ベグニオンモブ将転生   作:野竜先輩

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第六話 新たな仲間

「しかし別れの挨拶もなしに去るとは、鴉は水臭いですな!」

 

 行軍の小休止中。ゼングがぼやいた。

 

「あの人仕事で来てただけだから、そんなもんじゃないすか」

 

 ジャンクが言葉を返す。

 

「む。だがしかし、一度は食卓を囲んだ仲だというに」

「そういう所じゃないんすか。仕事は仕事、それでいいと思いますけどね」

「むむ……我輩はむしろ、兵卒とは明日をも知れぬ仕事だからこそ、他者と親睦を深めるのは良策と心得るが」

「んー……大将はどう思います?」

 

 お、俺に助け舟を求めてきたな。

 

「俺か?」

「兵隊さんってのは皆そうなのかねって思ってさ」

「そうだな……俺は、広範に仕事という括りではジャンクの考えに近い。私的な時間は私的に使えて然るべきだ」

「おっ!さっすがですね大将!」

「ただ一兵士としては、隣に立つ兵士が名も知らぬ兵士か、それとも戦友かで発揮できる力は変わると思っている」

 

「だから友を、隣人を、名も無き同胞を深く愛せる者。そういった人物こそが、兵に向いていると思う」

「ゼングは一見武人肌に見えて愛情深いから、心を壊さずに長く兵卒として勤められたんだろう。逆にジャンクは、これと決めた我道を積み立てることに労力を惜しまない武人肌だ」

「どちらも戦友としては頼りがいがあると思ってるよ」

 

 思いついたことをスラスラと唱えちゃったが、割と怖いこと言ってないか。

 

「モンテ殿は褒め上手でありますなぁ!」

「やれやれ、うちの大将は口が上手いね……」

 

 うん。なんか普通に口説いたみたいになったね……最近心の声と喋りの乖離がちょっとずつ広がってきてる気がするよ。前世と今世がある影響なのかね。

 

「将軍〜、私は私は〜?」

「酒カス」

「ひっど〜い!!!」

 

 シェリーはプンスカと抗議する。顔を赤くしているのは憤怒ではなく朝酒であろう。

 

 やれやれうちの供回り連中は元気だね、と思っていると。まだ褒めていない子がいた。フォレはというと、ラメールと別れてからずっとふさぎ込んでいる。何か心境の変化でもあったのだろうか。

 

「フォレは」

「……待ってください」

 

 褒めようとした所をフォレに制止されたので、彼女の次の言葉を待つことにする。

 

「……今の私に、褒められる資格なんてないんです。一緒に戦ってくれた人に、嫉妬であんな酷い態度を取った私に」

「嫉妬?」

「……ラメール、さんにです」

 

 おやおや。ラメールを見送ってからふさぎ込んでいたのはそれか。

 

「……将軍、前に言ってくれましたよね。自分の不満を言語化出来るようになればって」

「あ、あぁ。言ったな」

 

 キルヴァス城の攻城戦前だな。確かに言ったが、あれはどちらかと言うと、宥めすかすために弄したという表現が適切だろう。今の話と何か関係があるだろうか。

 

「あれ以来ずっと考えてたんです。自分が……ラメールさんの、何が不満なのかって」

 

 俺からすれば一時凌ぎの言葉だったが、そんな真摯に捉えていたのは予想外だ。彼女は言いづらそうに、それでも少しずつ語ってくれた。

 

「……将軍に……頼られたかった。あの人みたいに、肩を並べたかった……っ」

 

 不思議ではあった。いくらラグズ嫌いとはいえ、一緒に戦う仲間に対してあそこまで張り合う態度だったことに。最初は差別意識ゆえかと思ったが、それなら戦列に加えることすら難癖をつけるはず。少なくとも同じ食卓を囲むなどあり得ない行いだ。

 

「フォレ殿は初陣でござろう。後ろで見ている限り、むしろ敢闘しておったと思うが」

「……理屈じゃないんです。私の目には、ラメールさんの戦いが、羨ましかった……」

「むむ、しかし後衛には後衛のだな」

「ゼングさん」

 

 ゼングを制止したシェリーは、聖母のような笑みを浮かべながらフォレをぎゅっと抱きしめる。

 

「ひとつ大人になったね。フォレちゃん」

「……シェリー、さん……私、私、は……」

 

 思えばフェニキス戦。ラメールの飛行能力には頼りきりだった。それは彼女が唯一使えるラグズで、飛行能力を有した兵だったからだ。

 

 フォレも確かに前線に立たせはしたが、新米の魔道兵以上の働きは期待していなかった。むしろ期待したのならその将軍は間抜けだ。ただこの子の理想はそうではなかったというだけのこと。

 

