この作品は時系列無視、話の流れ無視、本編を作れないための繋ぎ的な面があります。
嫌な方は無視してください。
OKな方だけどうぞ!!
××××年 3月3日
side・黒川
ある日の昼前時。
待機室へ向かっていると、整備班の待機所からリアたちの歌が聞こえてきた。
「あかりをつけましょ、ぼんぼりに~。
お花をあげましょ、桃の花~。
五人ばやしの、笛太鼓~。
今日はたのしい、ひな祭り~。」
「おだいりざまとおひなさま~。
ふたりならんで、すましがお~。
およめにいらした、ねえさまに ~。
よくにたかんじょの、しろいかお~。」
聞こえてきた所へ足を向けると、そこではリアとクリスカとイーニァが雛人形を飾っていた。
お内裏様とお雛様は既に飾っており、五人官女を着飾っていた。
「ん。どうした?」
「今日はお雛様だよ~。」
「だよ~。」
「雛祭りか。」
そう言えば、今日が3月3日だった事に気付く。
最近は忙しさのあまり、時間を忘れてしまうが、これは重症だな。
ふと、大咲達が居ない事に気づく。
どこに行ったんだ、あいつらは。
「リア、大咲達はどうした?」
「料理を作ってるよ~。」
そしてリアが色々と飾り付を新たに作り始めた。
「父さんはどうするんだ?」
「料理の方に行く。ここはお前達に任せる。」
「「「了解(りょうかい)。」」」
とりあえず大咲達の居る給仕室へ向かう。
俺は部隊の待機室である所に電話をかける。
「もしもし、黒川です。あの……。」
side・八神
朝から非番だった私達はひな祭り用の料理を作っていた。
伊隅姉妹も手伝ってくれるので早く出来ている。
お陰でもう終わりそうだ。
「亜矢、飾りつけは丁寧にね。」
「分かってる。あきらこそ、雛あられを焦がさないでよ。」
「問題ないわ。伊隅中尉、菱餅は出来た?」
「できました。」
「白酒は?」
「伊隅少尉が調達してるよ。」
「よし。」
伊隅少尉が調達すれば、全部完成ね。
もう少しかかるかと思ってたけど、意外に早く済んだわね。
まぁ、黒川が手伝ってくれればもう少し早く済んだんだろうけど、仕方ないわね。
「料理はどうだ?」
「もう少しね。少し遅かったわ。」
「そうか。なら、秘蔵の清酒を出してくる。」
「お、いいねぇ。」
亜矢が嬉しそうな顔になる。
まぁ、ちょっと気になるから心惹かれるのは確かね。
「大咲、八神。それが終わったら部屋に来てくれ。頼みがある。」
「了解。」「いいよ~。」
とりあえず、黒川の頼みを聞いてみますか。
何か面白いことを考えてるようだし。
side・リア
雛人形を飾り終えたあと、放送でお父さんに呼び出されたので、お父さんの部屋に向かっていた。
「来たか。」
お父さんの部屋に出向くと、そこにお父さんが立っていた。
「どうしたの~?」
「どうしたの~?」
イーニァが真似をすると、お父さんが少し微笑む。
最近、お父さんが笑う回数が増えて個人的には嬉しい。
それこそ、昔の顔はもっと酷かったし。
「大咲、八神、頼む。」
「「了解。」」
その瞬間、お父さんの部屋に引きずり込まれる。
何が起きたのか分からないまま、暗闇の部屋に連れ込まれた。
「ちょ、え!?」
「わ~。」
「な、なにをする!?」
side・黒川
とりあえず、部屋から聞こえる音声だけを流す。
「合法的にひん剥くわよ!!」
「ちょ!?何するのおねえちゃん!?」
「うふふ~。若い子の肌はすべすべね~。」
「リ~ア~。」
「ま、待て!!私にはそんな趣味は無い!!」
「あら、私はどっちも大丈夫よ。」
「そ、そっちの都合なんて知るか!!」
「諦めなさい。変なことはしないわ。」
「あ、あれはなんだ!?」
「うふふ~。ここか?ここか?」
「うにゅ~……。」
「大咲、何してるの?」
「楽しいこと♪」
「馬鹿やってないで、早く着付けさせるわよ。」
「は~い。」
少しして、部屋の扉が開く。
「じゃ~ん!!」
「じゃ~ん!!」
「動きづらいな、この着物は。」
中からひな祭りの着物を着たクリスカとイーニァとリアが出てきた。
うん、可愛いな。
銀髪が赤い着物に映えるな。
「似合ってるな、3人とも。」
「お父さん、ひどいよ~。こんな着物があるなんて、知らなかったよ!!」
「すまん、家にあったのを思い出して、速達で届けてもらった。」
実際、ひな祭りで思い出した代物だから、どうしようもない。
「そくたつ?」
「ま、気にするな。」
あとで剛田少尉にお礼を言っておくか。
ここまで来るのにどういう手を使ったかは知らんがな。
「じゃ、少し早いが昼食にするか。」
「「さんせ~い!!」」
リアとイーニァが嬉しそうに笑う。
「準備は出来てるわ。」
「じゃ、派手に行こう。」
「いや、大咲大尉。程々の方が良いのでは?」
「無礼講よ。楽しくしないと、損よ。」
そう言いながら先頭を行く大咲立ちを見ながら、ふと思おう。
「ま、女性のイベントに俺はいらんな。」
次は本編あげますので、期待していてください。
ではノシノシ