主人公がボーダー隊員とわちゃわちゃするだけ 作:シールドを信じろ
本日は太刀川隊室の掃除を行う日だ。以前は京介が手伝ってくれたが、玉狛に移籍した上に、新しく入って来た唯我はボンボンで、掃除スキル持ちが俺1人になってしまった。
まあ、あの4人は別に部屋を積極的に汚す訳じゃない。4人合わせて仁礼ちゃんより汚す割合は低い。いやこの場合仁礼ちゃんが高すぎるのかも...
と、そんな事を考えながら隊室に向かっていたら...
「...あっ」
「ッ!」
っべー...三輪隊にバッタリ出くわしてしまった。凄く気まずい。いや別に俺は三輪隊...というより、三輪に対しての悪感情なんて1ミリももってないんだが...
当の三輪は...
「...元気か?三輪。...まあ、その睨みの力強さから考えて元気そうだけど...」
「黙れ
「さいですか...」
この有様だ。確か以前の侵攻で姉を失って以来近界民を憎む様になったとか。
まあ普通に理解出来る感情だけど、だからって味方にも憎しみぶつけてたら疲れそうなもんだけどな...?
「...鼻☆塩☆塩」
「しない」
「返事はしてるやん...」
「...」
「黙るやん...?」
「...くくっ」
「笑うな米屋」
う〜ん。会話困難。どうしたもんか。
「近界民は全て敵だ。どうせお前も、この星を狙っている薄汚いハイエナに違いない」
「...それは聞き捨てならないな、三輪」
と、睨み合い(俺は一切睨んでないけど)をしていた俺達に、奈良坂が割り込んで来た。
「三輪。お前は俺の隊長だ、大抵の指示には従う。お前の近界民を憎む気持ちにも理解を示そう。だが俺の、俺達の
「奈良坂...」
「...」
奈良坂、お前俺の事そんな風に見てたのか。いつも良いように使ってくるくせに。
そしてその言葉を受けた三輪は、驚いた様子...では無いな。知ってたんだろうか。知って尚、俺も三輪の憎悪の対象なのか。
まあ迅も玉狛も嫌っている様だし、近界民という存在が憎いんだろう。
だが俺は、俺達は近界民であっても味方であり、憎む必要は無い。そうコイツに信じて貰う必要がある。そうでなければ、コイツはお嬢様を傷つける可能性が無いわけじゃない。もしそうなったら...
「なあ三輪」
「なんだ、近界民」
「少し、本当に少しでいいから俺の話を聞いて欲し」パァン!
「「...は?」」
三輪と俺の声がリンクする。何をされたか分からない...いや、俺のトリオン体が崩壊を始めているから、攻撃をされた...?ヘッドショット...?
俺の体は攻撃の威力に寄って右側に転倒を始めていた。という事は左から攻撃を受けたという訳になる。そうして、俺は下手人の姿を目にする。奴は自分が仕留めた癖に、青ざめた顔でこちらを見ていた...
「...たいちィィィィ!」
「す、すいません〜!?」
「うう...本当にごめんなさい」
「別にいいよ。むしろ太一に罰則が無くて良かった」
「本当に...!ウチの太一が...!」
「ああ今ちゃん。そんな深く頭下げなくても」
「ちゃん付け!?」
「うわびっくりした」
翌日。ベイルアウトさせてしまった事、ベイルアウトしたその足で太一への罰則を上層部に交渉して事故として処理して無くしたお礼を支部をあげて行いたいという事で、招待を受けていた。
「しかし...お礼と言っても何をするんです?別に無くても...」
「私が料理を作るのが一番のお礼になるて柚宇が」
「お願いしますっ!」
「そんなに食い意地張ってるのね...」
いや、これは食い意地というか、噂の絶品料理を食べたいのだ。だって2話連続で劇物食ってるからさ...!
うん?2話ってなんだ?
「あっ!そう言えば!」
「うん?どうした太一?」
「三輪先輩が平後園先輩に近界民って言ってましたけど、平後園先輩って近界民なんすか?」
「「「...え?」」」
あーもうめちゃくちゃだよ。
この後いっぱい弁明した。
・実は近界民 ひごぞの
高いトリオン能力と、適合者の少ない黒トリガーに適合したので、アリステラ王家直属の近衛兵に最年少で抜擢された天才。奈良坂は第一次で平後園に本人含めた奈良坂一家の命を救われている。
誤字ヤバいな、俺...