 しかしこの子はなんて真面目で損な人なんだろう。現実はこんなもんだよねと割り切ったり、相手の欠点をあげつらって見下すことで精神的安定を計る人間は少なくない。実際、相手に危害さえ加えないならそっちの方が賢くて楽な生き方だ。

 

 なのに彼女は生来の性質から、自身のプライドを手ずから焼き尽くし、ひび割れた価値観に剣を打ち下ろし続けている。前に進むために必要なことだと信じて。

 

「フォレ。もしラメールにもう一回会ったらどうしたい」

「……いなくなってからこんな事言うの、ズルいに決まってる……それでも……」

「…………謝りたい、です」

 

 フォレの目端には水粒が浮かんでいる。

 

「過ちに気付くことと、過ちが許されることは別のこと。許されて当たり前とはくれぐれも考えないことだ」

「……」

「……ただもし許してもらえたら、その時ラメールはかけがえのない友達になれるかもしれない」

 

 フォレはただ深く頷いた。

 

 たぶん彼女の中では、もう会えないかもしれないと思っていたのだろう。だからこの贖罪の念を吐露できず、苦悩していた訳だ。予定通り事が進めば数日中に再会出来るかもしれないが、そのことは伏せておく。

 

 

 

 

「よし、予定通り四分の一刻経った!出立するぞ!!!」

「「えぇっ!?」」

 

 それはそれ!これはこれ!兵は拙速を尊ぶ!なんとしても早期にゼルギウス将軍と合流するのだ!!!

 

「進軍中毒者め……」

 

 ジャンクが忌々しげに愚痴るが関係ない。次の休息はヘッツェル派閥の貴族領の北端にある町。ここにヘッツェルからの補給物資が届いていることになっているので、それの受領中は休息させる。受領が完了したら行軍を再開し、なるべく進む。

 

 このペースだとあと二日ほどで合流出来るはずだ。流石にフェニキス兵がガリア王国からとんぼ返りするにはもう少しかかる。彼らが策の要である以上、そこからフェニキス兵に休息を取らせるだろう。となるとリバン河の攻防には確実に間に合う算段だ。

 

 あとはゼルギウスがどれだけ軍をまとめているかどうかだが、情報を得る手段がない。ラメールがいれば先行させて、空から陣地を俯瞰で見れば一発なんだが。あー、飛行兵ほしいなー。そこら辺に野良の竜騎士でも落ちていないものか。

 

 

 

 事が起こったのは、補給物資のある町までもう少しという地点まで進んだ頃だった。

 

「町が盗賊団に襲われているのです、どうかお助けください!」

 

 街道の先から逃げるようにやってきた青年がそう叫ぶ。

 

「状況を分かる範囲で教えてくれ。進みながら聞く。敵の攻めてきた方角と数、防衛している味方の有無が分かれば心強い」

「は、はい!賊は北から!数は大勢としか!村の自警団と、それから聖竜騎士が防衛してくれていますが数に押されてます!」

「聖竜騎士?」

 

 聖竜騎士団の本隊はベグニオン中央軍と行軍しているはずだ。うちで借りていた二騎も、中央軍に合流するタイミングで返すことになっている。

 

「それが少年で、しかも単騎で戦ってくれているのです!」

「なるほど。新兵か」

 

 恐らく訓練中か、訓練が終わって間もなくだったから内地に残された者だろう。聖竜騎士団は腐敗していると聞いていたが、中々ガッツのある奴もいるじゃないか。

 

「ゼング。動ける騎兵を率いて急行してくれ。後から追いつく」

「あいや任された!……聞いたか皆の者!孤軍奮闘せし若武者をいざ救わん!!!」

「「応!」」

 

 ゼングを先頭に騎兵が続々と続いていく。

 

 中にはアニムス公の私兵ではなく、中央軍から借りている騎兵の姿もあった。借りた名目たるフェニキス攻略戦は終わっているから、実のところ中央軍所属の者がこの件で俺たちの命令を聞く理由はない。補給が受けられるから一緒についてきているだけだ。にも関わらず多くの兵が、ゼングを先頭に駆け出している。

 

「俺たちも急ぐぞ!」

 

 全体に号令をかけ、軍を急がせる。町を賊が荒らしていたら、まったく何もせず素通りするわけにもいくまい。これが他の貴族の所領ならともかく、ヘッツェルの所領である。つまり俺たちの食い扶持を捻出してくれているのだ。

 

 どうせ遅れるなら、せめて行軍速度を上げて少しでも帳尻を合わせたい。

 

 

 

「ぜぇ……ぜぇ……」

 

 鎧を着ながら全力行軍は流石に堪える。それでもなんとか町に到達した。たぶん予定の一割くらいは短縮したはずだ。

 

 町は出店の類が荒らされたり、窓が割られた家が多少ある程度。このくらいなら、必要なら数名に片付けを手伝わせ、後から合流させるくらいでよさそうだ。

 

