どうなったらそうなるんですか~~!?!?
叫びたい気持ちは山々だが、周囲の手前平静を装う。まず真っ先に思い浮かぶのはセフェラン、ゼルギウスの関与だ。このタイミングでゼルギウスを別行動させ、しかもその活動内容をセフェランの口からサナキにすら話せないということは、彼はセフェラン都合の仕事に従事しているということのはず。
ただ今この場でセフェランを詰めても、確たる証拠がないから詰め切れない。そもそもゼルギウスがセフェランを裏切って単独でやっていたこととされてしまうと、セフェランに完璧に逃げ切られてしまう。主の無実のためなら、ゼルギウスは自ら一人で罪を被るだろう。
……今の俺に出来ることは、軍の総司令官としての立ち振る舞いだけだ。
「ゼング、各部隊長に『状況が変わったため進軍速度を見直す』と連絡を回してくれ! その後で各将軍に、次の休憩時に今後の進軍速度について再検討する会議の実施を通達だ」
「任された! では、行ってまいる!」
ゼングが高らかにそう告げ、自らの愛馬を駆って先行する集団に向かっていく。
俺の指示に対する反論が、随伴する馬車からあがった。
「進軍速度を緩めるのか? しかし、それではクリミアが……」
馬車の中から声をかけるサナキは不服そうだった。彼女からすれば此度の進軍は、苦境のクリミアを一刻も早く救う義の行軍。三年前、蒼炎の軌跡時代にはエリンシアに対して"余興"を繰り広げたこともあったが、あれは元老院の目が合ったからという理由が大きい。なるべく早く救ってやりたいというのが本心なのだろう。
「皇帝陛下。今の進軍速度はかなり無茶をしています。一刻も早くクリミアの苦境を救いたいお気持ちは分かりますが、どうかご理解していただきたい」
「しかし……」
サナキが言葉を続けようとした矢先、軍の前方にて歓声が巻き起こった。その歓声は徐々に、徐々に大きくなっていく。
「今日は休憩を取っていいのか!」
「ほんと、生きた心地がしなかった……!」
「今日一日、ゼルギウス将軍の倍は歩かされたぞ……! 倍休ませてくれ……!」
湧き上がる兵士の声はサナキに対し、彼らの本心を否応なしに叩きつける。
「皇帝陛下。陛下がまず愛すべきは、クリミアの民ではなく彼らだと私は思います」
俺の言葉に、サナキは迷いながらも答えを返す。
「……そうじゃな。わたしはまず、『国民にとって良い皇帝』であるべきじゃ」
馬車の窓に映るサナキの表情は暗い。迷いながらも、つらつらと思索を巡らせながらも、言葉を繋げていく。
「確かにそなたの言はもっとも。皇帝は国と、国民にとってよい君主であるべきじゃ。しかしベグニオンは、セリノスの森で鷺の民を虐殺し、それに対する鷹の民の訴えを黙殺し、鴉の民を謀って長らく抑圧した。それら全てを握り潰して、帝国の覇権を維持する強い皇帝こそが『国民にとってよい君主』であることを……わたしは、否定できぬ」
うへぇ、現代人でも困る題材来たな。右派、左派を明確に分断する議題だが、この問題の一番の問題は『真ん中』がないことだ。all or nothingの二択であるために旗色を鮮明にせざるを得なく、結果として中立中道が成立しない。その問題に目を向けて何か喋った瞬間に、一定数の敵を作ることが確定する最悪のテーマだ。十三歳の少女に背負わせる重責ではない。
「わたしは、それを良き皇帝とは思えんのじゃ。メダリオンの件もある。ベオクとラグズがいつまでもいがみ合っていることを、女神はお望みになりはせぬ」
……あ、今メダリオンって言ったね? 言ったね!!! いよっしゃ!!!
