特急「草津」湯煙上州路ゆうぽむの温泉旅行
上野駅
「歩夢、早く、早く。」
侑は言った。
「これに乗るんでしょ。」
「違うわよ、これは新特急「水上1号」水上行、私たちが乗るのわ新特急「草津1号」よ。」
「そうか。」
「えーと、私たちはここね。」
「歩夢と一緒に温泉へ行けれるなんて夢みたいだよ。」
「本当ね。」
ファーン!
7時20分、歩夢と侑が乗った特急「草津1号」は定刻通りに上野駅を発車した。
「温泉か、久しぶりに行くわね歩夢と一緒に行くのは。」
「うん。」
そこへ、車掌がやってきた。
「はい、切符。」
「どこまで行くんですか。」
「伊香保温泉まで」
「渋川に到着するのは9時03分ですよ。」
「ありがとう。」
「偶然だね。」
「あなたも乗っていたんですか。」
「ええ。」
「温泉へ行くんですか。」
「ええ、伊香保温泉にね。」
「なるほど。」
「せっかくだから、群馬を観光してきたら。」
と、伊藤は言った。
「ええ、早速行ってみるわ。」
「おう、ケンボウ。」
「遅かったな。」
「ああ、ちょっと用事に行っていてね。」
9時03分、侑と歩夢が乗った新特急「草津1号」は渋川に到着した。
「じゃあ、私たちは早速観光してくるわ。」
「では、伊香保温泉で。」
「ええ。」
そして、歩夢と侑は富岡製糸場へ向かった。
富岡製糸場(とみおかせいしじょう、Tomioka Silk Mill)は、群馬県富岡市に設立された日本初の本格的な機械製糸の工場である。1872年(明治5年)の開業当時の繰糸所、繭倉庫などが現存している。日本の近代化だけでなく、絹産業の技術革新・交流などにも大きく貢献した工場であり、敷地を含む全体が国の史跡に、初期の建造物群が国宝および重要文化財に指定されている。また、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産として、2014年(平成26年)6月21日の第38回世界遺産委員会(ドーハ)で正式登録された。時期によって「富岡製糸場」(1872年、明治4年から)、「富岡製糸所」(1876年、明治9年から)、「原富岡製糸所」(1902年、明治35年から)、「株式会社富岡製糸所」(1938年、昭和13年から)、「片倉富岡製糸所」(1939年、昭和14年から)、「片倉工業株式会社富岡工場」とたびたび名称を変更している。史跡、国宝、重要文化財としての名称は「旧富岡製糸場」、世界遺産暫定リスト記載物件構成資産としての名称は「富岡製糸場」である。
「へぇー、文化遺産なんだ。」
「そうよ。」
そして、南達は。
「へぇー、歩夢ちゃん達は伊香保温泉に」
「うん、今日7時の特急「草津」に乗って富岡製糸場へ行って伊香保温泉で1泊してそして軽井沢へ観光するそうだ。」
「伊香保温泉へ行って軽井沢へ行くのか。」
「楽しそうだな。」
ほぼ同じころ。
9時41分、新特急「水上1号」が終着の水上駅に到着した。
「どうしました。」
「大変なんです、人が死んでるんです。」
「何だって。」
暫くして、警察が到着した。
「はい、公安特捜班、何、新特急「水上1号」の車内で男性の死体が発見された。」
「えっ。」
「名前は、内海正彦、分かりました早速こちらでも調査いたします。」
と、電話を切った。
「おいっ、特急「水上1号」の車内で男性の死体だ、群馬県警の捜査協力の要請だ。」
と、高杉は南と高山にメモを渡した。
「早速、当たってみます。」
そして、南と高山は捜査を開始した。
「えっ、前橋の実家に行くと言って出かけた。」
「はい、7時頃に特急に乗って前橋へ行く途中だったんですね。」
「ええ。」
「なるほど。」
「と言う事は、新前橋へ行く途中で何者かに殺害されたって事か。」
「ええ。」
「早速、水上へ向かってくれ。」
「わかりました。」
早速、南と高山は群馬県警と協力して捜査を行う事にした。
「ご苦労様です。」
「鉄道公安隊の南です。」
「同じく高山です。」
「僕は群馬県警の山村です。」
「被害者の内海の死因は。」
「死因は恐らく心不全てではないかと。」
「主任、注射紺があります。」
「あっ、本当だ。」
「やはり、毒殺と思われます。」
「ほう、なるほど、すると犯人はそこから乗車してそこから特急「草津」に乗った可能性があるんだね。」
「ええ、その可能性が高いと思われます。」
そして、翌日。
「えっ、男が途中から乗ってきた。」
「ええ。」
「どのあたりか覚えているか。」
「そうね、そこまではね。」
「そうか。」
そして、捜査会議が行われた。
「被害者の内海は特急「水上1号」に乗っていたんです。」
「ほう、なるほどね。」
「わかったのか、犯人はどうやって殺害してこの特急「草津1号」に乗り換えたんだね。」
と、山村刑事は言った。
「実は、犯人は最初から上野から特急「草津1号」に乗っていたんですよ。」
「えっ。」
「高山、それは本当か。」
「犯人は、大宮で特急「水上1号」に乗り換えて高崎で特急「草津1号」に乗り換えたんですよ。」
「なるほど、すると犯人は大宮で特急「水上」に乗り換えて高崎で乗り換えたんだな。」
「その通りですよ。」
「それで、犯人はわかったんですか。」
「ええ、この方法で殺害できるのは安達謙二郎さんだ。」
と、高山は言った。
「そうか、乗り換えてまた乗り換えて利用したんだよ。」
「そうか、犯人は大宮で下車して内海を毒殺させて高崎で特急「草津」に乗り換えたんだな。」
「南さん、そう言えば私と一緒にその男が大宮で降りる所を見たわ。」
と、歩夢は言った。
「えっ、君、それは本当なのか。」
「うん、確か乗ったのは高崎辺りよ。」
「多分、私はここから見たわ。」
と。侑は言った。
「時刻表で見ると、大宮には7時45分で特急「水上」に乗り換えて忘れ物を取りに行くと言って乗り換えたって事か。」
「ええ。」
「安達は、忘れ物を取りに行くと言って内海を殺害した。」
「そうか、犯人はそれを利用したんだな。」
「ええ。」
「それで、その安達は。」
と、高杉は言った。
「おそらく、軽井沢へいるよ。」
「うん。」
そして、南と高山は安達がいる軽井沢へ向かった。
「これはこれは、何で鉄道公安隊がここに。」
「あなたが事件の犯人なんですよ。」
「おい、何を言い出すんだよ。」
と、安達は南と高山に言った。
「あなたは最初から特急「水上1号」に乗っていたんですね、そして高崎で特急「草津1号」に乗り換えて伊香保温泉と富岡製糸場へ行っていたんですから。」
「何。」
「歩夢ちゃんと侑ちゃんが証言してくれましたよ。」
「ふっ、よくぞ見破ってくれたな。」
「さぁ、もうすぐ警察が来るよ。」
3分後、群馬県警のパトカーが到着し、安達は逮捕された。
「これで、事件は解決だね。」
「ええ。」
ご意見・ご感想をお願いします