「おおモンテ殿!思ったより早かったですな!」

 

 見ればゼングと数名の騎兵、そしてそれに囲まれる少年が一人と、鞍が取り付けられた赤い飛竜の姿があった。

 

「賊はどうなった?」

「我らが来た途端、奴ら蜘蛛の子を散らすように逃げ始めおりましてな!何人かは追討して、縛り上げて自警団に引き渡しましたぞ」

「よくやった。被害は?」

「今確認させてる途中ですが、町の外周で略奪があった様子ですぞ!補給物資は無傷だったようですな!」

「分かった。予定通り補給物資の受領に入るが、状況次第では食糧の類を一部配給せよ。進軍を急いだから、多少余裕がある」

「承知!」

「で、件の竜騎士がこの子どもか」

 

 見れば10代半ばくらいの少年。線の細い金髪の美少年だった。およそ軍役に向くとは思えなかったが、背には戦斧を携えている。

 

「名と所属は?」

「オレはトラヴィーユ、聖竜騎士団のトラヴィーユだ!」

 

 ……うん、トラヴィーユくん。聖竜騎士団なのは分かるんだけど……

 

「どこの部隊所属なのかを聞いているんだが……なぜ一人なんだ」

「……部隊にはまだ配属されてない。練兵所で訓練中なんだ」

「どこの練兵所だ?」

 

 トラヴィーユが口にした練兵所は、ここから北。つまり他の貴族が治める領地だった。

 

「み、見回り中にさ。町に向かうあいつらを見つけて……!先せ、あいや教官に報告したんだけど、自警団に通報するってだけで……!俺たちは待機だって……!」

「それで一人抜け出してきたのか。立派な命令違反だ」

 

 はー。いやまぁ、創作ならそれでいいんだけどね。なんならファイアーエムブレムシリーズってそこら辺の倫理は緩めだから、彼の方が評価されるのかもしれないけど。軍属なら上官判断には従ってほしいというか。

 

「……モンテって言ってたよな。あんたも、"フハイ"した軍人なのか?」

 

 この……俺が腐敗してるだと?それどころじゃない、こちとら正真正銘の売国奴だぞ。なんせ昨晩、他国に政変の情報を無償で流して、ベグニオンとの敵対を促したんだからな。しかも部下を生き残らせたいとかいう利己的な理由でだ。

 

「おおお、お待ちください!将軍さま!」

「この子は我々のため、一緒に戦ってくれたのです!」

「何卒、何卒寛大なご処置を……!」

 

 町の住民たちが地に頭を伏せ、必死に嘆願してくる。いや別に、この子他所の管轄だから直接どうこうというつもりもないんだけど……

 

「この町の人たちは普段から良くしてくれたんだ!規律は大事なのかもしれないけど、皆が目の前で酷い目に合わされるのを黙って見てるのなんて、そんなの騎士じゃない!」

「オレは聖竜騎士団の"フハイ"を変えたい!困ってる人たちを守るための騎士団にしたいんだ!」

 

「……」

 

 ……この子は俺とそう違わない。自分の周りの人たちは死ぬべきでないと思っている。そしてその優先順位が、世界の平和とか国の安全よりも上にあるだけだ。どこまでも青臭くて、非組織的。ちょっと違うのは帳尻を合わせるとか、理屈をこねるだとか、そういった技量的な部分だけだ。

 

「……ふっ」

「……な、なにがおかしいんだよ!」

 

 ふと脳裏に一案浮かんだ。

 

 整理しよう。実力は賊との実戦経験がある分、訓練兵の中でも上澄み。目上の人間にここまで直言できる素直さは美徳だが、少々義に厚すぎる。俺が使いたい飛行兵の使い方をするには、少し躾がいる。

 

 ……正規兵とはいかないが、それでも伸び代のある飛行兵を合法的に得る機会。やってみる価値はあるか。

 

「トラヴィーユ。君の教官の下までどれくらいかかる」

「え……?練兵所までなら、飛んで1時間もかからない、けど」

「少々待ってくれ。補給物資の受領を他の者に委任して、君の上官と話がしたい」

 

 行って帰るだけならほぼタイムラグなしだな。なるべく早く話をつけることにしよう。

 

 

 

 

 そんなこんなで、今後のことも考えてフォレに物資の受領を引き継がせて、自分は竜の背に乗せてもらって練兵所までやってきた。いやー早い早い。歩くのが馬鹿らしくなるね。

 

 正直聖天馬でも聖竜でもいいが、中世ファンタジーでオール飛行兵の一団を使えたら、何でも出来る気がする。使える機会は巡ってくるだろうか。

 