「……メダリオンとは、なんです?」
邪神ユンヌが封印されているとされている作中重要アイテムだ。実はこのメダリオンの存在、あのルカンが知らない存在なのだ。
原作では導きの塔での最終決戦で、アイクがルカンと相対した際にメダリオンについて問いかける。そこでルカンは全く知らないという反応を示したことで、女神アスタルテ復活の黒幕がルカンでないと判断するという一幕があった。
本編ではメダリオンを直接持ち続けたアイク一家や、デギンハンザーから伝え聞かされたラグズ王族の視点が多いので錯覚しがちだが、世間に広く知られた存在ではない。
そういう存在であるため、ヘッツェルや俺がメダリオンについて知っているのはおかしい。なのでここでサナキから説明を受けられるなら、ぜひとも受けておいて『メダリオンについてはサナキから説明を受けている』というアリバイを作りたい。
「メダリオンとは、かつてテリウス以外の大陸を洪水で滅ぼした邪神を封じたものじゃ。今は鷺の民が厳重に管理しておる。戦乱が続き、世界に負の気が満ちた時、邪神の封印が解かれ、世界は滅んでしまう」
概要はオッケー。あとは今誰が持っているのかについてだ。鷺の民の管理下にあってラグズ連合の手元にあるっていうのはネサラが知っているはずだから後から彼に聞いてもいいが、せっかくだしこの場で聞いてしまおう。
「……そのメダリオンは、今どちらに?」
「アイクたちから鷺の民に返還されたから……今は、ラグズ連合の下にあるはずじゃ」
よし、完璧だ。これでメダリオン事情についてはほぼ最新情報を入手できた。すぐ傍にはネサラという証人もいる。これでもうメダリオンについて喋っても特に違和感ないはずだ。
「……皇帝陛下が、ラグズと事を構え続けることをよしとしない理屈は分かりました」
「うむ……わたしはどうすればよいのじゃろうな」
「でしたらそのメダリオンの逸話、民草に広く公開してはいかがでしょう」
俺の提案に、サナキは目を丸くした。
「ベオクとラグズが争い続ければ、やがて邪神が復活してしまう。それは女神の望むところではない。双方矛を収め、互いの違いを受け容れましょう……これを礎としつつ、価値観の擦り合わせや利益調整を積極的に行うことで、ベオクの民の不満を抑えつつ、段階的にベオクとラグズ社会の融和を図れないかと思ったのですが、いかがでしょうか」
「……ありかもしれぬ。セフェラン、そなたはどう思う?」
サナキの問いかけに、彼女の対面に座るセフェランは沈黙を返す。
「……」
「セフェラン?」
「あ、いえ。申し訳ございません。少し、呆けておりました」
セフェランは俺の方に一瞬だけ視線を向けたのち、サナキに向き直った。
「彼の案は一見魅力的に映りますが、少々楽観的かと。人は簡単には変われません」
「確かに人は簡単には変われぬ。じゃがわたしには『時間』がある。モンテ、そうじゃな」
「はい。陛下はまだお若い。過去の神使と比較しても、遥かに長い期間を治めることができるでしょう」
「わたしはどれだけ時間がかかってでも、ベオクとラグズの融和を成し遂げたいと思っている。付き合ってくれるな?」
まぁ、ここまで来たらしょうがないよな。俺がいなくなったらよくなるという確証もないんだ。このちょっとだけシビアなテリウス大陸が、なるべく良い未来を迎えられるよう尽力する覚悟を決める時だろう。
「――皇帝陛下の望むままに」
「もちろんセフェランもじゃ。わたしの進む道に、そなたは不可欠じゃ」
サナキの言葉に、セフェランは言葉を詰まらせた。
「……セフェラン?」
「……すみません。未だ、投獄時の疲れが抜けきっていないやもしれません」
セフェランに対し、サナキが言葉をかけるよりも早く。ちょうどいいタイミングで一騎の竜騎士が飛来した。聖竜騎士団の団長、ザックだ。
「モンテ将軍!」
