4月から就職なので、引っ越し作業とかでバタバタしています。皆さんも春から学年が上がったり就職したりで忙しいと思いますが頑張りましょう。
じゃっこも頑張りますよ!
今回はいつもより気持ち長いかもです、それではどうぞ!
3日後。狼とゴブリンたちに名付け、後に言うリグルドショックから立ち直った俺の目の前には、山のように積まれた食物があった。
ペアとなったもの同士での『思念伝達』が可能となり、行動範囲が格段に拡がったのだとか。しかし、森の恵に頼りすぎるのも良くない。いずれ農耕や稲作なんかも仕込むことにしよう。
その後ルールを決めたり、リグルドをゴブリンリーダーに任命したりなんやかんやした後、ドワーフ族の国へと行くことになった。
持ち物は、お金と食料だ。お金の方は銀貨が7枚に銅貨が24枚。絶対大した金額ではないな。
食料の方は、3日分だけ持つことにし、残りは自給自足で補うことにした。
ドワーフ王国へ向かうルートは複数あるが、俺たちはアメルド大河を北上するルートをとった。それにしても、嵐牙狼族に進化した牙狼たちだが、速い上に疲れを見せない。さらに揺れもほとんどしないので、牙狼族のボスから手に入れた『思念伝達』を試してみることにした。さて、何から聞くかな……。
「リグル君。そういえばお兄さんがいると聞いたけど。君の兄さんは、誰に名前をつけてもらったの?」
「はい!私など呼び捨てで構いません!10年ほど前、村に魔族であるゲルミュッド様とメイシア様が訪れまして、見所があるからと兄は、ゲルミュッド様に名付けてもらったのだそうです。」
「へえ。いい兄貴だったんだろうな。」
「はい!自慢の兄でした。」
「でしたってことは…そういう事か。」
「リムル様が気にすることではありません!それに、兄だけではなく私達も『世界の言葉』を聞くことが出来ましたし、感動であります!」
そうか……なんか気まずいな。でも、ゲルミュッドとメイシアか。記憶の隅にメモっておこう。
さて次は。
「ランガよ、俺ってお前の親父さんの仇ってことになるよね?その辺気にしなくていいの?」
星型の痣とそこから生える一本角が特徴的で、偉く懐いてくれている狼へ問いかける。
「正直、思うところはあります。しかし、我等はあの時数を半数に減らし、負傷しているものも多く、降伏せざるを得なかったのも事実。この世は弱肉強食です。どのような戦いであれ、勝てば正義と心得ております。負ければ何も残らない…あの御子は見逃してくれましたが、我が主は許してのみならず、名前まで授けて下されました!感謝こそすれ、恨むような事はありません!」
俺が疑問に思っていたのはそこだ。やはりあの群れは俺たちの村に来る前、1度負けていたのだ。それをなしたのは御子という存在。
「その御子って誰なんだ?俺たちの村に来る前に戦ったんだろ?」
「顔の半分が痣におおわれ、我が主に匹敵する程膨大な魔素を持つ子供です。その瘴気の森にすむ魔物共がその子供に従っていたのであの者が主だと思うのですが、言葉を交わすことはありませんでした。」
「うん?何故だ?」
「殺された我等の仲間、その過半数は、あの子供の配下、たった2人にやられたのです。」
たった2人で……か。かなり強いな。そして、そんな強い者を配下にしているということは、その子供はもっと強いという可能性が高い。要注意人物だな。
「そうか…そいつらは問答無用で襲ってきたのか?」
「…いえ、恐らく我等が彼の者のナワバリへ侵入したことが原因だと思います。 羽虫共が警告を発していたのを覚えていますから。」
「警告を無視してナワバリに入ったら、か。
もし迂回していたら襲われなかったということか?」
「恐らく。……我等があの者のナワバリ入ったことが間違いでした。生き残った我等はそのナワバリを『瘴気の森』と呼んでいます。」
「瘴気の森、ということは汚染されているのか?」
「いえ、目印のように紫のモヤが森全体をおおっているのです。毒があるかは分かりませんが…それが瘴気のようでしたので、そのような呼称をしています。」
瘴気の森…か、もしかしたらこれから交流するかもしれないから覚えておこう。
Ж
そんな話をしながら、俺たち一行は到着した。
カナート大山脈の大洞窟を改造した天然の要塞
武装国家ドワルゴン。ドワーフの王国に到着したのだ。
門の前には行列が出来ていた。大門が開くのは軍の出入りの際のみであり、月に一度の頻度だそうだ。
両側にある出入り用の扉、一般向けである左側に並んでいると
「おいおい、魔物がこんなとこにいるぜ?」
「殺されたくなければ荷物置いて場所譲れ!今回はそれで見逃してやるよ!」
などと、意味不明な供述をしており……じゃなく、シンプルに絡まれた。悪目立ちを避けるため、俺と案内役のゴブタだけで来たのが間違いだったか?