 聖天馬騎士団は神使派のシグルーンが譲らないだろうし、元老院派の聖竜騎士団はベグニオン軍が皇帝軍化する際、その機動力で帰国できてしまう。クリミア到達までに聖竜騎士団全体を口説き落とすのはハードル高いな……

 

「アニムス公私兵団を率いているモンテです。以後、お見知り置きを」

「練兵所教官のハインツと申します。こ、この度は、如何な要件でしょうか」

 

 責任者のハインツと名乗る男は完全に怯えてしまっている。

 

「そちらのトラヴィーユが、命令違反を犯して持ち場を離れたとの話を聞きまして」

「ははっ、事実にございます……この者には私からきつく言っておきますので」

「……訓練兵の脱走は除隊処分のはずでは?」

 

 俺が口にした途端、場の空気が一気に凍った。

 

「なっ……!?」

「し、しかし……此度は事情もあります。再度命令違反を犯さぬよう、きつく、罰則を与えますので……」

「いえ。除隊と決まっているなら除隊でしょう。この場で除隊させてください」

「アンタ……!」

「あまり渋るようでしたら、貴方も軍規を無視していることになりますが」

「アンタ、いい加減にしろよ……!」

 

 トラヴィーユに掴みかかられるが無視してハインツ教官へと視線を投げかける。

 

「……わ、分かりました。トラヴィーユは、今この時点より、除隊処分と致します」

「結構」

 

 トラヴィーユ少年は放心してその場に崩れ落ちる。

 

「トラヴィーユ」

「なん、だよ……!」

「君は命令違反を犯したが、賊と渡り合ったその武勇を評価する。君と傭兵契約を結びたい」

「ええっ!?」

 

 驚きの声を上げたのはハインツ教官だ。目を丸くしてこちらを見ている。

 

「教官。訓練中の竜騎士の給与は幾らか」

「え、えっと、月1000Gと飛竜の食費、それと寮での寝食です」

「ならばそれと同等の報酬を出そう」

 

 よかった、ポケットマネーで収まる範囲で。

 

「俺たちはこれからベグニオン中央軍と合流し、ラグズ連合と交戦する。どうだトラヴィーユ。戦で功を立ててみないか」

「……わ、分かりました。オレ、やります!」

「すぐに荷物をまとめてくれ。あまり時間はない」

 

 トラヴィーユ少年は駆け出していく。一分ほどで小包ひとつ背負って返ってきた。ずいぶんと少ない荷物だ。

 

「ト、トラヴィーユ!」

 

 俺とトラヴィーユの背に、ハインツが声をかけてくる。

 

「……気を付けて。どうか、女神様の加護があらんことを」

「……いってきます。先生」

 

 別れの挨拶を済ませ、飛竜は飛び立つ。練兵所の前に立つ教官の姿は、点のように小さくなるまでそのままだった。恐らく彼は、トラヴィーユのよき先生だったのだろう。

 

「全体的に悪くない芝居だった。上出来だ」

 

 ……そう。ハインツ教官との一連のやり取りは、事前にトラヴィーユと打ち合わせをしていた。命令違反を犯したトラヴィーユはどの道折檻、最悪除隊という結末は変わらない。ならこういう形で収めるのが、いちばん丸く収まる。

 

「なんか、先生を騙したみたいで気分悪いな……」

「事前に打ち合わせをせず、即興でやってもよかったけどな。たぶん怖くて泣いちゃうだろ」

「……」

 

 トラヴィーユが首肯する。

 

「ま。軍属で命令違反をするとこうなるってことで、覚えておいてくれ」

「……オレ、ホントに聖竜騎士団じゃなくなったんだ」

 

 悲しきかな。たぶん彼の夢は、あの場に残っていたら果たされない。聖竜騎士団が政治的な組織なら、叩き上げの無所属なんていう人間に席は残らない。今は夢から遠ざかったように見えるだろうが、回り道をしたほうがいい。

 

「俺の下で功を立てたら、俺からゼルギウス将軍なり、ヘッツェル様なりに取り立てて貰えるよう進言できる。無論いつまでも未熟なままだったら、この話はなしだ」

 

 あるいは政治的なバランスが変わる、つまりルカンを始め原作で死んだ元老院議員が消えたことで、後ろ盾をなくした聖竜騎士団が神使寄りに再編されるタイミングでねじ込むとか。

 

 ただそこまで行くと本編終了後だ。俺が回避したい戦死エンドは潜り抜けてるだろう。部下さえ生き残らせる事が出来たら、そこからはあまり政治的な動きはしたくないが……あんまり収拾が付かないようなら、火消しに自分を消させるという結末も選択肢に入るのか。

 

「モンテ将軍。オレ、がんばるよ」

 

 トラヴィーユの純粋な眼差しが少し痛い。

 

 俺も既に引き返せない所まで来ている。せめて目的を達成出来るように頑張るしかない。

 

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