MUV-LUV ALTERNATIVE ACE   作:もち猫

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主人公無双回~。


第17話「仮想強襲作戦」

side・黒川

 

「各機へ、状況を伝える。」

 

網膜投影上に地図を表示する。

そして各所に青い戦術機のアイコンを表示する。

 

「1時間前に某基地から救難信号を確認した。

どうやらテロリストと覚しき武装集団に占拠されたと思われる。」

 

キーを叩き、青い戦術機にバツが付き、赤い戦術機が表示される。

 

「我々の任務は基地に稼働している敵戦力の殲滅だ。」

 

再びキーを叩き、基地の各所に赤い戦術機を表示させる。

 

「敵戦力は戦術機1個大隊と戦闘車両が1個大隊は確認できたが、それ以外は不明だ。

そしてその中にはA-6【イントルーダー】を4機を確認した。」

 

俺はA-6のデータを表示する。

海神とは違い火力が僅かに減少しているが、それでも36㎜チェーンガン×8門、120㎜滑腔砲×2門は

正面から挑むには無謀としか言い様がない。

 

「イントルーダーの火力と装甲は通常の戦術機では太刀打ちできない事は覚えておけ。」

 

36mmはもちろん、120mmですら直撃でなければダメージを与えづらい。

しかもそれが移動可能な砲台となるのだ。

脅威としか言えない。

 

『『『了解。』』』

「なお、今後の情報はCPに入る。涼宮中尉、後はお願いする。」

 

そして伊隅大尉と秘匿通信を起動する。

 

「大尉、大尉はいつも通りにしてくれ。私は反対側から単機で突入する。

異論、反論は認めん。どのみち、未亡人と不知火では機動力に差があるからな。」

『了解です、少佐。』

 

こう言う時に大尉ほどの人間はありがたい。

命令に対して異論を挟まずに居てくれるから。

 

「では、状況を開始する。」

 

網膜投影がシミュレーション起動の文字を表示する。

 

 

 

基地の南1km地点に出現すると、警戒をしていた2機のF-4Eが射撃し始めた。

 

「さて、少し鬱憤が溜まってるんだ……。」

 

俺は跳躍ユニットを吹かし、F-4E【ファントム】の後方へ跳躍しながら背部の36mmを掃射し。

 

「殲滅させてもらうぞ。」

 

再び背部の36mmで2機とも蜂の巣にする。

F-4E2機がゆっくりと前に倒れる。

そして倒れたF-4Eの管制ユニットに数発撃ち込む。

 

「さて、次だ。」

 

俺はそのままゆっくりと基地を目指す。

 

 

途中で戦車や自走砲、それに高射砲を見つけ、一つずつ120mmで狙撃していく。

正確に、そして確実に仕留めていく。

そして施設内に入るとF-15C【イーグル】3機を視認する。

他にもF-15E【ストライクイーグル】が1機見える。

どうやらF-15Eが指揮官機らしいな。

おまけに、射程圏内にA-6の姿が見える。

 

「厄介だな。」

 

F-15E相手ならまだしも、後方支援にA-6が居ると邪魔だな。

 

「さて、どうするか。」

 

ふと、警戒中のF-15EとF-15Cの足元にタンクローリーが配置されているのが見えた。

 

「賭けるか。」

 

俺は跳躍ユニットを起動し格納庫を飛び越えてタンクローリーに120mmを撃ち込む。

そして大爆発を起こし、F-15EとF-15Cの4機を大破させた。

刹那、A-6が俺に向けて120mmと36mmを掃射してくる。

俺はそのまま着地して格納庫の影に隠れる。

しかし砲撃に曝される格納庫が持ちそうにない。

 

「マズイな。」

 

俺は跳躍ユニットで後退をし、36mmの射程外に逃げる。

少しして砲撃が止む。

 

「ふぅ。」

 

とりあえず先の画像を解析する。

 

「絶望だな。」

 

A-6が2機、こちらの方を向いている画像が表示される。

しかも黒煙の向こうに戦術機が視認できる。

機種はF-16C【ファイティングファルコン】が2機、こちらに向かっている。

 

「で、どうするか。」

 

正面突破は愚行。36mmと120mmで蜂の巣決定。

迂回しようにもF-16Cが邪魔で時間を掛ければ蜂の巣。

頭をとっても他の戦術機に蜂の巣。

 

「ふ…む…。」

 

ふと、自分の突撃砲を見る。

他の戦術機と違い、銃剣を装備している珍しいタイプだ。

そして、それは突撃砲を持ったまま格闘戦が出来ると言う事だ。

 

「試してみるか。」

 

もし他のA-6がこちらを向いていたらアウトだが、その時はその時だ。

ふと、銃撃音が聞こえる。

どうやら向こうも到着したらしい。

格納庫内にあった92式多目的追加装甲を左手に持つ。

そして跳躍ユニットを吹かし、タイミングを計る為に一息つく。

 

「っ!!」

 

そして跳躍し、一気に近づく。

当然、激しい砲撃が来るが、無視する。

そのまま後方にいるA-6の射線を前方にいるA-6と重ねる。

すると後ろのA-6が砲撃を止める。

そして回避行動をしながら追加装甲で防ぎつつ、距離を詰める。

だが全て回避できず、追加装甲からはみ出た部分に被弾する。

 

「っそ!!」

 

被弾箇所が赤く表示されるが無視する。

そして120mm滑空砲をA-6の腕部に的確に命中させ、破損させる。

だが直後にA-6の120mm滑空砲が火を吹き、追加装甲が大破する。

しかし俺は止まることなく、そのままの勢いで銃剣を海神の管制ユニットに突き立てる。

 

「まずは1つ。」

 

そのままA-6を押しながら弾よけに使う。

そして、同じように海神の管制ユニットに銃剣を突き立てる。

 

「そして2つ、と。」

 

最後に管制室に突撃砲を向け、トリガーを引く。

そして【任務完了】の表示がされ、景色がブラックアウトする。

 

「状況終了。次の任務まで3分休憩。各々、シミュレーター内で好きにしておけ。以上。」

 

とりあえず今後の課題も見えてきたし、上々な作戦だった。

まぁ、リアルでは死んでもしたくないシミュレーションだったがな。

 




しかしそれにしても強いA-6。
実際、クロニクルでもそうだけど、重装甲に36mmと120mmの雨を降らせるって化物ですよね。
移動できる砲台は強い。
ACやってるとつくづく思います。
特に閉所のタンクなんぞ、2度と相手にするかー!!ヽ(`Д´)ノ
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