名探偵コナンとフランドール   作:アサシン・零

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第2話「フランドール中学校に通う」

フランドールはアパート綾武荘に住み着いた。ここはフランドールが駆け込んだ最初の交番の住所に近く、何より大家さんと交番の人が親しいため、大家さんの取り成しで住んでいた。

 

フランは吸血鬼族と人間族のハイブリッド。ハーフ。クォーター。ダブル。色々な呼び方はあれど吸血鬼族と人間族の間にレミリアよりも数百年遅れて誕生した。吸血鬼族と人間族のハーフということで本来吸血鬼族にあるものは色々、耐性がついてしまった。ニンニクは食べれるし、水も平気だ。十字架で消えることもないし、ましてや日光で弱体化することもない。

 

レミリアとフランの父であるバルザイラは吸血鬼族だったが母であるルナマリアは人間族だった。父であるバルザイラは母を見るとすぐに喉の渇きが飢えてくる。そのため、父はよくトマトジュースや数年に一度だけ外出して人間族の血を頂いていた。

 

レミリアとフランはまだ幼年の吸血鬼のため、できる限りトマトジュースで栄養が補給できるが同時に血に含まれる鉄分が欲しいがために人間の料理を食べることもある。

 

実は吸血鬼は点滴の栄養を受け付けないが血液ストックの栄養は受け付ける。ただしレミリアとフランはその例外である。

 

「はぁはぁ、羽が効かないわね。」

 

吸血鬼は空を飛ぶときはハンドグラインダーの要領で空を飛ぶことができるがフランは数分前から加速しても空が飛べないため、魔法で翼を消した。

 

フランは在日ルーマニア人として米花町に暮らしている。そのため補助金や支援金が永住するまで発生する。あくまでも滞在ということでルーマニアのシギショアラにも戸籍を用意してもらい、滞在ビザを取得した。

 

「さて次はどこを散歩しましょうか。」

 

「ここは米花駅ね。」

 

「ふむふむ。山手線みたいな環状線だけど私鉄が運行しているのね。そういえば山手線よりも大阪環状線にダイヤ形態は近そうね。」

 

実際に山手線よりも大阪環状線の方がややこしい。阪和線に直通したり、あまり少ないが東海道本線にも直通したり、おおさか東線に直通したり、福知山線に直通したりするのでややこしい。更に普通や快速や急行だけでなく特急や新快速などそのバリエーションは多岐にわたるため、大阪へ行く際は迷うそうだ。

 

「ホームは島式3面6線かしらね。地下鉄もあるわね。これはアクセスが便利そう。」

 

「東都高速鉄道の東都環状線と呼ぶのね。覚えておこう。」

 

今、フランが行っているのはアクセス先や避難場所の確認である。実は名探偵コナンの世界では洪水よりも爆発の方が多いため、それで海のほうにも避難場所があったりする。

 

「へえーここが東都タワーね。入ってみるとしましょう。」

 

「入場料は学生800円か。安いわね。」

 

「でも私、まだ学生じゃないけど。まぁ大人でもないから。大人代の1700円を払うこともできないし。学生料で払いましょう。」

 

エレベーターを使って上に上がる。

 

「いい景色ね。お姉様や咲夜や、美鈴、パチュリーなどは元気かしらね。」

 

「御父様と御母様がヴァンパイアハンターであるアンリに殺されたあの日、私とお姉様の幸せな暮らしは潰えた。」

 

「お姉様に育てられた分、私がしっかりしなくては。」

 

フランはエレベーターで1階に降りる。

 

「ふう、私って今、学校行っていないわよね。」

 

「チルノ、ルーミア、大妖精、リグルなどみんな元気かな.............。」

 

「そうだ。明日、そこの帝丹中学校に見学しに行こう。」

 

「お姉様や義兄様に色々教わった知識はあるけど、学校さすがにこの歳で行かないと怪しまれるわね。」

 

・翌日・

 

「始めましてフランです。」

 

「君かうち帝丹中学校に転入したいという女子は。」

 

「そうです。」

 

「君、国籍はルーマニアなのか。」

 

「ええ、ですが日本語喋れますよ。」

 

「もちろんルーマニア語もね。Ești chemat de Dumnezeu și de adevăratul Dumnezeu.」

 

「OK.................。じゃあ、今日から私の方で手続きしておくよ。私の名前は木村 康次郎。ここ帝丹中学校の校長だよ。よろしくフランちゃん。」

 

「分かりました。こちらこそよろしくお願いします。」

 

「君は15歳だから...........君の教室は3年A組だ。よろしく。」

 

・3年A組の教室・

 

「皆さん今日からいきなりですが転入生です。」

 

「ええーーーー」

 

教室内に木霊する声。

 

「入ってきて。」

 

ガララという戸を開く音がしたと思ったら

 

「フランシスです。フルネームはフランシス・メアリー・スカーレット。ルーマニアのシギショアラに住んでいましたが父と母は死に至り、姉がいますが連絡が取れません。私はルーマニア人で今は在留しているだけですがいずれ永住権を獲得します。」

 

とするとフランに向けて担任の先生が言う。

 

「私の名前は躑躅森 楓と言います。フランさん。ようこそ3年A組へ!!」

 

そして続けて

 

「森田さん。青木君。フランさんは隣の席です。仲良くしてください。」

 

森田さんと呼ばれた女子はこう言った。

「はい。分かりました先生。」

 

青木さんと言われた男子はこう言った。

 

「先生はお疲れでしょうから少し職員室でお休みください。自己紹介を生徒全員フランさんにしてあげます。」

 

「ええ、青木君、あなた学級委員長で生徒会長だからよろしくね。」

 

フランは朝に校長先生である木村と話し、5時間目のHR(ホームルーム)で登場した。6時間目もその日、3年A組の時間割は自己紹介と書いてあり、フランを歓迎しているのが分かる。

 

名探偵コナンの主人公である工藤 新一はこの時は帝丹高校1年生。つまりフランとはほとんど差がない。1年1歳差であるのだが後に工藤 新一は理由あって江戸川 コナンとして生きていくのである。

 

 

「オイラは西村 宏行。」

 

「俺は田中 春樹よろしく。」

 

「俺は大森 将吾。」

 

「私は森田 美穂。」

 

「僕は青木 俊也。よろしくね。フランちゃん。」

 

「こちらこそよろしくね。青木君に大森君に田中君に森田さん。」

 

こうしてフランは帝丹中学校に編入し、工藤 新一とそこまで年齢が変わらず生きていくのである。そしてフランは中学生の仲間たちと一緒に大志を抱いて進路に邁進するだろう。

 

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