ぼちぼち投稿していきますよっと
呪い子の目覚め(ネクロマンサー1)
ボクの最初の記憶は、夜の森の中だった。右も左も分からないままさまよっていたことを覚えている。
(...ここ、どこだろう。見渡す限り木だらけだ。)
あたりには生き物の気配が感じられない。目に映るのはただうっそうとした樹林だけ。
(……このまま進んでみようかな)
静かな森の中歩みを進める。
1時間ほど歩いただろうか。葉が生い茂っているせいで辺りはうす暗く、今が日中なのか夕暮れ時なのかはわからない。
闇雲に歩いてもこの暗い森の中では十分な成果が見込めずに体力を浪費することに繋がる、そう考えたボクは木の上で休むことにした。地面だと獣に襲われるかもしれないと考えたから。
「...おやすみ」
誰かいるわけでもないのに、小さく声に出してから浅い眠りにつく。歩き回って疲れていたのか、些か深く眠りすぎたみたい___運ばれても起きないくらいに。
狩猟に来ていた人間に拾われた。
それが、目が覚めた時の光景からボクがわかった事だった。森の中に切り開かれたのであろうこじんまりとした村、木で作られた建物が並び、ボクはその広場のど真ん中にある檻に入れられていた。見世物のように周りには人が集まっていて、ボクのことをジロジロと見ていた。
(...キモチワルイなあ)
その不愉快な視線に、ボクの心の中で暗い気持ちが渦巻く。ボクの力ならここにいる全員を殺して逃げることが……
(いや、情報も無いこの状況でそれはまずいか。暫くは大人しくしてよ)
「手荒な歓迎で申し訳ない、この村の近くで寝ていたのでな。魔獣がやってこないよう運ばせてもらった。」
ボクのことを見ていた中で一際目立つ服装をしている人が話しかけてきた。幸い言葉は通じるようで安心した。
「いいよ、別に。でもなんで檻?」
「我々は外からくるものを恐れているからだ。だが魔女様が貴様を村に入れろというのでな。」
この村は、外界との接触を断ち、この森の中でひっそり続いてきたらしい。魔人もいるというこの森でこの村が存続することができた理由は「魔女様」と呼ばれる人が関係しているらしい。村の大まかな方針や、存続にかかわるような判断は「魔女様」と呼ばれる存在が決め、それ以外の些事や、皆のまとめ役を村長が務めているという。
「その魔女様とやらには会えないの?」
「外から来たものを魔女様に合わすわけにはいかん。今魔女様に何かあれば困るのでな。」
「へー……で、ボクはどうなるの?」
「魔女様は貴様を村に置けとおっしゃった。よって貴様はこの村で生活してもらう。」
その後、村長の家でこの世界の常識と、スキルと呼ばれる力について教えてもらった。
この世界には特別な力「スキル」の他に魔法があり、スキルを持ったり魔法を操ったりする魔獣なる者がいるという。知能を持った人型、それも人間に害をなす者を特に魔人ということも、それを束ねる魔王の存在も教えてもらった。魔王の統べる国もあるらしい。この村の近くには傀儡国ジスタ―ヴという、魔王クレイマンが納める国がある。魔王クレイマンは残忍で狡猾な魔王らしい。
数日後、ボクは与えられた家でこの世界の本を読んでいた。
なんと、村長はボクに空き家を与えてくれたのだ。初めは監視付きで村長の家の空き部屋かと思っていたのだが、村長は
「お前のような輩と家にいられるか。空き家を与えてやるからそこで過ごせ。」と言って帰ってしまった。空き家は周りと比べると小さく、こじんまりとした小屋に近い見た目をしていたが、一人で済む分には申し分なかった。
小屋の中には暮らしに必要なものは一式そろっていて、特に不自由はしなかったが、この世界については知識がなかった。だから村長に言って近辺の地図や本をもらい、軽くではあるが勉強しておくことにした。
「ルナ―!あそぼーぜ!」
「いいよ、ちょっと待ってて。」
さらに、ボクに友達と呼べる存在ができた。ボクの紫色の髪が珍しかったのか、恐る恐る話しかけてきた男の子が1人と、遠巻きにそれを見守っていた女の子が1人。今では毎日のように遊んでいる。ちなみに、男の子の名前がギネス、女の子の名前がミュウランだ。
「ルナ」というのはボクのあだ名だ。ボクの名前はルナリンドだと言ったのに、ルナの方が定着して今はもっぱらルナ呼びだ。それを心地いいと思ってしまうボクもこの村の雰囲気に染められてる。
「あたたかいな、ここは」
「ルナー?なんかいった?」
「なんでもないよ!今行く。」
こんな毎日が続けばいいな――そう思うくらいには居心地がよかったんだ。
ちなみに感想でシャドバフォロワーのリクエストがあったら採用するかもしれません。
クラスごとの見出し(ヴァンパイアなど)
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章みたいになっていた方が良い
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その話の後ろについてればいい
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何でもいいから続きかきなよ