「ザック団長。進軍計画の変更については、既に聞き及んでおりますか」
「えぇ、その件については把握しております」
ザックは俺にそう言ったのち、トラヴィーユの方へと視線を向けた。
「……あ、えっと」
「トラヴィーユ少年。萎縮する必要はない。なんならおぬしの実力があれば、騎士団の構成員として登用しても――」
「……ザック団長。お聞きしたいことがあります」
「ふむ? なんじゃ、藪から棒に」
「団長はシハラム・フィザットに、何をしたんですか」
あ、それは俺もちょっと気になってたところだ。静観して、話の趨勢を伺う構えを取ろう。
「……」
「ハールという人が言っていました。シハラム隊長が本当に嫌っていたのは、ルカン副議長ではなくザック団長だと」
「……ハールか。あの若者がまだ生きていたのか。てっきり三年前のデイン戦役で、シハラムと共に死んだものとばかり思っていたが」
確か蒼炎の18年前にフィザット隊の亡命があったんだよな。同年にアシュナードがデイン王に即位、ちょっと遡ると20年前にルカン主導の神使暗殺事件、セリノスの虐殺が起こる。
その当時のハールとなると、それこそトラヴィーユとさして変わらぬ年齢のはずだ。その頃から彼のことを知っているザックからすれば、彼が生きていて、しかも歴戦の竜騎士になっているとは思いつくまい。
ザックはしばしの沈黙を挟んでから、口を開いた。
「……彼らにはすまぬことをした。そもそも聖竜騎士団が元老院勢力に傾いたのは、我々の都合なのだからな」
……意外だった。それは彼らを責める言葉ではなく、謝罪の言葉だった。
「ラグズ奴隷解放令が、先代の神使様によって発表された頃だ。私を含め、聖竜騎士団の上層部の多くは貴族家だったのだが……半獣奴隷を労働力として用いていた」
なるほど、聖竜騎士団は元からそういう人間が上層部にいることが多いのか。でもまぁこれだけなら、別に腐敗でもなんでもない。神使親衛隊だって全員貴族子女なのだ。聖竜騎士団の上層部の過半を貴族が占めようと、何が問題あるというのか。
「貴方方は、奴隷制維持のために立ち上がった」
「……いえ。そのような恐れ多いことは、出来ようはずもありませぬ」
ザックは俺の言葉を否定しつつ、懺悔を続ける。
「……ルカンが取引を持ち掛けてきたのです。『奴隷所有を認める代わり、便宜を図ってほしい』。最初は些細な要求でしたが、次第に多くの弱みを握られ……元老院派の竜騎士も多く騎士団に送り込まれ、もはや騎士団は、元の形を保ってはいられなくなりました……」
……あぁ、これはかわいそうだが、この老人とルカンとでは役者が違ったということか。とはいえザック側からしても、神使が暗殺された状態で元老院に調略をかけられては回避のしようがない。なんせ対立軸になるはずの神使が空位なのだから。その状況下で聖竜騎士団が狙われた理由は、元から貴族の影響が浸透していてそこまでリベラル過ぎなかったためだろうか。
「唯一の例外がシハラムでした。彼とその配下たちは、既存の地位を持たぬ叩き上げでしたから……」
そうだね。清廉な叩き上げからしたら、『なんで逆らわないんだ!』って話になるよな。対抗カードの不在から来る政治的妥協なんてのは、思想に殉ずることを苦としない人々からすればただの言い訳だ。ただ一つ気にしなければならないのは、大多数の人間は思想に殉ずるよりも生活の安定こそを望むということだ。
「ベグニオンの腐敗の根は、想像以上に深そうじゃな……」
サナキが漏らした言葉だが、それは違うと思う。彼が行ったのは政治的妥協だ。俺が聖竜騎士団の団長でも、完全に一致ではないにしても似たような選択肢を取っただろう。
ラグズ奴隷問題については、戦後に大きく問題になるだろう。だからこそ俺はこの問題について、旗色を示しておく必要がある。
「ザック団長」
