SBP~神転生者、異現世ダンジョン冒険配信にて 作:カオスサイン
EPⅠ「不良冒険者一掃」
Side唄夜
「さてと…今日は何処のダンジョン攻略に勤しむか…ってン?」
ダンジョン攻略計画を思案しているとふとある光景が目に入る。
それは明らかにガラが悪そうな数人の男連中がナンパ目的でダンジョンで助けた女子達を取り囲んでいた。
「オイ、テメエ等、嫌がっているのが分からないのか?!」
「ああん?外野は引っ込んでいな!」
ナンパ男の一人がダンジョン外では基本使用禁止されている筈である冒険者スキルを行使してくる。
俺は当然防ぎ正当防衛反撃に出る。
「先に使ってきたのはそっちだからな…<ガイアエレメント・ストライク>!!」
「んなあっ!?…」
「お、俺達は「灰銀狼」のメンバーだぞ!俺達に手を出したらヘッドが黙っちゃいないぞ!」
自然のエレメントを手に纏って発動し不良冒険者達を拘束すると彼等は苦し紛れに戯言を吐いてくる。
灰銀狼ね…不良冒険者ばかりが集まっているクランだが…実態はダンジョン探索など碌にはせず他の冒険者を恐喝して強盗紛いで戦利品を手に入れている様な連中だ。
ギルドも奴等の対応に手は焼いているようだ。
そんな屑連中共なら骨の一本や二本折られても文句は言えまい。
「ふんっ!」
「「ギャアアアア!?…」」
軽く絞め上げて黙らせる。
「!さっさと店入るよ!」
「え、ちょ!?」
「分かった」
通行人の誰かが通報したのかサイレン音を聞いた俺はナンパされていた女子達の手を取りカフェへ入店した。
「アレ大丈夫なの?」
「性根が腐りきっている様な連中の心配なんかすんな。
所で俺の事を探していたんじゃないか?」
「あ、はい…改めて御礼と折り入っての頼みがあって…」
「あ、そうなんです!実は…」
俺は刹那さん、恵凪ちゃんからクランの解散と俺とPTを組みたいという話をされた。
「ふむ…拒否する理由はないが俺は配信者だから可能な限り君達も配信に参加してもらう事になるけど…そこら辺は大丈夫そうだな」
「あ、はい勿論です!」
「私も大丈夫だよ~!」
彼女達は二つ返事で了承し晴れて俺達はPTを組む事となった。
~数日後~
「よお、こん前のお礼しに来てやったぜえ」
「こ、この人達って…」
「…」
ダンジョン攻略を一段落終えて外に出ると灰銀狼の構成員の集団が取り囲んでいた。
【げえっ!?コイツ等灰銀狼の!】
【カミタ、何かしたんか?】
【いや、それは奴等の方だと思うが 大方報復にでも来たんじゃねえか?】
【まあ只の犯罪者集団だしな…でもカミタに喧嘩売っちまうとは御愁傷様やなあ…(遠い目】
ちなみにまだ配信切ってなかったりする。
後でアーカイヴを観せてやればいい加減資格剥奪と能力封印処置はされていい筈だろう。
「もしかしてこの間は油断していたとでも?」
「そうだ!」
【図星かよ!】
【だから総力あげてきたと…でもなあ…】
【あっ…(察し】
「いけお前らあ!」
「「ヒャッハー!」」
「有象無象共が…かかってこい!君達は下がっててくれ」
「う、うん」
「了解」
恵凪ちゃん達を下がらせて俺は臨戦態勢を取る。
とその前にアイテムボックスから鉄製のグローブとシューズを取り出し装備する。
「俺のこの手が真っ青に包まれる!必殺<マリンネスフィンガー>!!」
「ぷげえ!?…」
「俺の脚が疾風の如く包まれる!必殺!「ウィンドストライク」!!」
「「ぶべげべえー!?…」」
襲い掛かってきた奴等の一部をエレメンタルパワーを纏った技でブッ飛ばす
「こ、こんな馬鹿な!?…」
「ひ、怯むな相手はたった一人だぞ疲弊させちまえば!」
「まだ向かってくる気か!ならば仕方無いよな!…」
まだこの状況で勝てると思い込んでいる連中に特大の絶望を与えてやろう!…うっかりイ○スが降りてきた俺はエレメンディアブレードを突き刺す。
「「死に曝せえやああああー!」」
「フッ!…」
「「!?」」
「なっ、何…!?」
顕現させたエレメンディアのその巨体に奴等の放ってきた魔法は弾かれ恐れおののく。
「あ、あああああ!?」
「あんなのに勝てる訳がねえ!?に、逃げろおー!」
「あ!?お前等…」
「一人たりとも逃がさねえよ!<ガイアエレメントクラッシュ>!!」
「「うぎゃああああー!?」」
流石に勝てないと逃げ出そうとした奴等だったがそうは問屋が卸さない。
大地を分断し逃げ道を塞ぎながら衝撃も与えると奴等は呆気無く気絶した。
これで灰銀狼は事実上壊滅の一途を辿るだろう。