「俺は寛大だからな、今なら許してやるからさっさと後ろに並びな!」
「クソザコナメクジな魔物の癖に、舐めてんじゃねーよ!」
「ってか喋れるスライムってレアじゃね?見世物として売れるんじゃね?」
目の前には2人組の冒険者。右側が盗賊で左側が戦士だろう。視線の向きからして恐らく他に仲間がいる、そう思って右側の男が動かした視線の先を見る。
そこには3人組がいた。目の前にいるやつの仲間と思わしき重戦士が1人、ニヤニヤしてこちらを見ている。若い騎士風の男が1人。呆れ顔だな。後は軍服を肩にはおる形で着た金髪に赤メッシュが入ったお姉さん。感情がよく分からない表情してるな。
「ククク…クソザコナメクジたと?スライム?いつから俺がスライムだと勘違いしていた?」
とりあえず煽る。ゼネコン勤務の俺にはこいつらの脅しなど屁でもない。
「どっからどー見てもスライムだろうがよ!」
うん、そうだネ。
「そうじゃないならさっさと正体見せろ!死んだ後だと言い訳もできねーぞ!」
言ったな?よし、擬態スキルを使おう。
「いいだろう…見せてやる、この俺の真の姿を!」
などと思わせぶりに叫び、抑えていた妖気を少量で放出する。周囲を確認してみると、遠巻きにこちらを見ている者数名が気付いた程度。あ、あのお姉さんもピクっとした。目の前のバカ2人には気づいた気配がない。
黒い霧が俺の体を覆い……そこに一体の魔物が出現する。黒い毛並み、ランガを上回る体躯、額の2本ツノ。
擬態:黒嵐星狼
なんかランガよりも上位なんですけど!?圧倒的な力を感じる。馬鹿共2人もこれを見たらさすがに逃げるだろうと思ったが…
「は!見た目だけ厳つくしてもかわんねーんだよ!」
「まさか俺等がビビって逃げるとでも思ったか!」
全然気づいてない!
見たら分かるレベルでヤバそうだろうよ!普通警戒すべきなのにお構い無しかよ!
「やれやれ…もういいや。面倒臭いからかかってこい!」
「へっ、死にやがれ!風刃斬!」
俺の言葉に反応した剣士が斬りかかってきた。
剣士のスキルなのだろうか、剣が発光している。だが、俺には届かなかった。俺の目の前に箱が飛んできたと思ったら、その箱に剣士が吸い込まれたのだ。吸い込んた箱はポトリと地面に落ちた。俺は何もしていないぞ?
しーん…
もう1人の仲間も、なんなら俺もポカンとして思考停止してしまった。そんな空気の中、俺たちの間に歩いてきて箱を手に取ったのはあの金髪お姉さん。箱を撫でながら、俺に顔を向ける。
「相手の力量も見極められないの?このお馬鹿さん。でも貴方達運がいいわね、私は今珍しいものを見れて気分がいいの。魔物の貴方も殺さないであげるわよ?平伏して感謝なさい。」
やばい。圧がすごい。
今の俺では勝てる気がしない。第一、あの箱はなんだ。
《解。スキルによって生み出された封印物質の様です。尚、現在『解析鑑定』が妨害されているため、詳細は不明。現時点での個体名:リムル=テンペストの勝率を推測するに、およそ2割です。》
2割!?ひっくいな!それに、大賢者の『解析鑑定』が妨害されるってヤバない?
まずい、完璧に格上だ。
必死に頭を回転させている俺に対し、お姉さんはさらに話しかけてくる。
「今回は見逃してあげるわ。次は、その小さい頭を下げる事ね。弱い貴方たちは、そうして生きるしかないのよ?」
「あ、ハイ。ご丁寧にありがとうございます〜」
とりあえず頷くしかない。営業スマイルで何とか誤魔化す。
「ハイッス!ありがとうッス!」
ゴブタ、お前いつの間に傍に…というか鼻の下伸びてるぞ。確かに美人だけど、俺はそれ以上に圧がすごすぎてそれどころではない。初めてゴブタを尊敬したかもしれないぞ。
「それじゃあね、もう会わないことを願うわ。」
そう言ってお姉さんは、すっかり縮こまった残りのお仲間を連れて去っていった。
で、残った俺たちはあとからやってきた兵隊に捕まった。え?全部俺のせい?取り調べするから牢屋来いって?
マジ?
ナハトナハトのあの箱って封印なんでしょうか・・・?
クラスごとの見出し(ヴァンパイアなど)
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章みたいになっていた方が良い
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その話の後ろについてればいい
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何でもいいから続きかきなよ