名探偵コナンとフランドール   作:アサシン・零

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第4話「フラン、ルーツを確かめる。」

どうやら喫茶店ポアロの話では義兄様とお姉様は現在、シギショアラに住んでいるようだ。非常にありがたい。ただ使用人である咲夜や居候のパチュリーは紅魔館に置いてきたようだ。

 

私はすぐさまルーマニアに向かうことにした。ルーマニアと日本には直通交通便がないため、羽田国際空港からドバイ国際空港にドバイからルーマニアに向かうため、乗り換える。所要時間は11時間だが時差があるため国際線には所要時間はあまり気にしないほうがいい。

 

幸いにも役所による支援金は80万円給付で3000万円にも上っていた。そして昨日、アレクシス義兄様から3億7000万円をお小遣いとして貰ったのとあと10000レウ(※ルーマニアの通貨)ついでにルーマニア行きのチケットを貰った。

 

為替は10000ルーマニア・レウは日本円で31万9千375円。

 

義兄様曰くレミリアとシギショアラで待っているとのこと。義兄様は賢い。いつも用意してくれている。あの人の能力は鎖をすべる程度の能力だがそれが覚醒しているため、無限にどの国の本物の金銭も硬貨も紙幣も生み出せる。

 

それを財源に紅魔館の食い扶持を支えている。元々、スカーレット家の執事だということもあいまって咲夜より有能性が垣間見えることがある。だが義兄様の話しではシギショアラに住む間は庭師がいるそうだ。名前を「Artoria・Reinhard」(アルトリア・ラインハルト)。挨拶しなさいとのことなので用心しなくては。

 

アンリ・コアンダ国際空港。ルーマニアのブカレストにある国際空港だ。これから鉄道でシギショアラに向かいたい。アンリ・コアンダ国際空港がある街は「Otopeni」(オトペニ)「București」(ブカレスト)の郊外にある小さな街だ。

 

私は「Baloteşti」(オトペニ)駅から一回「Bucharest North」(ブカレスト北)駅に向かう。そこから乗り換えてシギショアラに向かうのだ。

 

ルーマニアは唯一、スラヴ文字でなくラテン文字を扱うローマ人らの子孫だ。かくいう私もルーマニア人なのでローマ人とダキア人の血を引いている。

 

シギショアラまでは7時間かかるがこれでも速い。日本では都市と都市が密着して都市が平野部に集中し、地方にはローカル線が都市と都市には新幹線や在来幹線などがあるため、日本はまた別の意味でベクトルが違う。

 

シギショアラ駅に着くと義兄様とお姉様であるレミリアが待っていた。

 

「Soră mai mare!!」(お姉様!!)

 

「Bine ai revenit, Fran.」(おかえりなさいフラン。)

 

Mulțumesc, cumnate, că ai venit în ciuda programului tău încărcat.(義兄様もお忙しい中、来てくださりありがとうございます。)

 

 

「Bine ai revenit, Fran.」(おかえりなさいフラン。)

 

「Să mergem acasă?」(家に帰りましょうか?)

 

「Așa este, Remilia. Azi e petrecerea!!」(そうだね。レミリア。今日はパーティーだ!!)

 

「Fran, acum că mă gândesc, am vorbit despre asta ieri.(フラン、そういえば昨日話したことだけど。)

 

「???」

 

「Nu ai spus nimănui, nu-i așa?」(誰にも話していないよな?)

 

「Da, nu am spus nimănui.」(ええ、誰にも話していないわ。)

 

「Înțeleg. Este un secret de top că nu suntem oameni, ci vampiri.」(そうか。俺達の正体が人間族ではなく吸血鬼だということはトップシークレットだ。)

 

そう、義兄様も私達、姉妹と同じく赤色の眼をした吸血鬼なのだ。口から見える長い白い綺麗な犬歯が歴戦の吸血鬼族だということを物語っている。銀髪のクシャクシャした特徴的な髪型は同じだ。

 

我ら姉妹と違って義兄様は純血吸血鬼族で太陽光で弱体化し、ニンニクの匂いが苦手で人間の生き血をいただく時にはトマトジュースで代用する。テクニカルでテクニシャンな義兄様はマジックや機械仕掛けや謎ときが好きだ。

 

PCと目を凝らしながら作業できるのは義兄様の世渡り上手が現れている。義兄様は双剣が武器で剣術を何度も指南してくれた。義兄様はその一方でキリスト教プロテスタント派教徒で御年956歳。

 

私はそんな義兄様であるアレクシス(ラテン語名ではアルトリウス)と実姉であるレミリアに育てられたのだ。この滅亡寸前の吸血鬼族の未来を担うのは義兄様でもお姉様でもなく私なのだと。

 

義兄様曰く

 

「おまえの能力が覚醒したら国家を滅ぼすほどの力になるだろう。それを恐れてはいけない。それはおまえの宿命の力だと私は思う。」

 

私は義兄様とお姉様の役に立てるだろうか。あのデットリーブラッド・ヴァンパイア(純血の吸血鬼)である義兄様が言うのだから相当、私の実力を買ってくれているのは分かるが。

 

 

「Fran, ce sa întâmplat?」(フランどうした?)

 

「Cumnat, nu-i nimic.」(義兄様、なんでもないわ。)

 

「Înțeleg. Trebuie să fi fost obosit de călătoria lungă. Camera ta este la sud.」(そうか。長旅で疲れたのだろう。おまえの部屋が南にある。)

 

「Fran, te rog nu te împinge prea tare.」(フラン、くれぐれも無理しないでね。)

 

お姉様まで心配された。二人とも大切にしてくれているのがとても分かる。南の部屋に向かうと棺桶があった。私達、吸血鬼は棺桶がベッドなのだ。私は寝間着を用意して寝る。

 

翌朝、私の部屋には本棚があり、たくさんの推理小説が置かれていた。特にイギリス作家コナン・ドイルのシャーロック・ホームズは私からみてもかなりの良作だ。

 

私はお姉様と義兄様の元まで向かう。

 

「Bună dimineaţa. Fran.」(おはよう。フラン。)

 

 

お姉様が挨拶してくれる。

 

「Bună dimineaţa. Sora mai mare.」(おはようお姉様。)

 

私もおはようと挨拶を返す。義兄様は仕事があるので先に出たようだ。

 

「Dacă mă gândesc bine, azi este luni.」(そういえば今日は月曜日か。)

 

「Fran, mă duc în țara ta data viitoare.」(フラン、私は今度、あなたの国に行くからね。)

 

そういえば家庭訪問があるんだった。レミリアは笑みを浮かべながら紅茶を飲んでいた。

 

今日はどこか出かけようかな?

 

 

 

 

 

 

 




※ルビが正しく機能しなかったのでとりあえず()で代用。
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