「……モンテ将軍」
「私は奴隷制を止めるべきだと考えています。しかし、ラグズの労働力をみすみす捨てる必要はないとも考えています」
それでもベグニオンで奴隷として生まれ育ったラグズと、その労働力に頼るベオクがこの帝国で当面生きていく上では、致し方のない選択肢のように思う。現代人からすれば、地獄の釜を開いたような心地だが。
この場で皇帝に追従するのは簡単だ。しかしそれでは、既存の秩序の中で生きてきた貴族も奴隷も行き場を失ってしまう。
「要は適切な賃金と休暇を与え、彼らの生活様式を過剰に脅かさないこと。これを実現すれば、依然としてラグズを労働力として使えるでしょう」
「モ、モンテ将軍……!」
サナキの意に反するザックを庇った形になる。当然、サナキの追及は避けられない。
「モンテ。わたしは、解放された奴隷には自分の住みたい国で住まうのが一番良いと考えておる」
「彼らはベグニオンで何代も奴隷として暮らしてきたのです。今更同族の国に帰ったところで価値観が違う。居場所などないんですよ」
同じ人種だからと受け入れて、結局社会に適合できないなんて事例は具体例を挙げればキリがない。もちろんラグズはラグズの国に帰り、全員が幸せに暮らせるならそれはいいのかもしれないが、ベオクの国で奴隷として生きてきたラグズと、ラグズの国で国民として生きてきたラグズとはまるで性質が異なる。
「……ベグニオンで彼らが働き、食い扶持を稼いで生きていく。そのために彼らに仕事を用意すること。それが上策と心得ます」
「それがたとえ、奴隷時代とほとんど変わらぬ重労働であったとしてもか?」
「無論本人の才覚次第では、ベオクがやるような仕事を任せてもいいかもしれませんが。教育を受けていない世代に出来ることは多くないでしょう」
「しかし、それは……」
「……モンテ将軍」
俺とサナキの討論に、セフェランが口を挟んできた。
「――この世界は、醜いですね」
セフェランのその言葉で、俺は確信を持てた。彼の言葉は原作の主張と相違ない。どうやら疑う余地もなく、彼がラスボスのようだ。
「醜いなりに少しでも前に進みましょう。先の見えない階段を大股で飛び越えようとするのではなく、何年、何十年、何代かけてでも」
「あなたはきっと、森を見て木を見ないことが上手なのでしょうね」
「数百年かけて捻じ曲がった歪みが、簡単に解決するとは思えません。犠牲はやむをえないでしょう」
俺がそう言うと、セフェランは口元を緩めた。あれ。なんか笑う要素あったか?
「……古い知人を思い出しました」
……あ、あぁ。そうか。デギンハンザーか。
ゴルドア王国の黒竜王デギンハンザー。女神アスタルテの加護を受けて負の女神ユンヌが率いる軍勢と戦った『三雄』の一人。セフェラン……の名前を得る前のエルランは、デギンハンザーが治めるゴルドア王国に身を寄せていた。
その時のエルランは、ベグニオン帝国にてラグズが虐げられる現状を憂いていた。エルランがそのことを、デギンハンザーに詰め寄る回想シーンがある。
その中でデギンハンザーが告げたのは『犠牲はやむを得ない』。デギンハンザーは最強の竜麟族を率いる立場であるため、一度戦争に組すれば容易く世界規模の争いに発展してしまう。メダリオンの一件もあり、デギンハンザーは同胞のラグズの苦境に目を瞑り、頑なに中立を貫くことを選択した。
「セフェラン……?」
「お気になさらないでください。些末なことです」
サナキの疑問を適当にはぐらかし、セフェランは沈黙する。
その後、セフェランは特に発言せず、俺はサナキと共に『如何にラグズ労働者を受け入れるか』について簡単に話した。別にこの場で何かを詰めるという訳ではなく、自由なアイデア出しといった具合だ。それでもきっとこの時間は、ベグニオンとそこに住まう民のためになる。そう信じている。