名探偵コナンとフランドール   作:アサシン・零

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更新は不定期です。第1話の更新が少し遅れます。


黎明
第1話「フランドール登場」


 

「はぁはぁ、お姉様消えてしまった。というかはぐれてしまった。おまけに咲夜も美鈴もパチュリーもいない。頼れる人がいない。まずはここがどこか確認しよう。どっかの裏路地みたいだけど..................。」

 

フランドールは汗をかきながら走る。その理由はこいしと遊んでいたが誤って幻想郷の外に出てしまい、ヴァンパイアハンターに追われていたところを逃げてきたのである。それでなんとなく裏路地に入ったらこの有様。

 

「うーん。眩しい。外のようね。あれ?裏路地が消えている。これじゃ帰れないわね。おとなしく交番に行って助けてもらいましょう。」

 

フランドールは歩き始める。どうやらここはフランドールの住んでいた世界の日本とは全く違うことに気づく。しかし、いてもたってもいられず交番へ来た。

 

「ごめんなさい。夜遅くにすみません。フランドールと申します。警察官さん助けて。私、遠くから来たけど戸籍が無いの。どうすればいい?」

 

交番に駐在する警察官は答える。

「フランちゃんでいいのかな?年齢はいくつ?」

 

フランドールは危うく年齢を言いかけたが自分は吸血鬼であり、相手は人間である。年齢は吸血鬼と人間の差には100年単位や50年単位を使うのでフランドールはこう答えることにした。

 

「それが分からないです。産まれた土地も分からない。ルーマニア出身ではあるけど............なので新しく戸籍を作りたいのとあと、お金を稼ぐ働き口や何かお店の場所とか知りたいです。そもそもこの町って初めて来たけどどういう町なの?」

 

警察官はしばらく黙ったがこう答える。

 

「おそらく戸籍は区役所に行けばいいと思う。働き口はバイトでも探すしかないけど、単純にハローワーク行って相談してもいいと思うよ。あとここは米花区米花町でおそらく市役所の名前は米花区役所。ハローワークの名前はハローワーク米花になると思う。でも年齢が分からないんじゃ、ちょっと戸籍を作るのは難しいかも..............フランちゃんに肉親者はいる?」

 

フランもしばらく考え込んで黙っていたが

「お姉様がいるけど、連絡先は分からない。あとお姉様の名前はレミリア。あとレミリアは既婚者で肉親ではないけど義兄様にアレクシス。あと死亡した父と母がもっとも近しい肉親ではある。」

 

「分かった。連絡先が分からないんだろうけど教えてくれてありがとう。身分証明とか学校先分かる?」

 

「学校先は分からない。身分証明に使えそうなものもないわ。」

 

実際には幻想郷の寺子屋がフランドールの通う学校にあたるのだがそれは幻想郷にあり、そもそも存在が知られていないということ。そして通うといっても寺子屋自体が不定期あるし、その先生である慧音先生は和紙を使ってそれぞれ問題プリントを作っている。これは現代の日本からすれば技術が発達していないため、PCを使えないことになる。つまり答案に時間がかかるのである。一応、幻想郷でも東風谷 早苗や義兄様がPCを持っていたがあれでも普及率はまぁまぁである。おまけに幻想郷ではWi-Fiが使えない。なので幻想郷ではPCはWordやExcelなど作業用に主に使われているのだがフランも義兄様にお願いしてPCを何回か触った事はある。

 

「分かった。今日は夜遅いからここに泊まって。明日、市役所とハローワークの場所を案内するよ。」

 

ちなみにフランドールの年齢は495歳。これは人間の年齢に換算すると14歳ぐらいである。なので交番は14歳の少女フランを保護する目的で交番に泊まらせた。フランはレミリアなどの連絡先は知らないため、交番の人も当然、知らず、返す当てもない。

 

そしてフランの米花町暮らしが始まったのである。工藤 新一がコナンになるまで約1年前である。

 

翌日

 

「米花区区役所はここだよ。米花町1丁目1番の1号にある。そして隣のビルが警視庁と警察庁になるね。ハローワーク米花はその米花区役所を南に曲がったところにある。ハローワーク米花の住所は1丁目2番3号にある。」

 

「分かったわ。」

 

「じゃあ、フランちゃん。君はおそらく14歳なのだろうけど正確な年齢が分からないのではダメだ。それにバイトは中卒した人にしか分からない。君は15歳ということで区役所に登録しよう。」

 

交番の警察官は一息つき再び話し出す。

 

「印鑑はないからルーマニア語か何かのサインが必要だけどいいかな?」

 

「私は構わないわ。」

 

米花区役所にフランと交番の警察官が引率で入る。

だがフランドールは日本独自の綴のため、フランシスやフランソワに名前を変える必要性があり、フランドールはショックを覚えながらもルーマニア語で自分の名前をこう署名した。

 

「Francis Maria Scarlet(フランシス・メアリー・スカーレット)」。

 

「おめでとうございます。フランシス様、貴女は米花区民の1人として登録されました。」

 

米花町区役所の女性が言う。

 

あとは戸籍謄本も作った。戸籍謄本を作るにはお金がかかり、それは警察官が貰った6500万円の貯金から切り崩して使った。

 

そしてフランドールは自身の父と母の名前を記載する。

父「Barzaila Augustus Scarlet(バルザイラ・アウグストゥス・スカーレット)」

母「Lunamaria Deirdre Scarlet(ルナマリア・ディアドラ・スカーレット)」

 

続いて姉であるレミリアには

 

姉「Remilia・Luna・Scarlet(レミリア・ルーナ・スカーレット)」とその既婚者であり、フランの義兄である

姉夫「Alexis・Eltshan・Scarlet(アレクシス・エルトシャン・スカーレット)」の名をサインした。

 

そしてフラン自身は米花町の綾武荘というアパートで暮らした。こうしてフランの米花町暮らしが幕を開けたのである。

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